ハンガロリング・サーキットで第10戦目.
予選では圧倒的な強さをみせつけていたメルセデス2台だったが、
決勝では珍しくミス続出で表彰台に登れなかった.
予選はQ2のF.アロンソの印象的なシーン.
ピットレーン入口でストップしてしまったマシンを
独りで押してピットまで戻ろうと懸命の姿を見せてくれた.
Q2予選はこれで赤旗中断.途中でマーシャルも手伝ってしまったので
結局アロンソはQ2は走れず、グリッドも15番にされてしまったのだけど、
レースへの執念というか、スポイルされる要因が多い中でも、まだまだ
“やる気”を見せてくれたのが妙に嬉しかった.
そのやる気のせいか、F.アロンソは決勝も5位をゲット.今季最高位.
同僚のJ.バトンも9位入賞でポイントを稼いだ.
トラブル続きのメルセデスを尻目に漁夫の利?を得たのはフェラーリ.
タイヤに厳しいレースで跳ね馬が強いというのは今年の定評だが、
スタートから、メルセデスの2台を抜き去り、しばらくはS.ヴェッテル、
K.ライコネンの1,2状態が続いた.
後半でK.ライコネンが電気系のトラブルでパワーを失いリタイヤしたのは
つくづくも残念.ライコネンは今年はかなり運に見放されている感あり.
1周目からトップを走り続けたS.ヴェッテルが優勝.
表彰台でも、先週惜しくも亡くなってしまったビアンキの追悼を
フランス語でしゃべっていた.鈴鹿の事故から9ヶ月、残念な事だった.
彼への黙祷となる一勝として心に刻みたい.
この後F1サーカスは4週間のバカンスに突入.
8月末のスパまで、HONDAのメンバーには猛烈に仕事してもらいたい(笑).
日本人にはバカンスは無用なのだぁ.
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