Yahooブログ終了に伴う難民です.引越してきました.
さて,今日はドイツGPの決勝.
ライコネンと復活気配のホンダに期待!
さて前回に続き,92年のホッケンハイム
で観た珍事を一つ.
1コーナーを出た立ち上がりショートストレート
の観客席で決勝レースを観た.
レースはマンセルの独り舞台でポールtoウィン.
この年のキヤノン・ウィリアムズ・ルノーは強かった.
アイルトン・セナはマルボロ・マクラーレン・ホンダを
駆って大健闘の2位だった.
が,あとのコメントによるとマシンセッテイングが
うまくいかず,振動がひどかったらしい.
マンセルに続きゴールラインを通過して,
普通はもう一周して車検場へ…が普通なんだけど,
1コーナーを回ったら,セナは
観客席の目の前でサンドトラップに車を止めちゃった.
あわてて車から降りるとまもなく四つんばいになった.
セナが吐いてる….
観客席のドイツ人達も唖然・・・.
思わず副長もシャッター切るの忘れた.
このあとがさすがセナ.
パッパッと足で砂をかけると,
勢いよく片手を挙げて,観客席へあいさつ.
ドイツ人観客全員(副長も)スタンディングオベーション.
写真は,そのあと拍手喝采の中をパドックに戻っていくセナ.
酔うんですねー,F-1パイロットでも(笑)
今週はドイツF-1GP
土曜の予選は久々に
キミ・ライコネンのポールポジション.
久々に血湧き肉躍るな(笑)
ライコネンは好きなタイプのパイロット.
クールと言われるが,冷静な熱血漢…と思っている.
ここ一発の集中力が出るときは決して裏切らない.
もっともこのところ,マシンがここ一発の集中力を
ひきだしてないけどね(笑)
マクラーレンは好きなマシン.
先進のアイデアを綺麗にデザインするよね.
ここ数年の黒と銀の色使いも素敵だ.
今年の赤色の使い方はちょっといけてない…
と個人的意見.
前から見てフロントウィングの赤色が主張しすぎているよね.
マシンの美しさと色使いは副長が最もこだわるポイントだ.
さて,ドイツGPは伝統的にホッケンハイムリンク.
来年はホッケンハイムとニュルブルのドイツ2カ所開催と
いう噂もあるね.今だってヨーロッパGPと称してニュルブル
運営してるし,イタリアだってイモラとモンツァで事実上の
2カ所開催だ.
92年に唐突にホッケンハイムに行ったことがある.
唐突…というのは,土曜の朝起きたら急に行きたくなったの(笑)
思いつきとワガママが副長の真骨頂(笑)
当時はフランス北西部で出稼ぎ中で,ホッケンハイムまで距離
にして約900km(笑)
朝8時に艦長(連れ合い)の許可を得てマイカーで一路ドイツへ.
11時パリに立ち寄りラーメン(笑)で補給して,更に東へ.
よれよれのフォルクスワーゲンゴルフにも補給しながら
15時半…予選の余韻残るホッケンハイムリンクへ到着.
PPはルノーウィリアムズ:マンセルと結果を聞き,
翌日の決勝チケット購入と当夜の宿探し作業へ.
『今夜一人分の部屋空いてませんか?』という唯一
話すことが出来るドイツ語を武器(笑)に
片っ端から近所のホテルをあたっていく.
さすがに空いてないよね.
結局隣町のマンハイムの小さなホテルで一部屋ゲット.
ここで事件が一つ….
プータロー風の日本人お姉ちゃんに捕まった(笑)
友人との待ち合わせにはぐれたとか….
居るんだよね,この手のはぐれ邦人の若者.
夕食を近くのピザ屋で食べる羽目に陥った.
「冒険」「友情」「自粛」…のライフカードが頭の中を…(笑)
副長はオダギリジョーほどのルックスもなく,
勢いも無く枯れているので,当然「自粛」を選択.
さっさとお別れして自分の部屋へ.
翌朝,ホテルからでて車のチェックをしてたら
当の女性がお友達と歩いていた.
結局「事件」ではなかったね(笑)
次へ続くっ!!
2007年のF-1GPカレンダーにベルギーが復活?!
というニュースが今週流れた.
今年2006年はベルギーGPがカレンダーからはずされた.
旧プロモーション会社の破産、懸案のサーキット改修等々
の問題をかかえているが,新たなパトロンの目処がたったか??
伝統のスパフランコルシャンを舞台とするベルギーGP無しの
ヨーロッパラウンドは少し寂しい….
高低差のある山間サーキット,高速コーナーあり,
スローコーナーの第1コーナー,そしてあの有名なオー・ルージュ.
TVで観てても楽しいサーキットだ.
“スパ”と言う名のドイツ,ケルンに近いベルギーの東部の街から
離れた山の中にあるサーキット,スパ・フランコルシャン.
はじめてF-1レースを生で観た思い出のサーキットだ.
会社の同僚6名でルノー・エスパスをレンタルし,
仏北西部からパリ経由で一気にベルギーへ向かった.
当時はまだ国境の検問が存在した.
なぜか,その国境でF-1のチケットを販売している(笑)
オー・ルージュ入り口のスタンドで約18000円だった.
今も昔もどこでもF-1チケットは高いよね.
このレンタカー,エスパスがトラブった.
冷却用電動ファンのモーター断線,回転しない.
渋滞気味になるとオーバーヒートしてエンジンから
煙を吹き始める.少しでも走ると空冷でおさまる.
仕方がないので路肩をスローに走る.
日本では路肩を走る下品な輩がたくさんいるが,
ヨーロッパでは皆無.怪しげな日本人が6人で窓を開け
『スマン,スマン!』と声を上げながらボンネットから
煙をはきながら走るエスパス….いい笑いものだった(笑)
結局サーキット駐車場まで,これで通してしまった.
もう一つの思い出が「音」
生まれて初めて「セナ足」の音を聞いた.
その数年前の鈴鹿テグナーコーナーでのプロストとセナの
テレメータデータ…というレポートを読んだ.
同じコーナーを同じマシン,同じホンダエンジンで
抜ける時のアクセルON/OFF回数がプロスト4回に比し
なんとセナは16回!!
これを読んで,さぞやセナは頻繁にパコパコとアクセルを
踏みまくる…のかと思いこんだ.
実際にこれを聞くとまるで予想と違った.
パォーン,パォーンと緩やかな変奏曲を奏でて近づいてくる.
明らかに他の誰とも違う音…これがセナ足の音だった.
このサーキットでのもう一つおまけがある.
実はこのレース観戦中に突然片方の耳が聞こえなくなった.
あまりの轟音にさらされ,耳が麻痺??
帰宅後,早々にホームドクターへ駆け込んだ.
これも今は懐かしい思い出.
来年こそスパ・フランコルシャン復活せんことを!!