fc2ブログ

中森明菜 1991 リマスター版(NHK地上波)


NHK 初回放送日:2024年10月5日 
        再放送日:2024年12月07日

もう33年も前のライブがNHK地上波で
放送された.メモ代わりに感想などを.
—————————————

1982年のデビュー以後、圧倒的な歌唱力と
表現力で多くの人々を魅了し、またたく間に
日本を代表する歌手となった中森明菜.
91年7月のライブをリマスター版でお届け!

当時デビュー10年目をむかえた明菜を
ライブで体験できる貴重な機会に、全国
から集まったファンが熱い声援を送るなか、
その歌声で客席を魅了します.

「DESIRE-情熱」「難破船」「十戒」「スロー
モーション」「ミ・アモーレ」などヒット曲の
数々とともに、楽曲のイメージを視覚的に
表現した衣装やステージの展開など、
舞台作品のような演出も見どころ.
中森明菜の魅力を臨場感たっぷりに
お伝えする特集番組です.

以上は〈NHK HP〉から転載.
——————————————


中山美穂急逝の動揺の中で先週末の
NHKの放送でネット上で話題になって
いるコンサート.

中山美穂って歌も演技も文章もこなし、
恋愛も結婚も、そして離婚もそつなく
こなした才女の感がある.

映画では岩井俊二の「Love Letter」
であろう.これ以外は語る必要が無い.
岩井俊二のマジックで下手な演技も
気にさせない名作となった.アジアで
の彼女の人気は本作によるもの.

そんな器用貧乏の中山美穂に比して
歌一本やりで、演技も恋愛も不器用な
中森明菜.1983年に当時担当していた
製品のCMガールとして採用された
頃からの付き合い、ファンと呼べる??

ヒットを立て続けにかっ飛ばし、曲の
出来がかげり始めた1991年の
幕張メッセでのコンサート模様.

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024120709694?e-param=NYRP2X5PGJ&cid=jp-KZ1WX2427V

バックバンドのプアさが気になって
しょうがない.こんなバックで良く唱うなと.
途中貧相なバックダンサーたちが出て
くるが、これもまた見苦しい.

それに反して、中森明菜の歌唱は
堂々たるものであった.感情移入も
も申し分ない.

出せる所で自然に涙を出せるのは、
名女優と同じで、大事な資質であろう.

デビュー曲から6年分位までの
乗りの好い曲に比して80年代後半
から90年代の曲のプアなこと.
作詞作曲の選択ミスであろうが、
これも当時の所属事務所の責任
であろう.

50歳半ばでまた注目されている
中森明菜、その33年前の姿を再確認
するには十分のコンテンツだった.


同級生のピアノ・ライブ2024秋@吉祥寺ミュージック・スタジオ



また今年もやってきたピアノ・ライブ.

高校同級生の清迫ともみさんは

銀座の高級バーでピアノ弾きをしている.


年に1回我々庶民(笑)の為に

吉祥寺の小さなスタジオでライブを

開催してくれている.


高校の同窓生はもちろん、

バーの顧客、はたまた彼女の娘孫まで

集まっての大ライブ大会.



このスタジオ所蔵のピアノは

ドイツ製の「ブリュートナー」

もう105歳にもなる老齢ピアノ.

堅調の音を聴かせてくれる.



ますます歌に磨きがかかってきた感.

今年もアルトサックスとリズムを伴った演奏.



この日のセットリストは以下.



和洋折衷、洋画から、TVから…と

バラエティに富んだ選曲.


アンコールは、中島美嘉の「雪の華」と

「酒とバラの日々」、そしてお決まりの

ジョン・レノンの「Happy X'mas(War is Over)」.



来年はリクエスト大会にしようかと(笑).


休憩を挟んで2時間近い熱演の後は、

同窓会兼ねての2次会へ突入.



駅近のイタリアン「LA BEFANA」へ.

新規開拓店.


本格的釜を備えるピッツァが売りらしい♪



炎にピントが合っちゃったね(苦笑).



高校関係者だけでも20名近い集まり.

ともみ嬢を中心に乾杯!!



いつもライブのポスターが素敵なので

作者を問うてみたら、

この日も同席されていた先輩(女性)の

旦那さんが漫画家兼イラストレーターだそう.

今年のも格好良かった….



この新規開拓店、

飲み放題付きセット料理なれど、

前菜もピッツアもパスタも、

全て美味しい ♪



美味しい料理を供に

ビール数杯に始まり、ワインを数杯…(汗).



久々に酔っぱらって??

千鳥足で帰りましたとさ.



まだまだ若い?60代後半の集団の集合写真.

副長は左前段に居ます(笑).




及川浩治“オール・ショパン・ピアノリサイタル”@サントリーホール東京六本木



艦長(元妻)の体調不良で代行聴衆.

久々のサントリーホールへ.


10/06(日)の午後2時からの開演.

約2000席はほぼ満席.

観客の8割は女性、平均年齢50歳?.


座席は2階なれど、ピアノの直ぐ後方.

演者の背中と指使いが観られる席.



------及川浩治のプロフィール-----

(同氏のHPから転載)


4才からピアノを始める.

1984年ヴィオッティ・ヴァルセイジア

国際音楽コンクールで第1位受賞.

1985年、国立音楽大学に入学.

翌1986年にブルガリア国立ソフィア音楽院に留学.

1987年にアレクシス・ワイセンベルクの公開セミナーに参加し、

ワイセンベルク本人の意向により設けられた最優秀特別賞を受賞、

練習用のグランドピアノを授与された.

1990年にマルサラ国際音楽コンクールにおいて第1位受賞.

また同年、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて

最優秀演奏賞(Honourable mention)を受賞.

1992年、日本国際音楽コンクールにおいて第2位を受賞.

現在、宮城学院女子大学音楽科特任教授.


---------------------------------


当日の演目は以下に.


及川浩治 オール・ショパン ピアノ・リサイタル
<オール・ショパン・プログラム>

“12のエチュード”(作品10・作品25からの選曲)
  作品10より 第1番、第2番、第3番「別れの曲」、
第4番、第6番、第8番、第10番、第12番「革命」
  作品25より 第5番、第6番、第8番、第11番「木枯らし」

バラード第1番 ト短調 作品23
スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
バラード第4番 ヘ短調 作品52


------------------------------------


前半はエチュード(練習曲)を12曲.

ショパンのエチュードは全27曲だそう.

指の練習の曲ゆえ、技巧的な曲が多い.

ガッチリした左手の演奏に加え、

右手の指の速さと軽やかさが印象的.


なにせ嫌な音が一切

出てこないのが素晴らしい.


指が早いだけで嫌な音を出す某若手に

見習って欲しい.

一音一音が丁寧に醸し出される.


休憩20分を挟んで、

後半はバラードとスケルツォを4曲.


ダイナミックな曲想に豊かな物語性、

歌うように弾きこなす技が凄い.

ピアノ演奏は体力勝負だなと感じさせる.

力も感じるし、丁寧な技も感じる.

御年57歳、脂が乗りきった状態であろう.


良い演奏を聴かせてもらった.

ファンになってしまった(笑).


BBC Prom3/Jazz from America @Bunkamuraオーチャードホール 渋谷


BBCProm2019-01.jpg



金曜の夜はいそいそと渋谷の街へ.ハロウィン明けの翌日、

もうすっかりおバカ騒ぎは終わって、名残も何もない街に戻っていた.



向かい先はBunkamuraのオーチャードホール.

おじさま・おばさまの集まり、Jazzのコンサートへ.

———————————以下は同プログラムのHPから———————————

『BBC Proms』は、ロンドンを中心に毎年夏(概ね7月から9月にかけて)に行われる、
世界最大級のクラシック・ミュージック・フェスティバル.90以上のイベントが行われ、
ラジオ、テレビでの放送を通して世界中のファンを魅了し続けています.

1895年よりスタートした「Proms(プロムス)」は、「プロムナード コンサート」
(散歩やぶらぶらと歩きながら楽しめるコンサート)が略された言葉で、
毎年クラシック音楽だけでなく、ミュージカル、映画音楽、ジャズ、ワールド
ミュージックなど様々な音楽を、世界中の様々なアーティスト、団体が演奏しており、
ロンドンのシンボルであるロイヤル・アルバート・ホールならびにロンドン市内、
英国内の数多くの名高い会場で開催されています.

世界中で活躍する音楽家が出演し、若者やファミリー層まで魅了する多彩で
豊かな公演を提供すると共に、教育プログラムやアウトリーチ(普及啓発)の
推進により、幅広いオーディエンスに極上の音楽を届けることが『BBC Proms』
の理念とされ、2016年にはオーストラリア、2017年、2019年にはドバイでも
開催されるなど、世界的な広がりをみせる英国発のフェスティバルが、
いよいよ日本にも上陸します.

様々な世代・国から集う豪華な出演者、次世代のアーティストの紹介、
照明や舞台セット、クラシックをはじめジャズなども取り上げる多様性、
教育プログラムや渋谷の街中で行われる無料コンサートなど、本国
『BBC Proms』の理念を踏襲した日本版『BBC Proms』をお贈りいたします.


BBCProm2019-02.jpg



———————————————————————————————

さて、上記にあるようにPromは基本はクラシックなのだけど、
渋谷での第3夜は、Jazz from America(ジャズ・フロム.アメリカ).
アメリカからやって来たミュージシャンの演奏.



BBCProm2019-3rdNight.jpg




前半は挾間美帆 "m_unit"

挾間美帆(ジャズ/作・編曲、指揮)
土井徳浩(アルトサクソフォン)、庵原良司(テナーサクソフォン)
竹村直哉(バリトンサクソフォン)、ジョナサン・パウエル(トランペット)
林 育宏(フレンチホルン)、金子飛鳥(ヴァイオリン)
沖増菜摘(ヴァイオリン)、吉田篤貴(ヴィオラ)
島津由美(チェロ)、香取良彦(ヴィブラフォン)
佐藤浩一(ピアノ)、井上陽介(ベース)、ジェアード・ショニグ(ドラムス)


狭間美帆2019



狭間美帆は初見、13人構成のスモールバンド編成.弦とブラス、リズム隊が
1/3ずつ.弦が意外と力強く、パワフルな演奏を聴かせる.
作曲家としての実力は十二分に堪能させてもらった.
今どきのコンテポラリージャズ.

指揮者としてはどうなんだろう?ソロアドリブの時は舞台のすそに引っ込んじゃう!
ソロプレイが終わる頃また中央に戻り指揮し始める….
今どきなのだね、譜面が10inchのタブレットだった!

ラスト2曲には、リー・リトナーとデイヴ・グルーシンが参加.
無難なコラボレーションが聴けたが、この二人のサポート能力の高さが光った感.




後半は、Lee Ritener & Dave Grusin Dream Band featuring Ivan Lins

リー・リトナー(ジャズ/ギター)、デイヴ・グルーシン(ジャズ/作・編曲、ピアノ)
イヴァン・リンス(ヴォーカル)、メルヴィン・デイヴィス(ベース)
ウェス・リトナー(ドラムス)
スペシャルゲスト:小野リサ(ヴォーカル)


LeeRotenour2019.jpg




こんな広い会場で聴くのは久しぶり.オーチャードホールはもともとクラシック仕様.
貧相なPAでジャズの演奏ははなから無理な設定.けっこう前列で聴いたけど、
やはり音が遠い….

ベースは、名手エイブ・ラボリエルのはずだったが、ドタキャン.
今年初めの来日メンバーだったメルヴィンが急きょ代役に.

あいもかわらず、元気なウェス・リトナーのドラムなのだけど、今回意外な面も.
ゲストを迎えた時は妙に神妙な落ち着いたドラムに豹変する.
なんだやれば出来るじゃんという感じ.普段のあのうるささは何??

イヴァン・リンスは随分と久しぶりの登場.もう70代だそう.
細い神経質そうな青年のイメージしかなかったのに、堂々の貫禄.
相変わらず、良く上の方まで伸びる歌声だ.

小野リサも加わって、この夜はボサノバ、ブラジル音楽特集に.
こんな時のリトナーとグルーシンは本当にサポート役に徹しきる.
もっと準備する時間でもあれば、もっと弾ける部分もあるのだろうけど、
ほとんどぶっつけだろうからなぁ….

翌日夜にはBlueNoteTokyoでの公演もあったのだけど、連チャンは
ちときつい、介護もあるしね.でも、小さいホールでの演奏の方が好きかも.

でも、カルロス・ジョビンの曲やボサノバが聴けたのは満足な内容.







清迫ともみ Live 2019 @吉祥寺


清迫ともみLive20191027-01



高校の同級生が

銀座の高級BARで ピアノ弾きをしている.


この処、恒例化しつつある吉祥寺某所の

スタジオでLiveをというので、

農園BBQの後駆け付けた.


会場は60名強は入る広さ.

清迫ともみLive20191027-02


“Bluthner”という名の独製今年102歳になる ピアノと

Sax、Perを伴って演奏するのは17曲.

清迫ともみLive2019プログ00


昨年と少し曲が入れ替わったね♪


“Lemmon”なんて今時の曲もレパートリーに.


“ウイスキーがお好きでしょ”は弾いているBARの

お得意様がサントリーの社長だから(笑).


2曲目の“Will You Dance”は

TVドラマ「岸辺のアルバム」のテーマ曲.

台風19号の多摩川氾濫をキーに選んだのだけど、

時を同じゅうして、その主演の八千草薫が

逝ってしまったのは何かの縁だろうか.

好きな丈優だった、ご冥福を祈る.



さて、ともみ嬢は慣れないMCをしながら弾き、歌う….

清迫ともみLive20191027-03


還暦を超えても、伸びのある声は衰えず、

ピアノのタッチも力強い.


馴染みのSaxとパーカッションとの掛け合いも

慣れたものだ♪


あっという間の17曲、

予定の時間を30分も超過してしまい、

アンコールは1曲のみ.


家庭的なLiveは終了し、

そのまま近所のイタリアンへ

2次会になだれ込んだのだった.


宴会編へ続く(笑).