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落語と双眼鏡


行ってきました,小朝師匠の落語.

例の1時間も電話かけて予約した“つくば落語会".


仕事も早々にはねて,つくば学園都市へ.


約1000人の中規模ホールは超満員….

なんせ後ろから3番目の演台から遥か遠い座席だからねぇ,

C社製の優れもの双眼鏡を持参.


無粋と思いながらも…,やはりせっかく生で聴くのだから

表情や仕草も細かく観てみたい.

結果として,大正解だった.

いくら老眼気味で遠い方がよく見えると言っても

これ位遠いと表情はまるで判らないのが,双眼鏡なら

ちょうどの大きさに収まる.


前座に,林家たて蔵.

続いて,春風亭小朝が新作を噺す.

休憩を挟み,曲芸の翁亭勝丸.

トリを林家正蔵…元“こぶ平"だね.


小朝師匠の新作は“カラオケ葬".

カラオケ好き爺さまの葬式をカラオケ風に執り行う様を

3曲くらい唄って観客を涌かす….

落語の枠をちょいはみ出したと感ずるのは

副長がまだ落語素人だから?


正蔵師匠は古典で“甚五郎のネズミ"…正式な名を知らぬ.

丁寧な正統な人情噺を聞かせてもらった.


周囲はやはり年配者ばかり.

加齢臭の中でスーツ姿でブルガリのコロン臭の

中年サラリーマンは…浮いていた?

いやいや見事に埋没していたさ(笑).


映画「転々」


残業のない水曜の夜は…やはり映画.
ほっとする邦画に戻る.

副長の大好きな直木賞作家・藤田宜永の同名小説の映像化.
三木聡監督が脚本も務め,借金を抱えた主人公にオダギリジョー.
100万円の謝礼と引き換えに散歩を提案する借金取りに三浦友和.
その仮?の妻に小泉今日子.

大学8年生のオダギリジョーが三浦友和演ずる借金取りの
散歩に付きあうコミカルな味わいの人間ドラマ.

井の頭公園から始まり荻窪や新宿,浅草,霞ヶ関と
秋深まる東京の風景をバックにこの変な二人が
散歩をしていく.

オダギリジョーのボンヤリした面が秀逸.
またも三浦友和の快演.面白い….

クスリと笑えるネタが至る所に満載.
三木監督らしさがいかんとなく表現されている.
波長があうのか,観ていてとても楽しくウキウキしてくる.

「陰日向に咲く」の主人公も駄目人間を描くが
前者の暗さに比し,このオダギリ演ずる駄目人間は
みょうに明るく,心情的になる

小泉今日子も雰囲気良い役柄.
いい年の取り方をしてきた女優さんだ.
カレーを作る姿が実に様になってきた.

なんだか良い気持ちで見終えた映画.

売れないだろうけど,私は好きな作品.
好きな役者達が好ましい役を演ずる.

¥1500で価格相応だった.

ホット・ドッグ


どんなに朝早くても,

副長は朝食をキチッと家で食べてから出かけたい.

今日も朝4時に起きて,朝食を作って食べる.

名古屋出張は5時出だからね.


Pascoのロールパンにウインナを炒め,
ポテサラとチーズとサラダ菜を挟む.

味付けは片方はケチャップ.
他方はタバスコと黒コショウ.


朝からきちんと食べないと,

頭が働かない.

キチンと頭に栄養を送り込んで

朝から全開で頭が回転していたい.

一日の最初が肝心と思う.

最初好ければ,ケツだって…なんとかなるのさ.

チビのこの頃


この頃あまり登場しないチビ嬢.

副長の旅の留守も無事難なくこなし,

済ました顔で毎日…寝ている.


食欲だけは旺盛で,

毎朝5時には

『お腹空いたわよっ!!』

と副長を起こしに来る.


夜の副長帰宅時には玄関で


三つ指つくでもなく,

『お腹空いてるわよ,遅いっ!!』

と鳴きながら待っている.


さながらエサ係….

まぁ,いいか.元気であれば.


今日も副長は朝も早くから名古屋出張.

留守番頼んだぞっ!

銀座たまや “小ひとつ 黒米 桜もち"


久々の上野駅コンコースシリーズ.

しかも超ヒット作.

銀座たまや製,期間限定品

“小ひとつ 黒米 桜もち"


岩手産の黒米と道明寺粉(もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもの)
を合わせたツブツブのもちっとした食感の生地.

こしあんに黒ごまペーストを混ぜた餡.

一番外側は,塩漬けした桜の葉っぱで包んである.


見た目は黒米だから,真っ黒.

しかも外に巻いてある桜葉も黒くて,“Black on black".

でも,その味たるや…

塩気の葉っぱの中にゴマの香りと甘辛い餡.

ふくいくとした桜の香りも漂う中に

もちっとした黒米の生地の又別格の甘さ….


これはねぇ,久々の傑作だね.

1個あたり¥80も魅力.


また上野で買ってこようっと(笑)

大石芳野写真展「黒川能の里」


月曜から仕事で品川へ外出.

会議は夕方で終わったので,
某カメラメーカーC社のギャラリーへ.

写真家:大石芳野氏の個展を開催中.


題は「黒川能の里 庄内に抱かれて」

山形県黒川郷を中心に庄内地方の風土や

黒川能を題材の写真展.


豊かな海や山や平野の自然写真と

その風土にとけ込んだ人々の生活や子供達,

そして伝統の黒川能の3つの題材が撮し込んである.


たった1度の撮影旅行でなく,ここ10年くらいの
春夏秋冬の各シーズンに足繁く通った事が写真から判る.

時間と足をかけた写真作品達ち.

大石氏の経歴を見ると,ベトナムやアフガニスタン,
コソボ…と戦地を中心とした社会派カメラマンと見える.

が,年と共に被写体は変わっていく….

著名な画家の森田茂氏も黒川能に魅せられた一人で
100歳を超えてなお黒川能を題材にした画を精力的に
描いている.

それほどの魅力をもつのか?黒川能….

少し興味をもってきた….

映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」


先行ロードショーのレイトショーで観劇
特に興味があったわけではないが
父と一緒に夕食を取り時間があったので.

フィリップ・プルマンの児童文学を
完全映画化したファンタジー・アドベンチャー.

世界の果てへと旅する少女ライラに新人のダコタ・ブルー・リチャーズ.
監督と脚本はクリス・ワイツ.ニコール・キッドマンや007の
ダニエル・クレイグを始めとする豪華キャストが脇を固める.

丁寧につくってあるが,完成度を感じさせない出来.
同じ制作陣の“ロードオブザリング”の1作目と同じ印象.
この話も3部作とのこと.まだ“序章”の感が強い.
3作合わせ技でなんぼ…かもしれない.

主人公を演ずるダコタは綺麗でもなく,個性も強くない.
ほんとにこの人が主役で良かったのだろうか?
今回は,悪役ニコール・キッドマンの魅力爆発の感あり.
とにかく綺麗で,妖艶で,狡猾だ.

はやく次作や次次作を作った方がいいかも.
主人公の女優さんが大きくなっちゃうよ(笑)

この配給系の特徴で派手なCMやプロモに騙される?
レイトショー¥1200ではちと高かった.
DVDレンタル料金よりはマシの出来と思う.

映画「エリザベス:ゴールデン・エイジ」


今週は何本か映画を観たのに
忙しさにかまけ日誌に書いてなかった.
印象が強いうちにアップしとかなきゃネ.

『エリザベス』のシェカール・カプール監督が続編として?、
エリザベス女王の“黄金時代”に焦点当てた歴史大作.
ケイト・ブランシェットが主演.

イギリスものは好きなのだが,
今回は予習不足が祟った?
この時代の歴史背景をもっと知っていればより楽しめたかも?
前作「エリザベス」も実は観ていない…不覚.

当時ヨーロッパの最強国だったスペインとの宗教対立.
英国内のカソリック/プロテスタント両立,敵対.
エリザベスの生まれ,生い立ち
 …等々の知識があれば,もっと楽しめたはず.

歴史は私の弱点ポイント,もっと勉強しないとね.

映画の印象はまずは豪華絢爛(けんらん)な衣装.
スタイル,形,色もさることながら,
素晴らしいのはその質感,材質感.
高価な選び抜かれた生地やアクセサリー.
それを表現する映像も又素晴らしい.

この華麗な衣装に身を包み、イギリス女王を
演じ切ったブランシェットの演技も素晴らしい.

王位に就いたエリザベスが、女の幸せをあきらめきれず
悶々とする…好きな男とはキスだけで我慢して,
挙げ句の果て,付きの者にその男を寝取られたり….
そこにみせる純情さと女のエゴの演技が上手いっ!

圧倒的に優勢だったスペインの無敵艦隊との
戦いのシーンでは自ら甲冑に身を固め自軍を鼓舞する.
このケイト・ブランシェットの神々しさに圧倒される.

美しくはないが圧倒的な存在感のこの主役に比し
義姉メアリー役のサマンサ・モートンは似合わない.
あの真っ赤なカクテル“ブラッディ・メアリー”に
名を残す,血塗られたメアリー妃なのだけど,
どう見ても下女にしか見えない….貧相な風袋と演技.

エリザベスとメアリーの直接的な絡みも無く
メアリーは断首されてしまう.このあたりは
前作「エリザベス」観ると判るかなぁ?
DVDで観てみようかな?

とにかく,衣装込みこみでケイト・ブランシェットに圧倒される一品.
レイトショー¥1000でちょうど良かった.

稲取徳造丸 海女の家丼




旅の締めはやはり食い気….

帰り道途中の伊豆稲取漁港の徳造丸チェーン店へ.

いくつか有る魚食事処から
丼専門店の“海女の家"へ.

待つのも込むのも大嫌いな副長が
なんと40分も寒い階段に並んで順番待ち.
昼食時期とは言い難い午後2~3時だというのに.

食べ処は2階.1階は無料の足湯になっており,
代表選手?だけ順番待ちで並び,残りの家族は
のんびり足を温める….

さて,注文は,

80歳爺さまがなんと伊勢エビ丼!(¥3150)写真左
20歳娘は大エビ丼(¥2850)

副長は実のところ脇腹の痛みがピークで食欲無し….
とはいいながら,漁師魚丼(¥2100)写真右

これがまた旨いの….
魚が新鮮なのは当たり前なのだけど,
出汁+お茶のポットと小茶碗がついてきて,
お茶漬けにも出来るようになっている.

これがこの店の“売り"….
普通に海鮮丼をたべ,量が多いから
残りはダシの効いたお茶漬けで….

うーん,満足. 
  …したのはつかのま.






エビをパクついていた他の二人が音を上げた.

 『多すぎる…』

大きなエビの天ぷらだけでなく,
その脇,下に野菜や魚の天ぷらも詰まっており
半端なボリュームではない.

結局二人が残した丼も出し汁で
天茶漬けにして副長が….

なんだ,結局いつも以上に食べているじゃないの…(笑)

こうして食い気だらけの旅はフィナーレを迎えた.


温泉好き


東京に住んだ12年間は銭湯通いだった.
そのせいか,広い風呂が好き.

おっきな湯船にボチャンと浸かり,
頭に手ぬぐいを載せ,ポーとする.
手足がふやけても,まだポー….


勤め始めると車や足も行動力もでて,
各地の温泉にも出かけ始める.

今回の箱根・伊豆も温泉の旅.

宿に着き,ひとっ風呂.
ご飯食べて,ひとっ風呂.
朝起きて,ひとっ風呂.

元を取るかの如く,風呂に入る.

だって,やることといったら,
飲むか喰うか風呂あびるか…しかないよね(笑)

写真は熱海,朝陽の中の露天風呂.
のんびり浸かる中年モデルは…,
まぁいいか(笑).