落語と双眼鏡
行ってきました,小朝師匠の落語.
例の1時間も電話かけて予約した“つくば落語会".
仕事も早々にはねて,つくば学園都市へ.
約1000人の中規模ホールは超満員….
なんせ後ろから3番目の演台から遥か遠い座席だからねぇ,
C社製の優れもの双眼鏡を持参.
無粋と思いながらも…,やはりせっかく生で聴くのだから
表情や仕草も細かく観てみたい.
結果として,大正解だった.
いくら老眼気味で遠い方がよく見えると言っても
これ位遠いと表情はまるで判らないのが,双眼鏡なら
ちょうどの大きさに収まる.
前座に,林家たて蔵.
続いて,春風亭小朝が新作を噺す.
休憩を挟み,曲芸の翁亭勝丸.
トリを林家正蔵…元“こぶ平"だね.
小朝師匠の新作は“カラオケ葬".
カラオケ好き爺さまの葬式をカラオケ風に執り行う様を
3曲くらい唄って観客を涌かす….
落語の枠をちょいはみ出したと感ずるのは
副長がまだ落語素人だから?
正蔵師匠は古典で“甚五郎のネズミ"…正式な名を知らぬ.
丁寧な正統な人情噺を聞かせてもらった.
周囲はやはり年配者ばかり.
加齢臭の中でスーツ姿でブルガリのコロン臭の
中年サラリーマンは…浮いていた?
いやいや見事に埋没していたさ(笑).
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