製作年度:2014年 製作国・地域:日本 上映時間:116分
久々の“邦画を1000円で楽しむ友の会”は新装なるTOHOシネマ日本橋へ.
新しい映画館って良いですねぇ~、新しいシートの香り♪.
本年累積37本目の鑑賞.
夏川草介の同名ベストセラーを櫻井翔と宮崎あおい主演で映画化した
ヒューマン・ドラマの続編.主人公・一止の前に大学時代の同期が現われる中、
仕事と家族をめぐる3組の夫婦の命と絆の物語が描かれていく.
共演は藤原竜也、吹石一恵、市毛良枝、柄本明、濱田岳.
監督は引き続き「60歳のラブレター」「洋菓子店コアン ドル」の深川栄洋.
信州松本にある本庄病院に勤務する栗原一止.
地方医療が抱える様々な問題に苦悩しながらも、愛する妻・榛名の出産を心の励みに、
患者のために身を粉に働く日々.
そんな中、一止の大学時代の同期・進藤辰也が本庄病院に赴任してくる.
しかし再会を喜んだのも束の間、辰也の勤務態度には、“医学部の良心”と言われた
かつての面影はすっかりなくなっていて戸惑う一止.
そんな時、一止の恩師である貫田内科部長が院内で倒れてしまう.皮肉にも、
病床に伏して初めて妻・千代とのゆっくりした時間を過ごすことが出来た貫田だったが….
以上は<allcinema>から転載
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予定調和の世界のドラマ…の感有り.
憎まれ役も出て来て、新規の顔入りもあり、それぞれのドラマはあるのだけれども、
やはり落ちつくところに落ちる安心感みたいなものがキチンと存在するドラマ.
今作に登場する3組の夫婦は、それぞれ世代や状況も違うけれど、信頼や愛情が
ちゃんとあって、多少の紆余曲折はあれども、どの夫婦も理想的である.
誰の仕事でも立ち向かい方によっては同じではあるのだけれども、こと医者の仕事となると
患者を救うという仕事を全うすれば、家族は二の次になる.
医者ならではの苦悩や葛藤を3組の夫婦を通して描いたのが今回の主題.
ぼくとつだけれど、熱い、たぎる熱意の医師を櫻井翔が演ずる.妻;榛名は今回は
妊娠する役で出番としては控えめではあるが、相変わらずの存在感を示す宮崎あおい.
濱田岳が新入りの長屋入り、何をやりたいのか判らない今どきらしい悩みを持つ若者を
演ずる.今後の「神様のカルテ3」に於いても重要な役どころを演ずるのだろう.
一番すれ違いのようで実は熱い愛情をほとばしらせるのは藤原竜也、吹石一恵の夫婦.
吹石一恵はセリフはほとんど無いが熱演.このところ良い役回りばかり演じている気がする.
モテ期の女優か?
すっかり馴染みとなった信州の町の風景と供に、続作「…3」もまた観てしまいそうな予感.
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