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池田町の七色大カエデ



今日も、低気圧VS副長の晴れ男の闘いが続いている.
傘が要らないくらいの霧雨が降ったり止んだり.

でも副長が歩き始めると霧雨も止むから不思議(笑).

ホテルをチェックアウトしてふとケータイでブログを覗いたら、
信州在住のブロ友 Ruby さんから、池田町の大カエデがお勧めと.

さっそく、安曇野から池田町までかっ飛ばして、見てきました.

本当に、不思議なカエデの大木.

樹齢数百年なのだろう、よく見ると2本?の大木がからみあって、
七色どころか、濃い緑から黄緑、黄色、オレンジ、赤、濃赤、…と
色とりどりの姿を見せてくれる.

これは壮観.
周囲はカメラの放列.中老年のカメラ好きがずらり….

来週末あたりなら、もっと紅葉度合いが進んでいるかも.

とても好い目の保養でした.

Rubyさん、ありがとう!





晴れ男、台風を蹴散らす?




娘夫婦と紅葉を求めて信州へ来ました.

おりしも台風14号が本土上陸しておりますが、…
さすが副長の晴れ男力、台風を信州からは蹴散らしました.

安曇野地区は午後から雨と風が止み、
ご覧の通り、写真撮影が出来るまでの天候になりました.

相変わらずの撮影大会….
3人ともまだ少ない紅葉の撮影に熱中してます.

さて、明日は上高地トレッキング.
もう少し紅葉が見られるかな??

体調整えるために、早めにお休みなさい….


友人関係




先週の朝日新聞の土曜版の特集.

「元恋人と友人になれますか」

このくだけ具合、朝日らしくないねぇ.

「はい」 37% VS 63% 「いいえ」


はいと答えた人は、
別れて時間が経過したから.
気が合うから.
・・・

いいえと答えた人は
自分に未練や愛情が残るから、
自分の現在のパートナーに悪い、
・・・

どれも、いかにもごもっともですねぇ.
若い世代、とくに草食系男子は
“元恋人、今友人”に抵抗が少ないそうな.

アンケート全員の答えで、
別れた相手と恋愛関係に戻った経験は?

「ある」 11% VS 89% 「ない」

ふーん、そんなにいるんですねぇ….

今生の別れと決めたので一切交流をしない…なんて女性が多いなか、
ひきずる男性はけっこう多いのでは?と思う副長デス.


今日のお昼時、会社のエレベーターで友人と遭遇.

「お前、先週末の朝日、読んだか?」
『元恋人と…』ってやつか?
「ああ、で、どうよ?」
『俺も彼女も大人だから…』

1階から7階までのあっという間の会話.
さてどっちが副長でしょうかねぇ(笑).





カフェ・タナカの “名古屋フィナンシェ”



“玉川甘いモノ倶楽部”の盟友、あきこさんからの名古屋土産.

カフェ・タナカの名古屋フィナンシェ.

なんと、八丁味噌風味!!の焼き菓子.

さすが名古屋ニャアァ(笑).

おそるおそる口に入れると、
意外なまろやかな甘みと風味.
砂糖だけの甘さとは次元の違う甘み.

岡崎特産の八丁味噌を生地に練り込んであるそう.
味噌の深い甘さだけが表に出てきている印象.

名古屋らしい、奇抜だけどナイスなアイデア.

他にも、名古屋喫茶店名物のバタートーストの小倉あん乗せに
基をとった、“名古屋ロールケーキ”なんてのもあるとか.
試してみたいなぁ.

名古屋文化って、関東でも無く、関西でも無い
独特の文化が確立されている.特に食の文化は面白い.

この頃行ってないなぁ….




街中の風景(空き缶チャリ爺)




川崎のリサイクルゴミ捨て日によく見る風景.

自転車にいっぱいの空き缶を積んだ爺様の自転車が横行する.

市のリサイクル収集車が来る前に空き缶を回収して
専門業者に売りさばいちゃう….


身なりの良いご老人もいれば、自転車をもったホームレス氏もいる.
川崎のホームレスはよく働く人もいちゃうんだね.

いい収入源になるのだろう.
よく公園のベンチで酒盛りしているホームレスの人たちもいるくらい.
一緒に暮らす野良ネコにお裾分けしてくれる素敵な人たち….


ただ、未選別の空き缶を選んで、残りをゴミ収集場に
ほったらかして残していくのは勘弁してほしいなぁ.



映画「アイルトン・セナ~音速の彼方へ」



       原題:SENNA       初公開年度:2010年10月    上映時間:108分


観ると痛い想いが蘇るような気がして怖くて身が引けていた作品.
だけどやっぱり…観ずにはいられなくて、映画館に飛び込んだ.
本年104本目は忘れられない天才のドキュメンタリー作品.

アイルトン・セナ・ダ・シルバ 1960年ブラジル生れ.
80年代から90年代にかけた爆発的なF1ブームの頂点に
君臨した天才ドライバー.

そのドライバー生活のスタートからF1デビュー、
初優勝、A.プロストやM.バレステレスとの確執や
チャンピオンまでの道のり、チーム移籍を過去映像で
1994年5月1日イモラ・サーキットで悲劇的な事故死で
終えるまでを描いたドキュメンタリー映画.
監督はアシフ・カバディア.


レースの映像はどれも既視のものばかり.
初見はレース前のドライバーズ・ミーティングシーンと
セナの家族が撮ったプライベートビデオだけ.

なにも家族団欒の映像は見たいとも思わぬが、
ミーティング・シーンはある意味で違う視点から
のドライバーたちとFIA体質が見えて興味深い.

80年代後半のドライバー代表格のN.ピケがコースの安全性
がらみでセナ批判らしき発言をすると、猛然とセナは反発して
席を立ってしまう.同じブラジル人同士の偉大なピケと
英雄セナとの擦れ違いの一こまが見られる.

またこのコースの安全性…タイヤバリアよりもエスケープ
ゾーンの拡張に対するドライバたちの主張に対しても
当時のFIA会長M.バレステレスが「私は常に正しい判断しかしない」
と権威を振りかざし威嚇しながら、「でもその判断は民主的だ」
と一応のドライバの決をとって見せる…狡猾な政治屋の真骨頂.

このF1における政治にセナは嫌悪を示す.
彼のF1人生における闘いはサーキット上だけでなく
この政治屋との闘いと政治屋の手先となるドライバや
相手チームとの確執の比重も多かった.



そんな意味で、セナが一番長くドライバを
務めたマクラーレンのオーナー:
ロン・デニスは一緒にこのF1政治と闘った盟友.
亡くなる直前にセナはより速いマシンを求め、
ロンの元を去るのだが、
こういうメンタルな部分の表現は
この作品ではさらりと流されてしまう.

ブラジルでの葬儀で棺を担いだロン・デニスの顔が
涙でくしゃくしゃなのを忘れられない.



セナは孤独な存在であったのは事実だが、家族とファン以外にも
そのF1サーカスには彼の支持者やサポーターは存在していたわけで、
そういう部分の表現も無いのはこの作品の残念なところ.

NHKかTBSにこのドキュメンタリーを造り直させたら
もっと素晴らしい作品になっただろうに.
フジは駄目だ.この作品にも最後のイモラでの事故シーン後に
日本人向けのサービスであろう、フジの三宅アナ、今宮、川井の
三人が並んで泣くシーンが出てきたが…興ざめに尽きる.

レースシーンも勝ち負けや表彰台ばかりが多く、
テクニカル的な名勝負には全く触れらてないのも不満.
なによりもセナが天才たる所以はそのドライビングにあるのだから
それに対する部分がなく、精神面やアグレッシブな部分の
表現に終始するのはやはりドキュメンタリーとしても片手落ち.

予選での集中力、その戦略性.ドライブにおけるアクセルワーク、
ハンドリングの正確無比さ…他のドライバが決して到達できない
レベルの技術に関してなにも触れられてないのは寂しい.


ドキュメンタリーとしてはお粗末に尽きるし、
あきらかに日本向けのセナ財団(姉が経営している)の
財源かせぎみたいな作品だが、対象が特別なだけに
これ以上しのごの言ってもしょうがない(苦笑).

セナの事故以来、マシンもサーキットも運営も
飛躍的な安全性の確保がはかられてきていることが
せめてもの救い.

あんな哀しいシーンはもう二度と見たくない.






街中のネコシリーズ(雨宿り)



今日は一日、不安定な気候…○△□心と秋の空.
朝は雨が降ったり、昼は晴れて、夕方は又雨.
そして今は木枯らしみたいな強い風が吹いている….

徒歩通勤の道すがら、遠くのベンチにネコ陰が.

近づいてみれば、通称“シマジロー”がベンチの下で雨宿り.

寒かろうなぁ….

寄ればニャ~と小さな声で答える.



いつもの寝所から出てきたところに降られたのか?

中途半端な場所で雨宿りとは可愛そう….

こんな時は何もしてやれんもなぁ.


この所の川崎アリーナニャンズが良く近寄ってくるのは
やはり餌が欲しいから.

冬に向かって自然の餌が減ってきているのだろう.
こんな雨の日には餌やりサポーターも来ないのかもしれない.

未だかつて野良ネコに餌をやらない主義?の副長だが、
最近の有様を見て、ついに決意.



左写真のように

携帯ケースのネコ餌を
常に鞄の中に
しのばせるようにした.

寂しい腹を空かせた仔には
やはり餌をやろう….

自分の気休めにしか
ならないのだけど….





今夜の風すさぶ寒空、彼らはどこで雨宿りしてるだろう.



2010韓国F1-GP決勝…来たぁ~、アロンソ快勝!



やはり、F.アロンソが上がってきた….
ここまで来るとドライバの気合いがモノを言う.

新規出来たて、というより日曜朝まで突貫工事していた韓国ヨンナム・サーキット.
反時計回り、3つのストレートがつながり、残りは複合コーナーと
低速コーナーというコースレイアウトはレッド・ブル向き.

予想通り予選はレッド・ブルがフロンロー独占.
S.ベッテルとM,ウェーバーがキチンと仕事した.

決勝はウェットレースでセーフティカー先導のローリングスタート.
雨の中断も含み前半の約1/3はトロトロ走行….
これで集中力が減退したのか、スタート開始直後に
M.ウェーバーが縁石を踏みすぎてスピン自爆.

これでこのレースはノーポイント.こういうチャンピオンシップ状況で
絶対やってはいけない事を犯すと…チャンピオン争いから脱落する.

あろうことか、トップを走っていたS.ベッテルもエンジン・ブローで
ノーポイント.レッド・ブルには韓国は鬼門らしい.

F.アロンソはじっと耐えて走り続けた.
ローリング中もテンション維持し、ピットミスでのタイムロスで
L.ハミルトンに先行されても、焦ることなく冷静に待っていた.

L.ハミルトンのコースアウトの隙をぬって抜きかえし、
S.ベッテルのエンジンブローでついにトップへ.
その後も暗闇迫る中をヒタヒタと走り続けてチェッカー.

あの“小僧”だったアロンソがかくも大人の走りで今期5勝目.
チャンピオンシップポイントもトップへ.

トップ4に絞られてきたと見るべきだろう.

F.アロンソ  231P
M.ウェーバー  220P
L.ハミルトン 210P
S.ベッテル  206P
J.バトン   189P

残すところ、あと2戦.ブラジルGPとアブダビGP.
1位で25P、2位で18P、3位で15P….
意外に少ない2位と3位のポイント差.
今さらながら、1,2位間の7Pも微妙な差の感がある.

アロンソはレースに勝たずとも、表彰台に立つ事がチャンピオンへの条件.
そうはいっても、次のブラジルGPで勝てばそこで決められる.
インテルラゴスならマシン差も少ないはず…期待したい.
大分以前から書いているが、今年のチャンピオンはアロンソと疑っていない.

ここまで来ると、気合いの次に必要なのは…運だけかもしれない.
それまで呼び寄せてこそ、真のチャンピオン.



[日誌補足]

アロンソがブラジルで勝っても、
まだウェーバーが2位につければチャンスがあることに気がつきました.
結局あと2戦の結果が全てなんですなぁ….
ブラジルも雨だと面白いなぁ.



映画「雷桜」…美しくも奇妙な桜が、二人の運命を変えた.


                        初公開時期:2010年10月      上映時間:133分


いつも書いていることだけど日本の映画料金は高過ぎると思っている.
昨日はシニアの父と会員のポイントを使って2人とも千円で観た.
今日もブロ友:めーちゃん。とオーバー百歳特典で千円鑑賞した本年103本目.

江戸時代の山あいの村を舞台に、ある事件が原因で深い山の中で
野性的に育てられた奔放な少女と将軍の血を引く孤独な青年が
繰り広げる身分を越えた純愛とその顛末を描く.

宇江佐真理の同名時代小説を映画化.岡田将生と蒼井優主演で、
共演に小出恵介、柄本明、時任三郎、宮崎美子、板東美津五郎.
監督は「余命1ヶ 月の花嫁」の廣木隆一.

将軍家に生まれ重い宿命を背負いながらも心に病を抱えて生きる孤独な若い殿様、
清水斉道(岡田将生).家臣・瀬田助次郎(小出恵介)が語る“故 郷の瀬田村には
天狗がいる”という話に興味を持ち、静養のため瀬田村へと向かう.

道中“天狗の棲む山”にさしかかると、家臣の制止を振り切り、ひとり山 へと
馬を走らせる斉道.そこで出会ったのは雷(蒼井優)という山育ちの若い娘だった.
天狗の正体が雷と知り、そのことを助次郎に話したところ、助次郎は
乳飲み子の頃に藩の政争に巻き込まれ掠われた妹の遊に違いないと確信する.

晴れて村に戻り斉道と再会する雷.身分がどういうものかも分からないことで
殿様相手にも心の赴くままに接していく雷だったが….

日本版ロミオとジュリエットと言ってしまうとそれで終わってしまうが、
身分違いの恋以外にも、育ての親の愛、生みの親の深い愛、
そして家臣がつくす殿様への奉仕の精神…と様々な日本人らしい
細かい心の表現が描かれていて感心する脚本.

タイトルである“雷桜”…雷を受けた桜の上に芽吹いた銀杏との合体した巨木、の姿や
空撮を多用した自然の風景や馬で走る姿が美しい.まだ日本にこんなロケが出来る場所が
残っているんですな…山梨県というクレジットがでていたけど.

意外と(失礼)、熱演の岡田将生に加えて、ほとんどスッピン仕様の蒼井優の演技はさすが.
別れのシーンではそれこそ鼻水まで出した(ように見えた)泣きざまにもらい泣き.
昨日の「桜田門外…」のハセキョウ、子供店長の嘘泣きを見たばかりに、その違いに
演技力の差をまざまざと実感.上手い役者は涙だってしょっぱく見せる.

このところ、映画もDVDも時代劇ばかり観ているので割腹シーンは
いやと言うほど見てきたのだけど、今回の柄本明にはその意外性も手伝って
素晴らしい腹のかっさばき方に感嘆.顔の演技…血液がみなぎって目が血走り
鬼気まさる表情に『よっ、柄本屋っ~!!』と大向こうから声をかけたくなる.
どうしたらああいう演技ができるのだろう.一生忘れないかも.

ラストシーンの雷桜の空撮シーンも見事(といっても桜はCGだろう)で、
エンドの曲、「心」舞花唄でしんみりと終わる.

予想以上の出来で(あまり期待していなかった?)、大満足の作品.

.

映画「桜田門外の変」…意外な大沢の殺陣に驚き!



公開年月:2010年10月   上映時間:137分

かねてからの父とのお約束映画、久々の本年102本目.

実行部隊の指揮官だった関鉄之介を主人公に、幕末の歴史に大きな影響を与えた
井伊直弼暗殺事件「桜田門外ノ変」の前後を描く時代劇.吉村昭の同名小説の映画化.

監督は『男たちの大和 /YAMATO』の佐藤純彌.主役に大沢たかお.
その妻・ふさに長谷川京子、水戸藩の藩主・徳川斉昭に北大路欣也.
共演に柄本明、生瀬勝久、加藤清史郎、中村ゆり、西村雅彦、伊武雅刀.

茨城県の地域振興と郷土愛の醸成を目的に市民が主体となって企画し、
映画化が実現した時代劇.吉村昭の小説を基に、歴史の大きな転換点となった
大老・井伊直弼襲撃事件へと至る経過とその後の顛末を、襲撃者側である
水戸藩士たちの視点から丁寧に描き出していく.

副長はチバラキ在住の身も心もチバラキ県人なのだけど、とにかく
この映画は水戸藩中心の映画.水戸藩以外はみな悪人か裏切りモノ扱い.
紀州も薩摩も長州も鳥取藩も….少しひいきの引き倒し過ぎ??

映画の最初から襲撃直前の状態から始まり、初期の段階であっという間に
井伊直弼は首を討たれてしまう.おいおいこれからどうなるのかと思いきや、
後半はそれに至る経緯の前部分と襲撃後の顛末の後部分が交互に描かれる.

襲撃自体が大きな盛り上げ部分ゆえやはり後の部分は尻つぼみで、
盛り上がりが極端に無い.
唯一感心したのは鳥取藩剣指南役と大沢の決闘シーン.

その刀使い、間の取り合い…と意外?な決着のつき方.
大沢らしくない?殺陣の訓練度に感心してしまった.

代わって相変わらずな演技なのが、大沢の妻子役.
長谷川京子と加藤清史郎(子供店長だね)の演技が同じ様なトホホのレベル.
セリフは棒読み、この二人がそろって泣くシーンでは
思わず不謹慎にもその下手さにふいてしまった.


今となれば、のちの明治維新につながるターニングポイントの事件に
位置づけられるのだけど、次々と首謀者も含め断罪に処されるシーンでの
個々の無念さや達成後の虚無感は良く伝わる.
が、最初と最後のシーンに現在の桜田門を映すのはともかく、その後に
国会議事堂をアップで映すのはいかにも現在の政治状況の混乱が当時に
似ていると言わんばかりの臭い演出.古くさいセンスに唖然.

そのエンドタイトルの「悲しみは雪に眠る」 alan唄も
どこかで聴いた様なメロディラインと一昔前のニューミュージック風でげんなり.

全体的にセンスないなぁ…、この作品.
茨城産だから、しょうがなかっぺ(笑).