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炎の料理?@おばんさい 蒲田



お肉にフランベしてくれたのは良いが、
天井にまで届きそうな炎の勢い.
スプリンクーラ働かなくてよかった….


日曜の夜、卑猥な映画の後の宴会.

新規開拓ということで蒲田へ.
横丁に入った地味なビルの怪しげな
エレベーターで4Fへ.

「おばんさい」という名の和風肉系飲み屋.



まずはビールで乾杯!
常陸野ネストビールという茨城の地ビール.



副長には馴染みの味.
ベルギー風でオレンジピールの香りが
したりする優れモノビール♪


“トマトの煮浸し”



トマトの味より出汁の味の方が強かった….



“茄子と挽肉のグラタン”



カリカリのバゲットに浸けて、
アチアチをいただく.
バゲットのお代わりが欲しかった….



珍しく、ほんとに珍しく
“カツオのたたき”



ポン酢でいただく、肉厚でジューシー♪


副長の飲み物はすでに
黒霧島のロックに….





“酒盗のポテトサラダ”



ポテトの中に塩からが
練り込んである….

かなり変わった味のポテサラ♪.



冒頭のフランベされた肉三種.
“牛に豚に大山鶏”



おろし風ソースでモヤシと供に
パクパク食べちゃう♪.

お酒がすすむなぁ~.




〆の “肉屋の焼き飯”



確かに肉の出汁が良く出た焼き飯.
にんにくチップもいっしょに….

美味しくいただきました♪.



ごちそうさま.











映画「テッド2」…相も変わらず…下品(笑).


原題:TED2 制作年:2015年 制作国:アメリカ 上映時間:116分


恒例の“邦画を1100円で楽しむ友の会”は異例に洋画を鑑賞.
本年102本目の鑑賞はR15指定の…危険な作品?(笑).

見た目はかわいいけど中身は下品で口の悪いエロ親父というテディベアが
巻き起こす大騒動を描き大ヒットした大人向けコメディの続編.

めでたく結婚したテッドが、自分の子どもが欲しくなったことから再び大騒動を巻き起こす.
共演はマーク・ウォールバーグ、アマンダ・セイフライド.
監督は引き続きセス・マクファーレン.
 
命を宿したテディベアのテッド. 人間の少年ジョンと友情を育み、一緒に成長し、
いまや立派なダメ中年に.そんなテッドも愛する人間の女性タミ・リンとついに結婚.

幸せを手にしたかと思っ たのも束の間、すぐに夫婦の危機に直面してしまう.
解決策には子どもが一番と考え、ジョンに協力してもらって子作りに励もうとするが、
さすがのテッドにもそれはあまりにも無理な相談だった.

その後、養子をもらおうとするが、今度はテッドが人間であることを証明できなければ
ならないという大問題が浮上する. そこでジョンとテッドは、若い美人弁護士サマンサの
協力の下、テッドを人間と認めてもらうための裁判を起こすのだったが….

以上は<allcinema>から転載.
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本作公開日に地上波TVで前作“TED”が放映されたそうだが、放送禁止用語が
入った部分は全てカットされていたそう.そりゃそうだろうねぇ.

孤独な少年ジョンの願いで、クマのぬいぐるみが命を宿し、友情を築く.
ここまでならファンタジーなんだけど27年後、外見はテディベアのまま
中身が不良中年になっていたという展開が秀逸.

同じくダメ中年になっていたジョン;マーク・ウォールバーグと共に、ビールと大麻で
ダラダラ過ごし、下品なジョークを連発するテッドが熱く支持されて大ヒットした.
本作はもっと過激化してる.もう地上波放送は無理かもしれない…(笑).


前作ではジョンの恋人はミラ・クニスが務めていたが、もうとっくに別れたことになっていて
ジョンはそれがトラウマで女性と付き合うことにためらいがある.
が、PCでは救いようもない画像を観ていることをテッドに見つかる.

そのPCを海底に廃棄するためにぬいぐるみがフロッグマンの格好まで…笑ろた.
前作は機内映画で観たので笑いをかみ殺すのに苦労したが、今回は豪快に笑えた.

新ヒロイン:アマンダ・セイフライドも問題の“イリノイ州立大学”卒でマリファナスパスパの
くだけたキャラクターの弁護士を演ずる.この少し調子の外れた弁護士と「人権」を
争うのが今回の主題.

「人」としての価値を何に置くかという大命題にテッドが晒される.
一度は敗訴するが、控訴をめざしNYへ出かけたところでコミケへ乱入する.
これらのシーンが最高に面白い.コスプレヤーに混じっての大乱闘は爽快.

前作に引き続きまたも誘拐されそうになるが危機一髪で逃れると思ったが….
お決まりの大団円のシーンで終わったところを観ると…テッド3の予感も(笑).

前作ほどの衝撃は無いが、無難な面白さと下品さは想定内?(笑)










スプーンで食べるレモンケーキ他



家での夕食後、ついつい甘いモノを.
200KCal以下に限定して自分を甘やかしている(笑).

まずは、セブン・イレブンというかヨーカードーの
“スプーンで食べるレモンケーキ”

薄い外皮の中は、レモンカスタードが.
たしかにスプーンじゃないと食べにくい.

150円、199KCal.



自宅で、セブンイレブンの “モンブラン”
これもスプーン必須だね.





スプーン系が続きます.
これはローソン系の
“ピュア・カスタードプリン”





バニラビーンズたっぷりで
固めのプリン.

甘過ぎず、ちょうどの味でした.
たしか…160円.
166KCal.




.






映画「しあわせへのまわり道」…新しい挑戦に、遅すぎることはない.


原題:LEARNING TO DRIVE
制作年:2014年 制作国:アメリカ 上映時間:90分


土曜は朝からチバラキの循環器へ行き定期検診.なにもしていないのに
数値が良くなっていた♪ こんなこともあるんだねぇ…(嬉).
その後、取手の歯科医へ行って型取り、次週に被せモノが上がって来るかな.

午後は父の介護へ.だいたい認知症になると自己チューというか、他人の事は
まるで気にしなくなるのが普通と思うが、父はまだ他人…というか息子の事を気にする、
おもんばかることが出来る.ありがたい気持ちだ.
デイサービスで床屋をしてもらい、頭がすっきりしていた.

落ちついた気持ちで、高速渋滞回避の為におおたかの森シネコンで映画を鑑賞.
本年101本目は車の運転と人生の機微を描いた作品.

“ニューヨーカー”誌に掲載されたエッセイを基に、離婚をきっかけに車の運転教習を
受けるハメになった中年女性が、偶然出会ったインド人の教官との交流を通じて
自らの人生を見つめ直していく姿を描いたハート フル・コメディ.

主演はパトリシア・クラークソンとベン・キングズレー、サリタ・チョウドリー.
監督は「死ぬまでにしたい10のこと」「エレジー」のイザベル・コイシェ.
 
マンハッタンに暮らす売れっ子書評家ウェンディ.順風満帆な人生を歩んでいた
彼女だったが、ある日突然、21年連れ添った夫との結婚生活が破綻してしま う.

すると、これまで夫に運転を任せきりで免許も持っていないウェンディは、離れて
暮らす娘に会いに行くこともできないことに気づく.そこで、タクシー運転手をしながら
副業で自動車教習の教官もしているインド人ダルワーンの個人レッスンを受けることに.

しかし、夫への怒りと離婚のショックでなかなか運転に集中できないウェンディ.
そんな彼女に、ダルワーンは人生にも通じる含蓄あふれる言葉で優しくアドバイスしていく.

やがて、敬虔なシーク教徒であるダルワー ンを通して、これまで知らなかった
異文化にも触れ、少しずつ自分の気持ちにも変化が生まれていくウェンディだったが….

以上は<allcinema>から転載.
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登場人物は少なく、ヒロインのウェンディ;パトリシア・クラークソンと
ダルワーン;ベン・キングズレー二人の人生の転機を描く.
ダルワーンが二つの仕事(教習所の教師とタクシー・ドライバー)を持つことと
ウェンディが突然旦那から離婚を切り出された所からいきなり始まる.

ダルワーンはインド人シーク派、髪を切らず伸ばし放題で普段はカラフルなターバンを髪に巻く.
“シーク”とは上に立つ人を意味しインドの中でも高位の地位や職業へつくことが多いらしい.
ダルワーンのインド政治亡命する詳細は描かれない.インドでは大学で教鞭をとっていたらしい.

そのシーク派の教義というかインド人の生活を端的に示すのはダルワーンの結婚.
妹が勧めるままに一度も顔を合わさぬまま結婚を決めてしまう.お見合い結婚だね.
日本にも似た所はあるので違和感無いが、ウェンディには信じられない行動….

21年間連れ添った夫に印藤を渡され、その理由が理解できないウェンディ.
もちろん若い女に走っての結末だが、なぜ自分から離れていくのか理解できない.

遠く離れた農場で働く一人娘を訪ねるために車の教習を始めるウェンディ.
タクシーで世話になったダルワーンを指名して教習を始めるが、これが含蓄のある教習.
車の運転に例えながら、人生のあるべき姿をも教習することになる.

教習を重ねるうち、ウェンディはまるでダルワーンの言葉通りに、 仕事柄言葉にのみ執着し、
夫を無視し続けてきた自分の視野の狭さと、予測の甘さを痛感する.

反省すべきはダルワーンも同じに見えた.政治亡命したアメリカで淋しく暮らす自分の行く末
を案じ、故郷の村に住む妹が選んでくれた花嫁;サリタ・チョウドリーの生活態度や無知に苛立ち、
ぎくしゃくした新婚生活を送る….

彼自身も、気が付けば自分本位で、想定外の展開に少しも対処できていないことにウェンディ
との付き合いで判ってくる…上手い脚本だと思う.

クローズされた空間の自動車教習所なんてシステムがあるのは日本くらい?
少なくてもアメリカ含めて他国でそんなシステム見たことが無い.いきなり一から路上訓練だ.
よって、誰に教わるかは大問題.教える側と教わる側の濃密な?関係がこのドラマの鍵かも.

最後にクロスしそうになる二人の関係も、落ちつくところにおちてめでたし、めでたし.
完全自由な国と言いながらも見え隠れする人種差別も描きながら、
人生の機微を描いた佳作.










TVドラマ「Thunderbirds Are Go !」




50年ぶりに戻ってきたサンダーバード.
にっくきNHKで放送が始まった.今日8月29日は第1話、2話のスペシャル版.
もうシルビア&ジェリー・アンダーソンは亡くなっているから、別スタッフに
よるものなのだろう.

CGとミニチュア・セットの併用という旧作の風合いが残る作り方.
国際救助隊は “International Rescue(IR)”というモダンな呼び名に変わった.
登場人物はトレーシー5兄弟にブレインズ、ペネロープにパーカーと
お馴染みの顔ぶれに加えてケーヨーという女性キャラも登場.
彼女用に新メカ、サンダーバードS号もお目見え.

メカは基本デザイン(旧作)を踏襲しながらも、より現実的にアレンジ.
旧デザインが、か細い部分が太くなったり、無駄と思えるパーツが無くなったり.
トップ写真のサンダーバード1号が一番変わっていない.

2号は平ぺったくなり、3号はたくましくなり、4号はグラシーになった.
5号の宇宙ステーションは一番変化が大きく、原型を留めていない.
ペネロープ号は大型化したが、相変わらず嫌らしいピンク色だ(笑).

9月に不定期だが第4話、第5話が放送されるよう.
しばらく、監視しようかな(笑).







街中のネコシリーズ(久々の等々力ニャンズ)



「こんなに近づいてもゴン太が逃げないのは珍しいわよねぇ」
とは、エサやりサポーターのM山さんの言.

「きっと、貴方との付き合いがずーっと長いからよ…」
ですって.

副長は勝手に “シマ2” と呼んでいるのだけど
本当の名前は “ゴン太” らしい(笑).
たしかにもう5年以上の付き合いかも….


この等々力緑地に通ってから(通勤途中だ)、
もう5年以上たつが、ここに住む野良たちも
かなり入れ替わりしている.

老齢で逝ってしまう仔もいれば、
幸せに家庭に引き取られた仔もいる.

この仔は比較的新しい顔.
近所から、流れてきた.




これはゴン太だね♪





野良なのに十年以上生きていけるのは
心強いサポーターの存在による.
この日もM山さんがエサやりに来ていた.



この仔は耳と鼻が蚊にやられて血だらけ.
M山さんは動物医に連れていって
治療してくれている….

頭が下がるなぁ.
こういう方たちが居るからここの仔たちは長生き.


夕食中に襲われて、ビックリ顔(笑).




たっぷりと食べているから、栄養状態は良好!










M山さんに別れを告げて、駅方面に向かったら
“シマ”と遭遇.

そうそう、君が一番長い付き合いだったね.



早く、エサを食べておいで….













松茸ご飯を食しながらぼやく….




今夜は仕事やらセミナーがあって自宅へ帰りそびれた.
明日は循環器の定期検診ゆえ早朝に自宅へ戻らねば….

今夜は豪勢に「松茸ご飯」、中国製だけどね(苦笑).
今週作ってしまった煮物も片付けなければね….
自炊は良いのだけど、独りだとなかなかはけなくて困る.

松茸を味合いながら…
昨今の気にいらない事を以下に列挙.
時々吐きださないと溜まってしょうがない.

先に謝っておく、暴言多謝.

・安部の支持率が少しだが復活している.なんてバカな国民なのだろう.
 70年談話は小手先で逃げた、本音を出せずに不満は募っただろうが
 他国を含め概して好評なことの方が気を良くしただろう.
 こんなのに騙されるアホ国民が悪い.

・安保反対デモ、安部政権駄目だしデモに参加したい.完全自由人ではないので
 会社のしがらみがある.会社での立場も含めてやっていい事といけないことの分別はあるつもりだ.
 行きたい、出たい気持ち と 行けない気持ちが反発して心が苦しい.
 心中ダブルスタンダード状態だ.

・辞めると言った橋下がまだぐずぐず離党だの騒いでいる.ものの言い方に
  人智が感じられない.けんかだのやってられないだの大人ではない表現をしきりに使う.
  直な感情表現、熟慮しない決定、直観的な指向性…この人物には全否定を喰らわしたい.

・オリンピック開催に基本的反対だ.数年前当時の元石原東京都知事が提案していたころから
 胡散臭くてしょうがなかった.特定ゼネコン、特定業界との癒着がみえみえ.開催することで
 全体が盛り上がる効果を謳うが、その実は特定の奴らの利益を上げるだけでしかない.

 そんなこと以前にやることがあるだろう.東北救済はどうした?福島の汚染源はどうする?
 虐げつづけた沖縄の今後をどうする?東京だけをお祭り騒ぎしてどうするのだ!
 高額な国立競技場の建設案を白紙撤回?それ以前の問題だろう.今からでも開催返上すべし!

・24時間や27時間番組含めてアホな番組が多過ぎる.ニュース番組が終わってしまう7時から
 11時まで、くだらない番組のオンパレード.政府の国民痴呆化の一端を担っているんじゃないか?

 加えて報道の公平性を欠いたその姿勢に腹が立つ.ティピカルな刺激的事件ばかりを
 延々報道するより、他に報道すべき事があるだろう!例えるなら福島の海の汚染状況、
 廃炉工程の進捗、避難民の今後….

 特に許せないのはNHK、偏調報道以外の何物でもない.会社人間としての
 視点で言うなら現NHK会長;籾井はその人格、資質において全くふさわしくない人物.
 あいつが会長続ける間は受信料払う必要なしっ!

・「ヨルタモリ」が終了するそうだ.惜しい….唯一大人向けの肩の力が抜けた冗談番組だったのに.
 まだタモリ倶楽部があるか….長年聴いていたTBSラジオの「ラジオ東京永六輔のその新世界」
 も9月末で終了するそう.永の状態を診るならば致し方ないとも思えるが…時代は変わっていく
 ことを実感.

 それにしてもTBSラジオやTVのショッピング番組の酷さはどうだ.
 のべつ幕なしに安くも無い商品販売に血道をあげている.
 報道・娯楽の本質を忘れた行為としか言えない.他局の方がまだましだ.

・ごくごく個人的な嗜好なのだけど、嫌いなタレントや芸人がいる.政治家は全て嫌い(笑).
 会社からの帰り道、路地裏で小学生低学年の男の子が “ランニングマン”の練習をしていた.
 そう、EXILE系 三代目 J soul Brothers の片腕をまっすぐ上げて走るようなスタイルのダンス、
 それである.

 こんなちっこいガキまで毒されて…が正直な感想.道端で汗をかきながら一生懸命練習している.
 どうせロクな大人にはならないだろうなぁ、このガキ…と思ったが、妙に印象的で、その姿が頭から
 離れない.いやな刷りこまれをしたもんだ.そう、EXILE系は全否定で…嫌いです(笑).



安部からEXILEまで、罵詈雑言したらすこしはスッキリしたかな….

中国製松茸の毒のせいかも….

もういちど暴言多謝.









三麺記事(今度も駅チカ編)



忙しい時の昼食は
駅ソバに限る?

まずは武蔵新城駅チカの蕎麦屋.
定番の「かき揚げ蕎麦」

ソバのコシもなく、なぜか茹ですぎのような
フニャフニャの食感.

かき揚げはパリパリで玉ネギが多く
結構いけるのに、麺が残念.

これで400円は高いなぁ.


次は、飯田橋駅改札脇の立ち食い蕎麦屋.
「冷やし蕎麦とミニ牛丼」



これはまた、ちゃんとしたコシのある蕎麦.
冷たい蕎麦ほど、コシは欲しいよね.
でも、蕎麦の香りは少なく残念な味.

小さいご飯茶碗の牛丼はジャスト・ボリューム♪
これでセット500円は格安かも.



最後は新丸子駅チカの中華屋 “東秀”.
「タンメン」



コテコテの背脂家系ラーメンに飽きた舌には
ちょうどの、あっさり塩味.

細麺はよくスープにからむ.
ちょっと野菜が少ない気もするが、
630円だとこんなもの?

まあまあの味でした.


来週も麺に走るぞっ!(笑).









街中のネコシリーズ(小杉駅チカのニャンズたち)



今朝も4時起きでチバラキ地方の事業所へ.
会議は10時からなんだけど、
やはり事業所が始まる7時半には入っていたい….

パタパタと武蔵小杉の駅に向かうと、
そういう時に限って…、
こうやって副長を待っている奴が…(笑).


そろそろ…と追いつめると
もう一匹が居たりして.




二匹そろい踏み♪



エサをやろうとしたら逃げちゃった.


こんな仔も居ました♪



元気に木に登ったりしてる仔ですな.


あさから猫に出逢うと…
その日一日中幸せな気がする♪.

野良ニャンズに感謝っ!









映画「ナイトクローラー」…人の破滅を撮ることに喜び?


原題:NIGHTCRAWLER
制作年:2014年 制作国:アメリカ 上映時間:118分


残業をしない水曜なのに、何故か残業をした副長.
別に手当はつかないのだけど、川崎事業所でのことだったので、
そのまま映画館へ(笑).
本年累積100本目に選んだのはブロ友;じゃむまるさんのお勧め作品.

「ブロークバック・マウンテン」「エンド・オブ・ ウォッチ」のジェイク・ギレンホールが、
刺激的なスクープ映像を求めるあまりモラルのタガが外れていくフリーランスの
ニュース・カメラマン役で鬼気迫る怪演を披露し、高い評価を受けた
ピカレスク・サスペンス・ドラマ.

共演はビル・パクストン、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド.
監督は「トゥー・フォー・ザ・ マネー」「ボーン・レガシー」などの脚本を手がけ、
本作が監督デビューのダン・ギルロイ.
 
ロサンゼルスに暮らす孤独な中年男ルイス・ブルーム.
野心はあるものの定職にも就かず、コソ泥をしてはその日暮らしのしがない日々.

そんなある日、偶然遭遇した事故現場で、ビデオカメラ片手に夢中で撮影する
男たちを目撃する.彼らはニュース映像専門のパパラッチ、通称“ナイトクローラー”.

事件、事故の現場にいち早く駆けつけ、誰よりもショッキングな映像をカメラに収め、
それをテレビ局に高く売りつけるのを生業とする連中だ.そんなことが商売になると知り、
さっそくビデオカメラと無線傍受器を手に入れると、 見よう見まねでナイトクローラー
としての活動を開始するルイスだったが….

以上は<allcinema>から転載.
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冒頭のロサンゼルスの夜景の切り取り方が素晴らしい….
なにか妙にワイド感が強調されたようなパースペクティブな映像.

撮影監督はロバー ト・エルスウィット、最近では「ミッション・インポッシブル
ローグネイション」、過去では「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」を
撮った名人中の名人だね♪. この映像感は素晴らしい….

さて、主役のジェイク・ ギレンホール…嫌悪感が先に立つような風貌で登場.
常にハイテンション、外見は無教養に見えるのに口から出てくるセルフは意外にも
教養あふれるが、強烈な自己チューの世界.これは凄い演技だ.

ひょんなことからパパラッチの世界を垣間見た主人公ルーは、見よう見まねで
始めて見たら…天職だった. 以降衝撃映像を求めてハイエナのように“事件”を
追い求めるさまは恐ろしい.どこまでいっちゃうんだろうと思うとやはり…違法な道に.

刺激を求める視聴者、過激な映像の提供に血道をあげ視聴率稼ぎをするTV局.
なにやら米国だけでなく、日本のTV界にも近似性が見られるこの頃.
ピカレスク・サスペンス作品の形を取っていながら、社会の問題をも訴える作品.

ルーの欺瞞を見抜き、追いつめようとする捜査官の正義の目が印象的.
が、ルーの方が数枚上手.そら恐ろしいエンディングに繫がる.

これは、怖い…、でも面白い…. 
恐くて背筋がゾクゾクしてしまうほどのジェイク・ ギレンホールの怪演だった.