定年を送る…
昨夜は部門の定年退職者を送る会.
60歳で会社を退職される先輩2名.
今の事業所に来る前から仕事の付き合いがあった先輩たち.
部門で10名くらいのひっそりしたお別れのお祝い会.
今どきは65歳まで、あるいはそれ以上までと
再雇用延長する人が多いのが我が社なのだけど、
今回のお二人はきっぱりと辞めると.
一人は実家が石巻で震災の影響で親も含めて親族の面倒を看ると.
もう一人はNPOみたいな事業を起こす…とか.
いずれにしても、年金生活で生きていけるようだから恵まれていると思う.
あと数年後の自らを振り返るに、これから待ち受ける年金の支給時期延期や減額、
はたまた今回のAIJ年金消失みたいなトラブルのリスクもあるしねぇ….
将来に対して夢や希望が持てないどころか、
来るリスクに怯えているようじゃ日本が良い国とは思えない.
その日暮らしが出来ない途上国の例もあるわけだけど、
先進国(嫌な表現だ)の中で、
これほど希望が持てない国も稀だと思う.
ましてや中高年の我らより
いまどきの若者の将来を考えると…そら恐ろしくなる.
今の民主党政治のせいにするのはかんたんだけれども、
その発端は前政権の自民党の55年間の暴政の“つけ”であることを忘れてはならない.
多大な借金財政も、年金問題も、原子力行政だって全て奴らの尻ぬぐいを
現政権が受け追っているだけ.
今の政治に多大な不満はあれど、
これを選んだのは誰かと言う事も認識しないといけない.
大勢に流される、マスコミ報道で動かされる国民性にも
多いなる非があると思う.
そんな現状の政治に不満のある人たちが
新しいリーダーを求めるのも十分判る.
次々と意見を乱射し、実行に移す新しいタイプの政治家は
既存の政治家に比すれば
さぞや魅力的に見えるだろう.
確かに都民、府民、市民が選んだ現在の首長は
行動力も発言力もあり、魅力的な部分があるのも事実.
都議会中継など見ているとその進行における
理路整然たる態度や発言には感心する部分が多い.
が、これらのニュータイプの政治家に共通する部分が2点ある.
一つは多面的な価値観が無いということ.民主主義の根幹である、
他者の意見の尊重、少数の意見理解の態度がまるでない.
選挙で選ばれた、多数の支持あるものだけが正しいとする誤解.
もう一つは、超保守派というか、はっきり言って右傾化している.
某都知事しかり、H市長しかり、名△屋市長しかり.
今回の名△屋市長南京市発言とそれを養護する都知事なんぞは、
公選の首長にあるまじき発言と時代認識と思う.
ニューリーダーのH市長もちらちらと右側の発言や行動が見え隠れする.
彼の主張する憲法改正は単に参議院廃止だけではなく、
自衛隊の軍化や強権発動権という部分で某都知事と同じ意見だ.
くわばらくわばら、こういう時代が一番危ない.
きな臭い昭和ひとけた時代とそっくり.
こんな奴らを選ぶと、年金が少なくなるだの無くなると後悔する前に、
次を担うわが子たちが死んでしまう事になってしまうかも.
・・・・
なんて戯れ事を、定年を送るおじさんたちで話していたら、
武蔵小杉の某焼き鳥屋の最後の締めは、なんと鶏すき.
うーん、やっぱり、すき焼きは牛肉で食べたいぞーなんて
先ほどの政治話しとはえらく次元の違う意見のやり取り(笑).
寒い2月、逃げ月の一夜のできごと….
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[副長日誌補足]
トップ写真、
珍しく副長の撮影ではありません.
カメラ好きの若者が
副長のC社S95で撮ってくれました.
ということは…、
オッサン群の中に
副長がすました顔で
写ってマス(笑).
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