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売れてしまった作品.



ホキ美術館の後に向かったのは
匝瑳市の“松山庭園美術館”

毎年恒例の「猫ねこ展覧会」の最終日.

2ヶ月以上もの会期の最後は
入賞者たちの授賞式と打ち上げパーティ.

パーティといっても会員?の皆さんの
持ち込み料理とジュース類.

いつもの談話室で繰り広げられる授賞式を
横目に、娘と息子君の作品の回収が今回の目的.

娘が仕事の都合で来られなくなったので、
副長代行なのだぁ.


娘の作品を確認して、奥の写真コーナーへ行ってみる.

そ、そこに在るはずの…、
な、なんと、息子君の作品が無いっ!

壁には、作品を下げていたピンの跡と
名札の跡だけ….

あせった….

わなわな…と、美術館の館主を捕まえ、問うてみる.

「○△□▽なんですけど、作品が無いんですっ」


『あぁ、あの小さい可愛いヤツね.売れちゃったよ』

「えっ、エッェ~!!」

『作品が小さいと、即お持ち帰りになっちゃうのよ』
『受付に行って代金受け取ってね~.』


たしかに息子君の作品の名札には
額代だとか称して□▽○○円の値段を付けていた.

まさか、売れちゃうとは…(喜).



ちなみに、その作品は
こんな調子.
(前回訪問時に撮影)




2年前娘夫婦と銚子に行った際に
撮った作品.


即、その場で息子君へメール.
一緒に喜びを分かち合った(笑).


娘の作品は非売品表示.

でも、訪問者投票をいくつももらったようで、
額の後にいっぱい投票が貼ってあった….


娘の作品は…「政宗」のデッサン.




これは売れなくて良かった….
ホッ.

作品を引き上げて
早々に退散しましたとさ.






“人思い、人想う。”展 @ホキ美術館 千葉



日曜は千葉に所用があって、
川崎から千葉市内へ.

またも「ホキ美術館」を訪問.

ダイナミックな宙に浮いた建物も魅力.
方持ちで30m分くらいは飛び出している!


“人思い、人想う。展”を開催中.

写真かと見まがうような写実派の作品群

思わず見入って時間の経つのを忘れそう….


生島 浩《5:55》2010年



著名な写実派の作家さんばかり.
日本人作家が多いので、
いきおいモデルさんも日本人が多い
(当たり前か)

近所にいるような美人さん
みたいな雰囲気のモデルさんの
魅力もまたその作品の魅力の大事な部分かも.



この美術館に来て、
すっかりファンになった森本草介の
作品も35点も展示.

ヌードの女性なんかも実に魅力的なのだけど、
今日は静物(笑).


森本草介 《牡丹》 2004年

前回掲示は風景画だったような….




前回は空振りだった、レストラン“はなう”で
セット・ランチなど.



前菜は生ハムとタコ、茄子のサラダ.
コリコリのタコの旨味を満喫♪

車で来たので、ワインは無し(泣).
イタリア産の炭酸水でしのぐ.


冷製のコーン・ポタージュ・スープ



この時期の、糖度の高いとうもろこし.

甘く、限りなく…甘い!



メインは、豚肉とズッキーニの
タゲリチアーノ.



ソースは、なんとにんにく醤油ベース.

平打ち麺に良くからむ.

香ばしい豚と歯ごたえサクサクのズッキーニ..
アツアツで、これは美味しかったぁ….


デザートの
パンナコッタ、ガトー・ショコラ、マンゴー・シャーベット



濃厚なマンゴーの味を
濃い目の珈琲で中和.


著名なシェフ:片岡護氏プロデュースの
“はなう”

これで2100円は安いと思った♪



雨も止んだので、
腹ごなしに美術館隣の「昭和の森」を散歩.
歩数も稼がなきゃね(笑)




看板の花菖蒲を探したが、
もう枯れきってしまっていた.

代わりに、蓮.




良い目の保養をした後で、
所用をすませに、
もう一つの美術館へ.

詳細は別記事で….







映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」…良くできたタイムもの.


原題:EDGE OF TOMORROW
製作年度:2014年  製作国・地域:アメリカ   上映時間:113分



土曜日の夜、父との夕食の後おおたかの森シネコンで観たのは日本原作のSF作品.
ちょっとSFが続いている? 本年77本目の鑑賞.

桜坂洋の同名ライトノベルをトム・クルーズ主演で映画化したSFバトル・アクション大作.
圧倒的な戦闘力を有する侵略者の襲撃を受ける近未来の地球を舞台に、
その侵略者を相手に戦闘と戦死を繰り返す不可思議なタイムループに囚われた
一人の兵士の壮絶な運命を描く.

共演はエミリー・ブラント、ビル・パクストン.
監督は「ボーン・アイデンティティー」「フェア・ ゲーム」のダグ・ライマン.

謎の侵略者“ギタイ”の攻撃によって、人類は滅亡寸前にまで追い込まれていた.
そんな中、軍の広報担当だったケイジ少佐は、ある時司令官の怒りを買い、
一兵卒として最前線へと送られてしまう.

しかし戦闘スキルゼロの彼は強大な敵を前にあっけなく命を落とす.
ところが次の瞬間、彼は出撃前日へと戻り目を覚ます.
そして再び出撃しては戦死する同じ一日を何度も繰り返す.

そんな過酷なループの中で徐々に戦闘力が磨かれていくケイジ.
やがて彼はカリスマ的女戦士リタと巡り会う.

彼のループ能力がギタイを倒す鍵になると確信したリタによって、最強の“兵器”となるべく
容赦ない特訓を繰り返し課されるケイジだったが….

以上は<allcinema>から転載.
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原作は未読.“ライトノベル”というカテゴリー分けには疑問符?がつく.
日本人ってすぐにカテゴリー分けしたがるよね.小説にしても漫画にしても
映画にするには日本には良い題材がいっぱい転がっている…ような気がする.

最初は軟弱者で登場のトム・クルーズ.
謎の侵略者“ギタイ”に攻撃され滅亡寸前の世界だというのに、
指を切った血を見るだけで真っ青になってしまうという生存能力ゼロを演ずる.
ヒーロー像が板についたトム・クルーズだが、そのなんとも情けない姿がなぜか魅力的.

戦闘経験ゼロ、生存能力ゼロというだけあって、
主人公にもかかわらず、冒頭20分でいきなり死んでしまう(笑).
が、不思議な“時のループ”に巻き込まれていることに気づき、戦闘と死を無限に繰り返す.

この“時のループ”の秘密はのちほど“戦場の女神”と呼ばれる特殊部隊の女性戦闘員リタの説明で
納得できるのだけど、これが判ってからリタと共に戦いを重ねていくたびに、
ケイジの戦闘能力は向上していく.戦闘能力と供にケイジの人間性まで磨きがかっかってくる.
ある意味ではトム演ずるところの成長譚?.

タイム・ループ作品というとダンカンジョーンズ監督の名品「ミッション:8ミニッツ」を思い出す.
繰り返しのシーンが多いのが特徴なのだけども、
どちらの作品もそれを観客に飽きさせない工夫がある.

本作品の場合は、トム・クルーズの反応がそれぞれ違い、進化していくこと.
そんな部分を楽しませてくれるのも、脚本の上手さだろうか.

失敗続きなのだけど、その度ごとに殺されちゃって“リセット”しちゃうのが面白い.
中盤以降は、ほとんどリタ(エミリー・ブラント)に撃ち殺されている(笑)

異星人“ギタイ”の姿は何処かのSFで観たような既視感に襲われる.
“ギタイ”の原作の意は「擬態」から来ているのだろうかね?
タイプにアルファやガンマとあるのが面白い.

生死のループを繰り返すケイジ(トム・クルーズ)とリタ(エミリー・ブラント)の間に、
戦いを続ける中で、二人にとってお互いがかけがえのない存在になっていく脚本も又上手い.

最少は軟弱者だったのに、人類滅亡の危機に立ち向かうにまで成長するケイジ.
後半ではそのタイム・ループ能力を奪われ、後がない状態に陥る.

世界の危機を救うことができるのか? 
そして、リタを守りきることができるのか?

上手い結末は鑑賞後の後味が極めて良し…最近のトムクルーズものはハズレがないなぁ.






映画「トランセンデンス」…やはりカメラマン監督は….


原題:TRANSCENDENCE
製作年度:2014年 製作国・地域:アメリカ   上映時間:117分


金曜の夜、川崎のシネコンで観たのは「ダークナイト」などのクリストファー・ノーラン
が製作総指揮を務めるSFサスペンス.本年累積76本目の鑑賞.

「ダークナイト」や「インセプション」の名カメラマ ン、ウォーリー・フィスターが
記念すべき監督デビューを飾ったSF大作.

究極的な人工知能を開発研究する天才科学者が反テクノロジー団体の凶弾に倒れ、
その死の間際に感情を含む彼のすべての脳データをコンピュータ・ネットワーク上に
アップロードされたことから巻き起こる予測不能の運命を描く.

主演はジョ ニー・デップ、共演にモーガン・フリーマン、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー.

近未来.人工知能研究の第一人者ウィルは、反テクノロジーを標榜する過激派集団
の銃弾に倒れる.

だが、その死を受け入れられない妻のエヴリンは、親友の科学者マックスに協力を仰ぎ、
ウィルが息を引き取る前にその意識をスーパーコンピュータにアップロードすることに成功する.

やがてネットワークに繋がったウィルは、軍事機密や個人情報を含むあらゆるデータを
手に入れ、加速度的な進化を始める.もはや超越的な存在へと近づいていくウィルの暴走に、
いつしかエヴリンの心も揺れ始めるが….

以上は<allcinema>から転載.
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またもカメラマン出身の監督作品.
初作だから割り引いても…、やはり実力不足かと思わざるを得ない.
こんな役者を集めても、全体を通じて、スッキリしないのである.

久々のジョニー・デップの素顔が拝めると思いきや、前半で殺されてしまう.
後はモニター画面に出てくる表情の乏しいデジタル顔のオンパレード(笑).

スーパーコンピューターにアップされた人格がネットを通じてさまざまの情報を
取り入れ、成長していくのはまだ判るだが、その先がついて行けない.

難病を治したり、盲目の人に光を与えたり、町民をスーパーマンにしたり….
ナノ・ロボットを地から沸き立たせたりと、理解不能な映像が続く.
その人格を得たスーパー・コンピューターの神化があまりにも不自然.

ちなみにそのスーパーコンピューターのネームプレートはカタカナだったから日本製?
脚本の不自然さに加えて、モーガン・フリーマンやポール・ベタニーの役柄も不鮮明.
演出にも冴えがないことしきり.

映像的には美しかったり、幻想的だったりして観るところはあるのだけれど、
中身がついて行ってない.残念だな、クリストファー・ノーランの総製作指揮って
どこまで介入しているのだろう? あの緻密さが全く無い、付加価値が感じられない.

おなじコンピューターが人格を持つ話しなら同時期に公開されている
「her 世界でひとつの彼女」の方が…面白いかも.監督もスパイク・ジョーンズだしね.
いずれ観てまた書きますね.





再び…花好きは太っ腹



今週の徒歩通勤路の二ヶ領用水歩道.

いつも目を楽しませてくれるタチアオイの
脇にこんな看板が.

タチアオイの種が出来たので
自由に持っていけ、とな.

太っ腹だねぇ.


足元を見れば、種が並べてある.



自宅用にいただいていこうかしらん….



さて、もう一つの太っ腹.
取り放題を許してくれている花桃の実.

大半はまだまだ小さいのだけど、
いくつかは、熟れてきている….






もうそろそろかなぁ.

鳥さんたちと奪い合いや、
他の人たちとのにらみ合い状態(笑).

夜こっそりと採りに行こうと
毎日キョロキョロと目星を付けている.


なにせ、ジャム作製用に
ペクチンまで購入しちゃっているのである(爆笑)




いずれ…ジャム作製の顛末も披露しまする.











輪島の焼き塩



会社の同僚、アキ子さんが
2週間のリフレッシュ休暇から帰って来た.

のんびりと北陸、能登を回ってきたらしい.

“甘いモノ倶楽部”部員なのに
なぜかお土産はしょっぱい「塩」.

500年も続く、揚げ浜式製塩法で
作られた輪島の塩.

入れ物もお洒落だし、
ちゃんとマフラーまで巻いている(笑).


そんな塩の美味しさを味わう為に
おむすびを握ってみました.



炊きたての白米は、
もちろん福島産♪

輪島の塩との相性は抜群.

何個でも食べられそう(笑).


アキ子さん、ありがとうね!



ついでに今日のお弁当はおにぎり.



今日は保冷剤要らないかな?



もう一つ、ついでに今週の弁当群.



市販のおいなりさんの皮を購入.

珍しくおいなりさん弁当の登場なのだっ!








映画「春を背負って」…山は描けど、人描かけず.


製作年度:2014年 製作国・地域:日本   上映時間:116分


火曜の夜にたまったポイントでタダ観賞したのは大嫌いな監督の作品.
本年75本目の観賞.

日本を代表する名カメラマン、木村大作が「劔岳 点の記」に続いて撮り上げた監督第2作.

標高3000メートル級の立山連峰を舞台に、父の急死をきっかけに山小屋を継ぐ決心をした
金融マンの青年が、不慣れな山での生活に奮闘する中で、改めて父や家族と向き合う姿を描く.

主演は「ノルウェイの森」の松山ケンイチ、共演に蒼井優、豊川悦司、檀ふみ、小林薫.

原作は笹本稜平の同名小説.実際に立山連峰で延べ60日に及ぶ過酷な山岳ロケを敢行し、
臨場感あふれる演技と美しく雄大な大自然の風景をカメラに収めた.

立山連峰で山小屋“菫小屋”を営む厳格な父・長嶺勇夫に育てられた享は、
社会人になってからはそんな父から距離を置き、東京でトレーダーとして
忙しい毎日を送っていた.

そんなある日、父の突然の訃報が届く.帰郷した享を母の菫や勇夫の山仲間たちが出迎える.
その中に一人の見慣れない女性、高澤愛がいた.彼女は心に深い傷を負い、山で遭難しかけ
たところを勇夫に助けられ、以来、勇夫と菫のもとで働いていた.

勇夫がいなくなった今、誰もが菫小屋の存続を諦めかけていたとき、享が都会生活を捨てて
小屋を引き継ぐと宣言する.こうして愛とともに菫小屋の経営に乗り出した享だったが、
案の定、過酷な山での生活に悪戦苦闘の日々が続く.

そんな彼の前に勇夫の友人だったという頼もしい山男のゴロさんこと多田悟郎が現われ、
享を力強く支えていく.

以上は<Allcinema>から転載.
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なんで木村大作監督が嫌いかというと、撮影者としての質が高いのは良しとしても
発言の汚さとその品格のなさ、監督としての資質の貧しさ.
前作「劔岳 点の記」でもへきへきとした覚えがある.

松山ケンイチ、蒼井優…といった配役の良さにほだされて観たというのが本音.
演出の稚拙さ、脚本のまずさを役者群の演技でカバーしている感がある.

“山”の画面の美しさはとびきりだ.珍しい貴重な映像も長い時間カメラを回したからこそ
得られたのだろうと推測する.スティルみたいな映し方もこの監督の特徴.
が、惜しむらくは“人”が描けていない.演出が古臭いのとセリフも陳腐なものが多い.

夫を山で失った妻:壇ふみや主人公:松山ケンイチの描き方が通り一遍で深堀り出来ていない.
出番は少ないが、死んでしまう小林薫やその友人の豊川悦治の人生の描き方も薄っぺらだ.
唯一、蒼井優がその演技力で孤立無援の少女愛役を演じきってみせるが孤軍奮闘の感あり.

豊川悦治が山でたばこを吸うシーン、ちゃんとポケット灰皿を出して吸殻をしまう
このエセ小細工シーンがいかにもこの監督らしいと感じた.山は汚しませんよ、ってね.
汚した山の空気はどう償うのだ?

松山ケンイチの幼なじみの家具作りのシーンもしかり.妻の安藤サクラの無表情の演出には
呆れてしまった.活舌の良い女優さんなんだからもっとしゃべらせればいいのに.

その他役者の使い方やこれ見よがしの古い演出、とどめは50年前かと思うくらい古臭い
オーケスレーションの使い方.前時代的でグロいと感じた.

そんな古くさい劇中音楽に代えて、ラストは取って付けたような、
山崎まさよし「心の手紙」.
あざとすぎ、ウケ狙いの極致.全曲山崎まさよしに入れ替えろっ!

じゃあ、結局は“山”の美しさだけかい…と言うことになるのだが、
これが木村大作だからこそと言いきれるのだろうか?
天狗になって居ないか?の疑問符がついてしょうがない.

辛い記事になってしまったけど、観て不愉快になったのも事実.

やはりこの監督の作品は今後絶対見るまいと心に誓った.




炎の炭焼 ばり鶏 @川崎



日曜の夕方、邦画を楽しんだ後に
ブロ友めーちゃん。と繰り出したのは
川崎駅前LeFrontの10F.

地鶏料理 炭焼 ばり鶏へ.

先付けは定番、生キャベツ♪
ビールに好く合う.



珍しい、白菜のサラダ.



パリパリの食感.

振り掛けたチーズと海苔がアクセント.



ジャガイモ丸揚げ.



うーん、バター多すぎ?(笑).



なにやら後方で、火の手が盛大に上がる….




出て来たのはこれ.

この店の定番メニュウ.
“ばり焼き”



盛大な炎はこの油だったんだね.

まだ少し赤身が残る地鶏は
とってもジューシーで、
歯ごたえ十分♪


この頃になると、副長はもう芋焼酎へ.

小カロリー?低糖質そして低プリン体(笑)



銘柄は“黒伊佐錦”
ロックでいただく.

臭みのないスッキリした飲み味.



メインの炭火焼き.

七輪の登場~!



鶏のカルビ、こころ、つくね、
そして豚ロース.


油が落ちて、
ついつい炎の料理人状態(笑).



柚子胡椒のタレで美味しくいただきました.

1週間分位の肉を食べてしまったかも….



〆は焼きお握り.



やはり七輪の炭火で好みの焼き加減に.



デザートは別腹.



ちょこっとアイス.

柚子シャーベットと小豆.



美味しくいただきました.

ごちそうさま.








映画「MONSTERZ モンスターズ」…原作が×.


製作年度:2014年 製作国・地域:日本   上映時間:112分


日曜午後の“邦画を1100円で楽しむ友の会”で観たのは2010年の
韓国映画「超能力者」のリメイク作品.本年74本目の鑑賞.

主役は「カイジ」の藤原竜也と「闇金ウシジマくん」の山田孝之.
共演に石原さとみ、田口トモロウ、木村多江、松重豊.
監督は「リング」「クロユリ団地」の中田秀夫.

他人の意識を操り悪事を働く超能力者と、その力が唯一通じない男が運命的にめぐり会い、
激しい攻防を繰り広げるさまを描く. 

ひと目見るだけで誰でも思い通りに操ることが出来るその男はその超能力ゆえに
哀しい過去を持ち、必要なとき以外は力を使わずに孤独に生きていた.

そんなある日、男がいつものように力を使った時、一人だけ自由に動く男がいた.
彼の名は田中終一.なぜだか分からず、終一を消し去ろうとする男.
終一も男の悪意に気づき、たった一人で迎え撃つ.

終一にもまた、特別な能力が秘められていたのだったが….

以上は<allcinema>から転載.
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好きな役者、藤原竜也と山田孝之の出演、気になっていた作品.
この頃の藤原はもう病的なまでの悪役指向、美男なだけに狂気を
演ずると、また良く似合う…と思う.

一方の山田孝之は超真面目な役柄…だが、やはり秘密を持つ.
人を操れる能力と、操られない能力、どちらもモンスターと位置づけられる.
誰が位置づけるかと言うと…官憲なのだな、これが.

人と違う能力を持つものを異端とし、差別化あるいは抹消しようとする官憲.
藤原と山田は引き合うように戦うのだが、本来の相手は違うのかもしれない….

韓国映画が原作らしいが、その話しの出来には突っ込み所はやたら多い.
見た者を操れる…のだが、見て無くても操っているし、そのわりには
鏡でチラ見するとやっと操れる…とか、要はいいかげんな超能力.

山田だって、操られないだけでなく、ほとんど不死身の肉体を持つ.
車に轢かれても、歩道橋から落ちても、ナイフで刺されても…死なない.
ラストで…あぁ逝っちゃたか、と思いきや….

異端な者、自分とは著しく事なる思想や能力を持つ者に対して
誹謗中傷あるいは攻撃弾圧することは世間で良くあること.
古くは特殊な病気を持つ者やハンデキャップを持つような弱者に向けられることもあり、
本作品の様に普通よりもアドバンテージを持つ強者の場合もあり得る.

ここで根本的に必要なのは、その人たちへの徹底した理解.
言うなれば、その人の立場にどれだけ近づけて、その立場で考えられるか?

要は想像力、イマジネーションをどれだけ持てるかなのである.
くしくも邦画「円卓」でも使われている“イマジン”の世界なのだ.
ジョン・レノンはやはり偉大だったねぇ.

そういうイマジンの心を持たぬ者が、女性を誹謗する野次を飛ばしたり、
福島の人たちに「結局、金目でしょ」なんていう本音を吐いたり、
仮想敵国との“戦争”しか頭になく、集団的自衛権に走り込んだりするのだと思う.

この作品でも、もし藤原達也の周囲にその理解者が居たなら…、
もっと違うストーリが出来たかも、と思うわけなのだが、それは無い物ねだりだね.

役者的には面白かったのだけど、原作、脚本がバツ.

あと、木村多江の老け役…ノーメークのアップは見るのが辛かったなぁ.
本来は凄く綺麗な人だと思うのだけど.










街中のネコシリーズ(ある日の等々力風景)



今日のお弁当ももう出来ちゃったし、
日本も1対1で追いついたから(笑)、
もう一つ記事書いちゃぉ♪


ある日の等々力緑地.

出迎えてくれたのは、シマ.
ちょっと険しい顔で写っちゃったね.

暑かった昼間、
冷ますかのように、皆、茂みの中.







最近馴染みはじめた三毛君.





若いサポーターに甘えるの図.




この地は、老いも若きも猫に優しい….