fc2ブログ

2010年を副長振り返る…。

いよいよ大晦日.
もう今年1年を振り返っても好いだろう.

五十数年に及ぶ人生では、小さい転機だが
転勤して川崎とチバラキの二重生活を開始したのが
今年一番のトピックス.毎週の往復にも慣れてきた.

健康的には悪くなく、今年も傷病休暇を1日も
使う事無く、有給休暇も10日も消滅してしまったくらい.

家族もほぼ健康で、なによりも83歳の父親が元気で、
先月の血液検査結果を診たら全ての項目でパーフェクトで、
息子の方がよほど問題だらけの状態だ(苦笑).

娘夫婦が新居を購入して、静かな環境で猫を飼ったり、
庭いじりをしたりと、幸せな新婚生活1年目を迎えられたのも嬉しい.

さて、年初にたてた目標を振り返る

 -----------

2010年の目標

1.ひとり旅をする … 思えばいつも誰かと一緒の旅ばかり.
            いずれ(今も)お一人様生活なのだけど
            気の向くままの一人旅を今年は実行したい.

2.自らブラッシュアップ … 中途半端な英会話か中国語会話を
               上達させたい.ワンランクアップ目標.

3.環境変っても歩き続ける … 平均12000歩/日を自らに課す.
                続けられる唯一の運動習慣.
                健康維持、体脂肪率減少の為にも.

今年は二勝一敗では無く、全勝したいなぁ….

 ------------

これが今年の1/2の記事.
今年もまた…二勝一敗.
語学をブラッシュアップできなかった.

言い訳は無しで、来年に課題持ち越し(笑).
2011年の目標は、来年になってからにしよう.

趣味的には….
映画についてはもう記事にしたので他の趣味を.

・美術について
 印象に残ったのは、ポーラで観た日本画、新国立でのオルセー展、
 そして川崎で観た写真展:木村伊兵衛賞展.なによりも写真の持つ表現力の強さに感動.

・写真について
 日記のように写真を撮ってきたが、少しテーマを絞りたい感あり.
 今年はヒコーキも撮りに行ったが体力的にもキツいと実感.

・音楽について
 今年のライブは同級生がらみの私的バンドが多かった.
 流行曲からますます遠ざかってきている.ジャズギターとジャズピアノばかり….
 もう少しレンジを広げたい.

・旅について
 今年は公私ともに海外旅行は無かった.来年は?
 一人旅の楽しさをもう少し味わいたい.

・F-1について
 そろそろ実際のレースを観たくなってきた.

なによりも今年の収穫は、何人かのブログ友と逢えたこと.
日頃のコメントやメッセージのやり取り以外のオフ会もまた
格別な楽しみがあり、より友達付き合いが深まった….

いつも足跡を残してくれる方や覘くだけの方への感謝を
ここで述べさせてもらいたい.
皆様のおかげで楽しいブログ生活をすごしてます.

 ありがとうございます.
  来年も宜しく御付き合いください.

               副長

 -------------

さて、今日の日誌.
写真を載せないとなにか寂しい(笑).


今日、大晦日のうっかりさん.
今朝の朝食風景.
トーストを食べると、
なぜか風味豊かなカビ入りチーズの香り.
何の事はない、
使ってなかったマーガリンにカビが….
今のところ、お腹はなんともありません(笑).



昨夜のがんばりで
おせち料理の完成デス.
別仕立てに作ったこうや豆腐が
あふれて入りません(笑).
せっかく薄味で煮た傑作なのに….
父親用は二重になってしまった.
縁起悪いなぁ.
おせちは奇数と最近知りました.


さて、父親宅へおせち届けがてら…、今年最後の映画鑑賞でも?

いってきます.


反面教師だらけ




昨夜は久々にチバラキ自宅近くの贔屓の焼き鳥屋さんへ.
どこでお酒を飲んでもサラダを注文する副長.
1日350g摂取は無理でも、常に野菜は食事に欠かせない.

6時に予約で5分過ぎに飛び込んだらもう既に満員状態.
人気があるのはいいこと、年末年始も休み無しの稼動だそう.
今どき、休みでも稼げるのはありがたいこと.

久々に来てみたら、回りの客もなんだかいつもと雰囲気が違う.
飲み屋にあらべからざる、“反面教師”がいっぱい.

酒飲み中心の焼き鳥屋に就学前の子供を連れてくるんじゃない.
その子への教育がどうのこうのではない.場違い、なのである.
大人の場であろう、子供の入る余地は無い.
最近の若い家族によく見られるが、これはいかんと思う.

入りしな、いきなり携帯電話で会話し始める中年女性.
遅れてきた女性は駐車場が空いていないとクレームする.
飲酒環境に車で来る馬鹿がどこに居る?

ソフトドリンクかと思いきや、いきなりハイボールを飲み始める.
こういう奴らが店を出るとき、代行を呼ぶのを見たことが無い.
いまや飲酒運転は完全に犯罪だと言われているこの時期にだ(怒).

極めつけは、離れて座る二人の老人.
声は大きく同じ事を何度も繰り返し話す典型的パターン.
姿形は亀井静香瓜二つ.(これが一番嫌い(笑)).

店の人を大声で「姉ちゃん」、「ムスメッ」.
最後は人を呼ぶ出なく、
大声で「焼酎っ」とお代りを叫ぶだけ….

帰りしなは、戸を開けっ放しで(寒風が入り、店の中の客は震えている)
「上着っ」と叫ぶ…、自分の着るものくらい自分で着ろよっ!

目上には尊敬の念をもって接してはいるけれど、
こういうジジイには決してなるまい.反面教師極まれリ.
いい勉強をさせてもらった上に酔っぱらえるのだから
飲み屋は素晴らしい…って自虐的??


さて、今夜はお節作成に入る.
まずは時間のかかる煮物から.
黒豆は試食をして(笑)から、買ってきた.
あの味はいくら自分で
時間をかけても出せないと思った.
というか、単なる手抜き.
日高昆布と長崎のアゴ(飛び魚の日干し)で
出汁を作成中.煮物のベースだ.
牛蒡、ニンジン、ハス、里芋、竹の子の
アク抜き中.
一晩置いて明日煮てしまおう.
父に夕方お節ワンセットを
届けなければならぬ.


観るには値しないレコード大賞を聴きながらお節の準備.
あぁ、レコード大賞っていつの時からこんなに権威も名誉も無くなったんだろう.
おそらく来年の中頃には、誰が取ったかも忘れ去られちゃうんだろうな.

明日はもっとつまらない紅白でも眺めながら…ブログでもしようか?(笑).


街中のネコシリーズ(八方美人チャチャ)




猫の間では孤高でも、人間には極めて人気のチャチャ.
昨日の朝も、散歩がてらのオジさんに撫でてもらっていた.
誰にでも物怖じしないのがこの仔の好いところ.



ふと副長と目が合った.
いつもとはまるで違う服装なのに
声をかけてきた「ニャンャニャ」.
オジさんから離れ、近寄ってくる.
ういヤツだなぁ~.
でも八方美人だぞー、おまえ(笑).


しょうがない.
ご褒美にエサをちょこっとやってみる.
餌やりお母さんもこの日は休み?
ガツッと食べてひと心地のチャチャ.
しばらく1週間はお別れだ.



年末年始はチバラキへ帰るので、
チビも1年ぶりの帰省.
珍しく、籠に入れられて
最初は鳴いていたが、
車の振動が心地よいのか
約2時間の旅程中、熟睡状態.



川崎のアパートとは
5℃は低いチバラキの自宅.
ファンヒーターの前に陣取り
ヌクヌクと寝るチビ.
久しぶりでも意外に勝手を知り
縦横無尽に家を散歩したりもしている.


年始に娘夫婦もチバラキに来るというので…、
やはりお節料理も作ろうかと思う.
材料は昨日仕入れた.今夜辺りから煮物を始めよう.
黒豆は…買ってすまそう(笑).
あっ、年越し蕎麦の準備もしなきゃ….


2010年観た映画127本から


今日でやっと仕事納め.
勤務地を換え、仕事を変え、住む場所も変え、
なんとか1年を過ぎた.

環境は変わっても、映画を観ることは続けた.
気分転換の手段の一つだからね.
今年小屋で観た映画は今のところ127本.
あと1、2本は観るかもしれないが、3日に1本は観たことになる.

そこで、今年観た映画の好きな邦画と洋画のベスト3を.
好い悪いではなく、賞を取った取らないでもなく、
ただ副長が好きか嫌いだけのセレクション.

選ぶ基準は、“どれだけ心が動いたか”.
泣きもし、笑いもし、気持ちに深く刻まれたかで決めた.

まずは、やっぱり邦画から.



・レオニー…邦画でいいか?丁寧な作り、人の生き様の劇的さ、そして中村獅童ら邦俳優陣の奮闘.

・今度は愛妻家…意外な展開と泣ける結末.やっぱり素晴らしいトヨエツの演技.石橋蓮司の怪演.

・ちょんまげぷりん…錦戸、ともさかの好演.武士/洋菓子のアンマッチと江戸/平成の対比が愉快.

次点群は、「告白」、「武士の家計簿」、「トイレット」いずれも捨てがたい味があった.



今年は洋画も激戦だった….



・月に囚われた男…古いテイストのSF.低予算でドンパチもないけど心に残る名作.

・ミックマック…市民目線のアンチ武器産業、いや反戦の姿勢.笑いと共に人との繋がりも描く.

・オーケストラ…音楽への愛情.したたかに、でも愛を失わない人間の生き様の描写が見事.

やはり副長の好みは圧倒的にヨーロッパ系の作品.別にハリウッド嫌いではないけれど、
感性に響くのはフランス映画が多いのは事実.
次点群は、「インビクタス」、「ずっとあなたを愛してる」、「瞳の奥の秘密」.


以下が今年の全鑑賞作品.

 ---------------------------
のだめカンタービレ最終章前篇
フォースカインド
彼岸島
ブロードウェイ・ブロードウェイ~コーラスラインにかける夢
幸せはシャンソニア劇場から
ジュリー&ジュリア
今度は愛妻家
かいじゅうたちのいるところ
サロゲート
Dr.パルナサスの鏡
サヨナライツカ
赤毛
ゴールデン・スランバー
おとうと
ラブリー・ボーン
食堂かたつむり
ポー川のひかり
ジェイン・オースティン秘められた恋
インビクタス~負けざる者たち
交渉人The Movie
恋するベーカリー
人間失格
パレード
レスラー
グラン・トリノ×2回目
ハート・ロッカー
花のあと
スイート・リトル・ライズ
シャーロック・ホームズ×2回目
マザー・テレサと生きる
マイレージ・マイライフ
マザー・テレサとその世界
マザー・テレサの祈り生命それは愛
NINE
誰かが私にキスをした
シャネル&ストラビンスキー
ソラニン
第9地区
シャッター・アイランド
オーケストラ
月に囚われた男
アリス・イン・ワンダーランド
のだめカンタービレ最終章後篇
シリアの花嫁
戦場にワルツを
タイタンの戦い
ミレニアム~ドラゴン・タトゥーの女
ウィニング・チケット
ていだかんかん
パリより愛をこめて
クリーン
パーマネント野ばら
プリンス・オブ・ペルシャ
RAILWAY-49歳で電車の運転手になった男の物語
(500日)のサマー
小三冶
告白
アイアンマン2
ザ・ウォーカー
フローズン・リバー
ずっとあなたを愛してる
Flowers-フラワーズ
孤高のメス
ユニバーサル・ソルジャー・リジェネレーション
踊る大捜査線The Movie3
NEW YORK, I Love You
抱擁のかけら
アデル/ファラオと復活の秘薬
月に囚われた男×2回目
プレデターズ
必死剣鳥刺し
借りぐらしのアリエッティ
インセプション
エアベンダー
ちょんまげぷりん
SALT
ウディ・アレンの夢と犯罪
17歳の肖像
きな子~警察犬物語
ハナミズキ
ベスト・キッド
トイレット
ナイン(9番目の奇妙な人形)
キャタピラー
オカンの嫁入り
バイオハザードアフターライフ
東京島
ボーダー
シャーロック・ホームズ×2回目
悪人
ミレニアム2 火と戯れる女
パーフェクト・ブルー
新しい人生のはじめかた
マイ・ブラザー
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
ヴィオラ・ソナタ・ショスタコヴィッチ
十三人の刺客
ミック・マック
春との旅
七瀬ふたたび
大奥
桜田門外の変
雷桜
アイルトン・セナ~音速の彼方へ
マザー・ウォーター
SP~野望篇
エクスペンダブルズ
プチ・ニコラ
華麗なるアリバイ
クレージー・ハート
ゴースト~抱きしめたい
ラスト・ソルジャー
行きずりの街
エロスと虐殺
レオニー
今度は愛妻家×2回目
やさしい嘘と贈り物
瞳の奥の秘密
ゲゲゲの女房
武士の家計簿
Space Battle Ship ヤマト
北京の自転車
小さな村の小さなダンサー
ノルウェィの森
最後の忠臣蔵
TRON : REGACY
ロビン・フッド
 ------------------------


ふと今年の鑑賞記事をくぐっていたら…、数が合わない!?
“書き魔”と呼ばれる副長はシステム手帳に詳細な行動記録をつけている.
その記録では35本目に観た「誰かが私にキスをした」の記事が無い….

よっぽど印象が悪かったのか、忙しかったのか?
堀北真希/松山ケンイチ主演の青春ムービー.
アメリカン・ハイスクールものにもともと違和感を感ずる体質で、
とりほど面白くは無い作品だった.でも内容はおぼえてるなぁ(笑).


まっ、こんな事もあるのです.
来年も良い作品に出逢いたいなぁ….

毎年書いていることだけど、来年も数より質にこだわりたい.



つまらない事アラカルト(世代交代)



今朝の等々力アリーナにて.

惑星直列ならぬ、“猫直列”
これだけ6匹が並んだ所を目撃すると
なにかいい事起きそうな予感がする.

なんのことはない、ただいつもの
餌やりお母さんが順番に餌を置いていったらしい.
皆、食事後の一服風景だった.

なぜか前から2番目のチャチャだけは
まだ食事中.ガツガツとわき目も振らず…だった.


昨日は父親の旧テレビを大手電機店で
リサイクル処理をしてもらった.
廃却手数料¥3350也.
今時は使えるモノもお金を払って捨てる時代….

若い店員君、あまりの重さに車から降ろせず、
仕方なく副長も手伝う.
その前日、3階から独りで運んだなどと
余計な事は言わなかった(笑).






昨日
の車中からのスカイツリー.
また伸びてきた.

出来上がらぬうちに近くで観てみたいもの.









転じて、車中からの東京タワー.
天気が良いと、赤色が映える.

やっぱり、こっちが好きだなぁ.

運転しながらの撮影は危ないデス.
といっても渋滞中の撮影ですが.







昨夜は娘夫婦と夕食.
又も町田の「月忠」.
忘年会で超満員.

椎茸の肉詰め焼きが絶品.

新息子君は早くもクリスマス休暇から
冬休みへ14連休へなだれ込み.
米系企業の利点ですねぇ.





久々に逢った娘の髪が随分伸びた.

ショートカットだったハズ.
肩にまで掛かっている.

「若いと、随分伸びるなぁ~」と副長.

『付け毛だよ~!』

今どきの娘は色んなお洒落をするものだ….




世代交代

長らくこのブログの写真を担当していた
コンパクトデジカメを新機種へ.

なりは小さいがコンデジでは
C社製では最強、最高品質.

レンズも明るく、C-MOSもノイズ極小.
画処理も美しく、種々のモードも備える.
なによりハイブリッドな手ぶれ防止機能.


さてさて、新年から写真が少しは….
腕は変わらないからねぇ(笑).



映画「ロビン・フッド」…英国の誇りと悩みの系譜の一端に感動



原題: ROBIN HOOD 製作年度: 2010年 製作国: アメリカ/イギリス   上映時間: 140分

穏やかに晴れた関東の土曜日、
クリスマス・プレゼントを届けるサンタに変身した副長は
父宅に先日安く買った液晶テレビを設置してきた.
ところが苦行とトラブルが待っていた.

古いアナログテレビがなんと60kgを越す超重量物.車に積むまでが大騒ぎ.
83歳の老人の手を借りるわけにいかず、一人で大汗をかいてしまった.
リアゲートを開けて積み込んで心のゆるみが有ったのだろう.
思いっきりゲートの端に額をぶつけてしまった.
その時は「痛て~っ」程度だったのだけどねぇ.

父が寿司を奢ってくれると(回転だけどね)言うので、
運転していたらなにか額がヌラヌラしている.
車内灯を点けて、バニティミラー(懐かしい表現だ)で自分の額を見たら、
なんと額から血が垂れて眉に血溜りを作っていた.
そうトップ写真のラッセル・クロウみたいな顔になってました(笑).

今じゃ、昨夜の田村正和主演の忠臣蔵の西田敏行(吉良役)みたいに
額の傷が出来たおっさんに転じてしまいました.
サンタからラッセル・クロウ、そして吉良上野介と変身しまくりのクリスマスでした(笑).

さて、前フリが長過ぎた.土曜日の夜、本年127本目の鑑賞.
「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が、再びラッセル・クロウを主演に迎え、
伝説の義賊“ロビン・フッド”の物語を映画化したスペクタクル映画.
ロビン・フッドが民衆のヒーローへと成長していく過程に焦点を当て、
その等身大の人物像を史実とフィクションを巧みに織り交ぜ たストーリーで描き出していく.
共演はケイト・ブランシェット、ウィリアム・ハート、マックス・フォン・シドー.

森の義族、英雄ロビン・フッドは良く知るところだけど、本作品は
そこに至るまでの経過をフィクションを交えて描く.

12世紀末ロビン(ラッセル・クロウ)は十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた.
イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊の無謀ぶりが伝わる.
イギリスへの帰国途中に次々とフランスの城、町を落して略奪していく….
フランス軍との戦闘でリチャード王が落命して間もなく、仲間と共に部隊を離れたロビンは、
リチャード王の王冠を持ち帰る使命を帯びた騎士ロクスリーが闇討ちされる現場に遭遇する.

瀕死のロクスリーから剣をノッティンガム領主である父ウォルターに届けて欲しいと
頼まれたロビンは、彼になりすましてイングランドへと帰還し、
王冠をリチャード王の母に返し、新ジョン王が誕生する.ロビンはノッティンガムへ.
そこで、義父ウォルターと共に夫の帰還を待っていた美しい未亡人マリアン
(ケイト・ブランシェット)と出会う….

フィクションだけれども、面白い脚本だ.
ローマ帝政の崩壊から十字軍遠征~帰還、英仏の確執、
新英ジョン王との立憲民主主義確立の戦いまでの歴史を上手く盛り込んであり、
その中で戦いのカリスマ、ロビン・フッド一人にスポットライトを当てる.
義族としての戦いを描くかと思ったら、以外と深いストーリーで、
名作「グラジュエーター」にもつながるヨーロッパの歴史がひもとける.

英国人らしいリドリー・スコット監督のイギリス讃歌の表現も素晴らしい.
曇天と冷気の中での田園生活.色調は暗いがイギリスならではの独特のもの.
村の建造物や古い剣の造形や旗の徽章 にはケルト文化そのものが表現される.
仏軍を向かい討つべく新ジョン王とロビン・フッドが合流する谷や山間の風景や
戦いの場になるウェールズ、ペンブロークシャーの海岸線の美しさは
島国イギリスならではの風景.

いまから20年程前にくたびれたドイツ車ゴルフ2でこの辺りを走り回った旅を思い出した.
イギリスらしいトホホの食事とこんなイギリスの風景だけが印象に残っている.
ノッテインガムからスコットランド辺りの寒々した風景や湖水地方の豊かな風景…、
アナログ写真が山ほど残っているから、いずれ旅の書庫にでもアップしてみようか…な.

ケイト・ブランシェットは苦手の女優、東洋人の私から見るとどうもその美しさの根拠が弱い.
転じてラッセル・クロウの奮闘ぶりは目を見張るものがある.
鍛えた骨太の肉体とチャラチャラしない安定感のある演技に感心.
リドリー・スコット監督との相性もいいのだろう、安心して観ていられる作品.

地味だけど音楽もケルトミュージックらしい使い方が秀逸.

好い印象ばかり残る大作.
ロビンフッドという個人的英雄よりも、偉大な英国に感心した一作.


街中のネコシリーズ(ネコに睨まれる)


餌をあげたりする事もあり、徐々に等々力ニャンズたちとも
フレンドリーになりつつある副長.

この日はなぜか猫たちに見つめられる事多し.
というより、視線的には“睨まれる”の方がふさわしい.






訴えてますよねぇ、どの仔も….

ようは「お腹がすいているんじゃっ!」ってことですかい.

持参のえさを少量ながら進呈すると、
それなりの和やかさが漂い始める.

やはり空腹は誰しも気を荒だたせますねぇ.


アパートに帰って、ベッドに座ると又も鋭い視線….






なんだよ、チビ、お前もかよ~!!

さっさと食事しろよー.

どうもチビ嬢は食事の問題ではないようだ…(笑).


東京ブラブラ散歩(上野~秋葉原)



ブロ友のkokoroさんが言うとおり、年末だからってそんなに忙しくする必要はない.
http://blogs.yahoo.co.jp/k3kokoro3k/34740222.html
心の余裕を取り戻すべく、自分の休日を過ごそうと思った.

天皇誕生日の休日、関東は穏やかな好天に恵まれた.
洗濯等の家事を済ませ、ノンビリと東京ブラブラ散歩.

武蔵小杉から、横須賀線/京浜東北線で上野へ.



まずは、上野アメ横.
忙しさのチャンピオンみたいな街.

怪しげな、叩き売りの世界.
首を傾げれば、モノの値段が半額になる
不思議な世界….

鞄オタクの副長は、
REMOWAのアタッシュの値段調べ….

まだ買えそうにない….




ぶらりと上野鈴本演芸場へ、

今年は心に余裕が無くて、
落語をほとんど聴いてなかった….

久々の落語と演芸.

何もかも忘れて、
笑うことはとても大事.

笑うこと…それは生活の要の所行.

天皇誕生日12/23(木)の出演は、以下の通り.

林家小源太
仙三社中(曲芸)
三遊亭歌奴
橘家文左衛門
ロケット団(漫才)
林家正蔵
(仲入り)
ダーク広和(マジック)
霧の都(上方落語)
ホームラン(漫才)
古今亭志ん輔

林家正蔵(こぶ平)は意外と色気のある噺家であることを実感.
ロケット団やホームランの普段TVでは見ることの出来ない漫才が
かなり、切れが良くて楽しめた.一番笑ったかも….

大阪からの出張、霧の都は50歳代のおばちゃん噺家.
なんと、ネタを途中でとちり、大汗をかいた.
身の上話に切り替えて笑いをとって終わったが、
プロでもこういう事はあるのだと今さらながら実感.
珍しい様(さま)を観られた.

トリの志ん輔はさすがの噺.上手いというか、客の心をしっかり掴む噺だ.



上野鈴本演芸場の好きな処はこれ.

前席の背中に降りたたみ式テーブルが在る.

当然、お客は弁当やサンドイッチ、
はたまた昼間っからビールの人も居る(笑).

ビール飲みながらの落語聴き….
最高でッせ~.
これ以上の息抜きはなかなか無い.



そのまま、鈴本演芸場から神田方面へブラブラ続行.
というか、途中の秋葉原へ向かう.

相変わらずのヲタク雰囲気満載のアキバの夕方.
副長は32inchのハイビジョンSharp製液晶TVをゲット.
信じられない程のディスカウント価格.4万円台….



ただしお持ち帰り価格とな….
でかいし、重いし….自宅持参は難儀の果て.
混み合う電車の中では四苦八苦.

実は副長の父へのクリスマスプレゼント.
なにせTV好きだからねぇ.

これでやっと父宅も地デジ化.

副長宅は…いまだブラウン管.アナログ放送(笑).








大汗をかいたので、
水分補給.

って、アルコールじゃん(笑).

ホッピー×3杯で
うだをあげちゃった.

新丸子の飲み屋さんにて.


さて、今夜はクリスマス・イブ.

どう過ごしたたものか….
あっ、チバラキに帰らなきゃ….













映画「トロン:レガシー」~これはゲームの世界そのもの


原題: TRON: LEGACY 製作年度: 2010年 製作国: アメリカ   上映時間: 125分


好きな邦画が途切れちゃった.しょうがない、たまには洋画だ.
妙に身体になじまない3Dの最新技術を味わう為に選んだ今年126本目.

世界で初めてCGを本格導入で話題となった1982年のジェフ・ブリッジス主演作
「トロン」の続編となるSFアクション.
失踪した父が創り上げたコンピュータ・システムの内部世界に入り込んだ青年が、
人類の存亡を脅かす敵と死闘を繰り広げる姿を3D映像でスタイリッシュに描き出す.

主 演は「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」のギャレット・ヘドランド.
共演にジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイル ド.監督は最先端の
CMクリエイターで、本作で映画監督デビューのジョセフ・コシンスキー.

デジタル業界のカリスマとして名を馳せたエンコム社CEO、ケヴィン・フリンが
忽然と姿を消してから20年.ある日、27歳となった息子サムのもとに、
ケヴィンから20年間鳴りを潜めていたポケベルに謎のメッセージが届く.

その導きで父の営んでいたゲームセンターへとやって来たサムは、
地下で見つけた秘密の部屋からコンピュータ・システムの世界に迷い込んでしまう.
息つく間もなく命をかけた危険なゲームを強制されるサム.やがて窮地に陥った彼は
謎の女性クオラに助けられ、彼女の手引きによって父との再会を果たす….




嫌いなくせに興味がある3D.

今回の劇場提供のメガネはなんと使い捨て.
低コスト版で、フレームも粗悪.

なによりもレンズのコートが裏面は無く、
乱反射して見苦しいことこの上なし.


なんで、こんなに3Dに奔るのだろう.



観客に向けて飛んでくるディスク、躍りかかるバイク、
飛び散る破片…飛び出すだけのこけおどしの画像.
最初は新鮮でも、すぐ飽きる.

もっと奥行き側の表現とか、研究の余地があるだろう.
料金つり上げの理由に使っているだけじゃないかと思う.

日本の電機メーカーはいずれも3D開発合戦.
携帯にテレビにカメラ、….
みんな討ち死にするぞ…、世界市場を良く見てみろっ!!

さて、本題の作品自体について.
82年の「トロン」も十分刺激的だったが、本作も更にCGのおかげで
十二分に刺激的ではある.青白い光を基調としたライトで建造物もメカも
コンピューターの世界のデザインが眼には新しい.

ゲーム・グリッド(闘技場)でのライト・サイクル(バイク)でのバトルは
じつにスリリ ング.そう、まるでテレビゲームの中の世界.
この世界の住人…プログラムが傷つくとガラスが割れたように体が砕ける.

たしかに目新しく刺激的なのだけど、やはり副長の本質はアナログ体質.
ライトサイクル(バイク)のモーター音より主人公が普通世界で乗り回す
ドゥカティのツインシリンダーの奏でるエンジン音の方が魅力的に聴こえる.

なんだかデジタル世界にも飽きて途中眠くなることしばしば.
ストーリーが単調なのも追加要因.

やっぱり、3Dもデジタルも性に合わない.
地味で暗い邦画の方がやっぱり好き.




疲れてアパートに帰ると、
新聞と共に紙っぺらの3Dメガネが….

朝日新聞まで新年は紙面を3D!!!

いいかげんにしなさいっ!(怒).




バスに乗れば…




川崎に越してから車生活から公共交通手段生活へ一変した.
電車やバスで都心の移動は十分.
特に川崎市内ではバスに乗ることも多くなった.

バスにいろいろ想い出は多い人生だが、
つい先週末は怖い思いも….
先週金曜は取手に外出だった.そう、十数人もの中高校生が
バス内で傷害を受けた、あの事件の発生日.

副長が取手駅に到着したのはお昼過ぎ.朝の事件発生から既に5時間.
まだ駅前は騒然としており、TBSやNHKの報道陣がウロウロ.
同僚はNHKのインタービューを受けたそうだが、応える術もなかったはず.

可哀想なのは被害を受けた中高生や、被害は受けないまでも
同じバスに同乗していた方たち.もうしばらくはバスに乗れないほどの
衝撃とトラウマを残したと推測に止まない.不幸な事件だった.

世の中、色んな種類の人間がいるもので、おちおちバスにも
乗っていられない程、危険な国になってしまったのだろうか….


さて、バスのトラウマといえば副長にも若干嫌な思い出がある.
高校生時代の3年間バス通学だった.家の前から高校の前まで
関東バスという名の在京都下の中小バス1本で通っていた.

これがまたやくざな運ちゃんが多く、そう“運ちゃん”としか
言いようのない人たちだった.
間引く、運休する、遅れる挙句の果て客を怒鳴り散らす…の
縦横無尽な人たちだった.

特に学生の定期や老人パスがよく確認できないと、
罵詈雑言を浴びせ倒し、恐喝して、再度パスを見せろと強要する.
当然、けちなキセル客はそうそう居るわけもなく、
正規の定期券をしみじみ見せられた後は、
「今度から、ちゃんと見やすいように見せろっ」と息巻く始末.

これが副長のバスのトラウマ.これ以来バスに乗る際は
料金とかチケットとか異常なくらい神経質に何度も確認し、
運転手にちゃんと見えるようにオーバーアクションで
料金箱に入れるという、悲しい習性が身についてしまっている(苦笑).

まだあの中小バスは走っているのだろうか…?
ふと気になりググったら、まだ健在のよう.新宿から吉祥寺、三鷹、
小金井あたりまでをカバーしているみたいだ.


今のチバラキ自宅もJRの駅からバスで10分を要する僻地.
ここは関東鉄道バスという、なんだかトラウマバスに似た名のバス会社.
この路線の運転手さんたちもやはり田舎のバス会社らしく、
運転は荒く、駅に早く着くと自ら降りて煙草を吸うという…必ずしも上品では無い.
でも前述の都内某バス会社よりはるかに顧客には優しい.

それに比較して驚くのは、今の居住地の東急バスや川崎市バスの
運転手の洗練された業務と運転.
客への態度、あいさつ、運転のソフトさ、ドアの開閉は必ずアナウンスするし、
ブレーキを踏む、曲がるも必ず乗客へ伝える….
なにもそんなにしゃべらなくても…の感あり.

少なくてもチバラキのバス運転手の10倍、昔の関東バス
の運転手の100倍は“仕事”をしている.
これは近傍の神奈川のバスに乗っても同じ.
素晴らしい接客態度と運転マナー.道路事情で遅れてもきちんと
謝る律義さ…こんなバスならトラウマフリーだよなぁ….

たまたま、バスの写真が1枚あったので、与太話を聞き連ねてしまった….

もし“関東バス”の関係者が本文を見たとしても
“昔々”の話ですからご容赦を.
えっ!? 今でも同じだって!!(笑)

以上