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映画「蟲師」


ちょいと仕事帰りに観てきた.

「フラガール」でファンになった蒼井優が観たかった.
オダギリジョーも嫌いじゃない.
なによりあの大友克洋が監督だ.
期待して観に行った.

蒼井優は動きが優雅でとても素敵だ.
出番が少ないが….
オダギリジョーもぼくとつな演技.
淡々と演じている.

うーん,たったそれだけ…だった.

原作の漫画を良く知らないのだが,
話のスジをむりくり切り貼りした印象.

過去の話と進行中の話が切り分けられない.
雑な演出.エンディングも不可解.
どうした!大友克洋!!
他人の原作はやはり消化不良だな.
自分の作品を監督すればいいのに….

上映中,隣の席では
素敵なお嬢さまが…寝ていた.
軽い寝息をたてながら.
つまんないから,寝るよね(笑).

早く口直しに,次の映画を観よっと.

木の花美術館 “オルトフォンさんのレストラン"


箱根の美術館の後,
河口湖へブラリと….

お気に入りの
“木の花美術館"へ,

ご存じ,猫のダヤンの美術館.
館内に素敵なレストランが在る.
“オルトフォンさんのレストラン"

美味しい肉料理とデザートの数々….
美味しいぞー

今回は,ダヤンのケーキセットと
オルトフォンさんのケーキセット.
娘ッ子2人の選択.

副長は太りすぎ防止…でコーヒーのみ.

『ちょっといい…』とフォークをのばして
つまみ食いするも…副長.

おいおい,それじゃ意味無いジャン(笑).

箱根でフレンチ…


このところ,旅先では洋食が多い….

娘と出かけると,
聞くたびに『洋食っ,肉っ!!』と言う返事(笑)

しょうがないなぁ….
宿泊先でも,周囲はみんな和食なのに,
我々はフレンチ….

まぁ,いいやね.
非日常的な“美味しいモノ"であれば,
和でも,洋でも.

この夜は,サワラのポアレが2番目の皿.
メインはサーロイン・ベーコン巻き.

ソースは醤油仕立て….
この宿のシェフはどうも和食と兼務とみた(笑).

若い娘ッ子2人とボジョレ・ビラージュを
1本空けましたっ.
ごちそうさま!

ポーラ美術館 “花の絵画"展


箱根ポーラ美術館所蔵の作品群から
花を主題にした絵画を約80点を展示.
開場初日に訪れた.

日頃混むような美術館ではないが,
この日は観覧客が多かった.

洋画においても,邦画においても,
“花"は画家にとって身近なテーマ.

さまざまな画家の“花"の競演.

ルノアールのアネモネ.
ゴッホのアザミ.
モネのグラジオラス.
梅原龍三郎の薔薇.
前田整頓の牡丹.
安井曾太郎のバラ.
黒田清輝の菊.
 ・・・

いや,素晴らしい.
花の鮮やかさに加えて画家自身の個性の演出が面白い.
それぞれのあでやかさ,華々しさ,思い入れ.

面白かったのは,モネのグラジオラス
2点並べて展示.
同じ花瓶にいけられた同じ花をそれぞれ描いてあるのだが,
全く表現が違う.同じ色で同じ背景で同じ構図なのに….

かたや清楚で端正なグラジオラス.
もう片方は妖艶でみだらなグラジオラス.
タッチと筆勢でその差を描ききる.
恐るべきモネという画家の力量.
並べなければその差はわかりにくい.
2点並んで一つの作品と見るべきだろう.

先月訪れた時には気づかなかったが,
絵画の照明が白色LEDに変わった.

分光はフラットで色調は良く表すが,
惜しむらくは光量不足の感がある.
絵画への光量が足りないのだ.

ルノアールのように光の量で印象が変わる絵には
LEDを3つ配したり,大きさや距離を変えて
配慮してあったが,他の絵には冷たい仕打ち….
影が出来たり,暗かったりしていた.
初日ゆえの出来事か?
これからチューニングだろうか.

この照明の件は割り引いても,
素晴らしい展覧会.
これだけの作品を自前で揃える
この美術館が私立で存在することが驚異だ.

好いものを観てきた.
得した気分….

写真はルドンの「日本風の花瓶」
1908年の作品.

大涌谷の黒タマゴ


ちょっと先週末のグルメ(?)編

箱根大涌谷はイオウの臭いがたちこめる観光名所.
この地熱を使った温泉タマゴが名物.

食いしん坊の3人連れ.
当然この“黒タマゴ"を購入.
なんと6個入り!(笑)

外観は真っ黒.
でも,中身は右の写真通り,普通のゆで卵
ピンぼけごめんなさい…(食べるのに忙しかった)

ちょい堅めとオマケの塩を多めに…
うーん,美味しい….

周囲に日本人観光客は意外に少なく,
回りは中国と韓国の観光客ばかり.

中国語も韓国語も日本語も
タマゴを頬張りながら
“美味しい"の連発.

映画「春のめざめ」


渋谷でさまよって,やっと探し出した映画館
シネマ・アンジェリカで観たのは
アレクサンドル・ペトロフの「春のめざめ」.

三鷹の森ジブリ美術館提供作品.
映画館の看板の下にジブリの看板も(写真右).

ツルゲーネフの「初恋」に通じる
少年の思春期恋愛感情を描いた27分の小品.

写真左に在るように,淡く甘いタッチの油絵の
ような画が幻想的に動くアート・アニメーション.

なんやら,アクリル板に油絵の具で描き,
1枚写しては,指で擦り次の画を描き,また写す…
と言う作業を繰り返すという.

おぼろげな動きの画の中に時折精妙なタッチの
女性像が現れたりして,なんとも素敵な映像のアニメ.

内容は16才の少年の同年代の女性への恋と
別の年上への女性への憧れを描く.
かつて自らが通過してきた(今も通過中??),
男の子の思春期の一こま.

日本の高水準アニメとは
またひと味違った味わいのアニメーション.
大人向きのアニメとしてお勧め.

このシネマ・アンジェリカはもう一つの
素晴らしい仕掛けを用意してくれていた.

併映はあのアカデミー受賞作「岸辺のふたり」.
またこの名作に逢えた….
さすがジブリ,心憎いまでの選択…
この感想はまた別記事で.

渋谷道玄坂の桜


会社帰りにちょっと渋谷へ.

見知らぬ映画館:シネマ・アンジェリカ
(素敵な名前だよねー)を探し,
道玄坂辺りを彷徨っていたら桜に遭遇.

夕暮れに桜色…フラッシュをたくと
色は飛んでしまう.

いつもの(笑)“妖しの月"も
配置してみました.
今どきは半月です.

暖かい,にぎやかな渋谷の夜.
喧噪さをジッと桜が見つめてる.

箱根大涌谷の猫(その2)


あまりにも可愛いのでアップ.

ついでに綺麗なシルエットも.

野良ゆえ少し目を病んでいるよう.
でも,元気に生きていく….

箱根大涌谷の猫(その1)


旅先,箱根大涌谷の「極楽茶屋」にて.

看板娘(?)の猫.

聞けば,野良とのこと.

店の人に可愛がれ,客にこびること無く,
(これって,ネコの特性かつ愛しいこと)
たんたんと生きている.

この日のご馳走は売れ残り(?)の竹輪.

ヘビ沼のコブシ


いつもの散歩コース,ヘビ沼公園に1本の木.

綺麗に白い花が咲いた.

雨に打たれ少しかわいそう.
コブシだろうか.

ふと枝を見るとタグが有る.
近所の中学校の名と学年,クラス名,….
卒業の記念樹だろうか.

コブシには良くあるパターン.

もう.こんなに大きく育って
立派に花を咲かしている.

この木を植えた子達も大きく成ったであろう.
いまはどこで,何を想うのだろう….

白く,雨にも負けず輝く花を観て
ふと,そんな事を想った.