やっぱりモナコは予選が好き.
あの狭いガードレールとコンクリート・ウォールの中を
全開で駆け抜けるセンチ単位のドライブ・コントロールが魅了する.
マシンのブレーキング性能やピックアップ性も大事だけど、
やはり此処はドライバーの腕の見せ所.
慣れない新人たちにはちときつい.前戦優勝のM.フェルスタッペンも苦労していたし、
ルノーのパーマーなんかフリーも予選も(そして決勝も)ウォールにぶつけていたね.
さて、そんな楽しい予選を制したのは、レッドブルのD.リカルド.
次ぎにメルセデスコンビ.燃料圧のトラブルでリカルドを追い切れなかった.
さて、日曜の決勝は雨でのスタート.本レースにピレリはソフト、スーパーソフト、
ウルトラソフトまで用意したのに、全車がウェット・タイヤでスタート.
マシントラブルを抱えてスピードの上がらないN.ロズベルグにチームオーダー発令.
L.ハミルトンに先行させた.これで本レースのハミルトン優位が決定.
天候が良化するにつれ、各車ドライタイヤ…特にウルトラソフトに履き替える.
こんな時のタイヤ交換時期がとっても大事なのだけど、トップを走るリカルドが、
というかレッドブルがミスを犯し、タイヤの準備に手間取る.
ヴェッテル時代はこんな事決してなかったよなぁ…マネージメントにも緩みが感じられる.
抜けないモナコでL.ハミルトンに首位を譲り渡してしまっては、もう後の祭り.
その後、追いつめはするものの結局、L.ハミルトンがゴールを駆け抜ける.
3位には、なんとあの暴れん坊将軍のS.ペレスが入賞.モナコならではの珍事.
我らがホンダ・マクラーレンは5位にF.アロンソ、9位にJ.バトンとダブル入賞.
ドライバビリティの好いエンジンだからこういうサーキットは戦闘力がある.
譲ってもらった勝利のおかげで、ハミルトンとニコのポイント差は24ポイントに
縮まった.あっという間に縮まるもんだねぇ.
さて、次はエンジンにもブレーキにも、そしてタイヤにも厳しいカナダGP.
2週間後が楽しみっ♪.
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