日曜は桐生で“フジタ”を楽しむ♪
日曜は、しまいっぱなしのホンダS660を引っ張り出して
群馬県桐生市の大川美術館まで遠征.およそ往復300kmの行程.
企画展「藤田嗣治のパリ時代の仲間たち」を観たくてかっ飛ばしてみた.
群馬県桐生市内の小山の中腹にある小さな美術館、入口から地下3階まで順に降りて行く構造.
“フジタが妻ユキのために描いた26枚の素描とともに”という副題があり、
藤田が最もパリで輝いていた1920年代の3番目の妻:ユキの為に描いた素描の企画展.
その26枚の素描は「~風の」とされていて、当代の有名な画家のタッチを
真似て、その作家風に仕上げてある.
藤田嗣治《フェルナンド・レジェ風に 円筒のフォルムの女》1926年
藤田嗣治《ポール・シニャック風に 港の船》1926年
藤田嗣治《マリー・ローランサン風に 若い女》1926年
他にも、ユトリロ風、ルノアール風、マチス風…と、まぁ良くも真似たり26点.
この時期は乳白色の肌の裸体を描いて売れっ子になっていた頃で、こういう余技的な
遊びもする余裕も、技ももっていることに今さらながら驚かされる.
ある意味で茶化しているわけなのだが、いかにもお調子者の藤田らしい.
ただ、ただ一つ26点の中に親交のあったピカソだけは無いというのも、また藤田らしい.
これは大川美術館所蔵のフジタ.1920年以前の作品であろうか.
まだ乳白色の肌を編み出す前の貴重な作品.
地下三階の一角に、上映が始まったばかりの映画「FOUJITA」のセットが….
学芸員の解説まで聴いていたら、昼食を食べ損ねた.
午後3時に地下3階のカフェで遅い昼食のピラフを食す.
あっさり味で美味しゅうございました.
連れ出したS-660.ようやく1000kmを走破.これでレブ・カウンターを気にせずに、ブン回せる.
低速走行時はフロントアーム部やステアリング部の剛性がプアな事がとても
気になるのだが、高速になるとピタッと落ち着く…いまいち熟成不足の感がある.
冬場でも、リアの小窓を明けるとエンジンルームの熱気を感じるのが、エアコン常備の夏には
気がつかなかったこと.屋根なしで乗るのは11月が限界だろうか.
何だ言っても軽自動車だ、140km/hでピッタリと速度リミッターが効くのには
笑ってしまう.解除してもらいたいなぁ….
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