映画「ブリックレイヤー」 (DVD)…お気楽に観るなら楽しめる.
原題:The Bricklayer 製作年:2023年
制作国:アメリカ・ブルガリア・ギリシャ合作 上映時間:110分
レンタル屋で何も考えずについでに借りてきた新作.
好みの、隠れ元CIAという好きなテイストの作品.
本年度累積226本目はサスペンス・アクション作品.
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元FBIという経歴を持つ小説家ポール・リンゼイが
ノア・ボイド名義で発表した小説を、「ダークナイト」
「エンド・オブ・ホワイトハウス」のアーロン・エッカート
主演で映画化したサスペンスアクション.
ヨーロッパでアメリカの諜報活動への抗議デモが
広がる中、ギリシャのテッサロニキで米政府に
批判的な女性記者の遺体が発見された.
その背景には、反米を訴えるジャーナリストの殺害
をCIAの仕業に見せかけることで、アメリカに
対する世の反感をより高めようとする意図が
存在した.
やがて事件の容疑者として、1年半前に死亡した
はずのCIA諜報員ヴィクター・ラデックの存在が
浮上.捜査が手詰まりとなる中、米政府はかつて
ラデックの同僚だった元CIAエージェントの
スティーヴ・ヴェイルに協力を要請する.
レンガ職人として静かに暮らしていたヴェイル
はかつての友との因縁に決着をつけるため、
捜査に協力することにするが…….
監督は「クリフハンガー」「ダイ・ハード2」など
のアクション映画で知られるレニー・ハーリン.
以上は《映画.COM》からの転載.
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パッとしないおっさんが実は凄腕元CIAエージェント
なんて設定は良く有るのだけど、元CIAのレンガ職人
という設定に興味惹かれてしまった(笑).
その特技を生かすシーンなどは事立ててないのだが、
アクション場面においては、アーロン・エッカートが
生き生きしていて、格闘や銃撃やカーアクション、
群衆の用い方などレニー・ハーリン.監督らしい
見せ方をしてくれる.
90年代は迫力あるアクション映画のヒットメーカー
だったレニー・ハーリン監督の新作らしい見所と
面白さが充満していた感がある.
とは言っても脚本の甘さがやはりB級感を感じさせる.
CIAが裏で動いたいろんな悪事がバレてしまうのを
防ごうとするって基本路線がみみっちい(笑).
悪巧みした人間も動機は恨みでしかないし.
敵はかつての友人、新しい相棒には現場に出るのは
まだまだの新人とくるし、そして黒幕は…、という
よくあるある設定で、新味が無いことおびただしい.
それでも知的で善人のイメージのアーロン・エッカートが、
肉弾アクションで頑張っているし、ギリシャに舞台を
移してからもカーチェイスに銃撃戦というワクワクする
シーンは魅せてくれる.
肩肘張らずに気楽に観る分には楽しませてくれる作品.
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