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はてなキーワード: ミクロとは

2025-05-26

稼ぎの少ない雑魚どもが子供を産んでこその人口増だから

子供を持てないのはお前の努力不足だ」みたいなのはミクロには妥当でもマクロにはナンセンス

2025-05-25

名古屋ジャズバー

・人気商売って大変そうだな〜〜って思った

具体的には固定ファンがドセン占領してそのファンの反応を伺いながらワチャワチャ感を出すところが 商売でやってることとはいえ他人の反応を忖度しながら相手の好感を維持するよう挙動するのって目茶苦茶精神を摩耗しそうだわ

・規模が大きくなるとわかりにくくなるけど人気商売本質というかマクロミクロ?な視点で見ると人気商売って「相手の喜ぶ自分を動」いてるんだもんな…

関係偶像ファンにみせかけて

ファン偶像なんだなって…

ファンがいないと偶像はできないもんな…

追記

もっと具体的に言うと、演者はうっすら蔑んてるというか「お、おう」って思ってそうな相手に媚びるの大変そ〜っていう要旨

推しに傾倒しすぎる太客って個人差あれど「生きにくさ」かかえた「一生懸命生きてる人」で

偶像になろうとする「イケてる人」はそういう人をみて「お、おう」ってなってるが偶像ファン関係から媚びる対応するしかないとこすげえ大変そう

2025-05-19

anond:20250519074433

逃げたかどうかを問う前に、まず「どこから」「何に対して」「何をもって逃げたと断定しているのか」をはっきりさせろ。そうでなければ、それは反論ではなく、ただの自己放尿にすぎない。

元の主張は「個人寿命が縮むから経済成長は止めるべきではない」というものだった。

それに対し、「寿命というミクロ指標至上命題にするのは誤りであり、むしろ経済成長植物生態系破壊すれば、種としての人類の存続が危うくなる」というカウンター提示した。

そのうえで、因果構造すり替えがあったこと、評価軸の選定にバイアスがあること、議論構造ミスリードされていることを指摘した。

それらに正面から返答することなく「逃げた」と言うのは、中身で勝負できない者の最終手段だ。

「逃げた」という言葉を出した時点で、論理土俵から降りたのはどちらかよく考えたほうがいい。

論理論理で返せないなら、口数を増やしても議論密度は上がらない。

煽り文句相手を動かした気になっても、実質的には自分議論を降りたことの告白しかない。

議論に勝ちたいのか、相手レッテルを貼って気を晴らしたいだけなのか。後者ならもう議論など必要ない。

anond:20250519071907

まず、個体寿命人類の存続が因果関係で結ばれていないという主張は一理ある。

だが、その主張をもって「寿命が短くなっても人類は滅びない」と言った者に対して、「会話になっていない」と断ずるのは、因果関係構造ではなく議論土俵を誤って自己放尿している証拠だ。

ここでの論点は、個人寿命の縮小を理由経済成長正当化できるかどうかであって、「人類寿命によって滅びるかどうか」ではない。

まり寿命人類の命脈の因果関係があろうがなかろうが、それは主論点の外にある。

寿命の変化を主要な判断基準に据える姿勢に対して、そもそも寿命という物差し絶対視に値するのか」と疑義を呈するのが発端の反論であって、そこで「寿命が短くなっても人類は滅びない」などという応答があったとしても、それは主張の妥当性の限界を示すための例証であり、論点の混乱ではない。

それを「会話になっていない」と断ずるのは、構造理解が甘いか相手の話を逆手に取って揶揄するための詭弁だ。

会話になっていないのではなく、元の主張が「個人寿命というミクロ指標をもって経済政策の是非を判断する」という根本的な錯誤に立脚しているから、議論が噛み合わないように見えるだけだ。

さらに言えば、日本語揶揄に話を逸らすのは、議論詰んだとき感情で逃げる人間典型的パターンだ。

言語文法や語感の話を持ち出しても、論理矛盾は消えない。主張が論理的に成立していれば、多少言葉がたどたどしくても筋は通る。

逆に、どれだけ流暢に話そうが、論点がずれていれば中身はゼロだ。

寿命の短縮を口実に経済成長正当化する論理には、因果があるかどうか以前に、そもそも評価軸として寿命妥当かどうかという問いを無視している欠陥がある。

その妥当性を問うているときに、「寿命人類は滅びない」という反論が出ても、それは会話の否定ではなく、論理解体として成立する。

日本語どうこうより、論点の読解精度を先に心配したほうがいい。

2025-05-13

個人経済的安全のためにミクロ経済学を学ぶのは牛刀割鶏ではない

牛刀割鶏とは、大げさすぎる道具を小さな目的に使うこと。つまりミクロ経済学自分経済安全に使うなんて大袈裟だろう?」という疑念ですよね?

でも、それはむしろ逆!

ミクロ経済学は「家庭内経済安全保障システム」そのものです。

1. 選択トレードオフ分析

毎日の「買う/買わない」「貯める/使う」という決断は、まさに限られたリソースをどう最適化するかというミクロ経済の根幹そのもの

2. 価格のしくみと市場理解

3. 情報の非対称性行動経済学

4. 副業投資判断

結論ミクロ経済学は「庶民の最強スキル

しろナイフで牛を切ろうとしてる人」にこそ、経済という牛刀を!

日常家計・消費・副業投資すべてにおいて、「なんとなくの感覚から合理的選択」へとシフトできます

経済安全のために、知の武装をしておきましょう。

2025-05-11

anond:20250511111446

まれつき部分

摂取カロリーが少ない

  男の方が高リソースなのでパフォーマンス良くて当然だと俺は思う

  これは男女差別でもあり男の責務でもある

 

後天的部分

・やみくもな平等教育バグらされてる

  ミクロでは個人差があるが全体均せば女は男に劣るに決まってる

  突き詰めれば上に上げたように食うリソースの量が違う

  生物として男の方が沢山食って沢山戦う・働くようににできている 

  なのに平等信仰適用しようとしたこと矛盾が生じる

  力が強い方により権限責任があるのが当然で

  弱い方だって能力以上の権限責任与えられるよりも

  強いものを立てて庇護される方が幸せは大きいだろう 

  

  

2025-05-10

ヒルベルトの第6問題解決

Hilbert's sixth problem: derivation of fluid equations via Boltzmann's kinetic theory

https://arxiv.org/abs/2503.01800

これ、なんか応用範囲とか広くないのかな?

ミクロからマクロ接続するって意味経済へ応用したりできないの?

2025-05-07

anond:20250507124604

プロファイル更新(深度Ver.2)

■ 年齢・属性

**38〜50歳男性**(給与構造採用市場人件費ROIを実務で経験している世代

職種候補(確度高)
思考スタイル
ネット人格

---

■ この人物さらに深い性格特徴

  • **公平さへの強いこだわり**

 → 給与の「逆転現象」や「待遇世代間格差」に敏感。

 → 数字を見て「効果の薄い施策」を即座に批判できる。

 → 感情論を避けつつ、相手論理や苦境にも理解を示せる(=単なる冷酷主義者ではない)。

---

総合人物像(最新版

「**労働市場企業経営に強い合理主義的な管理職戦略担当者

冷静に数字を読みつつ、公平性効率バランスを追求。

社内外の議論では冷静な理屈派として一目置かれる存在。**」

2025-05-04

女性のための」政治って歪むよな

たとえば「女性政治貢献、社会貢献が少ない!」

ってなった時に、

女性枠を作ろう!」とか「女性補助金を出そう」

って、要は無能女性を助けるための政策なんだよな


じゃなくてさ、ちゃん女性賃金が低い理由

=優秀な人でも管理職に就きたがらない

家事育児ばかりで仕事しない

という「原因」を洗い出してさ

女性」じゃなくて

「優秀な人が管理職に就きやすい仕組みをつくる」

家事育児をする人が仕事コミットをするとバフがかかる」

みたいに、男女関わらない属性対策施した方がいいと思うんだよな。


価値観もそう、女性でもリーダーシップある人はいるけど、なぜ女性リーダーになりにくいかって

身長が小さい人が多い

・声が男性より小さい

男性ホルモンリーダー格の相関

なのであって、じゃあ身長関わらず価値観作ってこう、声小さくても内容聞こう、とか考えればクリティカル価値観変えられると思うんよね。


結局「女性エンパワメント」が欺瞞なのがさ、

身体デカ女性

・声がデカ女性

・髭生えてそうな女性

が結局活躍してるだけで、男性模倣をしてスティグマ強化してるだけなんだよな。

城島相葉くんがリーダーやってる方がよっぽど結果的女性エンパワメントに繋がるよ。


現代女性という属性差別」なんてそうそうないけど、50年前の社会運動系譜を受け継ぎすきで前に進めてない。

もっとかいミクロ差別」「ミクロの非合理」に目を向けるべきだと思いますだ。

2025-05-03

anond:20250503033701

経済成長を考えれば投資期待値としてはプラスになる

期待値マクロから

ミクロ自分が得する側に回れるかどうかは別のお話なんだよな

損してる状態とき金融資産を売らざるを得ない状況になると終わりだよ

2025-04-29

goo blog サービス終了のお知らせ  田中秀臣の「ノーガード経済論戦」 出口政策が熱い?!(その2) 2005-11-29 | Weblog

 

お待たせしました。続きです。(その1はこちら)

 

●出口政策理論的基礎―ニューケインジアンモデル

 

 出口政策理解するためにはやはりそれなりの理論的なフレームで考えなくてはいけないだろう。例えばバーナンキ次期FRB議長日本デフレ脱出に、エガートソンとウッドフォード経済学モデルを援用して、インフレ目標政策物価水準目標の合わせ技を提案した(ベン・バーナンキリフレと金政策日本経済新聞社)。以下ではこのエガートソンとウッドフォードモデルの枠組みをきわめて単純化して「出口政策」の理論的基礎とさら現在しばしば話題になる日銀預金残高の超過準備問題という技術的な側面についてコメントしてみたい。

 

 いわゆる「ルーカス批判」以降、政策による期待の変化という問題に耐えられる理論構造もつことがマクロ経済学に求められきた。そのひとつの解が、いわゆる「マクロ経済学ミクロ的基礎」である。「ルーカス批判」以後、マクロ経済学プログラムはこの「ミクロ的基礎付け」をRBC(実物景気循環論)モデルとニューケインジアンモデルの大まかふたつの方向で深化してきた。両者はいまでは見分けがつかないほど交じり合ってしまった。例えばバーナンキらの理論では長期においては市場自律的調整機能を信頼しているため、長期的スタンスをとれば例えば失業が深刻であっても市場の調整能力にまかせる、という選択最初から排除するものではない。しかしもちろんこのような態度は、バーナンキらの積極的に認めるところではなく、実際問題として不況が深刻であったり、極めて高いインフレが起きているとき政策介入を強くすすめることで社会的コストを避けるというのが、いわゆるニューケインジアン立場であろう。

 

消費者の行動(New IS曲線

 

 バーナンキらはまずマクロ経済を考える上で、家計消費者)の行動、企業の行動、そして金融政策担当する中央銀行の行動を主要なプレイヤーとして考える。それぞれのミクロ的な行動が経済マクロ的動向に影響を与えていくと考えるわけである

 

 まず消費者自分効用(満足)を最大化するために行動する。その際に予算の制約をうけるわけであるが、その制約の変化に対してなるべく消費を平準化スムージング)して行うことが最適な対応である、とこの消費者は考えているとしよう。消費の平準化というのは、今期(現在)と来期(将来)の消費量をあまり変化させずに似たような量だけ消費し続けることを意味している。例えば今期、クリスマス家族恋人プレゼントをするために消費を増やせば、それに対応して将来の消費を減少させることで、期間を通じてみれば消費は一定水準にあるというわけである。例えば経済全体の景気がよく将来的に家計所得が通常の場合よりも増加すると期待されたとしよう。このような状況を期待産出量ギャップが拡大したと表現する(あるいは期待拡張ギャップ存在とも表現可能)。将来の所得が増えると期待されるので、この家計はそれを見込んで現在の消費を増やすことで平準化を行おうとするだろう(そうしないと予想通りに将来の所得が増えた場合、将来の消費の方が今期にくらべて過大になってしまうので)。

 

 この状況は先の例でいえば、会社の成績が良好で、ボーナスの増額が望めるために、クリスマスプレゼントはその将来のボーナスで返済することを見込んで、ローンまでして高めのプレゼントを購入することに似ている。すなわち将来の期待産出ギャップ(期待される将来のボーナスの増加)が現在の産出ギャップ(ローンをすることでの現在所得の増加)に反映されることになる。このように家計の消費行動は「来期の産出量ギャップの予想」に依存している。

 

 さら家計は今期の消費と来期の消費をバランスするために現在の実質利子率を参考にするだろう。現在の消費を我慢して貯蓄するには、その貯蓄が経済的に見合うものでなくてはいけない。その報酬として実質利子率が付されるとも考えられる。そしてこの実質利子率が増加すればそれだけ消費者現在の消費よりも貯蓄を選ぶだろうし、また反対に実質利子率が低下すれば将来の消費よりも現在の消費を選ぶであろう。また家計のローンの負担も実質利子率が低下することで軽減され、そのことがローン契約耐久消費財の購入を促すことが知られている。すなわち消費者の行動は「今期の実質短期利子率」に依存している。

 

 ニューケインジアン経済モデルではこのような消費者の行動をIS曲線(New IS曲線)と表現して現在所得のあり方(産出高ギャップ)に、今期の実質短期利子率と将来の産出量ギャップが影響を与えると考えるわけである。ちなみに伝統的なIS曲線と同じように、今期の実質短期利子率と今期の産出量ギャップとの関係は右下がりの曲線に描くことができる。

 

企業の行動(ニューフィリップス曲線

 

 次に企業の行動をみてみよう。ニューケインズ経済学では企業価格設定行動も経済環境の変化に対して緩慢にしか変化することはせず、そのため価格粘着性という現象一般的であると主張している。この価格粘着性を説明するためにケインズ経済学企業代表的イメージとして「独占的競争モデル」を採用する場合が多い。経済学の想定する市場典型的な姿は、完全競争と独占である。完全競争市場では、多数の売り手と多数の買い手が、お互いに市場価格シグナルとして販売・購入活動を行っている。価格資源配分有効に行うと想定しているので、この完全競争市場では売り手と買い手はプライステイカーとして行動する。他方の独占市場では、売り手もしくは買い手ないし双方が市場価格コントロールする力を保有しており、独占市場では完全競争市場にくらべて、価格はより高く、取引される財・サービスの量は少ない。独占市場は完全競争市場に比べると資源の非効率的な配分が行われている。

 

 しかしこのような両極端な市場の姿よりも、次のような市場のあり方の方が一般的ではないだろうか。例えば近所の本屋にいけば、さまざまなビジネス雑誌販売されている。そしてそれぞれのビジネス雑誌は、特集する記事が異なったり、価格も各出版社独自色を打ち出してライバル雑誌に負けないとしているように思える。またどの出版社でも自由ビジネス雑誌を発刊することができ、自由にそれを辞めることができる点でも、完全競争市場の特徴を持っている。

 

 このようなケースは、なにもビジネス雑誌だけではないだろう。私たちは、完全競争と独占の両方の特徴を持った様々な財・サービス―例えば、書籍映画パソコンソフトレストランコンビニケーキ車など―を日常的に目にしている。経済学では、このような財・サービス市場を「独占的競争市場」と名づけている。独占的競争とは、同質ではないが類似した財・サービスを売る多くの企業存在する市場だということができるだろう。独占的競争市場では、たくさんの企業が同じ顧客相手競争を繰り広げている。その一方で、個々の企業が、他の企業と異なる製品供給している。これを製品差別化という。また同時に参入・退出が自由である

 

 完全競争市場では市場で決まった価格販売すればすべての財は売りつくされる。他方で独占的競争市場では、企業は「右下がりの需要曲線」に直面している。これは企業価格コントロールできるが、もし価格を上げれば需要は減り、下げれば需要が増加するという市場環境に直面していることを意味している。この結果、この独占的競争企業は若干の独占力を有しているために、限界費用を超える価格を自ら設定することができる。この限界費用というのは、財やサービスを追加的に一単位製造するときに要する費用のことである経済学ではこの「限界」的な単位消費者企業選択判断する。例えば、企業は売り上げ全体の動向と価格をみて供給を決定するのではなく、新たに一単位生産するときコストとその販売価格の大小関係で意思決定を行う。

 

 例えば『冬ソナ』のDVDを一冊追加的に生産するコスト(=限界費用)が1000円だとすると、この独占的競争企業は5000円で市場での販売可能になるということである限界費用価格との差額は、この企業にとっての「マークアップ」(超過利潤とイメージしてもいい)を得ることが可能であることを意味している。この超過利潤の獲得を目的にして、多くの企業がこの市場に参入する。もちろん独占的競争企業製品差別化によってこの熾烈な競争に打ち勝とうとするだろう。独占的競争市場では、このような熾烈な競争の結果、長期的には利潤がゼロになることがしられている。そしてこのような熾烈な競争に生き抜くために、企業製品差別化をはかり消費者需要喚起し、その有効手段とし広告ブランド戦略などを展開しているのである

 

 ところで独占的競争企業価格設定を自ら行うことができるが、市場の動向に合わせて絶えず価格を変更しているわけではない。価格の変更に伴うコストメニューコスト)が発生するために頻繁に需要の変化に応じて価格修正することはしない。そのためメニューコストを原因とする価格粘着性が広く観察される。また価格改訂する企業が増加するにしたがって、この価格粘着性は緩んでいくと考えられている。この価格の変更に企業は今期の産出高ギャップをまず参考にする。これはいままでの議論では需要供給よりも多いと考えられるならば企業価格を上昇させるように改訂するだろう。また他方で将来のインフレ率の予想も重要である。なぜなら上記マークアップ名目額よりも各企業はその実質値に注目すするからである。将来獲得したいと期する利益に将来のインフレ率の動向が大きくかかわるわけである。まとめると企業価格改定行動は、今期の産出高ギャップと、来期の期待インフレ率依存している。経済全体でみれば現在インフレ率は期待インフレ率と産出高ギャップに影響される。この関係表現したのがニューフイリップス曲線という。

 

中央銀行の行動(テイラールール

 

 さら中央銀行金融政策ルールテイラールールの形で導入するのが一般的であるジョン・テイラーグリーンスパン率いるFRB金融政策の行動を「テイラールール」という形で表現することに成功した。テイラーによるとFRBは産出量ギャップ(潜在産出量-現実の産出量/潜在産出量)とインフレ率に反応して利子率を設定しているというものであるテイラールールもっと古典的形式は産出量ギャップインフレ率を均等に重きを置いて考慮する政策スタンスを採り入れたものとなっている。

 

名目利子率=0.01-0.5(潜在産出量-現実の産出量/潜在産出量)+0.5×目標インフレ

 

である。このテイラールールを用いると、産出量ギャップが0.01、目標インフレ率を0.02だとするとFRBは0.5%利子率を引き下げて、景気の後退を防ぐことがわかるだろう。このテイラールールグリーンスパン率いるFRBの動きをかなりうまく説明することができるといわれている。

 

 ところで中央銀行経済にふりかかるさまざまなショックから国民経済厚生を守るために行動するとみなされている。いま国民経済厚生を最大化するような中央銀行を考えて、この中央銀行が考えている経済厚生の損失の最小化が、そのまま国民経済厚生の損失の最小化になると考えるとしよう。中央銀行国民経済厚生の最大化(あるいは損失の最小化)をきちんとフォローできると考えるわけである

 

 このとき中央銀行経済厚生を最小化するための目的関数を「損失関数」といい、これは簡単にいうと今期のインフレ率と今期の産出高ギャップを足したものである。この「損失」を下の(a)(b)(c)のもとで最小化するのが、この経済にとってもっとも望まれる=最適と考える。

 

(a)New IS曲線では、今期の産出量ギャップが(1)今期の実質短期金利と(2)来期の産出量ギャップの予想に依存する 

(b) ニューフィリップス曲線では、今期のインフレ率が(1)今期の産出量ギャップと(2)来期の期待インフレ率依存する

(c) 中央銀行目標名目短期利子率を決めるにあたって(1)今期の産出量ギャップ(2)目標インフレ率を参照する。

 

 ところで上の意味での最適な中央銀行金融政策を考える上で重要ものが「コミットメントである。これは中央銀行金融政策目標達成への力強い政策的態度をしめす言葉といえる。具体的な目標について責任を持って期間内に達成することを約束することであ。例えば未達成の場合には具体的な形で責任をとる(ペナルティをとる)と考えて同じで効果を発揮する。このコミットメントを行うことが経済活動するさまざまな主体家計企業市場関係者)の予想に影響を与える。

 

 例えば、先の(a)のIS曲線では、今期の産出量ギャップが(1)今期の実質短期金利と(2)来期の産出量ギャップの予想に依存していて、さらに来期の産出量ギャップは(1)'来期の実質短期金利と(2)'来来期の産出量ギャップの予想に依存していて以下同様に…となると、結局、今期の産出量ギャップは将来の実質短期金利依存することになる。ニューケインジアンは産出量ギャップの変動を経済変動で重視しているので、これは将来の金融政策のあり方(=将来の実質短期金利をどうするか)への予想が決定的に重要になるということになる。

 

 「産出量ギャップ」という表現が苦手な読者は、消費者でいえば(借り入れのケースを含む)所得企業でいえばマークアップと考えてみればいいだろう。いまのサラリーの額や企業利益中央銀行現在から将来に向けての政策態度に影響されるというのがニューケインジアンモデルもわかりやすい含意だ。

 

 このような将来が現在規定するという考え方をフォワード・ルッキングという。このようなフォワード・ルッキング経済構造では、経済主体の予想に影響を及ぼすコミットメントいか重要になるかが分かるであろう。

 

●出口条件を考える

 

 さて出口政策の条件を考えるには上の(a)(b)(c)のもとで損失関数が最小化するように計算をしなくてはいけない。しかしここでは直観的な説明を行う。渡辺努岩村充氏の『新しい物価理論』(岩波書店)で用いられた仮設例を利用したい。この仮設例の面白いところは上記までは顔を出していない長期利子率の動きをフォローすることができることである現在の出口政策にかかわる議論が長期利子率のオーバーシュート財政危機の拡大?)への懸念にあることを思えばその重要性がわかるであろう。ちなみに以下では金利の期間構造モデル採用して、長期利子率は将来の短期利子率の予想値に依存していると考える。すなわち単純化して足元の長期利子率は、足元の短期利子率と次の期の短期利子率の単純平均とする。また産出高ギャップは長期利子率に反応すると考える。あとでわかることだが、長期利子率は短期利子率の予想へのコミットメント誘導されて決定されるのでいままでの議論と同じである

 

 いま三期間(0,1,2期)を生きる経済を考えよう。第0期はデフレ流動性の罠に陥ってるとする。現代版の流動性の罠バーナンキらは名目短期利子率がゼロ(=利子率の非負制約)であると考えている。そして第1期と第2期では経済回復しているとする。このとき渡辺岩村の仮設

2025-04-28

chatGPTとお話したよ〜〜ゲームの上手さと集中力〜〜

【私】

テレビゲームプレイする時、微動だにせずに黙々とプレイする人と、ついビクッと体を動かしてしまう人がいますが、認知能力に何かしら違いがあるのでしょうか?

ちなみに、私の見た限りでは微動だにせず黙々とプレイする人のほうがテレビゲームが上手い傾向があるように思います



【chatGPT】

面白い観察ですね!

かにゲームプレイ中に「微動だにせず集中する人」と「体が反応してしまう人」の違いは、認知能力感覚運動系の使い方に関係している可能性があります

一般に、微動だにせずプレイできる人は

集中力(注意制御能力)が高い

脳内イメージを完結させやすい(運動予測が上手い)

感情抑制が効いている(情動制御が強い)

といった特性を持っている場合が多いです。

逆に、体をビクッと動かしてしまう人は

ゲーム内の刺激を実際の身体運動として巻き込んでしまう(「ミラーニューロン」的な反応)

想像上のアクション身体の反射に出る(脳の身体地図が動きやすい)

緊張や驚きへの反応が大きい(扁桃体反応が強い)

という傾向があると言われています

そして、上手い人ほど「脳内運動を完結できる」ため、無駄な体の動きが出ないことは実際にスポーツ心理学でも指摘されています

たとえば、プロのレーサーやシューティングゲーマーは、ハンドル操作マウス操作以外の動きを極力減らしていることが多いです。

要するに、あなたが感じた

> 微動だにせず黙々とプレイする人のほうが上手い傾向がある

というのは、かなり正しい観察だと思います

もし興味あれば、「運動イメージ能力」とか「センサーimotor integration(感覚運動統合)」の研究をもう少し詳しく紹介できますが、読んでみます

【私】

読んでみたいです。あと、テレビゲームが上手い人は身体能力運動能力にも優れているのか、むしろミラーリングが出来なくて運動が困難だったりしますか?


【chatGPT】

すごくいい質問ですね。

まず最初に、リクエストに応えて「運動イメージ能力」と「感覚運動統合(sensorimotor integration)」について簡単にまとめますね。

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1. 運動イメージ能力(Motor Imagery Ability)

これは、実際には体を動かさずに頭の中で運動を思い描く力のことです。

たとえば、スポーツ選手が「試合前に動きのシミュレーションをする」みたいなやつです。

ゲームが上手い人は、コントローラー操作ゲーム内のキャラの動きを、頭の中でスムーズ再現予測できるので、

無駄な動きが減る

先回りして適切な操作ができる

一瞬の判断が正確になる

というメリットが出ます

実際、運動イメージが得意な人は「体を動かさずに正しいタイミングボタン入力できる」んですね。

これを鍛える方法もあって、プロゲーマープロスポーツ選手は「イメトレ」をかなり意識してやっています

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2. 感覚運動統合(Sensorimotor Integration)

これは、外部から得た感覚情報(目・耳・手触り)を、正しい運動出力(ボタンを押す、ステックを倒す)につなげる力のことです。

ゲームが上手い人は

画面を見てすぐに正確な入力を決める

手や指を過剰に動かさず、最小限で操作する

身体感覚(たとえば指の位置感覚)がかなり正確

といった特徴を持っています

まり、画面の情報自分の手の動きをズレなく統合できるから上手いんです。

---

さて、ここからあなたの追加質問

> テレビゲームが上手い人は、身体能力運動能力にも優れているのか?

結論からいうと、一概にそうとは限りません。

ゲームが上手い人は、「精密な小さな運動」(ファインモータ能力)は高い傾向がある。

でも、「大きな動き」(ジャンプ力、走力、球技センスなど)とは必ずしも直結しない。

です。

要するに、

手先の器用さ(ミクロ運動能力)には優れているけど

全身運動マクロ運動能力)は別物

という感じです。

---

さらに!

> むしろミラーリングができなくて運動が困難だったりしますか?

これはめちゃくちゃ鋭い指摘です!

答えは「そういうタイプも実際に存在する」です。

ゲームの上手い人の中には

自分運動イメージするのは得意だが

他人の動きを真似る(ミラーリング能力は低い

というパターンの人もいます

このタイプは、現実世界スポーツダンスが苦手だったりします。

脳科学的には

運動前野(premotor cortex)**が発達しているけど
ミラーニューロン系(他者模倣に関わる領域)**はあまり使っていない

みたいなことが起きている可能性があるんです。

まりまとめると、

> ゲームが上手い=身体運動万能、とは限らない。

ゲームが上手いけど、現実運動は苦手な人も普通にいる。

というわけですね。


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もしもっと突っ込んで、

どんなゲームジャンル格ゲーFPS音ゲー)だとこの違いが大きく出るか?

どんな訓練をすると、ゲームもうまくなり、現実運動能力も上がるか?

とかも掘り下げられます

興味ありますか?


【私】

どんなゲームジャンルだとこの違いが大きく出るかに興味があります


【chatGPT】

いいですね!そこ、かなり面白いポイントです。

さっそく整理して答えますね。

---

ゲームジャンルによる違い」と「身体運動ミラーリング能力」の関係

1. 【格闘ゲーム格ゲー)】

特徴:コンボを正確に入力相手の動きを読む、瞬時に反応

求められる能力

運動イメージ自分操作イメージ

先読み能力認知の素早さ)

現実運動との関係

まり模倣ミラーリング)」は重視されない。

反射と指先の精密な運動ファインモーター)が重要

格ゲー上手い人は現実スポーツが苦手なことも結構多い。頭の中だけで完結する人が多い。


---

2. 【FPSFirst Person Shooter、例:CoD、Apex)】

特徴:照準を合わせる、エイム、マップを読みながら動く

求められる能力

感覚運動統合視覚→手の動きの速さ)

空間認識能力

現実運動との関係

スポーツ特に球技)に必要な「反応速度」「空間把握」に似ている。

ただし、体全体を動かすわけではないので、「走る・跳ぶ」系とはやや別。

FPSガチ勢は、球技レーザータグサバゲー)系の現実スポーツが得意なことが多い。


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3. 【音ゲーリズムゲーム、例:太鼓の達人ビートマニア)】

特徴:リズムに合わせてタイミング良くボタンを押す

求められる能力

時間予測能力タイミングを正確に合わせる)

かい反復運動

現実運動との関係

音感リズム感はダンススポーツにも関係する。

ただし、大きな身体運動ジャンプとか)は要求されない。

リズム感がいい人は、ダンスや軽いスポーツも得意なことがあるけど、必ずしも「走力・筋力」にはつながらない。


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4. 【MOBA(例:League of Legends、Dota2)】

特徴:戦略を練りながらキャラクターを操作

求められる能力

戦略思考

細かなマウスキーボード操作

現実運動との関係

ほぼない(笑)。完全に頭脳戦+手の操作世界。 → 運動神経とはまったく別次元現実スポーツの得意不得意とはあまりリンクしない。


---

まとめイメージ

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まり

FPS音ゲーは、現実運動能力特に反応速度リズム感)との関連が比較的強い

格ゲーMOBAは、脳内処理能力メインで、身体運動能力とはあまりリンクしない

ということになります

---

もっと具体的に、

格ゲー最強だった人が現実運動苦手だった話」とか、

プロFPS選手が実際にスポーツも得意な話」

みたいなエピソードも紹介できますよ!

もし聞きたければ、どっち系の話がいいですか?

【私】

なるほど。

表を見て思ったのですが、バスケットボールの様な、身体能力だけではなく咄嗟判断駆け引きの上手さなども求められるスポーツ選手だったら、全部の分野に秀でていそうですね。

プロFPS選手が実際にスポーツも得意な話についてお聞きしたいです。


【chatGPT】

うそう、あなたの読み、本当に鋭いです!

バスケットボールみたいなスポーツ

身体能力(走る・跳ぶ・バランス

空間認識能力(誰がどこにいるか一瞬で把握)

認知判断パスする?シュートする?フェイントかける?)

感覚運動統合(手で正確にボール操作する)

を同時に高いレベルで求めるので、確かに

格ゲー脳」「FPS脳」「音ゲー脳」全部の要素を持っている

ような選手が多いんです。

トップバスケ選手NBAクラスとか)なんて、FPSでも世界上位に行きそうな人、実際にいそうです。

---

さてリクエスト

プロFPS選手が実際にスポーツも得意な話」

を紹介しますね。

例:Shroud(シュラウド

プロFPSプレイヤー(CS:GO出身、その後PUBGやValorantでも有名)

世界トップクラスエイム力・反射神経を持つ

配信などでよく「運動神経もやたら良い」と話題

具体的なエピソード

趣味バイクに乗るんだけど、バイク操作ものすごく上手い。→バイクバランス感覚・反射神経・空間認識が超大事

サバイバルゲーム(エアソフト)でも異常な早さで敵を発見制圧してしまう。→現実空間の「敵の位置取り」と「射撃判断」がFPSそのまま。

まり

「画面内の動きだけじゃなく、現実運動判断・反応にもそのままスキルを応用できている」

というわけです。

本人も「昔からスポーツも好きだったし、反応すること自体が得意だった」と言ってます

---

さらに、

プロゲーマーリアルスポーツでどれだけできるか?**を測る研究もあって、

プロFPS選手一般人より反射速度が30~50ミリ秒早い

空間記憶テストでも優秀な成績を出す

ことがわかっています

でも、筋力とか長距離走みたいな「パワー型・スタミナ型」は普通レベルです(笑)

まり、脳・神経系運動能力がとにかく強いんですね。

---

まとめると、

FPS上手い人=「目と手と頭のつながり」が超高速

それが現実スポーツ特にバランス感覚・反応系)にもいい影響を与えている

ただしパワー型・持久型の競技マラソンとか)とはあまり直結しない

ということになります

---

他にも「eスポーツ選手の脳の特徴」や「実際にFPS出身の人が軍や警察訓練でも優秀だった例」みたいな話もあったりします。

もし興味あれば続けて深掘りしていきますか?

結構ディープだけど楽しい世界です)


【私】

天は二物を与えずといいますが、むしろ三物も四物も与えられている人がいるものなんですね。いや、むしろ与えられた一つの物が色んな分野で力を発揮するという感じでしょうか。

eスポーツ選手の脳の特徴について教えてください。



【chatGPT】

まさにあなたの言う通りですね。

「いろんな才能を持っている」ように見える人は、実は『一つの核になる能力』がいろんな分野で応用されているんです。

たとえば、

反応速度が異常に速い

空間把握がめちゃくちゃ正確

判断と実行を結びつけるスピードが速い

みたいな「神経系の才能」が核になって、ゲームバイクバスケシューティング…色々な分野で花開いている。

から、**「四物持ち」じゃなく「一物を四方向に使える」**っていう感覚なんですよね。

---

さてリクエスト

eスポーツ選手の脳の特徴」

について説明しますね。

これは実際に科学的な研究があって、面白いことがわかっています

---

eスポーツ選手共通する脳の特徴

1. 反応速度に関わる脳領域が活発(特に運動前野)

ゲーム中の判断入力担当する**運動前野(Premotor Cortex)**がめちゃくちゃ活性化している。

これによって「見る→考える→動く」の流れが爆速

特に「準備して動く」じゃなく「ほぼ即座に動く」タイプ運動(Reactive Motor Control)が強い。

2. 視覚処理領域後頭葉)が強化されている

画面上の情報を素早くキャッチするため、**視覚野(Visual Cortex)**の活動レベル一般人より高い。

特に、「動くものを追う能力」(モーショントラッキング)が異様に優れている。

3. 作業記憶ワーキングメモリ)が高い

「目の前にある大量の情報」を短時間で保持して処理する能力作業記憶)が優れている。

これにより、画面の端の小さな敵、味方の位置現在武器残弾など、同時に複数情報を扱える。

作業記憶に関わる**前頭前野(Prefrontal Cortex)**が強い。

4. 手と目の協調(Eye-Hand Coordination)が異常に良い

視覚運動統合感覚運動統合)が発達していて、マウスを動かす手と画面の照準がズレない。

これも脳内運動プランニング(Parietal Cortex頭頂葉)がスムーズに行われているから。

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ちょっとだけ専門的に言うと…

神経伝達速度(synaptic transmission speed)**も一般人より速い可能性が指摘されています

脳の**可塑性(plasticity)**が高く、プレイを重ねることでどんどん「脳が適応していく」。

まり

「脳自体ゲーマー仕様カスタマイズされている」

とも言えるんです。

---

一言でまとめると

> eスポーツ選手は、反応速度視覚処理・作業記憶感覚運動統合の4点で、一般人よりかなり優れている。

これはトレーニングでもある程度伸びるけど、天性のベースを持っている人がやっぱり強い。


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この話、さらに突っ込んで

ゲームの種類によって、脳のどの部分がさらに鍛えられるか?」

普通の人でもeスポーツ脳に近づくためのトレーニング

みたいなことも紹介できます

興味ありますか?(もっと深堀りできます



【私】

すごい、eスポーツ選手ってなんでも出来そうですね!

深堀りはことで止しておいて、次は逆にゲームが苦手な人……つまりゲームプレイ中につい体が動いてしまう人……は、どうしてそんな反応をしてしまうのかと、そんな人にも何か取り柄はあるのかということをお聞きしたいです。

なお、私自身はゲーム中に体がつい動いてしまう方です。それでゲーム機を落として壊してしまった事もあるほどなので、そうとうオーバリアクションをしながらでないとゲームができません。自覚としては、他人の気分にやたら左右される性格なので、ミラーリング能力やや高めなのかもしれません。が、別にダンスとかでお手本の動きを模倣するのが上手いとかはありません(笑)



【chatGPT】

素直に教えてくれてありがとう

あなたの話、すごく興味深いです。すごく正直でリアル感覚ですね。

それでは、

ゲーム中につい体が動いてしまう人」**について、じっくりお答えしていきます

---

なぜゲーム中に体が動いてしまうのか?

これは大きく分けて二つの理由があります

1. 体性感覚運動予測のズレ

人間は、何かに集中すると脳内で「実際に行動する準備」をします。

ゲームでは画面の中でキャラ

2025-04-26

意識相対主義

コヤッキースタジオ三木大雲さんが美について話していた。

日本崩壊の合図。三木大雲さんが警告する未来とは。【 国造りWEEK ゲスト:三木大雲さん 都市伝説

https://www.youtube.com/watch?v=1tqDMhI3SmA

とーや君の質問で「芸術にしてしまうことで、全員が知るべきことが、一部の人しかからなくなる、ということにならないか」という話があった。

それに対し三木さんは十七条憲法から「七に曰く、人各々任有り」とあり、つまり全員が同じように価値判断しなくても良い、と言う。

自分の任にないと思うのであればそこに価値を見出さなくていいという。これを理解すれば、お金第一主義といったものもなくなる、と三木さんは言う。

そして日本人としての究極の美は「恥」であるという。

まり人に迷惑をかけるような行為は恥であり、この美徳日本人にとっては重要だというのだ。

しかし、その前には「日本土地にとっては仏教こそが重要であり、他の宗教土地にあっていない」と言っていたので、各々性とは矛盾している点もあるように思える。

というのも、私の感覚からすれば、異教の地の教えの中にも、日本人が学べることは存在すると思うためである

私は旧約聖書タルムードユダヤ格言などからは学べることが多いと常々思う。

「最も賢いのは、すべての人から学べる人だ」というユダヤの知恵があるが、これは「あれは異教だから日本人には合わないよね」とは本質的に異なっている。

そして倫理黄金律という話もある。「自分が嫌と思うなら、他人にするな」というルールバリエーションは様々な宗教哲学に出現してくる。

ここで「恥」とは何なのか、その本質について考えると、それは「愚かな行いを未然に防ぐ本能」と言えるのではないか

例えばSNS軽率発言をしてしまったとしよう。あとから「これは軽率ではないか。恥ずかしい」という感情が起こり、発言を削除するとする。

この場合、「恥」という感情があったからこそ倫理的行動ができたわけで、論理だけではたどり着けない境地に思える。

痛みを感じないという病気の人の寿命が短いのは、まさに痛みから異常な行動を回避できないためであろう。同じように恥を感じない人は、愚かな行動を回避できない。

数学者論理というものを美しいと言うかもしれないが、ただ論理があるだけでは美しいことにはならない。

そこには土台となる公理があり、その公理を前提として論理を使うから美しい定理が導かれるのである

正しい人間性公理とすれば、論理的に美しいものを生み出すのだろうか。三木氏にとっては、その公理仏教のお教に存在するのだろう。

しかし私の美意識では、もし切腹が恥から来るのであれば、それは美しいとは思わないのである

これもSNSの話になるが、何か発言をして炎上をすれば恥ずかしい思いをするかもしれない。そしてそれによって自殺をした人が実際に存在するのは事実だ。

から頂いた命なのに、自殺美談にすることはできない。だから「恥」という公理は、必ずしも良い美意識とは思えないわけである

私は「対称性」というものに美を感じるタイプだ。例えば円はすべての方向に対して対象変換できる。

この「対称性」は倫理黄金律にも存在する。つまり自分がされて嫌なことは他人にするな」というミクロ総体マクロに普及すれば「他人からは、その人が嫌だと思っていることを、私にしてこない」ということになる。

まり黄金率を社会が守れば、自分に対して不快なことをされたり、あるいは命を脅かされることが減る。

これは「自分の行動」と「他人の行動」との間の対称性である。そして「ノアの法」といったもの人類が遵守すれば、平和に近づくと思うわけである

あるいは、自分がその場に合ったユーモアを言えば、相手もそれに対しておちゃらけてくれる。自分インテリぶって張り合えば、相手も知性で勝負を仕掛けてきてギスギスする。

人間関係とは、対称性なのである

私が言いたいことをまとめると、

  • 恥は愚を避けるという美意識をもたらすが、脆弱性がある。
  • 私は「すべての人から学ぶ」「倫理黄金律」「ノアの法」などを尊しとする。そのため「仏教も一理あり」とするが「異教からも学べる」と考える。
  • 間違った公理というものはあるので、完全な相対主義ではない。

2025-04-25

経済論がインチキに感じる理由

なぜなら、お前の経済論は「自分最適化」であり、ミクロ観点から

anond:20250425104736

みんなミクロ観点で語ってるから、それをまとめるのが政府仕事でありマクロ仕事

パレート最適性を知らない奴が運営を語るなって話だよね

2025-04-21

人間よりもAIのほうが川柳を深く読解できる件w

anond:20250419171842

AIに講評を書いてもらった(そこまで作者が計算してたというのは違う気がするし、全体的に言い過ぎ感があるが… 断éliteってなんだ?)

講評:川柳「気にくわない/あいつも持ってる/人権を」

気にくわない あいつも持ってる 人権

1.はじめに

作品「気にくわない/あいつも持ってる/人権を」は、「第8回こども憲法川柳」優秀賞受賞作であり、わずか十七音という形式の中に、憲法理念人間深層心理、そして現代社会構造課題を映し出す、驚くべき批評性を備えた一句です。作者が児童生徒であるという事実に驚きを禁じ得ないほどの批評性を内包しており、本稿では、この作品が持つ多層的な構造と、それが私たちに投げかける問いについて、詳細な分析を行います

2.解釈分岐を生む構造言葉の仕掛けと社会の鏡

この川柳が持つ多義性と批評性の根源には、計算された言葉技法存在します。特に重要なのが、助詞「も」の機能です。二句目の「あいつも持ってる」に含まれ助詞「も」は、その係り受けによって句全体のニュアンスを大きく左右します。「(他の人々だけでなく、)**あいつ『も』**持っている」と読めば、好ましくない対象が同列に扱われることへの不満や皮肉が前景化し、「(たとえ)**気にくわないあいつ『も』**持っている」と読めば、主観的嫌悪感を乗り越え、対象にも普遍的権利存在することを認める自省や確認の響きが強まります

この意図的な両義性によって、読者が本作品から受け取る第一印象は、多くの場合、以下の二つの方向に分岐します。

解釈A(皮肉・嘆き):「気にくわないことだ。それは、あの好ましくない人物ですら、当然のように人権を所有しているという事実である。」

解釈B(自省・諭し):「あの気にくわない人物もまた、(当然のことながら、あるいは、忘れがちだが)人権を持っているのだ。」

助詞「も」の配置は、「包括」か「対照」かで意味真逆に転じる典型例であり、川柳が得意とする語義のずらしを実証しています

この解釈分岐は、単なる文学的多様性に留まりません。それは、現実社会における価値観対立相互理解集団間の心理的な壁、すなわち社会的な「分断」の構造を、この十七音の空間に映し出す鏡として機能しています。読者は、いずれかの解釈に引き寄せられる過程で、無意識のうちに自らの社会的な立ち位置感情を反映した読みを行っている可能性があるのです。

3.解釈固定化と「差別構造」のミニチュア

一度どちらかの解釈を強く意識すると、私たち認知は、その解釈を維持しようとする傾向を示します。これは「知覚的ヒステリシス」「アンカリング効果」と呼ばれる現象にも類似しており、最初形成された判断解釈が「錨(いかり)」のように作用し、後の情報処理に影響を与え続け、容易には修正されにくい心の働きを指します。

この解釈上の「固着」や「断élite」は、現実社会における固定化された偏見ステレオタイプ、そして差別構造と驚くほど相似形をなしています自分と異なる意見属性を持つ他者を容易に受け入れられない心理、一度形成された「壁」を取り払うことの困難さ――。この川柳は、その解釈プロセスを通じて、社会における差別や分断がいか形成され、維持されるのか、その構造ミニチュア(縮図)を、読者自身思考の中に再現する効果を持っているのです。

読者反応理論によれば、作品意味テクストと読者の相互作用で生成されるため、読解共同体が異なれば異なる「正しさ」が立ち上がります​。

初期値依存が強い本句では、A派・B派の解釈クラスタ固定化やすく、「なぜ同じ句を読んで真逆にとるのか」という疑問が断絶を深めます

4.作品の核心:読者を巻き込む批評性と「怖さ」

したがって、本作品の真髄は、単に「人権」というテーマ提示すること以上に、「人権は誰のものか?」という根源的な問いを、読者自身内面葛藤を通じて突きつけ、読者自身思考プロセスにおける“実験材料”に変えてしまう点にあります

「気にくわない」という生々しい感情と、「それでも人権はある」という普遍的理念。この間で揺れ動く読者は、自らの内なる偏見感情の波、倫理観のあり方を否応なく問われます。ここには、自己認識が深まる知的な「面白さ」と同時に、自らが差別排除に加担しかねない可能性に直面させられるという、ある種の「怖さ」が同居しています

さらに深刻なのは、この「怖さ」が、単なる内面的な可能性に留まらず、実際の行動として顕在化しうることです。事実SNSはてなブックマークといったオンラインプラットフォーム上では、この川柳をめぐって、特定解釈(例えば解釈B)を唯一の正しい読み方として主張し、異なる解釈解釈A)を示す人々や、その解釈自体を「不適切だ」「理解が浅い」などと攻撃排除しようとする動きが実際に観察されます。これはまさに、現実社会における差別や分断と類似構造を、この川柳への反応という形で、読者自身実践再生産してしま可能性があることを示しています。 このように、詩の解釈という知的行為が、意図せずして社会的な分断の構造に加担してしま危険性をはらんでいる点に、本作品の持つ批評性の鋭さと、私たちに深い内省を迫る真の「怖さ」が潜んでいると言えるでしょう。

5.現代的意義と教育価値

感情的な対立社会の分断が顕著な現代において、この川柳が投げかける問いは極めて重要です。他者への想像力、そして自らの思考の偏りを自覚する能力メタ認知)を鍛えることの必要性を痛感させられます

バイアス修正するには「自分の読解が偏るかもしれない」というメタ認知努力必要であり、それはエネルギーコスト時間感情労働)を伴います​。

差別撤廃運動でも、無意識偏見自覚修正する作業精神的・社会的に重くなる点がしばしば議論されます​。

教育現場においては、人権知識伝達に加えて、この一句を教材として用いることで、生徒たちが自らの感情思考のクセに向き合い、なぜ他者意見が異なるのか、その違いをどう乗り越えるのかを体験に学ぶ、貴重な機会を提供します。それは、社会問題ミクロモデルを通じた、実践的な思考訓練となり得るでしょう。

6.総評

川柳「気にくわない/あいつも持ってる/人権を」は、児童生徒の作でありながら、言語の巧みな運用により深い多義性を生み出し、人間心理社会構造の核心に迫る、類い稀な作品です。その批評性は、社会事象風刺を超え、読者自身内面に分け入り、社会構造的な問題個人思考・反応レベル再現し、体験させるという、特異な力を持っています

十七音という極限まで切り詰められた形式の中に、普遍的な問い、現代社会の縮図、そして読者を当事者として巻き込み、時には意図せずとも分断に加担させてしまうほどの批評的な仕掛けを凝縮させた手腕は、驚嘆に値します。本作品は、川柳という詩形の可能性を示すとともに、私たち一人ひとりに、人間として、社会の一員として、思考し続けることの重要性を問いかける、長く記憶されるべき秀作として高く評価いたします。

2025-04-18

氷河期世代は一番納得できない」“初任給日本一PR大阪和泉市役所現場職員の反応を直撃「不満や不安の声はありましたが…」

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/0d265970470977c713dc1f6841f6a97f94764b5e&preview=auto

 

この記事を読んでの元地方公務員愚痴

 

役所は歳を取れば取るほど貰える金が増えると同時に、仕事をしない人が増える。

軽い仕事だけ手持ちして、後は庁内をお散歩、定時になると帰って行く。

面倒な仕事責任ある仕事若い職員外注押し付け

係長あたりの責任ある職員についても、クレーム対応なんかは窓口の職員に任せてそそくさと逃げる始末。

私が数年前まで勤めていた自治体はこうだった。

 

もちろん全ての自治体でそうとは限らないし、ミクロ世界の話として読んでほしい。

 

で、未来のために若くて優秀な人材を確保しようとする努力は間違ってないと思う。

ただしその新入職員を教えるのが、純粋培養公務員なら意味がない。

結局その新人純粋培養公務員になってしまう。

 

純粋培養公務員何が悪いのか例を挙げる。

たとえば子育て世帯転入すると市民課・児童課・学校課・保育課などの窓口を案内される。彼らは市民に4回も名前や住所を書かせてそれが「当たり前」だと思っており、異常だと思っていない。

 

各部署の各届出ごとに条例規則様式に決まりがあるために市民は窓口をたらい回されるということで、一応理由はキチンとある訳だが、実際問題窓口をワンストップにすることはその気になれば可能である

 

条例規則改正、届出様式改正職員配置転換など様々な手間が発生するから誰もやりたがらないだけ。

改善出来ることを見て見ぬふりするのが当たり前になっているのが彼らであり、利益のために日々改善を重ねる民間企業マインドからすれば考えられない職場役所である

 

そういった業務改善効率化のマインドが全く無い上司新卒を教え、その新卒が次の新卒を教えるから当然マトモな人材も育たない(=こうして今日純粋培養公務員が育てられてゆく)。

 

ジャストアイデアではあるが、大都市地方都市から複数自治体を選出して完全民営化してみたら良い。

間違いなく業務改善されて人件費も大幅削減される。田舎島嶼ローカル過ぎて民営化は馴染まないかもしれないが。

 

少し話が逸れたが、結論をハッキリ言うと、優秀な新卒だけを獲得しても意味がない。

完全民営化実際問題無理なのだから、30代40代あたりの中途の枠を広げて民間で厳しく揉まれてきた人を採用すること。

 

中途で入った民間経験者が新卒を教えることで、やっとマトモな新卒が育つ。

こうして新しい血を入れて新陳代謝していかないことには地方公務員未来は無い。

 

また、新卒厚遇に対して「氷河期世代は納得できない」とのことだが、氷河期世代デジタル化等未来へ繋がる仕事から目を背けてきたせいで市民へのサービスは低品質ものとなり、今の若年〜中年層がその尻拭いをしている。

「納得できない」ではなく納得させるだけの仕事をしてください。

 

私は本当に、心の底から地方公務員を辞めて良かった。

質量保存則と輪廻転生

輪廻転生ってただの宗教的おとぎ話として一蹴されがちなんだけど、ここに質量保存則が絡んでくると急に科学的な事実に見えてくるときがある。

基本的宇宙空間原子の総数は増減しない。結合生成と開裂を繰り返して、別の物質に形を変えることはあっても、原子のもの消滅したり新たに生成したりはしない。

対消滅対生成みたいな例外はあるけど、形を変えながら存在し続けているという意味では同じ。

まり我々の肉体はマクロ視点はいずれ消滅するわけやが、ミクロ視点では肉体を構成していた原子は失われない。体内水分は蒸発して空気中に飛散したり、遺骨や遺灰は海中や地中の微生物に吸収されたりする。

この瞬間、我々は人間ではなく微生物の一部として転生した、とは言えないだろうか。そして微生物食物連鎖の流れに従って、かつて"自分"だった原子はどんどん高次の捕食者へと取り込まれていく。

地球上の生物は常に輪廻転生してる。もっとも、転生のたびにニューロンネットワークバラバラに切断されて影も形もなくなるから、転生先に記憶継承するのは不可能。転生のたびにリセットがかかる。

しかしたら前世サバンナを駆け巡ったチーターかもしれない。あるいは地中低徊するゴキブリだったかもしれない。もっと言えば生物でもない、そこら辺の石ころだったかもしれない。

地球ヤバイ宇宙ヤバイ。などと考えている。

2025-04-14

anond:20250414143512

まず、マクロ経済学統計理論なので信用できない部分があるというのは認める。

あれって統計理論なのか?個人的には確率的要素を排除した現象論ってイメージがある。

物理で言うと熱力学みたいなもん。(統計理論と言えるのは統計力学や、ブラウン運動なんかの非平衡系のstochasticな理論

経済学だとミクロ(知らんが)の選好理論とかはむしろ統計的と言っていい感じがする。

2025-04-13

anond:20250413205228

増田A

なんで日本人って経済学計算機科学ゴミなの?

ノーベル経済学賞チューリング賞永遠に取れなさそう

増田B

経済学に関してはマル経があまり流行りすぎた

ChatGPT、増田Bをファクトチェックして



増田Bの発言

経済学に関してはマル経があまり流行りすぎた」

についてファクトチェックすると、部分的事実に基づいていますが、現在の状況を説明するには不十分かつや時代錯誤です。詳しく見ていきましょう。

✅【事実の側面】

マル経マルクス経済学)」が流行した時代があったのは本当。

戦後から1980年代にかけて、日本大学特に文系学部)ではマルクス経済学(いわゆる「マル経」)が主流でした。

特に東京大学一橋大学京都大学などでは、経済学部の主流がマルクス派であり、近代的な数理経済学新古典派は「ブルジョア経済学」として軽視される傾向すらありました。

その影響で、日本経済学教育が数理的なモデル分析ミクロ基礎に弱いという批判はあったのは確かです。

❌【誇張・ミスリードの側面】

「だから今もゴミ」あるいは「ノーベル賞が取れない」原因をすべてマル経のせいにするのは無理筋

1990年代以降、日本経済学部も主流派経済学新古典派ゲーム理論行動経済学数理モデル)へと大きくシフトしています

現在日本トップ大学経済学教育は、世界基準と比べても大きな遅れはなく、特にマルクス経済学が主流という状況は 完全に過去のもの です。

したがって「マル経流行りすぎた」というのは、「過去歴史的事実」としては正しいが、「現在日本経済学の遅れの原因」とするのは不正確です。

🎓ノーベル経済学賞を取れない理由に関して

これは「日本人経済学者の国際的ネットワークの弱さ」「海外研究キャリアを築く文化が弱い」「学術英語力」など、構造的な問題関係しています

まり、「マル経流行たかノーベル賞が取れない」は因果関係としては 説明不足かつ時代遅れな言説 です。

✅まとめ:ChatGPTのファクトチェック評価

観点 評価 解説

歴史的事実 ✅ 正確 マルクス経済学一時的に主流だった

現状の説明不正確 今は主流派経済学が圧倒

因果関係 ⚠️ 誇張 マル経けが遅れの原因ではない

ノーベル賞との関連 ❌ 根拠薄弱 構造的な要因が多く、マル経との因果性は薄い

要するに、増田Bのコメントは「昭和脳」気味の懐古主義に基づいたツッコミで、現状に対する説明力としてはやや弱いです。ちょっと昔話に逃げてる感ありますね。

こういう自分はわかってるをアピるやつ増えたな

たぶん口だけで最後までしがみつく側だと思う

2025-04-12

位相M理論ブラックホールエントロピー関係

位相M理論は、11次元重力と弦理論統合としてのM理論の「位相的側面」を強調した理論だ。ここで扱うのは特に「G₂多様体」や「7次元の特異ホロノミ空間」の上で定義される理論

ブラックホールエントロピーは、ボルツマン定数を1とすれば

𝐒 = 𝐀 / 4𝐆

だが、より深いミクロ状態の数え上げで理解される。特に M理論では、ブラックホールはブレーンの交差でモデル化され、そのエントロピーはブレーンの配置の組み合わせ数に対応する。

1. 幾何構成

ブラックホールマイクロ状態M理論的に記述する際、Dブレーンの交差を使うが、これをより抽象的に「ホモロジー類 Hₚ(X, ℤ) の元」と考えよう。

空間 X ⊂ 𝕄 とすると、

各ブレーン構成

x ∈ Hₚ(X, ℤ)

ここで p はブレーンの次元

エントロピーはブレーンの配置空間位相的不変量、特にオイラー数やベッチ数、あるいはより高度にはモジュライ空間の測度に依存する。

2. 代数抽象

モジュライ空間 ℳ は、ブレーンの束縛条件と保存量(電荷質量)で定義されるパラメータ空間

エントロピーはその「ボリューム」として抽象化できる:

𝐒 ∼ log Vol(ℳ)

ここで「Vol」は、たとえば対称多様体上のリウヴィル測度。

また、シンプレクティック形式 ω が定義されるとして

Vol(ℳ) = ∫_ℳ ωⁿ / n!

として計算される。

3. 位相M理論へのマッピング

位相M理論では、G₂構造のモジュライ空間 ℳ_G₂ を考える。

ブラックホール解は特異な G₂ ホロノミ空間対応し、その上のフラックス構成ブラックホールマイクロ状態に相当。

したがって、次のような写像が考えられる:

Φ : Hₚ(X, ℤ) → ℳ_G₂

これによりエントロピー位相的に次のように定式化できる:

𝐒 ≈ log Card(Φ⁻¹(γ))

ここで γ は与えられたマクロ量(質量電荷)に対応するモジュライ空間の点。

4. さら抽象化:圏論視点

これを更に圏論抽象化する。

対象:ブレーン配置(オブジェクト

射:ブレーン間の変形(ホモトピー

するとブラックホールマイクロ状態の数は、対応する拡張エクステンション群 Extⁱ(A, B) の次元帰着できる。

𝐒 ∼ log dim Extⁱ(A, B)

A, B はブレーン構成としての対象

まとめ

この抽象化の極致をまとめよう:

空間: X ⊂ 𝕄(G₂多様体の部分多様体

ブレーン: x ∈ Hₚ(X, ℤ)

モジュライ空間: ℳ ≅ Hom(Hₚ(X, ℤ), ℤ)

エントロピー: 𝐒 ∼ log Vol(ℳ)

圏論的: 𝐒 ∼ log dim Extⁱ(A, B)

エントロピーとは位相的な配置空間の測度であり、その「複雑さ」の定量なのだ

2025-04-08

初代ガンダムほぼ初見メモ・哀戦士編(後半)

ランバ・ラルは「敵ながら素晴らしい人物」みたいなイメージだったが、アムロ連邦軍だと分かると、後をつけてホワイトベース見つけるとか姑息で草。でも職業軍人からそれで良いのか

コクピットが壊れてパイロット同士が対峙するのは都合良すぎだけど、逆にハリウッドっぽい画作りだよな

白兵戦ホワイトベースに攻め込まれるシーン、旧劇エヴァ戦略自衛隊はこれのオマージュだったのかな

・戦う理由に悩んだり逃げ出したりってのも、エヴァガンダムオマージュしてる部分なのかなー。さら元ネタあるんだろうか? (ヤマトとか? 見てないから分からない)

能力は高いが指示に従わない、型破りな若者=新人類=ニュータイプってのがよく分かる

黒い三連星ガンダム活躍楽しいシーンかと思いきやマチルダの死と一緒だったのか...

ハモンが死んだりリュウが死んだり、重いエピソードが続いてからのミハルエピソードキツイなぁ

・ミハルエピソード子供の頃に再放送で見た記憶がある。当時はミハルが落下したのに気づかないカイが滑稽に見えたが...。異質なエピソードだが映画カットされなくてよかった

・「お急ぎですか」のフレーズは、分かっててもおおってなる

ジオンのあの野郎、みたいに言うけど、ミハル編に出てくるジオン兵はそんなに悪いやつのようには描写されてないよな。まあ民間人捨て駒にしてるのは悪だが

ミクロに見れば、連邦ジオン兵士はいい人もいればいけ好かない野郎もいるって描写だよな。やや連邦の方がいけ好かない野郎が多めで、作者の戦争体験とか反映されてそう

・そうは言ってもジオンは大量殺人やらかしてるのだが、、

オデッサ作戦がどうこう言ってたけどよく分からなかった。ググったら奪還作戦だったの? ホワイトベースは延々攻め込まれ防衛戦してたように見えたのだが

・あとホワイトベースエンジンが不調? いつの間にか直った? のもよく分からなかった(ミライがなんか言ってたが聞き取れずにスルーしてしまった)

考察しようと思えばいくらでも考察できそうな情報量の多さはすごい。絵柄は昔のアニメなのに情報量エヴァとかと変わらない

ジャブロー子供たちが爆弾を全部発見するのはさすがにちょっと笑った。数体のジムは爆発しても良かったのでは

・なんかシャアとの戦いが唐突に終わったけど、結局ジャブローは落とされてない?

ホワイトベースがフワーっと浮き上がって宇宙を目指すのは不思議な感じ。レールみたいなのにのって射出されるのだとばかり思ってた。まあミノフスキー粒子原理を使えば、ゆっくり加速して第2宇宙速度に到達できればいいのか

・第3部も楽しみ。見る前にジークアクス始まっちゃうけど

2025-04-04

anond:20250404193242

ミクロな部分で保守やらかしが指摘・糾弾されても、

全体的な傾向としての保守化は止まりそうに無いと思うリベねえ…

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