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はてなキーワード: ケインジアンとは

2024-11-09

ケインジアンが読んだら激怒しそう

ケインズ政策意味メカニズムも間違って解釈している。

anond:20241108194712

2024-11-08

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この意見には、トランプ氏の経済政策政治的理念説明する意図がありますが、いくつか問題点不正確な解釈があります。以下に指摘します。

 

妥当な点

1. トランプの「アメリカ第一主義

トランプ氏が掲げた「アメリカ第一主義」は、他国への依存を減らし、米国利益を最優先するという方針で、確かにフランスド・ゴールが掲げたフランス第一主義共通点が見られますトランプTPP反対やNATO費用負担見直しも、自国利益を強調する姿勢を反映しています

2. トランプ支持層に対する理解

トランプ支持者の一部が、「仕事にありつける」「収入が増える」などの期待を抱き、経済的メリットを求めてトランプ投票した点は的を射ています。これはケインズ的な需要刺激策(公共事業など)によって雇用経済活性化を図る政策の影響です。

 

問題点矛盾

1. トランプを「ケインジアン」とする見方単純化しすぎている

トランプ氏がすべての政策ケインズ経済学を実践していたわけではありません。ケインズ経済学は、政府不況時に積極的に介入することで経済を刺激する理論ですが、トランプ政権政策には必ずしもこれに基づく一貫性がありません。むしろ、減税や規制緩和といった側面もあり、これらはケインズ理論とは異なる自由主義的なアプローチです。トランプの「ケインジアン」としての立場単純化しすぎています

2. メキシコの壁を「ケインズ的な公共事業」とする解釈の誤り

メキシコの壁の建設は、トランプ移民政策象徴的な要素ですが、これをケインズ公共事業とするのは適切ではありません。ケインズ理論目的不況時の景気刺激であるのに対し、メキシコの壁は主に移民抑制国家安全保障目的としています経済的な刺激効果もある可能性はありますが、それが主要な意図ではなく、理論合致しない解釈です。

3. ド・ゴール主義との比較における誤解

ド・ゴールフランス独自性を守るために多国間の枠組みや同盟に対する懐疑的立場とりましたが、同時に外交面では現実的アプローチも取りました。トランプ氏も「アメリカ第一主義」を掲げていますが、その外交政策は必ずしも一貫性があるとはいえません。トランプ氏は同盟関係を揺さぶりながらも、アメリカ国益にかなう場合には取引を優先していたため、ド・ゴール主義完全に一致しているとは言い難いです。

4. トランプが「経済論に精通している」という前提の誤解

トランプ氏がケインズ経済学や他の経済理論を深く理解しているとする見方は、必ずしも証明されていません。トランプ経済政策は「ビジネスマンとしての直感」による面が強く、理論的な一貫性を欠くことが多いです。また、彼の支持者たちが経済政策理論理解して投票しているかどうかも疑問が残ります

5. 「反トランプ派がトランプ政策理解を欠いている」とする指摘の偏り

トランプ派に対して「トランプ政策理解していない」という批判は、偏りのある見方です。反トランプ派の中にも、政策効果経済理論に基づいた批判を行っている人々が多くいます政治的意見が分かれる中で、一方を「理解が浅い」と決めつけるのは公平さを欠くといえます

 

まとめ

この意見は、トランプ政策や支持者の動機について興味深い視点提供していますが、トランプを「ケインジアン」「ゴーリスト」と断言するのは単純化が過ぎる点がありますトランプ政策は、一貫した経済理論に基づいているというよりも、選挙戦術ビジネスマンとしての感覚が反映されている部分が大きく、経済学的な視点だけで彼を理解するのは難しいでしょう。

トランプ次期米大統領理解する助けになるたった2つのこと

前回、フォルクスワーゲンで考える社会保障の持続性というエントリを書いたのだけれど、今回は再選するに至ったトランプ次期米大統領について書こうと思う。

取り敢えず言っておくが、自分自身特にトランプ次期米大統領支持派ではない。カマラハリス支持派でも無い。前回のエントリの傾向から察して貰えるとありがたいが、敢えて支持を表明するなら日本経済支持派。外国よりも自分自身が生きる日本日本全体よりも自分自身が該当する氷河期世代の味方をする。

トランプ次期米大統領ケインズ経済主義者である

まず1つ目としてトランプ次期米大統領ケインズ経済主義者であるということを認識しておかなければならない。

先日、在米増田、トランプが勝った理由がよく分かるシリコンバレーでキラキラした生活をしてる俺が雑感を書いてやろうというエントリが人気ブクマ入りしていたが、良くも悪くも反トランプ派が持ちがちな考え方が詰まっていて、トランプ次期米大統領経済政策をしっかりと吟味した形跡がない典型的な反トランプ派の主張だ。

敵は愚かなのだと、トランプ側へ票を投じたやつは愚かでなければならないという考えが滲み出ていて、自分たちが当然そうであるように相手だって少なくとも義務教育を修了しており、相手側にも大卒大企業勤めは居るし、何なら高度な学問を修めて専門研究に励んている方々も居る。

そしてトランプ次期米大統領成功したビジネスマンであり、これまでの人生アダム・スミスマルクスケインズフリードマンなど膨大な経済論を見聞きし、最終的に選んだと思われるのがケインズ経済学で、それを支持するケインズ経済主義者(ケインジアン)になったのだと思われる。

そう、トランプ次期米大統領は各種経済論の理解が深い可能性が著しく高いのだ。

ケインズは言う、流通する国内資本を増大するためには公共事業積極的に行って国民雇用を創出することが大事であり、公共事業から得た金銭国民生活をするので流通する国内資本は自ずと増大していき、結果的に景気は回復すると。

ケインズ経済学のわかりやす理解として「穴を掘って埋める仕事でも良い」などと説明されるが、この様な意味のない仕事でも国内資本流通を刺激するには良いとされ、例えば意味のない「メキシコとの国境に壁を建設する」公共事業でも良いわけだ。

まず前提として、ケインズ重要論文雇用・利子および貨幣の一般理論』は世界恐慌から経済回復にあえぐ中で発表された論文であり、その趣旨不景気から脱却するにはどうしたら良いのか?である

ケインズ経済学の発端趣旨としてそもそも不景気対策であり、トランプ次期米大統領不景気対策と言えばケインズ経済学だと判断して(悪く言えば思い込んで)いるのだ。

トランプ次期米大統領目的ケインズ経済学を元にした国内資本流通増大であり、例えば「不法移民違法労働により表へ出にくい国内資本を得ている」のであれば目的達成を阻害するので不法移民へ対して強く出ようとするし、不法移民は総じて貧困労働層と労働市場で競合するし、メキシコの壁と合わせて国内資本の増大という面から見てシナジーがある。

これを偶然のシナジーだと断ずるのは無理があるし、それが無理だとするのであればトランプ次期米大統領やその支持者たちは"意外と"愚かではないということになる。

「たとえトランプが勝って自分さらに貧しくなろうが関係ないのである。一緒に堕ちてほしい」わけがなく、ケインズ経済学の機序理解しているのかは別として、トランプ支持者の多くは「仕事にありつける」「勤めてる会社需要が増える」「貯蓄として投資している会社株価が上がる」「収入が増える」と思っている(判断が正しいか不明だが)のだ。

更に言えば、ケインズ経済学は格差是正についてそこまで効果的な理論を打ち立てたものではないという点も理解しておかなければならない。

公共事業によって失業者という経済的に最底辺の人たちは1段階程度は格差是正されるだろうが、ケインズ経済学は最富裕層から貧困層に至るまでみんなで一緒に豊かになろうという趣旨理論だ。不景気対策なのだから格差は維持されたまま国内全体の資本を増やす理論なのは当たり前の話なのである

トランプ派たちはトランプ次期米大統領ケインジアンであることに(トランプは愚かだかとレッテル貼りしてるので)気付いていないし理解を示そうともしないので、それが故に自分生活のためトランプ投票した人たちの気持ち理解できていないのだ。

トランプ次期米大統領ド・ゴール主義者である

正確に言えば(米国版)ド・ゴール主義者であり、ド・ゴール主義者(ゴーリスト)が「フランスの存続のためにフランス外国依存すべきではなく、フランスはいかなる外国圧力に対しても従属すべきではない」と言う文脈と同じくして「米国の存続のために米国外国依存すべきではなく、米国はいかなる外国圧力に対しても従属すべきではない」とトランプ次期米大統領は言っている。

この指摘は大学生とき政治イデオロギー代表的ものとしてド・ゴール主義を履修した者ならば目を丸くするだろう。何故なら当時のド・ゴールは「NATO欧州経済共同体評価していなかった」人物であり、それはそのまま「同盟国に依存する米国安全保障TPP評価していない」と言うトランプ次期大統領と重なるからだ。

ド・ゴールは知られているとおり(その経歴も加味する必要はあるものの)圧倒されるほどのフランス第一主義者であり、そういった面でもトランプ次期米大統領と重なり、トランプ次期米大統領自身キャリア性質もあるだろうが言動の端々にド・ゴールの影響が見え隠れするし、一見意味不明トランプ次期米大統領言葉の数々や手のひら返し、側近との軋轢などもド・ゴールの経歴を見ると察してあまりある。

ド・ゴール現在でもフランスでは20世紀代表する政治家であり英雄の1人として数えられ、フランス政治イデオロギーの根幹の1つとされているが、ド・ゴールロールモデルの1つとしているであろうドナルド・トランプアメリカのためならば何でもするのであろう。

ドナルド・トランプケインジアンにしてゴーリスト

以上の2つがドナルド・トランプを形作るものである

ドナルド・トランプは決して愚かではなく米国同盟関係を結ぶ日本、そしてそこに住まう我々日本人は決して油断してはならない。

ドナルド・トランプケインズ経済学とド・ゴール主義米国経済と内政へ注力すると言うのであれば、その思惑へ流されすぎないよう与野党わず日本政治家を監視せねばならないし、国際経済への比重を軽くしていくのであれば、日本はその空いた穴を欧州や中露に取られないよう日本経済界を監視する必要がある。

繰り返すが、自民党経団連だけではなく立憲民主党国民民主党、日本維新の会、日本共産党、公明党参政党、れい新選組監視しなければならないし、労働組合の動向も、今後大きく揺れ動いていくであろう世界経済安全保障観点から非常に重要だ。

自分日本国民に味方する、だからこそこのエントリを書いた。

わかりやすい単純な言説に惑わされることないよう今後もみんなと共に日本が少しでもマシになればなと願う。

2024-04-14

[] ケインジアンがもてはやされるのは人間の愚かさ込みだから

経済本質は実は資源で、資源から財を作って売っている。そこに価格をつけて売っているので、需要供給で完全に価格貨幣価値は決定される。

ところが「(金額などが)多いほどいい」の論理で金の価値を考える輩が生まれて、下方硬直性が生じた。

これにより、賃金などが一度上がると下がりにくくなる状態が生じる。

また、「多いほどいい」の論理財政政策にも影響し、「金を刷れば富が増える」と勘違いして貨幣価値が下がりインフレする。

まり経済インフレするのは、人間新古典派理論理解していないから。

2023-09-02

検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』を読んでの感想・疑問

検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』を読んだ。ナチスの行った行為についての<事実>や<解釈>については自分が誤解していたこともいくつかあり、とても面白く読めた。一方で、著者らの<意見>は、タイトルの問いに対する十分な回答ではないというのが正直な感想である

検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』というタイトルを読んで私がまず考えたことは、著者らは「良いこと」をどう定義しているのだろうかということである

事象Aは善い」と判断するためには

事象AはXである事実および解釈

②Xは善い(価値判断

③したがって事象Aは善い(意見

三段論法を経る必要がある。

①については著者らの言う通りナチス実施した行為について歴史学方法事実とその解釈検討することは重要であろうし、素人の考えが誤っていることは多々あるだろうこともよく理解できる。素人の私が専門家の整理に対してとやかく言うつもりは(あんまり)ない。

一方で、②については、"「~であるから「~べき」は導かれない"というヒューム法則が端的に表すように、事実解釈とは独立した善悪についての価値判断である。①についてお互い同意していたとしても、②が異なれば善悪意見真逆になることは十分あり得る。

もちろん、何を善いとするかは自由に決められるわけではない。「ナチスは良いこともした。なぜなら ②ナチスのしたことは善い からである。」という主張は(そう言うのは自由だが)多くの人を説得できないだろう。

そこで普遍可能性という基準が出てくる。普遍とは簡単に言えば、固有名詞を含まない、という意味合いである。例えば、「金を返さないのは悪いことだ」という価値判断採用するのであれば、誰であろうと金を返さない人は悪人である判断しなければならない。

あなたが私に金を返さないことは悪いことだ」とするならば、「私があなたに金を返さないこともまた悪いことである」としなければならない。ナチス行為を何らかの理由で善い/悪いこととするならば、他の〇〇国がした同じようなことについても、別扱いをする普遍的な理由を挙げなければ、同様に善い/悪いこととしなければならない。

ナチス政策Aが良くないことならば、同様(に見える)〇〇国の政策Bも良くないことですよね?という問いはWhataboutism論法ではなく、価値判断普遍可能性についての確認である。同様に良くないことだと言うならそれでいいし、違うならその理由説明すればいい。

検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』は歴史学の本であり倫理学の本ではないから、ナチス政策についての事実解釈説明がメインなのは当然であるしかしながら、「良いこと」もしたのかというタイトルにするならば、著者らの価値判断普遍可能であるかについてもある程度の紙幅を割くべきだったろう。

さて、本では素人が考えがちなXとして、A:オリジナル政策、B:目的が善い政策、C:結果が良い政策 の3つを挙げ、「素人考えでは政策AはXに見えるが歴史学手法解釈するとAはXではない。よってナチスは良いことをしていない。」とする方式説明が進む。

A:オリジナルは善い について。

まず、著者らがオリジナル定義をかなり狭いものとしているのが気になる。まったくのゼロから何かを考え出すこと以外にもオリジナルさを見出すことは特段おかしな考えではないはずだ。

私はメーカー勤務の研究者であるニーズ先行の商品開発は、(i)市場調査部が計画を立て、(ii)R&Dがラボ試験をして、(iii)工場大量生産化するという流れで進む。ここで、市場調査計画したことをただ実験して、ただ大量生産しただけなので、研究者工場技術者オリジナルなことはしていないと言われたら、ちょっと待てよとなる。

また、実はコピー製品安定的製造するのはかなり難しい。同じ会社の別工場品質がぜんぜん違うことは珍しくないし、他社製品コピーするのに数年以上かかることも珍しくない。

私は政策計画・実行したことはないが、計画を実際の法案として成立させることや他国制度法律文化経済も違う自国で同じように実施することには何らかのオリジナリティ必要であろうことは想像できる。

これについては、著者らも書いている通り、オリジナルであることと良いことは何も関係がない(もちろん、オリジナルでないからといって良くないとも言えない)ことを説明するのが適切だったのではないか

「確かに狭い意味ではオリジナルでないことは同意する。しかし広い意味ではオリジナルであったし、A:オリジナルは善い という価値判断の元、ナチスは良いこともしたという意見は変わらない」と言われるだけのように思う。

B:目的が善い政策は善い について。

著者らはナチス政策の真の目的戦争のための「民族共同体」の構築であるとして、それは良くない目的である価値判断をする。これは(i)戦争のためという目的は良くない、(ii)「民族共同体の構築」という目的は良くない という2つに分解できる。

(i)戦争のためという目的が良くないとすると、例えば福祉政策戦争のために発達したことは多くの指摘があるが、福祉政策は良くないことと言えるのかという疑問がでてくる。またインターネットロケットなど戦争のために生まれ発展した技術は良くないことと言えるのかという疑問もでてくる。

先に書いた通り、これらを良くないとするなら(同意を得られるかは別として)普遍可能性についてはクリアしている。しかし、これらを良いとするならば説明必要だろう。

また(ii)「民族共同体」の構築が良くないとすると、例えば「国家共同体」の構築のために移民特に既存国民にとって良くない影響を及ぼす可能性が高い移民)を排除することは良くないことなのかという疑問がでてくる。

私はリバタリアンとして個人自由尊重する立場から国家移民制限することは良くないことだと考えるが、日本はもちろんヨーロッパアメリカの現状を見るに、世界全体で受け入れる人は少ないと思われる。

民族共同体」の構築という目的問題ないが、その方法としての搾取・断種・敵対者排除問題であるという主張も考えられる。私もそれらの方法について全く支持しない。

しかし、目的問題ないとするならば、②目的が善い政策は善い の反論としては不適である

また、占領地・植民地から搾取障害者の断種、反政府思想弾圧などは同時期の他の国でもあったことであり、それらと比べてナチス政策はと同程度に悪いのか、それともより悪いと言えるのかという疑問もでてくる。

C:結果が善い政策は善い について

先に書いた通り、①事実解釈について素人の私が専門家の整理に対してとやかく言うつもりは(あんまり)ないが、気になる点をいくつか挙げる。

(i)失業者600万人に対して雇用創出政策では50万人程度であるから効果限定的というのは乗数効果を全く考慮にしていない。私個人としては政府雇用創出政策効果懐疑的ではあるが、ケインジアンはこの<解釈>に文句があるだろう。

(ii)「膨張する国家支出と巨額の負債国家財政を圧迫し、やがて財政破綻の危機インフレ圧力に直面することになった」について、例えば日本社会保障政策も同様という論者は多いが、良くない政策だと言えるか?(なお、私は良くない政策だと考える)

(iii)「「軍備の奇跡」なるものも結局のところ戦争の集結を引き延ばし、多数の人命を犠牲にするだけに終わった」は枢軸国側が負けることを知っている前提の意見ではないか。(現在はともかく)露宇戦争開始当初はウクライナが人命の犠牲を避けて早く降伏すべきという意見はそれなりの数あり、またそれに対する批判も多くあった。

(iv)例えば医療分野の発展はその大部分を動物搾取を前提としているが、動物愛護思想の人が「医療は"何も"良いことをしていない」と主張することを認めるか?もし動物愛護思想を認めた上で医療分野は「良いこと」もしたと言うならその理由はなにか。

(v)タバコについて、一方では「最終的には自己責任であった」と強制がなかったことを問題としているが、もう一方では特に女性について「家父長的干渉主義」という強制があったことを問題としている。これはダブルスタンダードではないか

ナチス政策行為の"総和"として大きくマイナスであることは多くの人が認めるだろう。

しかし、"個々が全て"マイナスであったというのはかなり強い主張になる。

ナチスは「私たちはこうあってはならない」という「絶対悪」であり、そのことを相互確認し合うことが社会の「歯止め」として機能している」ことが正しいとしても、それは"総和"で達成できるのではないだろうか。

2023-04-05

anond:20230405125753

経済はこうなってますというのと、経済最適化するためにどの変数をどう制御するのかというのはまず区別して

その上で、価格硬直性は一つの制約条件として見ているわけで「ケインジアン」みたいな主義化までするとおかしなことになる

2021-09-19

昔はともかく、いまの時代共産主義不要じゃない?

日本共産党が「きゃっきゃ」しているので、マルクス共産党宣言を読んでみたりして考えてみた結果、共産主義というもの事態が成立しないと思ったので、書き込むことにした。共産党メリットを活かせる条件は、今の日本に「存在しない」と思うのだ。


①「景気が悪くなったら、資本主義共産主義に劣る」

嘘です。資本主義陣営が勝った理由は、有権者に「不景気でも負けない」理由提示できたからだ。真面目に共産主義をしたら、資本主義を「超克」するのに時間必要だとマルクスエンゲルスの共著で書いてある。マルクスの頃はともかく、今は信用経済通貨規定している。つまり通貨は「信用がなくなったら再度、信用を勝ち取る手法は無い」のだからインフレーションを起こしてでも、信用を保とうとする。信用を失った場合は、デノミ、ってやつをするけど、それよりもマシやろ?、っていうのがケインジアンをはじめとするマクロ経済学根本の主張だろ?「通貨を安くする、それでもしないよりはマシ」という詭弁を、ケインズ中央銀行という「通貨発行益」というマシーンを介在することで、可能とした。それで、ニューディール政策といった手法西側の連中が勝ったのは歴史事実だ。つまり共産主義よりも高速な市場介入する装置をゲットしたのさ、あの当時は。

②「資本主義の発展の先に、共産主義がある」

無いです。たとえば、共産主義の連中を試すときに「無限生産性を上げた」ときに、どうなるのか説明させたい。資本主義場合ケインジアンいじめられる根拠は、ここ。たとえば、余剰電気なんか、捨てる以外ないしね。そんなときには、ハイエクですよ。需要の無い供給は「生まなければ良い」という理論です。


以上から、僕ちんは共産主義敗北主義思想だと思います。よって、ケインズハイエクダブル資本主義共産主義に勝てると言える時代に生きてます。というわけで、共産主義は信じる理由になりません。


おわりに、日本共産党については、共産主義シンパのうちでは比較的に穏和な集団だと思いますよ。だけれども、その温和さが「いちばん共産主義メリットを殺している」という事実からして、共産主義暴力否定する先にあるものが何があるかというと、本当に何もないと『資本主義の犬』を自称する僕ちんは思うのです。まだ「池田大作」とか書いて無効票になるほうが、自民党が焦りそうで、ウケるのですよ。

2021-08-27

anond:20210827022301

ぶっちゃけ竹中さんには当時から絶望的にセンスがないと思われていたよ。派遣うんぬん、よりもブレーンとしてのセンスがないと思われていたのよ。なんと言っても、彼は経済学思想みえないのよ。ケインジアンなのか、リバタリアンなのか、アンチ共産を目指すのか、計量経済学をしたいのか、とかすらわかんないのだ。はっきりいうと、鳩山由紀夫レベルに「何がしたいのか」すらわかんないのだ。何がしたいのかわかんない、っていうのが当時の感触なんだったね。そして、未だに「彼は何がしたかったのだろう?」っていうのが自分感想なんだよね。ユーチューブでも、びっくりするぐらいに評価する人がいないのはご存知の通り。味方が皆無なんだよ。金満だろう身内ですら、擁護する人がいない。彼は、どこから評価される政策を打ち出せなかった。というわけで、本当に「無能」なんだと思う。無能に悪というのは、悪に失礼だと思うくらいに、無能だと思うよ。

2021-08-02

アンチ新自由主義」くんが相手にしてくれなくて寂しい

なんて言うわけ無いだろ、プギャー(^ν^)

それはともかく、なんとなく「低IQ排除されるべき」と「金持ちは悪」とか本気で思っていそうなケインジアン(大爆笑)が益田にいるっぽいので、再度書きこんでいこうと思う。

あらためて「新自由主義チャレンジした全てのイデオロギーは滅びた」という事実の追認をしていただく。

かつて存在した穢多非人という被差別界隈は、金という資本主義という世界で解消されてきました。別に学校先生部落という歴史を教えたから消えたわけじゃないよ。そんな、丁寧に差別されるような土地にいる必要はなくて「東京に行くべ」で、被差別の人たちは差別からロンダリングされて、東京に来たら「都市空気自由にする」というイギリス人のいったとおり、被差別の人は自由を獲得し、差別と戦わずに済んだのだろう。

別に、君を否定するわけじゃないよ。「新自由主義否定する」根拠がないから、非正常状態ケインズなんて公共財を浪費してまで未来借金する必要はなく、エリートを含めて「救済されるべき人はいない」のであって、「生活保護を受けるライン以上を求める」なら市場評価される人材になるべきじゃないのか?

2021-07-30

anond:20210729215647

ケインジアンには申し訳ないけど、マクロ経済学資本主義社会が「正しく動いていない」状態には有効だけど、日本のような「有権者の年齢層が高いのが原因の」デフレ下において、利用しても無意味だと思うよ。それに間接的にはだけど、黒田氏市場を通じて資金援助していくという土壌が生まれたから、悪くないと思うがね。

2021-07-29

anond:20210729012845

古典的ケインジアン自体は完全に賛同してない。1970年オイルショックや一部の国の経常赤字のような、供給が増やせないインフレ問題回避しながらの必要はあるから

でもどうやって回避するかと言うと、オイルショックには代替資源についての研究開発が必要だし、その元一時期日本太陽光発電世界一位だった。

また経常赤字を防ぐのもやはり儲かる前の科学、使途を探索している段階の科学科学成果という対価を元に金と時間をかけることが必要だ。

そこで新自由主義はすぐ確実に儲かるものを求めるが故に、先々の供給が増やせないインフレ回避する研究を枯らすからだめだ。ケインジアンベースで、先を見据えた支出を中心にすべきだとは思う。

また、財政出動自体で保身に入った企業を反転させることも必要だと思ってる。そして、1990年代財政出動2012年以降の金融緩和消費税増税と、貯め込む場所の減税でだめにした。なので、税制資金循環を意識しないとならないと考えてる。

なので、ケインジアンベースで先を見据えた支出を中心にし、デフレであれば財政出動すべきだし、税制資金循環を意識すべきだとはおもう。なので新自由主義ケインジアンかで聞かれたらケインジアンの肩を持つ。

今日も『アンチ新自由主義連呼くんとの戦いを始めるとする

いまんとこ「新自由主義に対抗した全ての抵抗勢力は滅びた」という現実をもとに、「大きな政府ケインジアン人口増加」という『アンチ新自由主義連呼くんが支持するロジッククラッシュさせるがために努力してきた。今日も同じ方法で戦うのはしんどいので、こっち側からアンチ新自由主義連呼くんの琴線に触れそうなネタ提供して、議論していこうじゃないかと思う。

今の日本に「大きな政府」は継続不可能

なんと言っても、今の政府は「大きな政府」をとると危険なの。1つはコストだ。アメリカのように「大きな政府」をやる連中ですら、トレードオフ解雇規制を受け入れている。そのため、いちど採用すると解雇ができない日本にとっては、法律が基本となる労働法律改正する必要があるが、今はマスコミもうるさいので不可能だし、既得権益拒否するだろう。もはや国土の開発が終えたこの国に、需要のない新規開発を公がする必要はないのです。そのため、「大きな政府」をやってもリターンを上げる領域存在せず、人員採用しても無駄になる。マルクスが「資本主義の果に」唯物論解決できない問題があることに気がついたのは、正しいのです。ですが、問題は「唯物論」で実体経済は語れない、ということは当時の後進国ドイツ人同郷であったライプニッツが嘆いたように、先進国の人々は「後進国と同じことをしたら負ける」ということは既知の問題を『共産党宣言』で後進国民なら存続可能教育可能な「エリート」という存在で勝てる、という妄信先進国でも可能という認知誤認から起こりました。この欺瞞を暴いたのがハイエクであり、先進国においては「エリート社会負担を増やすだけ」という告発をする必要がありました。つまり共産主義者なんて田舎ヤンキーボスの「夜露死苦」というミームクールだと思う馬鹿の集いだよ、って話だよ。

ケインズ資本主義で上手く行った理由と、今の日本適応できない根拠

彼は資本主義社会においても「一定規律をもったまま」に公共投資投資するという方法を、世界恐慌のもとで実施可能だという主張を肯定することが可能だった瞬間があったか可能だったのよ。(若年層の犠牲活用した)デフレは進むけど、(年齢階層いびつなせいで票田にメリットがある)感覚としての経済が悪くなくて、下手に経済状況がインフレすると老人たちは生活が厳しくなるという現実否定してまで、経済成長は必要かね?今の日本投資されないのは、それなりにメリットがあるからだよ。それに GPIF という国家投資機関は『現代ポートフォリオ理論』という金融工学の果てを知っていると、随分と日本投資してくれていると思うよ。もはや、我が国に「投資したら、こんだけ儲かるだろうなー」って場所が無い以上は、日本国には直接投資不要です。海外投資したほうが、本当にマシです。地方を切り捨てて、東京シンガポール化したほうがもっと輝きますのに、大都市資本イオン地方投資してくれるので、地方民はイオン感謝するし、地方統一化するのを嘆くのは「東京人」の「理想田舎」を押し付けているだけなので、差別固定化を「アンチ新自由主義」でやることは、地方からすると万死に値します。知っているかもだけど、地方自治体のモールは隣にイオンができると負けます。つまり、儲かる領域での役所仕事なんて、令和の日本にはないんだよ。


人口増加について

これは自分も知らんよ。ただ、過去に戻って、

という選択肢を、超賤民どもが単一人民として受け入れると権利団体なっちゃうという過去の嫌な例もあって、日本国民は「経団連奥田」が発起したのを拒否したし、子どもの権利条約批准された教育を受ける権利否定できないし、金銭労役の補助なんて都市部だとアホみたいにやっているのに増えないのだから、諦めるしかないんじゃないの?

昨日は「日本は人工肉がつくれなかった」という議論をして、一瞬「負けた」と思ったよ。だけど、「民間企業キューピーが、模造卵を開発してコンビニ活用している」という事実を思い出したら、ますます公共投資民間投資に負けている事例を見つけて、本当に嬉しかったよ。遊戯王世代なのはあたりだよ。今日も楽しくバトルしようね!俺のターンは終わり、つぎはアンチ新自由主義くんのターンだぞ。

anond:20210729012326

新自由主義」はうまく行かない、というのはわかる。古典的ケインジアンのやり方がうまくいく、という主張の確実性を示してくれ。俺は、お前が嫌いじゃない。

anond:20210729004847

ケインジアンに対抗する気はないけど、それはさておきキューピー実質的には「人工肉」のような卵を作ってるよ。調べてみ?俺たちは既に「卵だと思っている何か」を食わされている。

2021-04-02

anond:20210402222612

MMTケインジアンを一緒にするのはいかがなものかな

不景気ときには財政出動せよというのは同じだな。

高度成長期日本(岸・池田佐藤内閣)で行われていたのは開発独裁に近いと思うけど、解釈の違いか

独裁じゃないわな。

起業内部留保解雇できない終身雇用従業員人件費ファイナンスするため(バブル以前はメインバンクが面倒見てくれていた)

内部留保は現預金内部留保設備内部留保をわけんとならん。だいたい、非正規労働をどんどん緩和したが現預金内部留保は膨れ上がって景気は低迷する一方だろ。

教育に金を出すのはいいけど、反日活動家教育現場を侵食している現状では限界がある(政府転覆資金援助する為政者バカ

どこの陰謀論だ。馬鹿か。

anond:20210402211641

MMTケインジアンを一緒にするのはいかがなものかな

高度成長期日本(岸・池田佐藤内閣)で行われていたのは開発独裁に近いと思うけど、解釈の違いか

起業内部留保解雇できない終身雇用従業員人件費ファイナンスするため(バブル以前はメインバンクが面倒見てくれていた)

教育に金を出すのはいいけど、反日活動家教育現場を侵食している現状では限界がある(政府転覆資金援助する為政者バカ

2021-01-02

anond:20210102164702

それは行政官僚が強かった頃の計画主義に戻るだけじゃないの?

2020年代においてそれが成功すると思う?

仮にケインジアン理想があったとして、誰がそれを実現して、成功に導けるの?

2020-09-20

anond:20200920000029

タイミング間違えるなっていうのはニューケインジアン的な価格粘着性をどうするかっていう問題でもある

2020-09-19

anond:20200919114518

老人の一部だけが貯蓄を貯め込んでるんでしょ。最も公助不安から貯め込んでるという側面もあろうがな。

貯蓄の多い老人だけじゃない以上ケインジアンが賛成する理由もない。

所得に応じて介護保険の補助を減らすぐらいでしょ。できるのは。

あとさ、すぐに儲からもの後ろ盾なしに挑んだどころで地獄みるだけだぞ。

頭がいいからやらんのでしょ。

頭がいいやつは報いもなく社会のために挑んでそして死んでくれってインパール作戦みたいなのが今の日本や、君みたいな甘い人間

すぐ儲から科学研究には国が金をださんとならん。最もただでさえ競争が激しい以上、ちょっと思いついたぐらいのものは今の選択と集中のもとではまず金を得られないでしょう。

anond:20200919110928

「老人は貯蓄を貯めこんでいる」 + 「老人の面倒を見るのはコストが高すぎる」 = 「貯蓄が吐き出され経済が回る」

ケインジアンには「とても良い状況」と評価されてしまうな。

実際、介護も何か技術的なブレークスルーがあれば、いい商売になると思うんだけどな。

頭の良さそうな技術者に限って、iOSガチャゲーを作ったり暗号通過を整理したり増やしたりするアプリを作ってばっかり。

介護技術で儲けようと考えている人はほんの一握り。

詰んでんな。

2020-08-10

anond:20200810195822

ふと思ったんだけどフェミニズム以外に一人一派なんてことを主張してる思想ってあるのかな

ケインジアン一人一派」とか

2020-06-03

anond:20200603072508

マルキストケインジアン混同するつもりはないけど、ルーズベルト政権内に多数のマルキストシンパが入り込んでいたのは間違いないと思っている。のちにレッドパージされるけど。

新自由主義下で労働者立場が弱くなるというけど、労働者を十把一絡げに扱うのはさすがにもう無理なんじゃないか

知的労働者サービス労働者肉体労働者は団結できないよ。

日本労働組合知的労働者に不当な隷属を強いているんだ。

かつてブルジョワ階級が、王権宗教的権威くびきから脱したように、知的労働者資本家とも伝統労働者とも異なる独自の利害を追求するべきだ。

2020-01-15

世界経済碩学診断>「所得主導成長はナンセンス韓国経済所得主導貧困に進んでいる」

https://japanese.joins.com/JArticle/261501?sectcode=300&servcode=300

韓国政府は低成長の原因に米中貿易戦争を挙げるが、本当の原因は所得主導成長(income-led growth政策だ。むしろ所得主導貧困(income-led poverty)と呼ばなければいけない状況だ」。

ハーバード大経済学科のリタウアーセンターで会ったロバート・バロー教授韓国経済に関する質問をするたびに「このために韓国の成長速度が遅くなった」と語った。

バロー教授過去の高度成長で開発途上国ロールモデルだった韓国経済が停滞する姿に遺憾を表した。バロー教授は「韓国過去の高成長の栄光を取り戻すためには、今からでも経済政策の方向を変えなければいけない」とし「投資生産性を増やし、企業市場自由保障することがすべての経済成長の核心」と述べた。

バロー教授代表的供給主義経済学者(減税と規制緩和経済成長雇用を促進するという理論)で、市場経済自由貿易重要性を強調する。昨年ノーベル経済学賞を受賞したマイケルクレーマー教授博士課程を指導した。

--所得主導成長について聞いたことはあるか。

韓国で初めて聞いた用語だ。あなたの国の政府が作り出した言葉であるようだ。供給主義経済学の反対の意味ケインジアンケインズ主義)など需要主義経済学存在することはある。政治的名分を前に出して成長よりも分配に集中するという主張は理解できるが、人件費を引き上げて業務時間を減らしながら経済成長を図るという論理は生まれて初めて聞く」

--現在韓国経済状況をどう評価するか。

国内総生産GDP)増加率が大きく落ちた。景気沈滞(リセッション)に陥る可能性がかなり高い。2019年の韓国の成長率は1.8%と予想されるが、過去10年間で最も低い水準だ。特に全体投資額の数値が減少した点が懸念される。2019年の固定投資額はマイナス4%と推定される。投資の冷え込みは今後の景気に対する自信が落ちたという証拠であり、リセッションの強い兆候だ」

--韓国経済が厳しいのは、米中貿易戦争のためではないのか。

「それは(韓国政府の)言い訳だ。もちろん対米・対中輸出比率が大きい韓国経済マイナスの影響はあるだろうが、貿易戦争当事者である米国中国よりも韓国に大きな被害があるだろうか。まだ米国中国の内部でも貿易戦争経済的損失についてはさまざまな見方があるが、韓国の成長が貿易戦争のため阻害されたというのは少し誇張があるようだ。もともと(政府は)外部的要因が問題だと責任転嫁すればよいと考える」

--実際、韓国企業は米中貿易戦争による業績の悪化心配しているが。

韓国と似た経済構造を持つほかのアジアの国と比較すればよい。政治的な混乱を迎えている香港を除いて、韓国相対的過去2年間の成長率が過度に落ちた。規制を増やし、人件費を引き上げた政策企業に直撃弾として作用した。労働コストが増える状況で、雇用を増やして投資を拡大する企業がどこにあるだろうか」

--では、韓国政府はどうすべきなのか。

「今からでも市場的で企業投資やす政策に向かわなければいけない。過去韓国が高度成長した時期のようにすればよい。最低賃金引き上げは左派政治家のお決まりテーマだった。労働者の賃金を引き上げれば裕福になるという単純な主張をする。しか経済学者立場で見ると、賃金資本労働生産性により効率的な水準で決まる時、経済的効用性が最大化する。政府が介入しなくても賃金は十分に合理的な水準に決まる」

--富の再配分は必要ないのか。

「そうではない。不平等イシュー解決するのは当然重要課題だ。ただ、労働者の賃金を増やして富を再分配するほど経済が速く成長するというような誤った論理を展開してはいけないということだ。韓国経済的先進国に近接したが、まだ少なくとも年3-4%の成長率は維持しなければいけない。米国と似た今の成長速度は話にならない。韓国政府経済成長のための政策と富の再配分に対する政策をもう少し冷静に区分する必要がある」

--最も良い富の再配分政策は何か。

「言うまでもなく教育だ。低所得層の子どもが十分に教育を受けて社会進出するよう財政的に支援しなければいけない。韓国はすでにこの部分で優秀だ。大学進学率が半分を超え、国民教育水準も非常に高い」

--教育だけで不平等問題解決するのは難しい。韓国場合高学歴者が職場を見つけることができず「下方就職」という雇用ミスマッチ現象が目立つ。

技術の発達による雇用の減少は世界的な傾向になった。かなり難しい問題だ。米国では青年創業スタートアップ支援などの政策雇用を増やしている。ただ、韓国投資減少が心配されるほどであり、これも容易ではなさそうだ。経済成長率がさらに落ちる場合雇用も減り、不平等に対する不満はさらに強まるおそれがある」

2020-01-02

anond:20200102195018

労働賃金を上げるには、労働需要を増やさないとならない。労働やすためには財サービス需要を増やさないとならない。

需要側を増やすのにまともな政策と言えるのがケインジアンぐらいしかいからじゃなかろうか?新自由主義うんこで失われた30年しか生み出さなかった。

まあ、ケインジアンも、借金しての需要を作るのに加えて、受け取った金を次に回す≒富裕層企業対策ももっと着目されるべきだな。

経済過去の貯蓄の取り崩し含めた資金調達しての支出ISバランス投資)を初項とし、受け取った金を次に回す比率(消費性向)を公比とした等比数列の和という側面もある。

平均消費性向以下の富裕層フリーハンドの減税は平均消費性向を落とし、等比数列の和を減らす。

企業資金余剰側に傾いているとき実質的ISバランス投資、消費性向を減らす効果がある。

事実、この30年、金の回転である貨幣流通速度は著しく低下している

具体的に財サービス需要に繋がる、消費、設備研究投資減税は良いが、それ以外は企業富裕層に対しては増税で金の回転を上げないとならない。

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