24 heures du Mans 2017 … ポルシェ辛勝!
先週末6/17~18にかけて、“24 heures du Mans”、ルマン24時間耐久レースが行われた.
フランス中部のル・マン市のサルテ・サーキットで行われる
24時間の耐久レース、1923年から開催されている歴史あるレース.
盤石な準備を重ねて、予選もポールを決めていたトヨタがまたも敗退した.
8周遅れの2位に沈んだ.他のトヨタ2車はリタイヤ.
優勝はポルシェの2号車.1号車はやはりリタイヤに沈んだ.
この24時間耐久レースはとにもかくにもマシンしだいの部分が大きい.
ドライバーなんか3名で交代していくから、きちんと集中力が保てる人間が
いれば十分?(笑).
マシンに求められるのはそのスピードと信頼性、そしてルマン特有のメンテ性.
今回のトヨタは後の2項目で負けた感がある.
信頼性は設計で作りこむ…という神話はあるのだけど、
神様が設計するわけではないので、やはり評価確認の作業が必須なのである.
副長の仕事はそういう方面だから、うるさくなる(笑).
要は実験室で確認する部分と、実際の走行でデーターを積み重ねていく作業が
肝心なのである.もちろん走行とはテストサーキットだけでなく、実際の
スパ24Hとか、ニュルブルでのレースデーター等々もとても重要だと思う.
そういう積上げたデータをフィードバックして改良してく.
あと設計で大事なのはメンテ性.各パーツの交換がいかに容易くできるように
なっているかで、ピット時間の短縮が決まるのである.
もちろんパーツごとの故障予測に基づいて、その容易さの優先順位は決まるのだけど….
信頼性の手法で累積ハザード法というのがあるのだけど、
これで計算する限りはデーター数は2でも3でも有意差は少ない.
要は2台出場(ポルシェ)だろうと3台体制(トヨタ)であろうと、
信頼性論的に最後に生き残る個体に関しては差が無いということ.
来年トヨタが30台でも出すなら別だが…(笑).
トヨタはもっと実験室で、実レースでデータをフィードバックして、マシン全体
の信頼性を上げていかねばならない.ポルシェがそこに秀でているかというと、
トップを走っていた1号車のリタイヤを見ると、トヨタとポルシェの差はさほど
大きくはないと思うのだが….
豊田章男社長、ルマンに居たのかな?
ヤケ酒はもう飽きただろうに…(笑).
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コメント
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マッキ~ンさんは?
2017-06-19 19:58 1kurage URL 編集
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それ、古すぎです…(笑).
でも、あれもポルシェでしたねぇ.
3ナイスありがとうございます.
2017-06-19 20:03 チャコティ副長 URL 編集
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トヨタダメだったか~
でも見る元気無いから結果分かって良かった(^_^)v
2017-06-19 21:13 小梅ママ URL 編集
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山形から帰ってきたら、もうトヨタが2台もリタイヤしていた…(笑).こんなもんですね….
ナイスありがとうございます.
2017-06-19 21:25 チャコティ副長 URL 編集
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2017-06-19 21:32 flingscottomomi URL 編集
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あのサーキットには魔物が棲んでいるって言ったでしょう(笑).
信頼性という魔物がね….それよりもLNP2クラスのジャッキーチェンの方が凄くないですか?総合で2位、ポルシェ2号車にあと1週ですよー!快挙です….
2017-06-19 21:48 チャコティ副長 URL 編集
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そもそも実際のレースで走らせるとトラブル続発で完走も出来ないって、あれ?、F1でもそんなチームがいましたね!?、明らかにレースシュミレーション不足が原因です。実際にサーキットを走らせて問題を解決しろ・・・。
2017-06-20 04:18 flingscottomomi URL 編集
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F1のどこぞの日系テームもこの前のカナダGPで、ゴールまであと3周というのに、エンジントラブルでリタイヤしてましたね・。あれで完全に見放されたと思ってます。もう誰も擁護していない…。日本のメーカーにはまだまだ課題がありますね。
2017-06-20 04:46 チャコティ副長 URL 編集