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発売再開の“レモンジーナ”を飲んで考える




地下鉄の駅の自販機で飲んでみた.
酸っぱくて、甘くって、決して土の味なんかしないよ.
近頃味覚が壊れている輩がネットで横行し過ぎてるよね.

さて、レモンジーナの販売中止事件を考える.
4月の第1週、発売開始されるや否や、販売停止したサントリー食品.
2週間後に販売開始した“天然水ヨーグリーナ”でも同じことを繰り返した.

それどころでは無い.2013年にはトクホの緑茶飲料「伊右衛門 特茶」でも、
2014年には「澄みわたる梅酒」でも同じ販売停止事件を起こしている.
品薄商法とか飢餓商法と言われてもしょうがない前科持ちなのだ.

4月15日、レモンジーナの販売休止問題について、
親会社のサントリーホールディングスの新浪剛史社長が
「1年分がすぐに売れちゃうというのはお粗末な話」とコメント.

もともとこの社長はローソンの社長だった人.
古巣に迷惑かけてのメンツ丸つぶれでの発言なのだろう.

SNS(交流サイト)などネットを通じて商品の話題が瞬間的に拡散し、
「あっという間に知名度が上がり、需要予測がし切れなかった」とは敗者の弁だが、
そんな時代に今急になったわけじゃない.いまどきの“常識”だろう.

発売に先立っては営業や生産など各部門が密に連携し、
過去の新商品の1日当たりの販売量や販売動向を分析した上で、
取引先とも商談しながら生産・販売計画を練り上げる…どんな業界でもそれは常識.

副長の勤める会社でこんな事態を何度も起こせば、
その製販調整の責任者は首が飛ぶ.こんなのありえない.
事実他社の飲料メーカーでこんな不祥事がおきているのか?
否である.サントリーに集中発生しているのである.

それだけウケル商品開発力があるというのも逆に同社の強みだろうが、
これでは、不評の方が勝ってしまう.絶対的に損な状況なのだ.

設備投資しない、出来ない、製販に冒険しない‥しがらみは予想できる.
が、お客あってのモノの製造販売会社である.
供給を一時絶つような恥さらしのざまはもう二度とみたくない.


レモンジーナみたいな酸っぱい意見だけど、
造り側を理解したうえでの消費する側からのまっとうな意見だと思う.








コメント

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No title

中々興味深い内容でした・・、
「R損」と「三鳥」は系列会社なんですね。

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賛成に一票!
新社長はテコいれできるのかな?

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> flingscottomomiさん
いえ、全く資本関係はありません.業界で話題になった社長ヘッドハンティングの結果です.三鳥はそういうところだけは大胆(笑).
ナイスありがとうございます.

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> アンダンテさん
親会社(ホールディング会社)なんだからもっともの申していいですよね.はたしてこの体質治るでしょうか??

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発売再開されたのですね。
オレンジジーナよりレモンジーナのほうが好きなのです。

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> 氷砂糖さん
私もレモン派です。飲み心地がスッキリしていますよね。

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どれも飲んでいたので゚(∀) ゚ エッ?って、全然知らなかった(^▽^;)
私もレモンジーナ派です。

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こちらのお店には軒並み山盛りありましたので
都会じゃそうなんだ~って^^

しかも 前日は87円が 次の日 マネキンさんが来て販売してたら98円に
マネキンさんの給料分あがったのか?

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> 小梅と小麦と小豆さん
そう、世間では話題になっていました。
けっこう美味しいですよね、レモンジーナ♪。
ナイスありがとうございまし。

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> きみちゃんさん
そうなんですよー。発売停止の報道時、都心の店舗には「レモンジーナ」は山ほど在庫があったのですよ。それがまた「品薄商売」と言われる理由にもなっちゃってる訳なんです。発表のタイミングの悪さも手際の悪さを露見しちゃってます。

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ブリジストンは「石橋」だし、今は亡きカメラメーカーは「実る田」。あそうそう御社は「観音」でしたよね・・。日本には「ベルウッド」や「ウッディベル」と言う名の会社ありますが、ほぼ100%の確率で創業者は「鈴木」です。

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レモンジーナ、飲んでみたいのに、まだ飲めていません。
見つけた時に買っておかないと、飲めないってことですね。

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> flingscottomomiさん
今ではどの会社も無国籍風ですね。弊社も他国では日本メーカーなんて思われて無いそうですよ。

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> やっくるママさん
今はそういう飲み物もある…ということですね。

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この手の話、もう!何回もあり得ないです。。。

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> isamagさん
本当にあり得ませんよね….異常な会社です.