そして少年キング．ジャンプはその後の新勢力だった．
その少年キングで、唯一贔屓だった望月三起也の「ワイルド７」．

どんな風に実写化したのだろうと怖いモノ見たさの本年149本目．

法律では裁けない犯罪者をその場で消去してしまうという
過激な発想から生まれた超法規的警察組織、通称“ワイルド７”
の活躍を描くコミック実写映画化したアク ションもの．

主演の飛葉に瑛太．共演に中井貴一、椎名桔平、安部力、宇梶剛志、
深田恭子、吉田鋼太郎、要潤、本仮屋ユイカ、中原丈雄．
監督は、『THE LAST MESSAGE 海猿』などの羽住英一郎．

凶悪犯の処刑を許された警視庁の超法規的組織“ワイルド７”．
そこに所属する７人のメンバーも飛葉大陸（瑛太）はじめ、いずれ劣らぬ元凶悪犯たち．
彼らはワイルド７の創設者にして指揮官の草波勝警視正（中井貴一）に率いられ、
それぞれの特殊技能を武器に犯罪者を秘密裏に抹殺していく．

そんな中、ワイルド７の出動に先回りして標的を仕留める謎のライダーが現われる．
ライダーの行方を追う飛葉だったが、今度はウイルスを積んだ飛行船を東京上空で
爆破させるというバイオテロの犯行予告が発せられる…．

そして犯人グループを追い詰めるワイルド７の前に、またしても謎のライダーが現われる．
さらに、事件の裏側でうごめく驚くべき陰謀の正体が次第に明らかとなってくるのだが…．


総バラ的には楽しめる内容なのだけど、原作の風合いから遠いなぁ．
やはりミスキャストだらけの感が強い．
瑛太の飛葉は無いよなぁ．美男であってもまるでタイプが違う．
椎名桔平の設定も本仮屋ユイカの父親だなんて、年齢やキャラも全く不自然．

悪役？の吉田鋼太郎や影の多い上司たち、中井貴一や中原丈雄の方は
ピッタリの役柄．なかでも中井貴一は悪賢くて、良い感じだなぁ．
これは適役だと思うし、演技もうまく合っている．

古いバイク、新しいバイクが出てきてカーアクションも好く出来ている．
瑛太も自ら大型免許をもち、吹き替え無しだそうだからたいしたもの．
反面、深田恭子の運転姿にはどうも合成くささが漂い、ちょい不自然．

深田恭子はこういう役柄も良く似合う．まさかのシリーズ化には
レギュラー出演ということだろうか？それは観てみたい気がする．

一番良かったのはエンディング・ロール．
曲は、L'Arc～en～Ciel　の　“CHASE”
ダイブ感のあるラルクらしい佳曲．

出演者がシーン毎にカットを持って出てくるエンディング．
クレジットに目がいかず、このシーンばかり観てしまった．
メイキング風でもあり、NG集の趣もある…．

本年最高のエンディング・ロール（笑）．


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