F1世界選手権2024年 Rd-24 アブダビGP…やっと最終戦.
FIA-F1世界選手権2024年のシリーズ最終第24戦は
アブダビ・グランプリ(Formula 1 Etihad Airways
Abu Dhabi Grand Prix 2024)は、2024年12月8日
にヤス・マリーナ・サーキットでトワイライトレースの開催.
ヤス・マリーナ・サーキットは、アラブ首長国連邦の
ヤス島に建設されたサーキット.オープンは2009年.
同年以降、シーズンフィナーレを飾るF1アブダビGP
の開催地を務める.
金曜午後一のフリー走行1はルーキードライバーを
走らせるルーキー枠を消化するチーム多し.
F1ルーキーの為には良いシステムだよね.
日本人ドライバーも2人、岩佐歩夢がVCRB、
平川亮がマクラーレンに参加.アイザック・ハジャー
がアストンマーティン、ルーク・ブラウニングが
ウィリアムズ、フェリペ・ドルゴビッチがアストン
マーティンで走った.皆そこそこ無難にタイムを
刻んでみせた.来年以降誰が出てくるか?
そんなフリー走行1はフェラーリのC.ルクレール
が一番度計を刻んでみせた.
翌夕方のフリー走行2では、好調マクラーレンの
L.ノリスとO.ピアストリが1-2を決めてみせた.
土曜午後のフリー走行3は、夕方の予選や決勝と
路面状況が異なる為、セットアップに役立たず.
よって、どのチームも前半はほとんど走らない.
そんな中でやはり速かったのはマクラーレン.
O.ピアストリとL.ノリスが1−2を決めた.
3番手にメルセデスのL.ハミルトン、
4番手にレッドブルのM.フェルスタッペン.
さて土曜夕方からの予選は、気温25℃、
路面温度30℃のドライ・コンディション.
Q1でメルセデスのL.ハミルトンが敗退.
ハースのK.マグヌセンが倒したポラード
をシャーシー下に入り込む不運に遭って
しまった.Q2では暫定トップだったフェラーリ
のC.ルクレールがトラックリミット違反で
Q2敗退してしまう.
結局Q3を制したのはマクラーレン勢.
L.ノリスがポール、2番手にO.ピアストリ.
3番手にフェラーリのC.サインツ.
4番手にハースのN.ヒュルケンブルグが
入ったが、ピット出口での追い越し違反で
3グリッド降格の処置で7番手に.
結局4番手にはレッドブルのM.フェルスタッペン.
5番手にアルピーヌのP.ガスリー.
6番手にメルセデスのG.ラッセル
8番手にアストンマーチンのF.アロンソ.
翌日曜日の夕方の決勝は気温27℃、
路面温度31℃のドライ・コンディション.
ピレリが本サーキットに持ち込んだ
ドライタイヤはC3〜C5の柔らかめ布陣.
ハミルトンがハード、以外は全て
メディアムでスタート.
58周で行われる決勝、スタート直後の
1コーナーでピアストリとフェルスタッペン
が接触、両車大幅に順位を下げる.
1周目にペレスが単独スピン、どこか
壊したのかそのままリタイヤ.
バーチャル・セーフティカーの導入.
4周目で解除.
4周目の順位は、ノリス、サインツ、ガスリー、
ラッセル、ヒュルケンブルグ、アロンソ、
マグヌッセン、8位にまでルクレールが
上がってきた.
5周目、接触の原因でフェルスタッペンに10秒
のペナルティ決定.
7周目、ルクレールがマグヌッセンを抜いて
7位に上がる.フェルスタッペンは9位.
9周目フェルスタッペンもマグヌッセンを
抜いて8位に.
10周目、ルクレールがアロンソを抜いて
6位にポジションアップ.13周目ルクレール
がヒュルケンブルグを抜いて5位に.
15周目辺りから下位陣がタイヤをハード
に交換.27周辺りから上位陣もハードに
タイヤ交換実施.30周時点で
順位はノリス、サインツ、ハミルトン、
ルクレール、ラッセル、ガスリー、
ヒュルケンブルグ、アロンソまでが8位.
但しハミルトンはハードでステイ中.
32周目、マグヌッセンとボッタスが
接触.ボッタスはフロントを壊してリタイヤ.
35周目にハミルトンメディアムにタイヤ
交換.7位に戻る.
37周目フェルスタッペンがアロンソを
抜いて8位へ.40周時点でトップは
マクラーレンのノリス、2位にフェラーリの
サインツ、3位に同じくフェラーリの
ルクレール.ノリスが1位で終われば
マクラーレンはコンストラクターズ・
チャンピオンに.
41周目ハミルトンがヒュルケンブルグを
抜いて6位に.ハミルトンが速い!
42周目、ガスリーも抜いて、5位に.
44周目フェルスタッペンがヒュルケンブルグ
を抜いて7位までポジションアップ.
46周目にはガスリーも抜いて6位に.
最終周58周でなんとハミルトンが
同僚ラッセルを追いつめて抜く.
4位でメルセデスのドライバー生活を
終えた.
結局58周をポール・トゥ・ウィンで
ノリスが優勝.マクラーレンのコンストラクタズ
タイトルを奪取した.
2、3位にフェラーリ勢、サインツとルクレール.
ルクレールは最後端19番手から3位という快挙.
4位に鬼神の追い上げでメルセデスのハミルトン.
5位に同僚のラッセル.6位にレッドブルの
フェルスタッペン.
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これで1年間24戦が終了.24レースは多すぎる
感がある.毎週走ることもあれば、バカンス以外に
3週間も間が空く期間があったり、スケジュール
不備が感じられる.2025年は改善されそう.
シーズン序盤はレッドブルのフェルスタッペンが
昨年の勢いを引き継いで、優勝を重ねたが、
中盤辺りから、マクラーレン、メルセデス、フェラーリ
が追い付いてきて、拮抗した争いが観られた.
後半の走りを見るなら、来年はマクラーレンの
時代であろう.2人のドライバーも現時点では
ベストな組合せであろう.レッドンブルのセカンド
ドライバーは酷すぎた.
ドライバーズチャンピオンのチームが、
コンストラクターズで3位だなんて前代未聞.
ひとえにセカンドドライバーS.ペレスの責任だ.
来年は名手ハミルトンがメルセデスから
フェラーリへ移籍する.メルセデス、レッドブル
も1人ずつドライバーは代わるであろう.
ザウバー、ハースもドライバーは代わるし、
2026年には新チーム、キャデラックも出てくるし、
AUDIも参入してくる.その前準備段階としての
2025年は波乱の予想、楽しみだ.
次戦は2025年3月16日決勝のオーストラリアGP.
メルボルンでの開催だ.
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