映画「プレデターD4」(DVD観賞)…又も題名詐称だ.

原題:D4 製作年:2009年
製作国:アメリカ 上映時間;100分
レンタル屋のSF作品棚を見ていたら、知らない名前の“プレデター”作品が.
ほとんどプレデター作品は観ているはずなのに、といぶかって借りてきて
観てみた.完全な題名詐称であった.また引っかかってしまった(苦笑).
本年度累積305本目は、SFとはほど遠いアクション・スリラー??
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5人の殺し屋と謎の殺戮生命体の戦いを描いたSFアクション.
全米有数の億万長者・ラーク博士の孫が誘拐され、米軍は5人の戦闘
スペシャリストを犯人が潜む森の奥へと派遣する.
しかし、ジャングルで待っていたのは圧倒的な殺傷能力を持つ謎の生命体で….
【スタッフ&キャスト】
製作:デヴィッド・B・スティーヴンス 監督・脚本:ダリン・ディッカーソン
撮影:ジェレミー・ゴンザレス 音楽:ネイサン・ホワイトヘッド
出演:ヴィッキー・アスキュー/エリック・バーナー/クレイ・ブロッカー他
以上は〈Firmarks〉から転載.
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“ジャングルに謎の生命体”=プレデターというのはやめて頂きたい.
原題は単に「D4」だから、こりゃ典型的な日本版発売元による詐欺作品.
それでも中身が良ければ問題ないけれども、テンポも悪けりゃセットも最悪.

「人類最強」らしい特殊コマンド部隊は弱いは頭悪いは、キャラたってないは
で魅力ゼロ.唯一の女スナイパーも見てくれは悪い上に男勝りどころか、
窮地でメソメソで、とにかく魅力ゼロ.
とどめは、肝心の怪物キャラがどーみてもただのゴリラマッチョで恐怖感ゼロ.
この怪物というのが、まさかの四足歩行、薬によって凶暴化したマッチョな人間で、
銃弾を受けて血が飛び散っても、ダメージも傷跡も無いという不死身の肉体を
持っている.
ただし、こいつが出てくるのは後半に入ってからで、それまでは主人公達
殺し屋チームが依頼を受けてD4と呼ばれる謎の施設へ向かうまでの経緯と、
それとは関係ないジイちゃんが孫を連れ去られて、その施設へ奪還に向かう
経緯が長々と語られるだけ…(汗).
単調なシーンの連続になりそうな所を、時系列をあれこれ入れ替えて誤魔化
すのだが、いずれにしても退屈極まりない展開で呆れてしまう.
結局殺し屋チームは全滅して、悪の博士と将軍は怪物試作品の出来に満足
して帰ろうとしたら、その車に怪物の一匹が居て…とラストだけ痛快.
100分間、時間を無駄にした感じ.
あまりの酷さに今年の映画鑑賞はもう打ち切りにしようかと.
でも、口直しに明日は銀座に映画観に行こうっと(笑).
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