映画「キングスマン ファースト・エージェント」…この続きがある???
原題:The King's Man
制作年:2021年 制作国:アメリカ 上映時間:131分
“マナー メイクス ア マン”の名言がお気に入りの「キングスマン」の第3作が
公開された初日に、Movix柏の葉で溜まったポイントでタダ観したのは、
本年累積306本目.
スタイリッシュな英国紳士が過激なアクションを繰り広げる人気スパイアクション
「キングスマン」シリーズの3作目.第1次世界大戦を背景に、世界最強のスパイ
組織「キングスマン」誕生の秘話を描く.
表向きは高級紳士服テーラーだが実は世界最強のスパイ組織という
「キングスマン」.国家に属さない秘密結社である彼らの最初の任務は、
世界大戦を終わらせることだった.
1914年、世界大戦を裏でひそかに操る闇の組織に対し、英国貴族のオックス
フォード公と息子のコンラッドが立ち向かう.人類破滅へのカウントダウンが
迫るなか、彼らは仲間たちとともに闇の組織を打倒し、戦争を止めるために
奔走する.
「ハリー・ポッター」シリーズでも知られる英国の名優レイフ・ファインズが
オックスフォード公、「マレフィセント2」「ブルックリンの片隅で」の新鋭
ハリス・ディキンソンが息子のコンラッドを演じた.
彼らの前に立ちふさがる敵でもある怪僧ラスプーチンには個性派俳優の
リス・エバンスが扮した.
監督、脚本、製作はシリーズ全作を手がけるマシュー・ボーン.
以上は《映画.COM》からの転載.
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不覚にも本シリーズ英国製だと思い込んでいた.米製しかもディズニー配給
だったのだね.それほど英国っぽさに溢れているし、米にリスペクトなど微塵も
無い.これは制作・監督を務めるマシュー・ボーンの意志入れだろうか.
特にアメリカ大統領の描き方は酷く、優柔不断の上、悪の結社の女スパイに
腑抜けにされている所をフィルムに収められてしまう. トランプに匹敵する
愚かさの大統領なんて、米映画にあるまじき行為のような気がするが…(汗).
シリーズ3作目の今作は過去作の前日譚の位置付け、第1次世界大戦の物語.
英独露入り乱れて戦う中に米がグズグズ参戦しないでいる時期を描く.
過去作とは直接のつながりはなく、キングスマンと言う組織の誕生譚の話し.
実際の人物も出てきて、虚実入り交ぜての物語に仕上がっている.
催眠療法などを駆使していたとされる「ロシアの怪僧」のラスプーチン:
リス・エバンスまで出てきて、怪演を見せてくれる.
なかでも主人公オーランド・オックスフォード公爵:レイ・ファインズの膝の
怪我を治したり、コサックダンス風の踊りに似せた剣での戦闘シーンは
一つのトピックス・シーンだ.
製作総指揮も務めたレイフ・ファインズが演じる主人公オックスフォード公爵の
心理描写も上手く描かれている.妻を目前でのテロで失い、残された愛児
コンラッド:ハリス・ディキンソンを西部戦線で失うと、失意の元に沈んでしまう.
そんな彼を奮い立たせるのが、家の女給頭のポリー:ジェマ・アータートンで、
数々のオックスフォード公爵の危機を救うだけでなく、精神的にも立ち直せる
無敵の世話役を演じる.これは劇中での影のヒロインで、隠れた魅力が一杯.
そんなこんなで、二度と戦争を起こさない決意で、通いのテーラーである
“キングスマン”丸ごと買い取って、国家に属さない秘密結社を結成する.
エンドロール後の挿入シーンがまたまた物議を醸し出す展開が予想される.
あのロマノフ皇帝一家を惨殺したレーニンが握手する大悪党がなんと、
アドルフ・ヒトラー….第2次大戦編も作られるのだろうか?
ちょっと観てみたい気がした ♪
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