映画「私は、マリア・カラス」…波乱万丈がゆえに儚い.
1ヵ月フリーパスポートをこそこそ使っている(笑).観たいけど、2番館待ち扱いとか、
自腹じゃ観るか観まいか悩んでいる作品をぼちぼちと観ている.
TOHO川崎で観たのは2番館回しにしようとしていたドキュメンタリー作品.
本年累積191本目の鑑賞.
世紀の歌姫マリア・カラスの実像に迫るドキュメンタリー.
これが長編デビューとなるトム・ヴォルフ監督が、3年の歳月をかけて
世界中から集めた未完の自叙伝を含む未公開の資料や映像、音源をもとに、
マリア・カラス自身の言葉で語られる知られざる素顔を明らかにしていく.
「永遠のマリア・カラス」でカラスを演じたファニー・アルダンが
朗読を担当.
以上は<allcinema>から転載.
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クラシックに不慣れな副長でもマリア・カラスの歌唱は何度か耳にしている.
世紀の歌姫マリア・カラスの実像に迫るドキュメンタリー.
これが長編デビューとなるトム・ヴォルフ監督が、3年の歳月をかけて
世界中から集めた未完の自叙伝を含む未公開の資料や映像、音源をもとに、
マリア・カラス自身の言葉で語られる知られざる素顔を明らかにしていく.
「永遠のマリア・カラス」でカラスを演じたファニー・アルダンが
朗読を担当.
以上は<allcinema>から転載.
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クラシックに不慣れな副長でもマリア・カラスの歌唱は何度か耳にしている.
その美声、声量、類まれなる表現性…20世紀最高のソプラノ歌手とまで言われた人.
他にも素晴らしい声の持ち主は居れども、彼女がそこまで褒め称えられる
のは、やはりその人生も含めた彼女自身のドラマティック性なのではないだろうか.
その53年間の人生をたどるドキュメンタリー.プライベートも含め良く
そのフィルムが集められていている.ウリの歌唱パートもそれなりに
楽しませてくれる.
マリア・カラス(Maria Callas、1923年12月2日 - 1977年9月16日)は、
ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手.ニューヨークで生まれパリで没した.
人生の途中でアメリカ国籍を捨てているので、亡くなった時はギリシャ国籍
だったのであろう.ギリシャ国籍に転じたのは、生涯の恋人?オナシスとの
恋愛事情による.本作でもこの部分により多くの時間が割かれている.
カラスとオナシス、供に伴侶が居ながらも恋に落ちてしまった.
供に離婚をしてさぁ…かと思いきやオナシスは前ケネディ大統領夫人だった
ジャッキーと結婚してしまう.
これによって受けたカラスのショックの大きさも描かれるが、
自殺未遂まで起こしたことにはおくびも触れていない.
他にも素晴らしい声の持ち主は居れども、彼女がそこまで褒め称えられる
のは、やはりその人生も含めた彼女自身のドラマティック性なのではないだろうか.
その53年間の人生をたどるドキュメンタリー.プライベートも含め良く
そのフィルムが集められていている.ウリの歌唱パートもそれなりに
楽しませてくれる.
マリア・カラス(Maria Callas、1923年12月2日 - 1977年9月16日)は、
ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手.ニューヨークで生まれパリで没した.
人生の途中でアメリカ国籍を捨てているので、亡くなった時はギリシャ国籍
だったのであろう.ギリシャ国籍に転じたのは、生涯の恋人?オナシスとの
恋愛事情による.本作でもこの部分により多くの時間が割かれている.
カラスとオナシス、供に伴侶が居ながらも恋に落ちてしまった.
供に離婚をしてさぁ…かと思いきやオナシスは前ケネディ大統領夫人だった
ジャッキーと結婚してしまう.
これによって受けたカラスのショックの大きさも描かれるが、
自殺未遂まで起こしたことにはおくびも触れていない.
カラスのところに舞い戻ってくるのだが…、
この辺りは情緒的に描かれている.が同時にカラスもスランプから脱出し、
復活ワールドツアーを行なうまでに至る.
やがてオナシスが亡くなり、失意のうちにその2年後パリの自宅で亡くなってしまう.
歌うシーンも多いのだけど、インタビューシーンも多い.
アメリカでの英語のインタビューもあるが、なにせフランス映画だ、
ほとんどフランス語での受け答えが大半を占める.
生まれはNYゆえ英語も流暢だが、きれいなフランス語も話す.
加えてギリシャ語ももちろんのこと、歌の都合上イタリア語も上手いの
であろう.そんな意味でも頭の良さが見え隠れするインタビューだ.
もちろん天下の歌姫としての自信もあり、さりとて芸術家らしい神経の
細やかさももちろん存在している.私生活のことも含めて波乱万丈の生き方
が丹念なフィルムの重ね合わせによって浮かび上がってくる.
フィルム上で歌う彼女は可憐で、堂々ともしていて、まさに歌姫である.
レコード、CD聴けるのだが、やはりその姿を観ながら聴くのが一番と思った.
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復活ワールドツアーを行なうまでに至る.
やがてオナシスが亡くなり、失意のうちにその2年後パリの自宅で亡くなってしまう.
歌うシーンも多いのだけど、インタビューシーンも多い.
アメリカでの英語のインタビューもあるが、なにせフランス映画だ、
ほとんどフランス語での受け答えが大半を占める.
生まれはNYゆえ英語も流暢だが、きれいなフランス語も話す.
加えてギリシャ語ももちろんのこと、歌の都合上イタリア語も上手いの
であろう.そんな意味でも頭の良さが見え隠れするインタビューだ.
もちろん天下の歌姫としての自信もあり、さりとて芸術家らしい神経の
細やかさももちろん存在している.私生活のことも含めて波乱万丈の生き方
が丹念なフィルムの重ね合わせによって浮かび上がってくる.
フィルム上で歌う彼女は可憐で、堂々ともしていて、まさに歌姫である.
レコード、CD聴けるのだが、やはりその姿を観ながら聴くのが一番と思った.
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コメント
No title
素晴らしいう歌声、そして強い女性を演じていましたね。
太く短くという感じでしたが、敵も多かったのかもしれませんね。
記事にしたらTBに伺います。
2018-12-26 08:10 atts1964 URL 編集
No title
2018-12-26 09:41 guch63 URL 編集
No title
わたしは川崎まで遠征を…(笑)。
敵はマスコミとかMETとか、多かったでしようね。それに負けないプライドと肝っ玉を持った女性でありましたね。
記事楽しみにしてますね。ナイスありがとうございます。
2018-12-26 12:53 チャコティ副長 URL 編集
No title
華々しく散った感がありますね。
老いた所も見たくなかったし、見せたくもなかったでしょう。惜しまれるうちが華…でしょうか。
ナイスありがとうございます。
2018-12-26 12:56 チャコティ副長 URL 編集
No title
彼女の声はあまり好みではないのですが(コラコラhttps://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/034.png">)、歌唱力・表現力は群を抜いていますね。
TBさせて下さいね。
2018-12-27 15:16 アンダンテ URL 編集
No title
外圧、葛藤、スランプ…ですり減った部分を愛で埋めていたのでしょうか?早い死が悔やまれますね.
ナイスとトラバありがとうございます.
2018-12-27 19:28 チャコティ副長 URL 編集