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映画「パブリック・エネミーズ」



                 原題: PUBLIC ENEMIES

引越し帰りにいつものシネプレで観た本年127本目.
大恐慌時代に義賊的な振る舞いとカリスマ性で民衆に支持された
伝説のギャング、ジョン・デリンジャーの人生を映画化した犯罪ドラマ.

出演はデリンジャーにジョニー・デップ.
彼を追いつめる捜査官メルヴィン・パーヴィスにクリスチャン・ベイル.
デリンジャーの運命の女性ビリー・フレシェットにマリオン・コティヤール.
FBI長官となるJ・エドガー・フーバーにビリー・クラダップ.
監督は「コラテラル」「マイアミ・バイス」のマイケル・マン.


実録ものだからドラマ性よりもやはり役者の演技を
楽しんだ方が良いかと思って見始めた.

やはり予想通り、ジョニーデップの魅力満載.
好い顔してるなぁ….
最後のシーンなんか顔のドアップの集中攻撃.
なかなか今どきの俳優でここまでアップにたえる人は少ない.

野心、憐憫、熱烈な愛情、深い哀しみをセリフ無しで
顔で良く表現する.希代まれな好い役者だと思う.

相対する、追いつめる捜査官のクリスチャン・ベイルも
脂の乗った役者ぶりをいかんなく魅せる.

デリンジャーの愛人ビリー役のマリオン・コティヤールには
いつも驚かされる.エディット・ピアフのクチャクチャお婆ちゃん
をこなしたかと思ったら、今回は超美人役とその変身ぶりに驚かされる.
30代半ばだろうか、やはり脂が乗った意気の好い女優さんだ.

デリンジャーの縦横無尽な暴れぶりのおかげで、州をまたがる
犯罪に対する対抗組織としてフーバーがのちにFBIとなる組織を
急成長させて行く様も批判を交えて描かれている.
ここまでくると、偏執的とも言える捜査体制にヘキヘキとするのだが
エンドクレジットではデリンジャーを追いつめた捜査官パーヴィスも
のちに自殺した旨が流れる.やはり尋常ならざる人だったのか?

実録モノゆえストーリー的に楽しめる作品ではないが
ジョニー・デップの魅力を楽しむにはなかなかの佳作.


コメント

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No title

引っ越し帰りに映画・・・(*_*)

なかなかハードですね(^^;
ジョニー・デップ、かっこいいですよね☆

しかし副長さん、もう127本も???
すごいです。
あ、『僕ワン』、DVD4月発売です。
(もういいですよね(^^;)

今年は1本しか見れず・・・
『THIS IS IT』ですが。
やっぱり映画館で観るのが1番!と改めて思いました(^^)

No title

(訂正)

『僕ワン』も観たから、2本ですね(^^;
(あれは舞台挨拶目当てだったから、映画観た!って感じしないんですよね~)

No title

りえさん.
ハードに生きるのが信条?です(笑).“This is it”また再上映してますね♪.もう一度観ておきたいなぁ.これはさすがにDVD買うかもしれない….でも劇場で観るのが一番なのは…事実デス.

No title

りえさん.
「僕らのワンダフルデイズ」は地上波放送でもう一回観ようと…(笑).