映画「トモロ―ワールド」
久々に洋画鑑賞.
近未来SFはかなり好きなテーマ.
人類に子どもが生まれなくなってしまった西暦2027年を舞台
ときいて興味をそそがれ映画館のレートショーへ.
いやはや,今年観た中で一番つまらなかった.
近未来が舞台だが,SFではなかった.
テーマは出生率ゼロ,人口減少,密入国取締り,そして異民族排除….
「人類存亡の危機を巡る壮絶な攻防戦を主題に、…」は誇大広告だ.
現在も存在する前述の諸問題を極端化し,スケッチしただけのような映画.
イギリスが舞台だが,今年観た「Vフォー・ヴァンデッタ」もそうだったが
世界中の他国が朽ち果てていくのに,大英帝国だけが健在(?)に
残存しているシチュエーション.これがまず鼻につく.
英国作家界の女王P.D.ジェイムズの大ベストセラー小説が原作だが,
イギリスの,この手の自分だけは違う的な島国根性(日本もそうだが)が,
世界の中で,ういていると思う.
イギリスの暗さだけが印象に残る,暗い映像,みにくい風景.
絶対的な悪役もいないが,主張する善の主役もいない.
説明不足のストリー仕立て.原作を読めとでも言うのか.
途中で退出しようかと想うほど.
暗闇で何度残り時間を腕時計で確かめたか.
最期まで辛抱したら,ラストが又凄かった.
フィルムが切れたかと思うほどの
「ブツッ」という映像の斬り方.
そのあとの,学生映画でも出てこないような
へたくそなフォークソングの垂れ流し.
そしてエンドスクロールが….
ああ,料金返せ,レイトショーだから1200円(笑)
やはり次は出来のいい日本映画だなぁ.
コメント
No title
2006-11-24 08:35 love-hop URL 編集
No title
2006-11-24 21:02 チャコティ副長 URL 編集