映画「アントマン」…小さいけどエンタ性は大!
原題:ANT-MAN 制作年:2015年 制作国:アメリカ 上映時間:117分
マーベルにもほどがある!…とスルーするつもりの作品だったのだけど、
ブロ友;木蓮さんの記事を観て、ムクムクと観たい気持ちが….
川崎109シネマで溜まったポイントでタダ観したのは本年113本目.
「アベンジャーズ」シリーズを手がけるマーベル・スタジオが贈る異色の
ヒーロー・アクション大作.特殊なスーツによって1.5cmに変身する“最小” ヒーロー、
アントマンの活躍を、虫サイズならではのユニークなスケール感が生み出す
迫力のアクションとともにコミカルに描く.
主演は「40男のバージン ロード」「40歳からの家族ケーカク」のポール・ラッド.
共演はマイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ.
監督は「チアー ズ!」「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のペイトン・リード.
バツイチ、無職のスコット・ラング.養育費も払えず、このままでは最愛の娘キャシー
にも会えなくなってしまう.人生まさに崖っぷちのスコットは、ひょんな成り行きから
天才科学者ハンク・ピム博士に頼まれ、彼が開発した特殊 なスーツを着て、
1.5cmのヒーロー“アントマン”になることに.
こうして、ハンクとその娘ホープ・ヴァン・ダインの厳しい指導の下、正義のヒーローに
なるための猛特訓を開始するスコットだったが….
以上は<allcinema>から転載.
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複雑化、巨大化するテーマを抱えるマーベル・コミックシリーズなのだけど、
今回はまた小さな、シンプルなヒーローネタで攻めてきた.
でも、ちゃんとアベンジャー・チームが絡んでくるところはさすがというか、良く出来ている.
ポール・ラッド演ずる主人公スコットの軽薄さや前科持ちというのもシリーズには無い設定.
「ミクロの決死圏」をはじめ、人体が小さくなって活躍する話しは他にもあるのだけど、
そのスモール・ワールドならではの面白さは満載されている.
そこに加えて、“アントマン”らしくアリとの共生が面白く描かれている.
アントマン単独ではなく、アリ軍隊と共同して敵に当たる面白さに純粋に
ワクワクさせられる.素朴なヒーローモノとして気楽に楽しめた.
脇役としても、マイケル・ダグラスの頑固な科学者ぶりは楽しいし、
ヒロイン?のエヴァンジェリン・リリーもたくましく、美しい….
ラストを観ると、次作では“アントウーマン”として活躍しそうな予感.
主人公スコットの刑務所仲間;ルイスを演ずるマイケル・ペーニャの
抜けた演技はお笑い必須.とぼけたキャラはこの脚本の味付けに欠かせない.
映画の冒頭でエンドクレジット後にもシーンがあると親切に告知されているのに、
いそいそと暗い中に危険な足取りで館を出ていく御老人たちはトイレ直行組?
エンドクレジット中の1シーンだけ見て出ていく中途半端組も存在.
映画は明るくなるまでが観るのが、エンタの基本.
他人事だけど、損してるよね.目の前を通られるのも超迷惑(怒)だ.
ということで、エンドスクロール後の重要なシーンで
今後の展開が読めた副長であります(笑).
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