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2013 Rd-02 MalaysianF1-GP決勝




雨にたたられた予選を制したのは又もS.ヴェッテル.
好調のフェラーリ勢が2,3位と続いた.

ピレリはセパンにメディアムとハードを持ち込んだが
決勝は又も雨に始まり、全車インターメディエイトでスタート.

前半は隙だらけのアホなドライブが目立った.

まずは我らがF.アロンソのS.ヴェッテルとの接触.
1周目の1コーナでだ.
フロントウィング左端とリアタイヤがチョンと触ったように見えた.

支点位置から遠い箇所への衝撃で支柱への衝撃トルクが大きくなるのは
力学の原理.当然フロントウィングが落ちた….
これをスケベ根性でもたせようとしたアロンソは隙だらけのその1.
結局、リタイヤとなってしまった….不注意極まりない.

次のアホその2はL.ハミルトン.なんと昨年までの所属チーム、マクラーレン
のピットに飛び込んだ…笑う前に唖然.完璧な注意不足.

その後もピットでトロ・ロッソとケーターハムがぶつかったり、
アホなドライブが続いて、観るのも注意散漫になりがち….

中盤は路面も乾き、タイヤ交換もメディアム、ハードと続く.
今年のピレリのハード系は柔らかめなのか、意外と10周くらいしかもたない.
タイヤに気遣いながらの走行は今年も同じよう.
結局ほとんどの車が4ストップを強いられた.

後半はレッドブル同士の1,2位争いとメルセデス同士の3,4位争い
がヒートアップが熱く面白かった.マシンコンディションは同じ、
腕のみせどころだった.陰の(笑)チームオーダーもあったようだが、
やはりレーサーのDNAは人より前へ出ること.
これは熱くなってもらった方が観る者にとっては楽しい.

結局、チームオーダーを無視したS.ヴェッテルが優勝.
2位はふてくされM.ウェーバー.3位はL.ハミルトン.
オーダーを守った?N.ロズベルグは4位に甘んじた.

アホな隙だらけの前半をタイトながち勝負で後半を締めてもらった感のレース.

次戦は3週間後の上海GP.
マシン成熟の手番は少しはある.




牛久シャトーカミヤの桜2013年



土曜日の茨城牛久市内
シャトーカミヤの桜はいまいちの6分咲き.

観る人も少なく、
バーベキュー場も閑散としている.



せっかくの桜なのに、
見て愛でてる人が少ないのも
なんだか可哀想….






訪れる人が少ない理由の一つはこれ.


ウリのシャトー自身が改築中で
カバーを被ってしまっている.

中のレストランもショップも
シャトーの博物館も、もちろん酒造施設も
お休み中….



シャトーカミヤ系列の神谷バーの名物
電気ブラン

こんなレトロなポスターを発見.





離れた場所にあったカミヤのパン屋が
なぜかワイン屋に変わっていた.

ぶらりと冷やかしに入ったら….
カーブにレアなワインが極安で、発見!

仏サンセールの白と
伊ピエモンテの赤を購入っ!

いいもの見つけた…と
桜の憂さをワインで
かたきを取りましたとさ(笑).






[副長日誌補足]

シャトーは改築ではなくて、
なんと震災の補修中だそう.

そういえば、昨年も立ち入り禁止処置だった.
予算の関係かな、今さら
補修…震災の影響はこんなところにも.







映画「ミラノ、愛に生きる」…想いのたけ、伝わりました.


原題: IO SONO L'AMORE/I AM LOVE
製作年度:2009年 製作国:イタリア   上映時間:120分


休日のギンレイホールはちょっと空き気味.6割の入りというところか.
始まってから席探しをする輩も少なくて、ホッとする.
今週のギンレイは色々な愛の形を描く2作品.まずは伊作品を本年40本目の鑑賞.

「フィクサー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したイギリスの演技派女優、
ティルダ・スウィントンが上流階級のマダムを熱演する女性賛歌.
監督は「メリッ サ・P ~青い蕾~」のルカ・グァダニーノ.
「情事」などのイタリアの往年の名優ガブリエル・フェルゼッティが義父を好演.

ロシア人のエンマ(ティルダ・スウィントン)は、富豪のタンクレディ(ピッポ・デルボーノ)
と結婚し、イタリアのミラノに渡る.彼女は晴れて上流社会の一 員となり、
3人の子どもたちにも恵まれ誰もがうらやむ生活を過ごしていた.

ある晩、家長である義父(ガブリエル・フェルゼッティ)の誕生日の夕食会が催され、
ついに後継者が指名される.何不自由ない生活を送りながらも満たされない心に、
いつしか孤独を募らせていく.

そんな時、エンマは息子の友人でシェフのアントニオと出会う.
心の奥底に眠っていた情熱的な感情がわきあがり、
次第に抑えがたくなっ ていくエンマだったが….

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ミラノでの裕福な生活の描写はまるでビスコンティ作品を思わせるよう.
一族が経営する会社の後継には夫と長男が選ばれる….
この長男が物語の鍵を握る存在(写真右側).

この長男の友人アントニオとの出逢いからヒロインの脱調が始まる….
シェフであるアントニオの海老料理を口にふくんだその表情の描き方が秀逸.

ぷりぷりとした海老の感触が鮮やかにヒロインを貫き、それがアントニオへ
感情の変化が読み取れる演技…ティルダ・スウィントンの真骨頂.

裕福な家庭での妻の役目、そして母として長年自分を押し殺して生きてきた女性が
愛を知り、生きる喜びを取り戻していく過程を描かれる.
愛が深まる毎に、次第に美しさを増すヒロインの演技、その姿に驚きをもってしまう.

その美しく、豪華な衣装に包まれた体軀の中に浮上する愛の高揚や
ときめきといったものを良く表す演技に感心する.
そしてその悦楽の代償に失うものは….

スウィントン自ら制作も務め、11年がかりで実現した本作.
年齢設定も含めて思いの丈を詰め込めた作品なのであろう.
その想いは観る者に十二分に通じた.

一人の名女優の想いのたけを観させてもらった作品.






埼玉/茨城の地ビール



映画を観た後の小宴会.
川崎駅東口のビア・バーにて.

地ビールが4種類ほど選べる.

埼玉製と茨城製をチョイス.



埼玉製は小江戸(COEDO).
コクがあるのに苦みが無い
スッキリした黒ビール.

これは美味しかった….


茨城製は常陸の国(Hitachi No Rest).
まったりした、少しクセのある
ホワイト・エール.


つまみはサラダ系を中心に.




2杯目は、プレミアムモルツの黒を
いただきました….

たまには地方の地ビールも
いいもんだなぁ~♪

ごちそうさまでした.









噛まれていないのに、小指が痛い…



夜眠れないほど、
小指が痛い…らしい.

小生ではない、父の話だ.

かかりつけの内科?に
行ったそうだが、
当然他の病院にたらい回し.

2つも病院を回され、
たどり着いたのは
慈◯医大柏病院.

この地域では大きな総合病院.

父にとっては居心地の悪い病院.

10年前母が逝った病院だ….


小指の血流が悪くなっているそう.
どう治療したものか、
今日も通院している.

眠れないと言っている割りには
食欲は旺盛.



一緒に回転寿司に行っても
ぺろり5皿は食べちゃうし
熱燗も1本、味噌汁1杯….

噛まれてもいないのに
小指は痛む。
されど寿司は旨し….





映画「横道世之介」…ほんわかな80年代?!


製作年度:2012年 製作国:日本   上映時間:160分


火曜の夜に鑑賞したのは、観たかったけど後回しにされた作品.本年39本目の鑑賞.

「南極料理人」「キツツキと雨」の沖田修一監督が吉田修一の同名小説を
映画化した青春ドラマ.

大学進学のため田舎から上京してきた真っ直ぐで心優しい青年“横道世之介”が、
周囲の人々と織り成す決して特別ではないけれどかけがえのない青春の日々を、
ユーモアと80年代ノスタルジーを織り交ぜ、心温まるタッチで綴る.

主演は「蛇にピアス」「苦役列車」の高良健吾、共演に吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛.

長崎の港町で生まれ育った横道世之介(高良健吾)、18歳.この春、大学進学のために上京.
少々お人好し過ぎるものの、明るく素直な性格で周囲の人々を魅了していく.

そんな世之介は入学式で出会った倉持一平(池松壮亮)や同級生の加藤雄介(綾野剛)ら
と友情を育む一方、年上の女性・片瀬千春(伊藤歩)に片思いをしたり、あるいはお嬢様の
与謝野祥子(吉高由里子)との間に淡い恋が芽生えたりと 大学ライフを謳歌していくのだが….

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どこか憎めない、他人でない気がする、不器用で、友を大事にする男、
そんな横道世之介を高良健吾がほんわかと演ずる.
背景は70年のような80年のような不思議な時代….

長崎から上京した世之介が友人とつるんだり、年上の女性に恋したり、
富豪の娘に惚れられたりして過ごす1年間をほんわかな雰囲気で包んだ物語.

と同時に、時折トーンを変え、世之介の周囲の人たちの16年を経た生活を描きながら、
世之介のことを想い出したりもする…そうそう、そんな奴いたっけね、なんて調子で.
この垣間見せられる後日談で、この16年後には世之介は居ない事をさりげなく教えてくれる.

そう、世之介は良い人のまま逝ってしまっているのだ(ネタばれ).
30路も半ばになった周囲の人間は生活に追われたり、娘の恋愛に心配したり、
仕事に追われ世界中を飛び回っていたり….でも時折想い出すのは世之介のこと.
あぁ、良い奴だったなぁ…、良い時代だったなぁ….

80年代のファッションや文化が散りばめてある映像造りに郷愁感いっぱい.
極めつけは新宿の路地の壁に貼ってある大きな斉藤由貴のポスター(笑).
なにか凄く印象的.カメオ出演に敬意を表してエンドクレジットにもちゃんと名が.

高良健吾はいい男ぶりをさりげなく封じて好感男を演ずる.
これも彼の一面、面白い演技だった.反面吉高由里子は天然っぽい演技.
これもまた彼女の魅力であろう.

最後のずいぶんと大人になった吉高が世之介を振り返り想うシーンは
なかなかの演技と感心した….

エンディング曲は ASIAN KUNG-FU GENERATION の「今を生きて」.
気軽な、気取らないtune 、まぁこんなもんか、の感じ.

なんだか、自分の友達にも世之介がいたような気分にされた不思議な作品.




2013年上野の桜



春分の日、雨の予報もあったけど
なんとか曇り空でしのいだ.

神楽坂で映画2本を観てから、
上野の森へ繰り出した.

動物園前はもう染井吉野が
7分咲き.

宴会やるには十分だね(笑)





白を基調とした淡い色合いは
染井吉野ならでは….



宴会を広げる人たちよりも
写真を撮る人たちの方が多かった….

写メして記事投稿しようと思ったら、
スマホを家で充電放置していた(笑).

今週はこれでスマホ携帯忘れが2回目.
ボケが始まっているのかも?(笑).





染井吉野に混じり、
“大寒桜”のピンクも清々しい.






人、人、人….

こんな賑やかさが桜には良く似合う.





“ラファエロ展” @東京上野 国立西洋美術館





春分の日の水曜、延々と渋滞の墓参りより上野の花見を選んでしまった….
ちょうど西洋美術館で“ラファエロ展”を開催中.勤めている会社が協賛して
いるので、いずれは休館日の「ナイト・ミュージアム・ツアー」が開催される
のだろうけど、そんなの待ってるほどの悠長な性格ではない(笑).

イタリア・ルネサンスを代表する画家でありながら、大規模な“ラファエロ展”は
今までヨーロッパ以外では開催されたことがなかったよう.
2013年フィレンツェ文化財美術館特別監督局の全面協力のもと、ラファエロ展がついに日本で実現.

ラファエロは西洋美術史を代表するイタリア・ルネサンス(15~16世紀)の画家.
中部イタリアの町ウルビーノ出身で、宮廷画家である父の工房で修業したのち、
ペルージャのペル ジーノやフィレンツェのレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロらの
画風を吸収して名声を高め、1508年ローマに上京.

ローマではヴァチカン宮殿などに壁画を描いたほか、教皇をはじめ有力貴族たちの
注文で宗教画や肖像画を数多く制作.さらにはサン・ピエトロ大聖堂の主任建築家を
務めるなど、その活動は多岐にわたっていましたが1520年、37歳で夭折してしまう.

今回はラファエロの作品23点が集結.他は関連の絵を寄せ集めただけでほとんど見るモノは無い.
ラファエロの絵は完璧なバランスを見せながら計算を感じさせず、
画中のモティーフが生き生きと躍動して見える.これは筆致の力と抜群の構成力のたまもの.

看板にもなっている《大公の聖母》はその代表的な作品のひとつ.
フィレンツェを拠点とした時期に描かれたものであり、完全な均衡を保ちながらも生命感と
優しさに満ちたこの作品は美術の教科書にも載っていたっけ….

タイトルにもなった「大公」とは、トスカーナ大公フェルディナンド3世のこと.
18世紀末、フィレンツェがナポレオンに占領された激動期にこの絵を手に入れ、
亡命中も肌身離さず大切にしたといわれている.

暗い背景は近年行われたX線による調査で、実は制作された当初は建物などの背景が描かれ、
後世に塗りつぶされたことが明らかになったそう.当時から名作だっただろうに加作という行為
の持つ意味合いを疑問視せざるを得ない.かってにいじるなよぉ…デス.



さて、西洋美術館の常設パートの魅力はいつも書いているのだけど、
今回はコレクションから素描「風景」の展示が特集されていた.





素描は、油彩画や彫刻等の構想を練ったり、興味惹かれたモティーフをスケッチしたりするため、
あるいは芸術家の手や目の訓練としてなど、様々な目的から描かれたもの.
なかには独立した美術作品として鑑賞性の高い素描も数多く存在する.

今回展示の素描は使用される画材の面でも木炭、チョー ク、鉛筆、ペン、水彩、パステルなど多様、
庭や山、高原、そして海と主題を変え、あるいは自身の好みに応じて技法を使い分け、
個性的な作品を観ることができた.

素描作品は、必ずしも大画面に描かれた油彩画のような重厚さをもつものではないけれど、
しかし、対象を前にした画家の新鮮な感動を生き生きと伝える筆致や、独特の親密な感触には、
素描ならではの味わいが感じ取れる.その魅力を堪能した、お得なおまけ常設展だった.





映画「プラチナデータ」…これは怖い近未来の姿


製作年度:2012年 製作国:日本   上映時間:134分


“邦画を1000円で楽しむ友の会”のブロ友めーちゃん。と一緒に観たのは
本年38本目鑑賞のサスペンスもの.

人気作家・東野圭吾の同名ベストセラーを「ハゲタカ」「るろうに剣心」の
大友啓史監督で映画化したSFサスペンス.

全国民のDNAデータが管理され、 DNA捜査が万能のシステムとなった近未来を舞台に、
自ら作り上げたシステムによって追われる身となった天才科学者と現場叩き上げの
刑事が繰り広げる緊迫の逃亡・追跡劇をスリリングに描く.

主演は「GANTZ」の二宮和也と「20世紀少年」の豊川悦司.
共演に鈴木保奈美、生瀬勝久、杏、水原希子.

近い将来の日本.政府は全国民のDNAデータを極秘裏に収集し、
あらゆる事件の捜査に活用していた.それは“プラチナデータ”と呼ばれ、
検挙率100%、 冤罪率0%の社会が実現しようとしていた.

警察庁の科学捜査機関“特殊解析研究所”に所属する神楽龍平(二宮和也)は、
この画期的なDNA捜査システムを開発した天才科学者.ところがある時、
このシステムが連続殺人事件の犯人として神楽を導き出してしまう.

まさかの事態に逃亡を余儀なくされた神楽.そんな彼を現場叩き上げの敏腕刑事
浅間玲司(豊川悦司)が執拗に追い詰めていくが….

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ニノ(二宮和也)のキャラに便乗して、格好いいドラマに一見見えるが、
その実は、怖い、ドロドロさを感じる内容の原作.さすが東野圭吾だ.

今の政府はマイナンバー法なんぞという、個人情報を一元化しようという
危ない道へまっしぐらなのだけど、近い将来を舞台にするこの作品では、
DNAで個人情報を一元化する管理社会を描いてみせる.

それより怖いのは街に張り巡らされた監視カメラでの追跡システム.
既に「踊る大捜査線」などでその存在を明かされているが、
国民総背番号制(マイナンバー)と相まって、国の為と称して国民の
自由を束縛するシステムの有り様を淡々と描いてみせる.

そんな、“怖い時代”の中でアイドル俳優、二宮和也とそれを追う豊川悦治が
画面の中をこれでもかと走り回る.執拗な追跡劇は面白みもなく少し冗長.
カットしても十分な内容を持った脚本だと思うのだが….

追う者、追われる者の関係のみならず、追われる二宮が実は二重人格者
だというプロットには驚かされるが、もっと驚く犯人の実体に驚いてしまう.

どなたかのブログレビューに、簡単に犯人が割り出せる…なんてあったが、
不覚にも最後まで見抜けなかった(笑).
東野圭吾の方が上手だったというよりも、なんでこんな役者を配しているのだろう
と思った役者が犯人だったから….配役の意外性に負けたというべき?.

水原希子の存在が一風のそよ風みたいな清々しさを与えている.
顔にアザのある自閉症で、抜群の数学的頭脳を持つ少女…の役柄.
そよそよと、二宮の周囲に漂うような位置づけの役柄が彼女のキャラを生かしている.

二宮の格好良さだけで売る作品にしなかった方が良かったのでは思えるほどの
原作の秀逸さ.もし主役が他の役者だったら、もっとこの作品の評価は上がったかも?







飯田橋の桜



神楽坂ギンレイホール訪問のついで.

JR飯田橋駅の神田川沿いの桜.

東京の染井吉野はもう8分咲き.
今週末が最高潮…かな.


総武線が来るまで7分くらい待っちゃった(笑).



おまけに神楽坂で出逢った
野良猫.



洋ネコの血が入った年寄り猫.

近づいても
逃げる気配も…無し.

ふてぶてしい…なぁ(笑)