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「春陽展2012」@六本木 国立新美術館




ブロ友:flingscottomomi さんが
出展されているというので
六本木 国立新美術館で、
開催中の「春陽展」を観賞.

以前は東京都美術館での
開催が常だった
ような気がするが、
まだ修復完了してないものね.

さて、伝統の絵画部門からの観賞.
絵画だけでこの美術館の二階フロアを
占領してしまう出展数の多さ!





そんな多くの作品をザラッと観た
印象は…玉石混合の一言.
当たり前のことのようだけど、
版画部門と比べるなら、
えっ…と絶句するような作品も見られた.


対して、版画部門は階を変えて3階のワンスペース.
少数精鋭というか、それは粒がそろっていて、
水準の高さを版画では感じた.





版画と言っても、種々の技法があり、
その表現の多様さには驚くばかり….

flingscottomomiさんはデジタル出力の作品.
存在感有るなぁ…と、しばし見とれる.

1階で開催中のセザンヌ展も開催中だったが、
「春陽展」だけで十分、満足.
早々に引き上げた副長でした.




桜のある風景2012(その2)



散った花びらだって、
美しいし、
日常の生活を
十分に楽しませてくれる.

雨で散った花びらが舞う….

今日、日曜日は
関東も雨の予想.

でも、桜を求めて
出好きの血がさわぐ….


「行ってきます」




ごくまれな…モツ鍋 @恵比須「蟻月」



甘いモノ会2つと美味しいモノ会
を主催しているのに、
会社の若い人たちと一緒に
“美食会”を結成.

いつも、会社の近くの
肉屋のキッチンで
飲み食いしているメンバーたちだ.

ちゃんとした?有名店で
美食しようという
高らかなな志.

でも財布にあった、
予算相応の美味しいモノを
求めちゃう….

第1回目はメンバーの
アンケート調査から始まった.
第1位は中目黒の某イタリアン.
第2位がこの恵比須の博多モツ鍋店
「蟻月」

どちらも超人気店で
週末の予約が取れたのが「蟻月」.

JR恵比須駅からけっこう歩く.
小さな通りに
ひっそり在る地味な店舗.

久々にスマホの
GPS機能のお世話になった(笑).





まずは白モツ鍋.
ニラたっぷり、
中のキャベツや白菜も
けっこうなボリューム.
これで3人前.
野菜好きの副長には嬉しい.

豆腐とモツがトロトロと
口の中に溶けていく.

スープは少し甘めと感じた.
コクがあって美味しく
感じるのだけど、
最後の後味が…甘い.






次は赤モツ鍋.

醤油出汁なのだけど、
やはり甘い気がする.

この甘さは調味料による
ものでなく、モツから
しみ出した糖分や
コラーゲン分とかなんだろう.

ここまでくると…、
副長が実はモツが
好きでないことがばれる(笑).



そう、鳥も含めて
肉の内臓系は
それほど好きでないし、
副長の体にも良くないので
避けているのだよね(笑).

でも、記念すべき
「美食会」の第1回目だし、
自分が幹事でもないしね.

会社内の“大人のつきあい”してます(笑)




甘いと感じた出汁は
最後のシメに感動を
与えてくれた.

白鍋はチャンポン麺、
赤鍋は米…雑炊に
店で仕立て上げてくれた.

これが抜群の旨さ.

具が継ぎ足されると
ダシが薄められ、
ちょうど良いあんばい….



モツ鍋は苦手でも、
美味しく味あわせてもらった.

さすが名店.

予約も大変だった(らしい)が、
当日も、90分でラストオーダー、
2時間きっかりで追い出された.

周りは女子会だらけ.
今どきのコラーゲン好きの
女子に大人気なんだねぇ.

さて、次はどんな店?




菜の花祭り@埼玉県日高






先週日曜4/15の巾着田は
「菜の花祭り」だった.

もちろん、桜の満開に合わせての開催.

花を愛でる他にも
種々のイベントが満載.








娘夫婦も撮影に余念がない….






今どきの流行り、
“よさこいダンス”
老いも若きも熱中する様は
微笑ましいと思う一方、
冷めた目でも見てしまう(笑).




屋台モノが大好きな3人.
桜餅と醤油焦がし饅頭なんぞを.

ハッちゃんも匂いにつられる.
鼻ペチャでもちゃんと
臭う?!(笑)



ハッちゃんは
どこへ行っても、
人気者.

春のうららかな一日の一コマ.






映画「ドライブ」…クール&スマート、そして丁寧だ.


原題: DRIVE 製作年度:2011年 製作国:アメリカ  上映時間:100分


映画ブロ友:ひかりさんが公開中に2回も観たと聞いて、
ギンレイホール廻しにしようと思っていた作品をロードショー鑑賞.
もちろんレイトショーで安く(笑)観た本年46本目.

ジェイムズ・サリスのクライム・ノベルを基に、
闇の稼業に手を染めたハリウッドの孤独なスタント・ドライバーが、
愛する女性のために裏組織に戦いを挑む姿を描いたクライム・ アクション.

主演は「ブルーバレンタイン」のライアン・ゴズリング、
共演にキャリー・マリガン、アルバート・ブルックス.
監督は異色のバイオレンス映画 「Bronson」で注目を集めた
デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン.

自動車修理工場で働く孤独で寡黙なその男は、
卓越したドライビング・テクニックを買われ、映画のカースタントマンとして活躍する一方、
夜には強盗の逃走を手助けする闇の仕事も請け負っていた.

ある日、同じアパートに暮らす人妻アイリーンとエレベーターで遭遇し、一目で恋に落ちる.
次第に距離を縮めていく 2人。彼女の夫スタンダードは服役中で、今は幼い息子との2人暮らし.
ほどなくスタンダードが出所してくるが、彼は服役中に多額の借金を背負ってしまい、
強盗を強要されていた.男は妻子のためにスタンダードの強盗計画のアシストを引き受ける….

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主人公(ライアン・ゴズリング)が魅力的.
名前はない.家族はいない.過去は語らない.
感情は表に出さない.寡黙で謎めいた気配をまとう.

正業は車の修理工、昼は映画のスタントマン、
夜は強盗犯の逃走請負ドライバーという顔ももつ.
そんな男が恋をする….

お相手の、隣人の人妻がキャリー・マリガンとは驚き.
あの「17歳の肖像」や「わたしを離さないで」の
みずみずしい若さはどこかへ失せてしまった容姿.

昔は可愛かった、けど今は生活に疲れて…みたいな
表情や演技が秀逸.これはこれで魅力的だ.
美人じゃないのに魅力的…主人公が恋するのが納得(笑).


主人公のクールさに等しく、作風もクール&スマート.
カメラのタッチもシャープで素晴らしい.
特に車内の主人公たちの顔のアップが多いのだけど、
キッチリと撮れていて、とても好ましい映像.

造りは細かく、丁寧な印象が強い.
このところ造りの粗い(バトルシップ…)作品を観た目からは
とても新鮮に感ずる.けっきょく監督の技(わざ)なのだと思う.

影と光だけで主人公の有り様を描くクライマックスシーンなんか
稚拙のような気もするが、監督の努力と思いが見られて、
ちょっと感動しちゃう.がんばれっ!ニコラス監督!!って感じ(笑).

内容のノアールさにピッタリのクール&シャープな映像.
魅力的なヒーローと屈折した美のヒロイン.
心の中でスマッシュ・ヒットな一品.







桜のある風景2012(その1)



街中の桜のある風景を
ワンショットづつ
載せていこうと思います.

毎朝徒歩通勤の途中の
川崎市内、みやうち幼稚園の桜.

こんなさくらの下で
遊べる園児たちは
幸せだなぁ….




映画「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」


原題:THE HELP 製作年度:2011年 製作国:アメリカ  上映時間:146分


また映画を観るスタイルに戻ってきた.好い作品がいっぱいある嬉しい状況だ.
本年45本目はキャスリン・ストケットの全米ベストセラーの映画化.

人種差別意識が根強く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、
勇気ある行動で世の中に大きな波紋を投げかけた作家志望の
若い白人女性とメイドとして働く黒人女性たちとの友情の軌跡を綴る.

主演はエマ・ストーン、共演にヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、
ジェシカ・チャステイン、ブライス・ダラス・ハワード.
監督は原作者とは同じ南部出身の幼なじみで、これが長編2作目の新鋭テイ ト・テイラー.

アメリカ南部、ミシシッピ州ジャクソン.上流階級に生まれ、
黒人メイドに育てられた白人女性スキーター(エマ・ストーン).
作家志望の彼女は大学卒業後、地元の新聞社で
家事に関するコラムの代筆を担当することになる.

しかし家事に疎い彼女は、友人宅のベテラン黒人メイド、
エイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に相談する.
話を聞くうち、彼女たちが置かれた立場に違和感を覚え始める.
そして、黒人メイドたちの証言を集めて本にしようと思い立つ.

ところがエイビリーンは、黒人が真実を口にするようなことがあれば、
この町では生きていけなくなると、取材を頑なに拒否する….

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まずは、このミシシッピ州の人種差別状況に唖然とさせられる.
南北戦争の時の話しではない.1960年代の背景なのだ.
60年代といったら副長小学生の頃.

選挙にいくと殴り殺され、映画館もレストランも有色人は差別され、
この作品で描かれるメイドも食事やトイレを家人(白人)と供には許されない.
そんな“差別”に立ち向かった黒人メイドたちと白人ヒロインの物語.

この地の黒人女性の仕事は裕福な白人家のメイド.
家事以外に育児も受け持つ.エイビリーンは延べ16人の育児をも過去に経験している.
当然、この育てられた子たちは黒人メイドを母親代わりに愛する…ようになる.

生みの親と育ての親と子の三角関係がいくつか描かれる.
特にヒロイン、スキーターのケースは育ての親の黒人メイドとの別れが悲しい.
そんな肌の色を超えた愛憎のエピソードがつづられ、描かれる.

笑わせ、怒らせ、そしてほろりとさせるエピソードで進行していく脚本は見事.
そしてつかみとる小さな勝利.でも失うものも多いのがこの世の常.
ほろ苦いようなエンディングも又一つの味わい.

いわばアメリカの自己反省文みたいな、味わいの作品.




巾着田の桜と菜の花2012 @埼玉日高市



晴れた日曜日.
又も弁当を造って
娘夫婦と埼玉県日高市へ.

秋の曼珠沙華で有名な
“巾着田”

実はここは菜の花と桜も有名.





菜の花の黄色と桜の淡い桃色は
ベストマッチ♪


カメラ女子とカメラ小僧
は大活躍….






そう、今回は
娘夫婦と一緒の相棒が….



愛犬パグの “ハルヒ”.
いかにもアニメ好きの夫婦らしい
ネーミング.

いつもは
“ハッちゃん”
って呼ばれてます.


では、ハッちゃんと桜デス.




女の仔なんですけど….







今回は、暴れん坊 “政宗”は
お留守番でした.





2012年上海F1-GP決勝




今年のシーズンは面白いなぁ.
次々とヒーローが変わる.

第3戦上海を制したのはN.ロズベルグ.
ポールtoフィニッシュで初優勝を飾った.
才能は早くから際立っていたけど、
ようやくマシンが追いついてきた.

若い優れた才能と錬成できたきたマシン、
この後が楽しみになってきた.

メルセデスが速くなってきた、特に予選が.
前戦あたりから、メルセデスのリア・ウィングが話題になっていた.
トップ写真のシステム.

ダブルDRS…なんて呼ばれているのかな?
可変するフラッパウィングを抵抗減だけでなく、
インレットからフロントウィングまで引っ張って、
ストール(失速)させてさらにトップスピードに
影響させるという、空力時代らしい技術.

さっそく前戦でロータスが噛みついて提訴したが、
上海GP前に“お沙汰無し”になった.

これで、おそらく全チームが又も“真似っこ”モード
に入るのだけど、風洞も使った実験が必要だから
この前半のドサ回りレースには間に合わない.

本拠地ヨーロッパに戻ってから…になるので、
ここしばらくは、メルセデスのアドバンテージ有り、かも.

転じて、ブロウン・デフューザーを取り上げられた
レッド・ブルは精彩が無い.
よもやのS.ヴェッテルQ3進出できず…とは.

まぁ、F1サーカスの常、出る杭は必ず打たれる.
次に又新しい手を考え、研究し、熟成する…この繰り返しが
F1を面白く、先進の技術にしてくれるのだから.

M.シューマッハはフロントタイヤの締め損ねという
ピット痛恨のミスによりリタイヤに沈んだ.
さすがの大物、さしても気にしてないのは
次も早く走れる自信があるから?
必ず今シーズンは表彰台の真ん中に立つのを見たいもの.

ピレリは前年よりも全体のモチは改善された気もするが、
いかんせんデグレデーションの発生が唐突で、
急激にグリップが無くなるのがレースをまた一層面白くしている.

ひいきのK.ライコネンは一時期2位を走るも、
このタイヤのおかげで、ゴール時には12位まで….
寂しかったなぁ….

さて、次は1週間後のバーレーンGP.

ほんとに実施できるのだろうか?
政情不安定国はいくら金を積まれても
開催は避けるべき、と思うが如何?





葉桜もまた好し@二ヶ領用水



川崎の染井吉野は散り始めた.

葉桜もそれなりの味わいで好き.
緑と桜色のコラボが
美しいじゃないか.





用水の水上にも
“花いかだ”が
流れはじめた.





橋上の  手摺りに落ちて  まだ桜
副長




さて、次は少し北の方角へ
桜を追い求めます.

次回は埼玉の桜.