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定年を祝う会(その2)@ ZIDORI屋 取手 茨城



金曜の夜は、気の合う仲間内での
副長の定年を祝う会.

取手駅東口直ぐの “のZIDORI屋”

“我那覇”という名前で予約したのに
名前が変わってしまっていて、幹事含め皆びっくり!
肝心の“我那覇”は向かいのビル3Fへ.
系列なんだろうけど…いいかげん(笑)

中味は、沖縄料理に軸足を残し、
鶏中心の料理たち



鶏のササミ、シーザーサラダ
島ラッキョにリング・ポテト


一番搾り「取手造り」を飲み干した後は
イモ焼酎をロックで.




鶏のたたきと海ブドウ♪



プリプリ感がたまらないねぇ…♪


ゴーヤ・チャンプルーは撮り忘れ(笑).
鶏の炒めもの♪





この店は、琉球ガラスのグラスもうり!
綺麗なグラスだと…焼酎も旨いっ!





〆は“島うどん”



コシの強さとさっぱり汁は
飲んだ後の胃には、嬉しい….


今回のメンバーたち、
もう一人カメラマンが抜けちゃった….




デザートは別腹.




「感謝」とは…店から客へ?
それとも副長の37年間の労働へ?

美味しゅうございました.









映画「すれ違いのダイアリーズ」…ノスタルジック!でもほのぼの…


原題:THE TEACHER'S DIARY
制作年:2014年 制作国:タイ 上映時間:110分



金曜は午後休を取って父の介護やら年金の処理等々….夕刻の定年宴会までの
空き時間を柏のキネマ旬報シアターで過ごす.タダ券があったしね♪

今週末はなぜかアジア映画特集.タイ、中国、韓国のヒット作品を楽しんでみた.
まずはタイ製のほのぼのとした作品.本年累積78本目の鑑賞.

日記を介して前任の女性教師と心を通わせ教師としても成長していく青年の
切なくも心温まる物語を綴ったタイのハートフル・ドラマ.

主演はタイの人気歌手、スクリット・ウィセートケーオ.
共演に「地球で最後のふたり」「ミウの歌」のチャーマーン・ブンヤサック.
監督はニティワット・タラトーン.
 
レスリング一筋だったお気楽青年のソーン.恋人に尻を叩かれ、ようやく見つけた仕事は、
電気も水道もなく、携帯電話もつながらない山奥の湖に浮かぶ小さな水上学校の教師
だった.しかし教師の経験のない彼は失敗の連続.

そんなある日、前任の女教師エーンの日記を見つけたソーン.そこには、自分と同じように
教育に悩み孤独をかみしめるエーンの正直な気持ちが綴られていた.
いつしか会ったこともないエーンに心惹かれていくソーンだったが….

以上は<allcinema>から転載.
――――――――――――――


主人公は都会の小学校からチェンマイの水上分校に赴任した2人の教師.
教育に対する信念の固さには驚くほどの女性エーンと、
ガキっぽく教育者の意識の欠片も無い体育会系青年ソーン.

2人は出会うわけでは無い.二人が務めるのは時間差があるのだ.
スマホも繋がらない、電気もない、水道もない、文明化から隔離 されたこのド田舎で、
ソーンは残されていた日記を通して1年前のエーンに会う.

エーンは1年前に着任し、ソーンと入れ違いで去って行った前任者だった.
初めての体験に戸惑うソーンの状況に呼応するように、日記に書かれたエーンの物語が
シンクロする.

ソーンはエーンの日記から学び、感じ、支えられて成長し、 まだ見ぬエーンへの想いを
募らせていく…なんとまぁノルタルジックな恋模様.



タイでは好く見かける水上の住まい、チェンマイの水上学校だ.
そこに子供たちは住み込んで勉強する.各学年1名くらいしかいないので、
教師一人でなにもかも…教えることになる.

出ている子供たちの素のままの体当たりの演技やソーンの孤軍奮闘の教え方に
思わず微笑んでしまう.ソーンの教科書はまだ見ぬエーンの日記だけだ.

けっきょく、教育力不足でソーンは1年で教師を首になってしまう.
そしてその後任は…いいなずけの裏切りに落胆して又教育に熱を入れようとする
エーンが戻ってきた.すれ違いだらけの二人….

そこで、エーンの日記に上書きされたソーンの日記を読むうちに、見たことのない
ソーンへの想いが膨らむエーン….なんとまぁアナログな恋なんでしょう!

30年前の日本映画…すれちがいドラマみたいな脚本なのだけど、
水上学校という舞台設定とそこで繰り広がられる生活臭みたいなものが新鮮.

気の強い女教師エーンを演ずるチャーマーン・ブンヤサックはいかにも現代タイ女性
らしい出で立ちと振る舞いで魅力的.スクリット・ウィセートケーオは素朴な演技なのだけど
素の良さが好く発揮されていて好印象.

星形のタトゥーとか、背丈を印す柱の傷とか、小物の使い方も上手い.
手慣れた監督という印象で、楽しく明るい気持ちで終始観られる.

最後のハッピーエンドも含めて、ほのぼの感いっぱいの好作品.










この所の朝昼夕食(2016年第25週)


会社の500円弁当に文句言ってる
副長の最近の、朝食、昼食、夕食の具合.

ますは最近の朝食.相変わらずガッツリ系.



ご飯だったり、厚切りの食パンだったり、
セブン・イレブンの「カスタード・レーズンパン」だったり….

忙しい朝の中でもキチンと
朝食は取っている.
その日の活動の元だものね♪

普段の昼食は基本的に弁当を持参.




普段あまり家に居ない休みの日は
レトルトで済ましたりもする.
これは中華丼♪.






夕食は炒めものが多いかも….








ごくごくまれに、パスタの時もあったりする.




そんな調子で、ご馳走さまでした.


あっ、今夜は金曜なので、
またも副長の定年お祝い会でした、
その様子はまた後日….








週2日は勘弁して欲しい…。


《スマホ投稿》

またも会社のランチ・ミーティング。
またも500円のコロッケ弁当…。

食べてて、気が遠くなりそう…。
これじゃ会議にならないね(笑)。

うっ、来週月曜のランチ・ミーティングの弁当も
イントラネットの注文クリックしてしまった…。
懲りて無いなぁ(苦笑)。


今夜は手作り弁当の記事にしようかな…!



1980年代の昔話し(その3)


《本文とは無関係な写真です》


新シリーズは1950年代、60年代、70年代、80年代、90年代、2000年代の
6章で構成されます.ちょっとした「自分史」なのですね.
50年代はもう書き上げました.いずれチビチビ掲載していきます.

今回は、1980年代初期、会社の敷地内独身寮で過ごした馬鹿騒ぎのお披露目を….

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・ドア落としてます.

入社して会社敷地内独身寮に入って、毎日残業して夜の外食だけ
の生活を続けていると、当然2年目には車が買えるくらいに貯金できた.

副長も買いましたよ、二代目のCivic(グランド・シビックってやつだね)
1.5LのCXというモデル.まだキャブ仕様だったね.
初代シビックのRSに憧れていたんだよねぇ….

これで、週末の自宅への往復や夜の外食も便利になった♪
コの字型の寮の真ん中は寮生の駐車場.若い寮生だからそんな高級車は無く、
副長みたいな新車というのも珍しかった.
要は中古車のオンパレード.5、6年先輩の車なんか朽ち果てそうなのばかり….

ある日、寮の部屋の窓を開けていたら、ボコンという音が聞こえた.
見れば、日産サニー70年モノが寮の道端にドアを落として走り去ろうとしていた.
「先輩っ、ドア落としてますよ~!」と叫んでも聞こえるわけも無く、
やがてその先で気がついたのか戻ってきた.
運転席側のドアだったんだけどね(笑).

どうしたものかと思案顔の先輩.急遽「ひも、ヒモ…!」
ひもでドアを縛り付けて、いそいそと外出していったのはいいのだが、
その後も修理することなく、毎回助手席側から乗り込むのには笑ってしまった.

そのほかも血気盛んな男子たちばかりだったから、事業所内でも
事故は多発していた.二本松に激突して車が、くの字になっていたとか、
野球グラウンドのネットに車が刺さっていたとか…(笑).

でも、誰一人怪我が無かったというのも、今から思えば奇跡的だなぁ.


・漏れ聞こえる女声

副長はA棟の303号室に住んでいた.非常階段に近いのが301号室.
隣人の302号室は5年先輩のKさん.組合で鳴らした人でその後も、
フランスでも一緒に働いたし、順調に出世されて英国やベトナムの子会社の
社長を務めたなかなかの苦労人.けっこう怖い人で珍しく副長を怒鳴る人だった.

だいたいがステレオの音が大きすぎる…という名目だったが(笑).
ところが、土日に寮の部屋に居ると、なにやら若い女性の声が聞こえる.
なにせ安普請の寮だったからね.発生元は隣室のKさん部屋から….

自由な規律の寮だったから、別に女人禁制ということは無かった.
こっそり非常階段から侵入するのはたやすいことだったはず.
でも堂々と昼間から女性を引き込むとは…ねぇ.

当然副長のゆすりのネタになり下がって(笑)、
それ以来副長はKさんに怒鳴られることは無くなりました.

でも、約1年後Kさんはその女性と結婚すべく無事寿退寮されましたとさ.
その奥様とは渡仏後も近所に住んでいたので、家族ぐるみでお世話になって、
意外な縁が続くもんですなぁ.


・ジーンズのかぎ裂き

その頃の副長の恋愛事情は…、課の庶務さんにお熱をあげていた.
同年齢で価値観も似ている気の合う女性だった.仕事の合間のメモの応酬、
待ち合せの連絡なんて…心ときめく時代だったなぁ(笑).

しばらく付き合っていたのだが、ちょっとしたいざかいでその彼女が仕事を辞めること
となってしまった.気持ちが荒れてお酒で失敗したのもこの頃.

一度は会社の先輩たちと常に飲んでいた炉端焼き屋で.みんな酒に強い人たち
ばかりで、ウイスキーのストレートをぐいぐい飲んでいた.気が荒れた副長、
チェイサーの水も良く飲まずにガンガン飲み、倒れたよう.気がついたら寮のロビー
に放り出されていた(笑).

間も置かず、2度目の醜態も起きた.
その付き合っていた女性の送別会、なんと幹事は副長だった.

幹事業をそつなくつとめながらも、ガンガン飲みまくった副長.会を終えて
その女性も含めて皆さんにバイバイして…どうやら駅とは反対の方向にスタスタ
歩いて行ったらしい…目撃者の証言.

目が覚めたのは…崖下の草むらの中、全身泥だらけ、ジーンズには、かぎ裂きまで.
ガードレールを飛び越してなだらかな崖を転げ落ちたらしい.

ひいひい言いながら崖を登り、歩いていたカップルに声をかけた
「駅はどっちですか?」カップルはおびえて逃げて行った.
止まっていたタクシーの運転手席に顔を突っ込み、「駅はどこ?」

おびえた顔をして指差す方向に向かってズンズンと力強く歩いていったらすぐ駅.

どうやらバイバイの直後に墜落したようだ(笑).その後は結構しらふ状態で
タクシーで寮まで帰ったが、鏡を観たら泥だらけのすごい形相だった(笑).

結局いままでの人生で酒で失敗したのはこの2回だけ.この25歳以降酒の失敗は皆無なのだ.

あっ、その時別れた女性とはその後復縁して、
数年後に結婚したんですけどね(笑).
そうそう艦長のことです、テヘッ.









大好きなドイツ・ビール♪@ツム・ビアホフ 新宿歌舞伎町



日曜の邦画の後は、いつもの宴会.
歌舞伎町のドイツ風ビアホールへ.

“Zum BIERHOF”

大通りに面したビルの5F,
エレベータのドアが開くと、そこはもう南ドイツ♪



左端のお姉さん達の服装に着目!
緑色のワンピースなのだけど、
胸元が開いて…強調されている♪

オーダーする度、胸元を
気にしちゃう副長は正真正銘のスケベ(笑)




まずは、“ホフブロイ・オリジナルラガー”と
“ホフブロイ・ミュンヘナー・ヴァイスビア”で乾杯!



土壁の模様もなかなか雰囲気がある.





付け合わせに、サラダとシュリンプフライ、
そして、イモ…ジャーマン・ポテトだ.




店内では本場の「オクトーバー・フェスト」
の模様がディスプレイで流れている.




またたく間に1杯飲み干した副長は2杯目.
“ホフブロイ・シュバルツ・ヴァイスビア”
黒ビールだね.




少しも苦みが無く、適度な甘さと切れがあって
いくらでも飲める感じ(笑).


店内は、またサッカーの雰囲気も有るのだ.





メインディッシュの“ソーセージ7種盛り”



ザウアークラウトとたっぷりのマスタード♪
柔らかで、しっかりした食感の
ソーセージでますますビールがすすむ….


副長は3杯目、
“ホフブロイ・マイボッケ”



甘さと苦さ、切れとコク、バランスが良い味.
クイクイいけちゃいます.


いつもの如く、デザートは別腹.
“”デザートの盛り合わせ



ザッハ・トルテ、チーズケーキ、アップル・ケーキ…と
おてんこ盛り.
それぞれは小さいのが嬉しい.


お勘定の際、胸元ではなく腰元に目がいった.
猟銃の弾みたいなものがホルスターに入っている.



聞けば、シュナップス系のアルコールの小瓶だそう.
アルコール度50度の強烈気付け薬…(笑).

オーダーする人はまず居ないそう.

試してみれば好かった….


ごちそうさま.









6月22日はボーリングの日? いやいや猫の日でしょ!



残業をしない水曜日.
いそいそとボーリング場へ.

いつものボーリング仲間、女王様たちと
久々のボーリング.

今日6/22は“ボーリングの日”だそうで、
なんと2ゲーム無料.

2ゲームしか投げないから、貸靴代354円だけ!



副長以外はみんなマイシューズ!
こっそり練習しているんだね(笑).



スコアは140~150だったのだけど、
納得のいく内容で大満足.

レーンはオイリーで、ストライク塗り.
(板目10枚目から内側だけ塗る)

ハウスボールでも気持ちの好いショートフックだった♪



さて、帰宅してブロ友さんの記事を
見たなら、今日はニャンニャンの猫の日だと.

このところ、ご無沙汰のコウの画像を.



最近は、安心しきって自堕落な寝姿.





きちんと1日2食、食べているせいか
大きくなってきた♪





6/29には肉球をお見せしましょう(笑).







映画「クリーピー 偽りの隣人」…これは怖いスリラー!


制作年:2016年 制作国:日本 上映時間:130分



恒例日曜午後の“1100円で邦画を楽しむ友の会”は新宿ピカデリーにて
話題のミステリーを観賞.本年累積77本目.

第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前川裕のベストセラー『クリーピー』を
「ドッペルゲンガー」「岸辺の旅」の黒沢清監督が映画化したミステリー・スリラー.

犯罪心理学者の主人公が、謎めいた隣人によって妻との平穏な日常を浸食され、
いつしか深い闇へと引きずり込まれていくさまをミステリアスに綴る.

主演は「ストロベリーナイト」「MOZU」の西島秀俊.
共演に竹内結子、香川照之、川口春奈、藤野涼子、東出昌大、笹野高史.

大学で犯罪心理学を教える元刑事の高倉.郊外の一軒家に引っ越し、
妻・康子と2人で穏やかな新生活をスタートさせる.ある日彼は、刑事の野上から
6年前に起きた未解決の一家失踪事件の分析を依頼される.

事件の鍵を握るのはひとりだけ残された一家の長女・早紀.
しかし彼女の当時の記憶は曖昧で、事件の核心にはなかなか近づくことができない.

そんな中、高倉と康子は、謎めいた隣人・西野の不可解な言動に次第に振り回され
始めるのだったが….

以上は<allcinema>から転載.
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TVや映画にもなった「ストロベリーナイト」のコンビ竹内結子と西島秀俊が今度は夫婦役.
安定してみられる取り合わせ.

そこに“隣人”の香川照之…いやぁ、怪演そして快演.
高慢で低姿勢で、丁寧でぶっ飛んでいて、まこと怖い隣人を演じてくれる.
上手いし、不気味な演技を魅せまくり、これはやっぱり主役だね(笑).

主役?の西島だって、やはり普通ではない.マニアックな犯罪心理学を振りかざし、
刑事時代にも痛い失敗をして辞める羽目に陥っている.学校の教授に落ち着いても、
やはり犯罪心理的な事件にのめり込んで行ってしまう.

そんな主人公の行動の歯止めになるべく位置付けが竹内結子の役目なのだが、
あえなく隣人;香川照之の術中にはまってしまう.

この隣人の借り?の娘役に、藤野涼子…「ソロモンの偽証」で番を張った少女だ.
今回は趣変わって、隣人香川照之に蹂躙される役柄だが、最後の最期まで
香川につきそう重要な役目を受け持つ.確実な進歩を感じる女優さんだ.

突っ込み所もかなりあるのだけど、隣家の地下の様子も含めておどろどろしい
雰囲気に満ちたスリラーに仕上がっているのは黒沢監督の手腕だろうか.

とにもかくにも、香川照之の怪演に酔った一作.









映画館で甘いモノ!



最近は映画館の中でも、甘いモノを
食べてたりもする.

といっても、幕間の映画が始まる前だけどね.

まずはアイスクリーム.
バナナ・チョコだから見た目が汚いね(笑).


次は、デニッシュ・バー.
映画館のコンフェクションにはろくなモノしかないから
別店で購入したりもする.
これってルール違反です、ハイ.





まだ食べたことないのだけど、
TOHOシネマズ柏だけの特別メニュウ

柏のカレー名店“ボンベイ”とのコラボ商品
カシミール味付けのポップコーン.



きっと、火を吹くような辛さの…はず.

映画館でポップコーンというのは信条に反するけど(笑)、
一度は試さなきゃね.

食べたなら、またレポートします.











映画「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」…繁盛しちゃ困る.


原題:DE SURPRISE/THE SURPRISE
制作年:2015年 制作国:オランダ 上映時間:105分


日曜の午前中、新宿ピカデリーで観たのはオランダ製のコメデイ.
本年累積76本目の鑑賞.

生きる意味が見出せず、依頼人の死を手助けする謎の代理店の顧客となった大富豪が、
思いがけず恋に落ちたことから、契約履行を目論む殺し屋の手を逃れるべく繰り広げる
奇想天外な逃避行の行方をブラックなユー モアで描いたドタバタ・サスペンス・ラブコメディ.

主演は「LOFT -完全なる嘘(トリック)-」のイェロン・ファン・コーニンスブルッヘ、
共演に「人生はマラソンだ!」のジョルジナ・フェルバーン.
監督は長編デビュー作 「キャラクター/孤独な人の肖像」で第70回アカデミー外国語
映画賞を受賞したマイク・ファン・ディム.これが待望の長編第2作となる.

母親が 亡くなり、天涯孤独となったオランダの大富豪ヤーコブ.莫大な資産を寄付し、
身辺整理をして、かねてからの願いだった自殺を試みる.しかしなかなか上手く いかず
途方に暮れていたところ、ひょんなことからブリュッセルにある奇妙な代理店
“エリュシオン”の存在を知る.

そこではなんと、顧客のあの世への旅立ちを請け負っていたのだった.
ヤーコブはさっそく、いつ、どこで、どのように死ぬかおまかせという“サプライズ・コース”を
契約する.

ところがその直後、同 じサプライズ・コースを申し込んだ女性アンネと運命的な出会いを
果たし、図らずも人生が輝き出す.しかしエリュシオンに延期を申し入れるも解約は不可と
のこと.

確実に迫る“サプライズ”から逃れるため、アンネとともに逃避行の旅に出るヤーコブ
だったが….

以上は<allcinema>から転載.
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ヨーロッパ発の作品ゆえ、複数言語が飛び交う.主人公が住んでいるお屋敷においても、
使用人がオランダ語やドイツ語、フランス語、英語で挨拶するのには閉口.
お屋敷内ぐらい言語統一しろよとお節介したくなる.

字幕も言語により字色を変えているのだが意味あるのだろうか?

そんな屋敷内の使用する言葉の不統一にも表れているように主人公は優柔不断の
でくの坊.母が死に、後を追って自殺しようと試みる.が、そんなヤツには自殺する
器量にも恵まれない.

ふとしたことで、ブリュッセルの代理店を知ることとなる.
死の代行業を受け追ってくれる組織.なぜか中東系のよう….
まよわず、いつ何処で死ぬか判らない“サプライズ・コース”をオーダーしちゃう.

が、その直後にその代理店で知り合った女性アンネと意気投合.
徐々に人生の目的が出来て、死を不要となってしまう.

さて、姿の見えない殺人請負業の追っ手との追っかけっこが始まる….
主演のイェロン・ファン・コーニンスブルッヘは決して美男ではないが、
いかにも良家の坊っちゃん然とした風貌はこの役にピッタリ.

ヒロインのアンネ役のジョルジナ・フェルバーンも決して美女ではないが、
エキセントリックな顔立ちの女優さん.アクションもこなす切れの好い演技も見せる.

かるーいどんでん返しも含めて、おちゃらけた脚本に大笑い.
でも、この代理店のオーナーの言葉にはぎくりとするものが….
「この商売、いずれは公認されるまで繁盛しきるのはこの世の風潮」.

そう、こんな代理店に駆け込むのは老人たちばかり….
この世に未練もなければ、生き続ける愉しみも与えてくれない現世だからねぇ….