はてなキーワード: 鑑みるとは
そうか?
フランス革命で民衆が多数であることを武器に王侯貴族をギロチンかけまくったのを見るに、
そしてそこからの怒涛のほぼ世界を巻き込んだ「弱者にも人権を!」活動の主な活動者は男であることを鑑みるに、
女と同じ形じゃないので「理解できない」「理解したくない」というだけじゃない?
江戸では、往来でケンカして劣勢になったほうが地面に大の字でひっくり返って
「弱者に過度の手出しできない」を逆手にとったタンカを切ったというが
現代のそれは、バカが論理を理解できなくなったときに勝とうとして言う
「頭のいい人って、バカにもわかるように説明できるんですよねえ!」がそれ
>男の場合、ホモソーシャルにおいて弱者ポジションを取って利益を得られることが一切ないから、女の弱者の生存戦略に対する共感や同情は一切ないんだよね
お前と違ってAIはやっぱり優秀っすわw
ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、ウクライナを支援してきた国々が消極的な姿勢を見せ始めている状況を踏まえると、ウクライナが直面する現実的な選択肢や妥協の必要性について、いくつかの観点から考察できます。
ロシアが2014年に併合したクリミア半島や、2022年の侵攻以降に占領した東部・南部4州(ドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソン)の帰属は、ウクライナにとって最も困難な妥協点の一つです。現状では、ロシアがこれらの地域を自国領として主張し、実効支配を続けています。一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領は「すべての領土奪還」を目標に掲げており、国民の間にも強い抵抗感があります。しかし、支援国の軍事・経済的援助が縮小する中、ウクライナがこれらの地域を事実上ロシアの支配下に置いたままにする形で停戦を受け入れる可能性が浮上しています。これは、戦争の長期化による疲弊や人的・物的損失を抑えるための苦渋の選択となるでしょう。
2. NATO加盟の断念
ロシアはウクライナのNATO加盟を侵攻の主要な口実として挙げており、プーチン大統領はこの点を繰り返し強調しています。近年、トランプ元米大統領をはじめとする一部の西側指導者が「ウクライナのNATO加盟は現実的ではない」と発言するなど、支援国の間でもこの問題に対する消極的な姿勢が見られます。ウクライナがNATO加盟を正式に断念し、中立的な立場を宣言することは、ロシアとの和平交渉における大きな妥協案となり得ます。ただし、これにはロシアからの再侵攻を防ぐための代替的な安全保障の枠組みが必要で、その保証を誰がどう提供するかが課題となります。
ウクライナが中立的な地位を受け入れる場合、ロシアとの間で軍事的な緊張を緩和するための具体的な取り決めが求められます。例えば、ウクライナ軍の規模縮小や非武装地帯の設置、ロシアとの国境地帯での軍事活動の制限などが交渉のテーブルに上がる可能性があります。しかし、過去の例(2014年のミンスク合意が履行されなかったこと)を考えると、ロシアが約束を守るか、またウクライナが自国の安全をどう確保するかは不透明です。支援国の消極化が進む中、ウクライナは国連や欧州連合(EU)など多国間機関を通じた安全保障の模索を余儀なくされるかもしれません。
戦争による疲弊が進むウクライナにとって、復興資金や経済支援は喫緊の課題です。支援国が軍事支援に消極的になる一方で、ロシアとの和平を促す代わりに経済的インセンティブを提示する可能性があります。例えば、ウクライナがロシアとの停戦合意を受け入れる見返りに、西側諸国が大規模な復興支援を約束するシナリオです。この場合、ウクライナは領土や安全保障での譲歩を強いられるかもしれませんが、国民生活の立て直しを優先する現実的な判断が求められるでしょう。
ウクライナ国内では、長引く戦争による厭戦気分が広がりつつも、ロシアへの根強い反発が存在します。ゼレンスキー政権が大幅な妥協に踏み切れば、国内での批判や政権への不信感が高まるリスクがあります。したがって、どのような妥協も国民に受け入れられる形での説明や、戦争終結による具体的な利益(安全や経済回復)を示す必要があるでしょう。
現在の情勢を鑑みると、ウクライナの後ろ盾である米国や欧州諸国が、ロシアとの直接対決を避けつつ戦争の早期終結を模索していることは明らかです。特に、トランプ政権が復帰した2025年時点では、米国がウクライナへの軍事支援を大幅に削減し、ロシアとの交渉を優先する可能性が高いと報じられています。このような状況下で、ウクライナは理想的な勝利(全領土奪還とNATO加盟)を追求するよりも、戦争を終結させ、国としての存続を確保するための現実的な妥協を選ばざるを得ないかもしれません。
具体的には、クリミアと東部4州の一部を事実上ロシアに譲る、NATO加盟を断念する代わりにEUとの経済的統合を進め、ロシアとの間に明確な停戦ラインを設ける形が、短中期的な妥協案として浮上する可能性があります。ただし、これが長期的な安定につながるかは、ロシアの動向や国際社会の関与次第です。ウクライナにとって、支援国の消極化は厳しい現実ですが、その中で自国の未来をどう描くかが試されています。
何を目指してるか分からない
戦うならアメリカの協力必要だし、戦争やめるならアメリカの協力が必要だろ
協力求める相手を殴りながら協力してくれってか?
アホなのかと思う
はてな民もロシアが嫌いだからか知らんけど、ロシアが嫌いだからってそのロシアと敵対してる相手なら馬鹿な態度も絶賛ってか?
怖いよお前ら
ロシアが妥協するわけないんだから、妥協しなきゃいけないのはウクライナなんだぞ
戦況や協力関係が良好じゃないとそもそも妥協すらさせてくれるわけない
お前らって典型的な愚かな味方なんだよ
※ブコメについて
ロシアに成功体験を与えたくないから妥協するなって意見がスター集めてるけど
お前らって本当屑だな
今後のロシアが怖い次は自分たちかもってビビり散らかしてるから、ウクライナ人は血を流しながら死体積み上げてくれってか
自分たちの都合含めてウクライナ人に血を流すことを求めるなら、少なくとも自分は命かけろよ
今すぐウクライナ行って来い
ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、ウクライナを支援してきた国々が消極的な姿勢を見せ始めている状況を踏まえると、ウクライナが直面する現実的な選択肢や妥協の必要性について、いくつかの観点から考察できます。
ロシアが2014年に併合したクリミア半島や、2022年の侵攻以降に占領した東部・南部4州(ドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソン)の帰属は、ウクライナにとって最も困難な妥協点の一つです。現状では、ロシアがこれらの地域を自国領として主張し、実効支配を続けています。一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領は「すべての領土奪還」を目標に掲げており、国民の間にも強い抵抗感があります。しかし、支援国の軍事・経済的援助が縮小する中、ウクライナがこれらの地域を事実上ロシアの支配下に置いたままにする形で停戦を受け入れる可能性が浮上しています。これは、戦争の長期化による疲弊や人的・物的損失を抑えるための苦渋の選択となるでしょう。
2. NATO加盟の断念
ロシアはウクライナのNATO加盟を侵攻の主要な口実として挙げており、プーチン大統領はこの点を繰り返し強調しています。近年、トランプ元米大統領をはじめとする一部の西側指導者が「ウクライナのNATO加盟は現実的ではない」と発言するなど、支援国の間でもこの問題に対する消極的な姿勢が見られます。ウクライナがNATO加盟を正式に断念し、中立的な立場を宣言することは、ロシアとの和平交渉における大きな妥協案となり得ます。ただし、これにはロシアからの再侵攻を防ぐための代替的な安全保障の枠組みが必要で、その保証を誰がどう提供するかが課題となります。
ウクライナが中立的な地位を受け入れる場合、ロシアとの間で軍事的な緊張を緩和するための具体的な取り決めが求められます。例えば、ウクライナ軍の規模縮小や非武装地帯の設置、ロシアとの国境地帯での軍事活動の制限などが交渉のテーブルに上がる可能性があります。しかし、過去の例(2014年のミンスク合意が履行されなかったこと)を考えると、ロシアが約束を守るか、またウクライナが自国の安全をどう確保するかは不透明です。支援国の消極化が進む中、ウクライナは国連や欧州連合(EU)など多国間機関を通じた安全保障の模索を余儀なくされるかもしれません。
戦争による疲弊が進むウクライナにとって、復興資金や経済支援は喫緊の課題です。支援国が軍事支援に消極的になる一方で、ロシアとの和平を促す代わりに経済的インセンティブを提示する可能性があります。例えば、ウクライナがロシアとの停戦合意を受け入れる見返りに、西側諸国が大規模な復興支援を約束するシナリオです。この場合、ウクライナは領土や安全保障での譲歩を強いられるかもしれませんが、国民生活の立て直しを優先する現実的な判断が求められるでしょう。
ウクライナ国内では、長引く戦争による厭戦気分が広がりつつも、ロシアへの根強い反発が存在します。ゼレンスキー政権が大幅な妥協に踏み切れば、国内での批判や政権への不信感が高まるリスクがあります。したがって、どのような妥協も国民に受け入れられる形での説明や、戦争終結による具体的な利益(安全や経済回復)を示す必要があるでしょう。
現在の情勢を鑑みると、ウクライナの後ろ盾である米国や欧州諸国が、ロシアとの直接対決を避けつつ戦争の早期終結を模索していることは明らかです。特に、トランプ政権が復帰した2025年時点では、米国がウクライナへの軍事支援を大幅に削減し、ロシアとの交渉を優先する可能性が高いと報じられています。このような状況下で、ウクライナは理想的な勝利(全領土奪還とNATO加盟)を追求するよりも、戦争を終結させ、国としての存続を確保するための現実的な妥協を選ばざるを得ないかもしれません。
具体的には、クリミアと東部4州の一部を事実上ロシアに譲る、NATO加盟を断念する代わりにEUとの経済的統合を進め、ロシアとの間に明確な停戦ラインを設ける形が、短中期的な妥協案として浮上する可能性があります。ただし、これが長期的な安定につながるかは、ロシアの動向や国際社会の関与次第です。ウクライナにとって、支援国の消極化は厳しい現実ですが、その中で自国の未来をどう描くかが試されています。
女性性のとらえ方のアップデートの必要性は、仮説に過ぎないが、偶然による炎上が無ければ見えてこなかったこと鑑みると心に留めておく価値がありそうだ。
追記・
失礼、最後に言いたいことを忘れていた。
ネガティブを解消する方向で話していたが、女性たちがガマンからの解放はされることは、大いにポジティブな影響をもたらし得る。
要するに、今までグルメ漫画やCMからコストとして切り捨てられていた顧客が戻ってくるのだから。
そしてそれ以上に、男女平等な扱いがもたらす精神の解放が、創作シーンを盛り上げる期待はあると思ってる。
加えて、チーク。
頰の赤みが男性への媚びとして指摘されていたが、現実世界のメイクにも同じ圧力が働いていたとしたら? 男性にへつらい、都合よく作り上げられた女性らしい可愛さに迎合せよと迫る圧力のせいで、チークのようなメイクに誘導されているのならば。そのような負担から解放された女性たちは、たとえば理系分野や将棋など、原因不明に発展途上だった分野で力を発揮しだすかもだ。
美を求めるような女性の主体的な性表現やメイクなどにも、社会からの余計なプレッシャーが消えた先に新たな世界が広がっているかもしれない。
以上で、一連の思索を終える。
長かったので分割しました
その1
https://anond.hatelabo.jp/20250212173148
その2
https://anond.hatelabo.jp/20250212173401
その3
https://anond.hatelabo.jp/20250212173505
その4
https://anond.hatelabo.jp/20250212173947
1
【文献番号】25621734
大阪高等裁判所令和6年(う) 第280号 令6年12月18日第6刑事部判決
上記両名に対する各強制性交等被告事件について、令和6年1月25日大津地方裁判所が言い渡した判決 に対し、 被告人両名からそれぞれ控訴の申立てがあったので、当裁判所は、検察官池邊光彦出席の上審理 し、次のとおり判決する。
原判決を破棄する。
被告人 aの控訴の趣意は、主任弁護人秋田真志、弁護人高橋映次及び同西愛礼連名作成の控訴趣意書及び 控訴趣意書補充書に、 被告人bの控訴の趣意は、主任弁護人奥津周、弁護人川崎拓也、 同板崎遼及び同佐々 木崇人連名作成の控訴趣意書に、それぞれ記載のとおりであり、被告人の論旨は事実誤認及び法令適用の 誤り、 被告人bの論旨は事実誤認である。
そこで、記録を調査し、 当審における事実取調べの結果をも併せて検討する。 以下、呼称等は原判決の例 による。
原判決が認定した罪となるべき事実の要旨は、以下のとおりである。
被告人b及びc (以下「c」という。)は、 (1) 共謀の上、 令和4年3月15日 (以下、 特に断らない 限り、月日の記載は令和4年である。) 午後11時51分頃、 c方において、 X (当時21歳の女性)に対 し、 被告人bがその様子を携帯電話機で動画撮影をする中、cが暴行を、 c及び被告人bが脅迫を加えて [脅迫等[2]]、 その反抗を著しく困難にした上で、 cが口腔性交 [口腔性交 [1]]をし、(2)引き 続き、 被告人と共謀の上、同日午後11時51分頃から同月16日午前1時13分頃までの間に、同所に おいて、 Xに対し、cがその様子を携帯電話機で動画撮影をしながら、 脅迫を加えて [脅迫〔3〕]、c及 び被告人がかわるがわる口腔性交 [口腔性交 [2]] をし、同日午前1時14分頃から同日午前1時24 分頃までの間に、同所において、 Xに対し、 c 及び被告人 aが暴行を加えて [暴行 [2]]、 Xに同所から 立ち去ることを断念させた上、 同日午前1時24分頃から同日午前2時31分頃までの間に、 c及び被告人 a がかわるがわる口腔性交をし、cが性交をし、cがその様子を携帯電話機で動画撮影をする中、 被告人 a が性交をした [本件性交等]、 というものである。
これに対し、被告人の論旨は、要するに、本件の各口腔性交及び性交はいずれもXの同意の下に行われ ており、暴行・脅迫により行われたものではなく、 被告人 aには故意も共謀もないから、 強制性交等罪は成 立せず、無罪であるというものである。 被告人bの論旨も、要するに、 口腔性交 [1] はXの同意の下でな されたもので、少なくとも被告人bはXが同意していると認識しており、 被告人 b が関与した脅迫等 [2] は、強制性交等罪における暴行・脅迫には該当しないから、口腔性交 [1] について強制性交等罪は成立せ ず、また、口腔性交 [2] や本件性交等についても強制性交等罪は成立しないが、仮にこれらがcや被告人 aによって強制的になされたと評価できるものとしても、被告人bには、口腔性交 [1] の時点で、cとの 間に共謀が成立する余地はなく、 口腔性交 〔1〕 以降の経過において、 cや被告人 a と共謀をしたといえる 事情もないから、 被告人b に口腔性交 [2] や本件性交等による強制性交等罪は成立せず、 無罪であるとい うものであり、いずれの論旨も、 強制性交等罪が成立するとした原判決には、 判決に影響を及ぼすことが明 らかな事実の誤認がある、 というのである。
被告人両名は、原審において、当審における論旨と同様の主張をしていたところ、 原判決は、 概要以下の とおり、 被告人両名に強制性交等罪の成立を認めた。
原判決は、証拠上明らかに認定できる事実 (原判決・ 争点に対する判断第2) として、被告人ら及び c並 びにX及びYの関係性等、 本件飲み会をすることになった経緯等、 一次会の状況、一次会終了後からc方に 向かうまでの状況、 c方のあるマンションのエレベーター内での状況、 口腔性交 [1] 及びその前後の状 況、 口腔性交 [2] 及びその前後の状況、 被告人b とYがc方から出た状況等、 本件性交等及びその前後の 状況、 Xがc方を出た後の状況等、 X が警察に本件を申告した経緯やその際の状況等について認定した上 で、X及びYの各証言の信用性 (同第3) を検討し、 その詳細は後述するとおり、X証言は全体的に見て信 用できるとした。 次いで、 被告人ら及びcの供述等の信用性 (同第4) を検討し、 被告人らの各供述は全体 的に見て信用性に乏しく、 客観的証拠やX及びYの証言に反しない部分を除いて、 そのまま信用できないと した。 その上で、 原審の判断 (同第5) として、 口腔性交 〔1〕 口腔性交 〔2〕 及び本件性交等について は (同1ないし3) 脅迫等 〔2〕、 脅迫 〔3〕、 暴行 〔2〕 がいずれも強制性交等罪にいう暴行・脅迫に 当たること Xが同意していなかったことが認められ、 Xの承諾(同意) があるとの被告人らの認識の有無 については (同4)、 被告人両名の公判供述は信用できず、 Xの同意があったと誤信していなかったと認め られ、故意の有無、 共謀の成否については(同5)、 被告人両名とも強制性交等の故意が認められ、 被告人 bは、遅くとも口腔性交 [1] の開始時までにcとの間に共謀が成立し、 本件性交等が終了するまで継続し
2
ており、被告人との共謀は、遅くとも口腔性交 〔2〕 の開始時までに成立したとして、被告人bは、口腔 性交 [1] 口腔性交 [2] 及び本件性交等について、 共同正犯の責任を負い、 被告人 』は、遅くとも口腔 性交 [2] の開始時までには、cとの間でXに対して強制的に性交等をすることについての共謀が成立し、 同共謀は本件性交等まで継続しており、 被告人らとの間でも遅くとも口腔性交 〔2〕の開始時までに。を介 した順次共謀が成立したと認められる、とした。
このように、原判決は、X証言の信用性を肯定して、 おおむね公訴事実に沿った罪となるべき事実を認定 したが(一部の暴行・脅迫は認定せず)、X証言の信用性判断について、その要旨は以下のとおりである。
Xは記憶の一部が欠落しており、口腔性交 〔1〕 及び口腔性交 [2] が始まったきっかけについては、 そ れぞれ印象に残る場面であるはずなのに記憶しておらず、口腔性交 [2] は口腔性交 〔3〕の場面と記憶の 混同が見られるが、相当量の飲酒、時間の経過を踏まえると不自然ではなく、口腔性交 〔2〕 及び口腔性交 〔3〕 は、一連の性被害の一部で、Yがその場にいないときに被告人aとcの2名によってなされたという 共通点もあり、細かな前後関係等について確証が持てないことは十分にあり得る。 加えて、Xは、記憶のな い部分についてはその旨供述し、 記憶のある部分については、本件性交直前に特に抵抗することなく、自ら 衣服を脱いだこと等、 自己に不利と思われる点も率直に供述しており、供述態度は真摯であり、供述内容は 自らの心情や体感等を交えた具体的かつ迫真的なものである。
この点、 被告人 aの原審弁護人 (当審弁護人と同じ) は、 特に後者の点につき、 位置関係やYの腕の引っ 張られ方などにおいて、 大きな食い違いがあると指摘するが、 X及びYいずれも飲酒の影響により記憶が曖 昧な部分もあり、それゆえ両者の証言内容に多少の食い違いがあること自体は不自然とはいえない。 動画5 等によれば、 X及びYが帰宅したい旨の意思表明をしたにもかかわらず、 引き止められたことにより結局X だけが方に残ることになった経緯は認められるところ、 X及びYがcや被告人 aから一定の有形力行使を 受けたという各証言内容は、前記経緯と整合的である。
同弁護人は、動画5のY帰宅前後の場面において、 その場にいた全員の声の調子が明るく緊迫感はなかっ たことや、Yを引き止める発言がないことを各証言の信用性を否定する事情として指摘するが、前者につい ては、X及びYと、 c及び被告人aとの関係性に鑑みると、 X及びYが帰宅したいと強く思っていたとして も、彼らの気分を害さないように友好的に振る舞うことはあり得るし、後者については、動画の撮影終了 後、Yc方を出るまでの間、 一定のやり取りがされたことは、被告人aの供述によっても認められる上、 動画5においてもcがYを引き止める発言は認められるから、いずれの指摘も当たらない。
また、同弁護人は、 Yがc方を先に出たことについて Xに申し訳ない気持ちを有しており、虚偽供述の動 機や必要性があること等も指摘するが、 X 証言とY証言が不自然に合致している部分はなく、むしろ食い違 いも所々あり、口裏合わせ等は疑われない上、 Y も記憶のある部分については当時の心情も含めて具体的か つ迫真的に述べているから、 同弁護人の指摘を踏まえてもY証言の信用性は否定されない。
まず、 本件被害申告の経緯及びXの当初供述の内容等に照らせば、Xには虚偽供述の動機 (誇張や矮小 化) があることが疑われるため検討を要するところ、 所論も指摘するとおり、 原判決が事実経過 (原判示・ 争点に対する判断第2の11) 及び×証言の概要 (同第3の1 (10) (11) ) として認定した部分は、 虚偽供述の動機があることを疑わせる重要な事実が漏れており、 内容が不十分であるため、 関係証拠により 認められる事実を以下に示す。 <h3>o- *** (ア) Xが、 3月17日午後7時頃、 LINEで友人Aに対し、 性交時に動画を撮影した相手等について相 談していた際、Aは、「その先輩 (相手) の素性って絶対ほんと?」 「 (相手の) バイト先は個人情報くれ ないかもやなー」 「最終手段やけど」 「先に警察に言うねんレイプされましたって ([1])」 「警察に言 われたら」 「バイト先も出さざるを得ないから」 「個人情報でも何でも」 と送信し、Xは 「確かにね~」 と 返信し、 Aが 「何とかして相手の身元だけは押さえた方がいい」 と送信したのに対して、 Xは 「そうよね まじで警察行こうかな」 「動画一回出回ったらもう消せないもんね」 と返信した (原審甲40)。</h3>
Xは、同日午後8時40分頃、 性犯罪被害相談電話に電話を架け、 「男性三人から、 えっと、 強引めに性 行為をされて」「性行為自体は、 もうなんか、なんか警察呼ぶとか、 自分で断れなかったのでもう、なん か、いいんですけど、 その動画が ([2])」 と話した (原審甲41)。
管轄の警察署の刑事が話を聞く日程調整をするということで一旦電話を切ったXは、Aにその旨LINE で伝えると、Aは、 「あと相手二人やったら」 「確実に事件性みたいなのも」 「あるみたいなふうにできる
男性のDV被害がようやく可視化されてきたわけだが、これは暗数調査を綿密に行うようになってわかった事実だ。
それまでは警察に報告しなかったり、受理をしてもらえなかった男性が大半だったために現状のような状況になっている。
元々夫婦間の殺人の被害者として男性がかなり比率として多かったにもかかわらず、他のDVが少なかったため本来は男性のDV被害はもっと多かったのではないかと疑われていた。
重要なのはその実態だ。内閣府の調査ではすでに20~30代では男性のDV被害者の方が多いことがわかっている。
https://toyokeizai.net/articles/-/391098?page=3
立命館大学監修の高校生の調査でも中高生の暴力的なデートDVは男子の方が被害者が多いと言う調査もある。
https://mainichi.jp/articles/20160208/k00/00m/040/054000c
稼ぐ力が無いと家賃や生活費を払うことで精一杯になり時間的にも金銭的にも体力的にも余力が無くなる
余力が無いと文化的豊かさにアクセスできなくなりただ地主に家賃を払うだけの日々になる
その場合、安月給でも地元で子供部屋おじおばでもやって家事や生活費をゼロ付近で抑えた方が余力は生まれるかもしれない
もちろん遠征費はかかるのでそんなにたくさんはイベントに行けないかもしれないが、ゼロを1にはできる
資本主義の世の中ではたとえ近くにいても金がなければ文化的資本にアクセスできない(更に言えば時間と体力も必要)
当たり前の事を言うなと言われるかもしれないが、おそらくその当たり前な合理的判断をせずに上京する人が多いことで東京の中間層の余力が全国46位という統計的結果が出てきているのではないか(ソースはどうせどこかのトラバで貼られてるだろうから省略)
https://reform-trouble.hatenadiary.com/
以下の続き。
https://anond.hatelabo.jp/20250207172425
地元の工務店に頼まずホームセンター等の大手に頼むのは、それが安心だと考えるではないでしょうか。
品質管理がちゃんとしていることを期待しますし、何か会った時に大手企業のサポート体制があればと考え、多少高くなれど契約するのだと思います。
ところが、カインズの場合は協力会社に丸投げで、トラブルがあってもサポートが機能していません。
それどころか、サポートの不備がより問題を深刻化させていると思います。
カインズにリフォームをお願いするメリットが全く見出せず、逆にデメリットではないかとさえ思います。
カインズとのやりとりを鑑みると、これまでも同様の法令違反の工事を多数施工してきたと推測できます。
もしかすると、カインズの工事が原因で陥没を起こした場所があるんじゃないでしょうか。
カインズの店舗が近いエリアだと、カインズにリフォームを頼む人も多いと思いますので、もしかするとエリア全体の耐災害性能が落ちている可能性も考えられます。
カインズがこれまで行った工事について、総点検が必要なのではないかとさえ考えてしまいます。
https://drive.google.com/file/d/17UhJjYwybbeMFlOJkTdRK8KpVV-4eXzr/view?usp=sharing
https://drive.google.com/file/d/1uSuAfON9pjnQvSkCBqq38ZrZmzyZ2SX4/view?usp=sharing
https://drive.google.com/file/d/1OEJ_zQBGShnm6DdMWH6eX5-he7XIUCbP/view?usp=sharing
https://drive.google.com/file/d/14ZuNeVqp4nTTlXGgTYugsDrHmDAHwHEu/view?usp=sharing
カクヨムでは以前から公式の百合コン企画が開かれていたが、賞金アリで書籍化を目指す公募は今回が初となる。
これまで百合小説を百合小説として評価してくれる賞といえば基本的にpixivの百合文芸コンテストしかなかったので、今年度はこれに加えて零合の百合文芸コンテスト、そしてカクヨムの百合小説コンテストが追加されて、百合小説の投稿先の間口は大幅に広がったと言えよう。
また、ここ数年、芥川賞候補にもなった坂崎かおる氏をはじめとして、南木義隆氏、カスガ氏などpixivの百合文芸で存在感を示していた作家が各所で活躍しており、文壇に認められつつある。さらにライトノベルの分野でも百合作品は増え、もはや百合ラノベの大家と化した入間人間氏の作品がまたヒットするなど百合界隈の明るい話題は多い。
しかし、百合小説の市場がイケイケドンドンかと言うとそうでもない。
先述したpixivの百合文芸は以前は複数の出版社などが参画して開催されていたが、今年度は百合姫編集部とpixiv編集部だけの体制となり、百合文芸マンガ原作コンテストへとリニューアルした。もともと回を重ねるごとに参画する出版社が変わっていったことも鑑みると、残念ながら百合小説の出版そのものは目覚ましい成功というレベルに届かなかったと考えられる。
そして今回の本題のカクヨムの百合小説コンテストだが、こちらも百合小説が置かれている微妙な立ち位置が垣間見える。
カクヨムの百合コンの応募要項が発表されたとき、度肝を抜かれたのは各賞の渋さである。なんと受賞枠は大賞が1作品、3つの部門賞も各1作品。これだけである。該当作なしの可能性も注記されているので、受賞する可能性があるのは0〜4作品。これ、「複数作品」としておいて結局1作品や該当なしでも怒る人はいないのだから、とりあえず余裕を持って複数作品としておいても損はないのでは……? と思うのは素人考えか。
さらに、大賞は「出版を検討」。部門賞は出版の「し」の字もない。つまり1作品も出版されない可能性もある。また、1次審査通過作品とかも公表されず、受賞作だけドンという発表体制であることもわかっている。百合という比較的ニッチなジャンルの賞とはいえ、なかなかの渋さというか、景気の悪さだ。
賞金額も景気が悪い。大賞が賞金5万円、各部門賞はアマギフ1万円。これはpixiv百合文芸の大賞が10万円、零合百合文芸の大賞も10万円であることを考えると、まあ、単純比較で少ない。それに、商業化のスキームが盤石とはいえないpixivやほぼ同人誌のようなところからスタートしている零合に対して、天下のKADOKAWAが賞金額で後塵を拝するというのはメンツ的にどうなのか。
いや、別にKADOKAWAの面子を老婆心で気にしてあげているわけではなくて、メンツを保てる程度の予算すら回せてもらえていない様子の(カクヨム百合コンを企画する)ファンタジア文庫『GirlsLine』の体制が心配になってしまうのだ。まあ、GirlsLineは若手の百合好き編集者が運営しているようなので、もしかするとまだまだ熱意先行のベンチャー企画という不安定な位置付けなのかもしれない。
こういう風にいちいち悲観的な見方をしてしまうのにはもう一つ原因があって、GirlsLineの立ち上げ時から宣伝されていた『放課後の教室に、恋はつもる。』が「売上が2巻発売の基準に至らず、一旦ここで打ち切り」(https://kakuyomu.jp/users/hibi_tsuzuro/news/16818093090391672268)ということで、紙の書籍としては1巻打ち切りとなってしまったことがある。
このことが百合コンの渋さに影響したかどうかは当然わからないが、やはり百合というだけで一定の売り上げが見込めるほどの市場にはなっていないことが可視化された感がある。もちろん、この出版不況で百合に限らずどんな作品でも打ち切りの憂き目に遭うのは珍しいことでも何でもないが。
色々と前途多難が透けて見えるものの、とにかくこのコンテストが成功して、百合小説の市場としての確立が進むことを願ってやまない。
佐賀の公務員の件をみて急にある後輩ちゃんのことを思い出しちゃった。
ニュースのコメントを見て思い出したものだから、その事柄とはほぼ関係ないのだけど、少し書く。
その後輩ちゃん、詳しくは分からないし、あまりにもセンシティブ過ぎて聴くこともできないのだけど、話して応対してみた感じ発達特性を抱えてそうな子だった。
そんな感じの子だから、同学年の間でも浮いているらしく、ちょくちょくサークル中にやってきては先輩たちに助けを求めてくる。それも挨拶等の社交辞令もなくいきなり「○○について教えてください」といった感じで。それは浮くわ。せめて挨拶くらいしろよ。
いろいろ教えているとどうも前期の内に単位をそれなりに落として留年を確定させてしまったらしい。ちなみに弊校、単位認定のシステムがクッソざるで再々再試で単位認定を得た子もそれなりにいるから、そのような状況下で留年を確定させるなどよっぽどである。
教えていて感じたのだが、その子は物事を覚えることはできるのだけど、それをほんの少しでも変えてしまうと全く別の物と捉えてしまうらしく問題を解くことができなくなってしまう。ようは応用が全くできないって訳。こりゃ相当時間積まんと成長せんなと思いながら教えていると「これから先4年、6年と学年が進んでいくに従ってどの学年がキツいですか?」と聞かれた。うちの学部(6年制薬学部)の場合はセオリー通りに行けば2年と6年、あと人によっては4年のCBTがキツい。しかしこの子の場合は2年前期の時点で留年を決めているし、応用が全くできないところを鑑みるにずっとキツい思いをして実務実習もかなり大変そうに思えるし、国試も何度も受けることになりそう。だから、ぶっちゃけ言うとまだ2年という引き返せる(傷の浅い)うちに薬学部を辞めて他の学科に転学するなりした方がいいと思った。けどそんなことをいきなり言うのは酷だと思って「君はずっとキツい思いをすると思うよ」と少しオブラートに包んで言った。
彼が薬剤師の道を諦めて他の道を模索しようにも、多分なかなか厳しいものがある。なのでそうそう資格さえあれば職にあぶれることのない薬剤師の道を諦めろなんて言えない。まぁ彼の人生を負えないってのもあるが。最近、薬剤師の斜陽論出てるけど、地方だったら人手不足で引く手あまただからね。
うちの学部、限りなくFランに近い底辺薬学部だから、「あーこの子学修面においてハンデ抱えてそうだな」って子は各学年にチラホラいる。けど、ここまで大変な子は初めてみた。正直、仮に彼が薬剤師になれたとしても恐らく仕事はできないであろうと思う。けど、他にできることがあるかと考えても思い付かない。この社会は発達特性を抱えているだけでかなり生き抜くことが大変になる社会なのだなと痛感した。
私はある。山ほど。
以前、友人と話をしていて、世の中にはとくに着たいと思う服がない人もいることを知った。
そこから「着たい服があることって、なんならちょっと幸せなことなのかもな」と考えるようになり加速度的に被服費が増えていった。
人生で1回は全身garconsのギャルソンラバーをやってみたいし、年甲斐もなくyohjiの黒でひらひらさせたいし、issey miyakeのプリーツも、いつかはイカコートも身に纏ってみたい、tabiブーツみたいなコレクションブランドのクラシックにも手を出したいし、Simone Rochaはメンズラインが最近はじまったからそっちもいいなと思うし、acronymもいつかは着たい。
別に奢られるのは悪くもなんともないだろ
奢られる側が変に気を使って割り勘にする意味もない
真剣交際目指してるなら、相手の懐事情を考慮しないと搾取になっちゃうよねってだけの話でしょ
例えば、前田優作と付き合ってるのであればデート代なんて小銭以下の価値なんだから、もうそりゃ好きなだけ奢って貰えばいい
将来設計も踏まえて貯金もしなきゃいけない中で、恋人との交遊費に当てられる金額なんてたかがしれてるんだよ
それを意識してないことが罪なんであって、それを考慮してるなら好きに奢られればいいんだよ
まあ、平均的な20代半ばの男女がいるとするなら、現代社会の経済状況を鑑みると月に男5万円女3万円ぐらいが相場なんじゃないか
その中で互いに奢られることは当たり前にあるだろうよ
意味が分からないのは割り勘とか、自分の分を払うってやつの方なんだよ
男って仕事の話をよくするけどさ
仕事の成功者とされる有名人が下半身スキャンダルで没落してくことを鑑みると
結局女>>>>>仕事ってことでしょ?
一生懸命頑張って才能と運を駆使して最終的に欲しいのが女ってwwww
子供産んでからレス。でも自分の性欲はそれなりにあるのでFANZAやDLsiteの購入済み商品は埋まっていく。
妻をイかせられたことがない。気持ちよさそうな個所が全然わからない。
ここだと思ったところも優しくしているとよくわからないといわれるし、少し強めに続けているとそこ痛いといわれる。
あまりに気持ちよくできないので正常位でも気持ちよくできてないというのが先行して萎えてしまう。
動かし方も正直よくわからんのもある。でも以前はぎこちないながらも維持しつつ腰を振れた気がする。
もうちょっと経験を別で積んでから結婚すればよかったと思うこともある。
セックスは特別のぬくもりがあるのでできるならばしたい。このままじゃ独身男性の性事情と同じだよ。
んで思考はやっぱりちゃんとセックスについて学んでおけばよかったなぁになるんだよな。
ちゃんと気持ちよくするやり方を学んで妻を気持ちよくさせてたら自分も萎えずにレスにならなかったのかなって。
・風俗店でやり方を教えてもらう
は
がついてくるので学びにならないし。
ブクマカは自ら意見を表明できない存在であり、ブコメというオンライン付箋のメモ書きという形で意見を表明するしかない哀れな存在であることは、これから述べることの前提である。
[B! 福祉] 「脳に問題がある人は働けず、貧困に陥る」の是非
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/toyokeizai.net/articles/-/848749
上記エントリーの注目コメント欄では、そんなブクマカの哀れさがさらに色濃く表れており、それが面白かったので解説しよう。
注目コメントではブックマーク先ではなくファーストブコメに言及しているコメントがいくつか見受けられる。ブコメで他人に意見を論じることがそもそもおかしいのに、ブコメに対してブコメで論じていることがさらに滑稽だ。その上、そんなブコメにスターも大量に付いているのだ。
しょうもないコメントに反論するコメントに賛同の意味を込めるスターを付ける。そんな活動が元記事と全く関係ないことはもちろん言うまでもないことだ。
ちなみに、反論されまくったファーストブコメに対するスターは0件(現在)だ。
ファーストブコメ者の意図はわからないが、ファーストブコメ者の意見を基にして反論したりスターを付けたりして承認活動を満たし合っているわけだ。そう考えると、承認活動を満たしてくれた根源たるファーストブコメに対する敬意が足りていないのではないか、というのが客観的な視点から見る私の思いだ。さらにその考えを推進させると、ファーストブコメ者はわざと道化を演じることで衆愚たるブクマカの不平不満のガス抜きに寄与して、人類の幸福度を底上げしてくれる有難い存在にも思えてくるのだ。
ブックマークという行為の根源を鑑みるに、たとえ意見が間違っていたとしてもファーストブコメ者の方がそれに反論したブクマカよりも正しいのではないかという気さえしてくるのだ。
ブクマカという存在が他人に依存することでしか意見を表明できない、救いようの無い哀れな人々であることは前提として、その中でも誰よりも先んじてブコメを投じた開拓者精神を持ち合わせたファーストブコメ者に幸あらんことを。
追記: 要約
追記2: じゃあどうすればよいのか?という方向で再考してみた。
https://anond.hatelabo.jp/20241223082309
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https://anond.hatelabo.jp/20241221204350
上の増田を読んでめちゃくちゃモヤモヤしてしまった。俺は色々あってASDの子を育てたり職場でASD/ADHDの若者の相手したりメンタルを病んだ家族をケアしたりしているのだが、増田は色々誤認したり、あまりよくない方向性に向かおうとしたりしているように感じる。以下、俺がモヤモヤしていること3選を書く。
この増田の友達もそうだが、困り事が明らかにASD(自閉スペクトラム症)だったり他の障害の特性なのに雑にADHDに括ろうとする人が最近多い。「ADHD」という名前だけ知っていて、その内容を知らずにいるのは単なるレッテル貼りにしかならないので非常にもやる。
以下の解説記事にもあるように、本来ASDとADHDは異なる特性や障害パターンを持っている。増田のような「空気が読めない」「相手がどう考えているかが分からない」という主張はどちらかといえばASDにあてはまる。
https://h-navi.jp/column/article/167
ADHDは薬の服用によって生活が改善されやすいが、ASDに対しては同様の薬物療法はない。当事者に対する周囲の働きかけ方や配慮も異なってくる。なので、混同するのは危険がある。
実はASDとADHDは併発していることも多いので、ASD当事者がADHDに悩むこともあるし、その逆もある。こうした混同が起こる背景には、かっての精神医療の診断基準ではASDとADHDのどちらかの診断がおりたら片方の診断がつけられなかったこともあるらしい。ただ、必ず併発するわけでもないし、上に書いたように対処法にも違いがあるので混同すべきではない。
俺は大学で働いているので日常的に学生と接している機会が多いのだが、診断をもらって告知してくれている学生の対応は正直あんまり困らない。今は合理的配慮などの兼ね合いもあって障害に対応する支援制度や連携の仕組みがいろいろあるので、障害があることが分かればできることも多い。
困るのは側から見て明らかにASDの特性があるのに気がついていないか、うすうす気づいていても自分の頑張りだけで対処しようとするケース。そうなるとこちらからは障害があると断定できないので、使える対処法が限られてくる。例えばASD当事者の中には音声から得る情報の理解が難しい場合があるので、その際は当事者の配慮願いを通じて教員の話していることをノートテイキングしてくれる支援者を配置することができる。クローズドであると、そういう配慮によって学生の障害を無くしていく手段が取れない。「単に授業を聞いてなくて成績の低い学生」扱いされる。かと言って、「君は障害があるようだから病院行って診断もらってきなさい」と言うのはできない。そうこうして行くうちに学校に行かなくなってドロップアウトしていく。そう言う学生を何人も見てきた。
そう言う実務上のことはさておき。何より、1人で抱え込んで苦しみ続ける当事者を見ているのは、こちらが辛い。みんな深刻な顔をして「すみません……頑張ります……もっと人のことを考えます」と言うのだけど、こっちからしたら「もうこれ以上頑張らなくていいから、専門家と連携して生きやすい環境作ってこ!」と言いたい。
ASDの診断がおりたとして、そのことを受け入れられないこともあるだろうし、診断を受けることに抵抗感があるのは理解できる。それに、増田はもう社会人なのもあり、現在のASD当事者の就労環境の状況を鑑みるとだいぶ支援体制も厳しさも違うと思う。
だけど、少なくとも言えることは、俺がもし増田の同僚や上司だったら、増田の困り事がどう言うもので、何が原因となっていて、どう配慮すれば良いのかを知りたいし、その方が助かる。診断を受けることは決して努力を放棄することではない。自分が何を苦手としていて、どんな助けを必要とするかを周囲に伝えるのも立派な努力だと思う。
この増田は人の気持ちが分からない、空気が読めないことを克服したいと考えている。それが問題だと捉えている。だが、正直俺からしたらもっと深刻な問題は増田がなまじ頑張れてしまっていることだと思う。
普通の人が頑張らなくてもできることを年がら年中頑張ってエミュレートして仕事をするのはとても疲れる。それは一時的に問題を解決しても、到底持続することはできない。
これは子供の発達支援界隈でよく言われているらしいが、ASDの子供が療育を通じて保育園や幼稚園の生活を円滑に送れるようになった時が一番危険だと思われているようだ。というのも、表面的には子供が「普通」になったようにみえ、周囲に馴染めていても、本人の内面は変わっていないので、常に気を張り続けていて普通になろうと頑張ってしまう。すると非常に高いストレスが体を蝕み、ある日登園しようとしても気持ち悪くなっていけなくなってしまうことが起きる。
発達障害の本当の問題は、鬱など他の精神障害を引き起こすリスクが跳ね上がることだ。 「重ね着症候群」と呼ばれることもあるが、一見、本人の頑張りで障害が克服されているように見えても、それはむしろ二次障害のリスクが高まっているという点でより事態が深刻になっているかもしれない。
これを書くと余計長くなるが、ASDのコミュニケーション障害は、ASDの考え方や感じ方がマイノリティな形をしており、周囲の人間とミスマッチを起こしていることが原因である。ミスマッチが原因なのだから、俺にとっては、本来ASDだけが頑張らなきゃいけない謂れはないんじゃないかと思う。
増田の努力は素晴らしいし、尊重されるべきなんだが、鬱で生活がままならなくなるよりかは、開き直って周りに迷惑をかけてしまった方がいいんじゃないかと思ってしまう。そうして、本来コミュニケーションとはままならないもので、それぞれの人の多様な考え方があるんだと言うことを気づかせていったほうが、結果的には社会のためになるんじゃなかろうか。
これは当事者のそばにいるものの傲慢な意見でしかなくて、増田の気持ちに寄り添えていないのかもしれないけど。少なくとも俺は増田がもっとありのままでいられる生き方をしてくれたらと思う。少なくとも増田が恐れているような人間ではない、増田なりに人の気持ちを考えている人だと俺は思うぜ。