「シャッフル」を含む日記 RSS

はてなキーワード: シャッフルとは

2025-02-26

クララッタッタ るんるんシャッフル コイクル キタ!!

マイメロホントぶっ飛んだアニメだとみんな思ったよね。

サンリオキャラマイメロディ。

あの可愛らしいキャラが毒を吐く、吐く、吐く、わけよね。

そしてあの毎回頭がオカシイカオス展開のストーリー

よくこれサンリオがゴーサイン出すな。

とみんなで感心していたというのも事実

あれはホントどういうことだったんでしょ?

当時のサンリオ側の関係者お話とか聞きたいわ。

サンリオみたいなキャラクターのイメージ大事にしないといけない会社がなんであんアニメを許してたんだろうね。

こればっかりは当時の関係者の声を聞かないとわからないわ。

2025-02-21

ポケモンGOとは何だったのか

ポケモンGO2016年ローンチされ、当時は世界中ブームとなった

位置ゲームそのものはそれ以前から存在したが、世間に広く認知された位置ゲームの第一号と言っていいだろう

位置ゲームとポケモン収集の相性の良さがヒットの原因、というのはよく説明される言葉である

ポケモンGOがどのような歴史を刻み、現状どのようになっているかさらいしようと思う

2016年 サービス開始

7月22日に始まった

当初はひたずら歩いてポケモンを探し、ボールを投げてポケモンを捕まえるだけという、収集欲とお散歩を結び付けただけのゲームだった

実装されているポケモンは赤緑の第一世代のみ、ただし伝説幻は未実装

ジム戦という、地域拠点自分ポケモンを配置して自動防衛し、攻略側がそのジム攻撃して陥落させるという仕組みは最初からあったが、これはポケモンの戦力よりも根気が重要性質もあり、特別面白みはなかった

当初はジムに置くのもジム攻略するのも1時間かかるように根性仕様だった

ひたすら平和ポケモンを求めて散歩する時代だった

課金要素はポケモンボックスの拡張アイテム保有上限の拡張、あとは捕獲用のモンスターボールや、ポケモンの出現数を増やすおこう、きずぐすりなどを販売していた

ポケモン捕獲用のモンスターボールなどはポケストップと呼ばれる場所に行けば無料で獲得できるが、そのポケストップの一部は企業スポンサーとなり、店舗場所ポケストップを設置していた

開始当初はマクドナルドスポンサーだった

スポンサー位置ゲームにスポンサー料を支払い、お客が店舗誘導される仕組みとなっており、これが新しい収益モデルとして画期的だった

モンスターボール補充のためにマクドナルトに出入りした人も多かろうと思う

人を動かすことでお金を動かすという新時代ゲーム香りがあった

12月に金銀の第二世代が追加された

2017年 レイドバトルの実装

6月ジム仕様が変更

もう少しカジュアルジムバトルが楽しめるようになった

そしてついに伝説ポケモン実装され、レイドバトルが始まった

ポケモンジムに卵が湧き、そこから孵ったボスポケモンを数人がかりで倒すことでボスポケモンを獲得できる仕様

これにより伝説レイドがある場所に人が大量に集まる事態となった

路駐による大渋滞を招いたり、公園猿山状態になったりした

車でポケ活してて人を轢く事件は当初からあったが、それ以外で社会に悪影響が出始めたのはこれ以降だと思う

レイドバトルに挑むにはパス必要で、これは1日1枚配布なのだが、それ以上伝説ポケモンを集めたい人向けにパス販売し始めた

今も昔も、ポケGO収益の柱はこのレイパスである

10月にはルビサファの第三世代が実装された

2018年 コミュデイ、フレンド、交換機能PvP実装

1月からコミュニティデイという、特定ポケモン大量発生するイベント実装された

限定技が実装され、さら色違い馬鹿みたいにとれるイベントである

10月にはlet's GOカブイとの連携が始まり、ポケGOでとったポケモンSwitch本家に送る仕様も追加されることとなる

コミュニティデイが色違い価値暴落させたため、本家でもソードシールドから色違いの入手方法はどんどん緩和され、さらに別の価値の創出ということで色以外のエフェクトや2つ名という仕組みを本家は導入した

6月にフレンド機能、交換機能実装された

それまでは1人で集めるだけという自己満足世界だったポケモンGOに交換機能実装された

ポケモンGOは、同じ場所に湧いているポケモンは誰が捕まえても同じ個体値のため、個体値100%個体が湧けば、そこにみんなが集まって複数アカウントで乱獲すれば強いポケモンがたくさん手に入る仕組みになっている

それを個体値を維持したまま交換できると、複数アカウントが大勝利になってしま

これを防ぐために、交換したら個体値シャッフルされる仕様となっている

が、その対策により、交換による個体値抽選をたくさんこなすことで、強いポケモンを手に入れるチャンスが増えることとなった

よって、対策はされても、結局は交換の実装により複数アカウントが爆発的に増えることとなる

また、企業スポンサースポンサー料は来客数に応じて払う仕組みとなっているため、6アカウント持ちが店に行けば支払いは6倍となる

企業スポンサーが離れるきっかけとなったのはこの複数アカウント持ちが有利な仕組みのせいに他ならない

10月ダイパ第4世代実装された

12月に対人戦が実装された

これによりポケモン収集の先にある、ポケモンバトルというゴールが用意された

ここでポケモンGOは完成したことになる

が、この対人戦はバグだらけでまともに動くことはなかった

忍耐強い人だけが取り組むこととなる

2019年 ロケット団シャドウポケモン実装

ポケモンGOが始まり3年目、そして本家最新のソードシールド第8世代、ポケGOでの実装がすでに第4世代と、このペースの実装では早晩新ポケモン実装ユーザーを戻す戦略通用しないことは明らかだった

そこで、PvPで使えるバリエーションとしてシャドウポケモンさらコレクション要素としてのコスチュームポケモン実装した

コスチュームポケモンは当初からイベント実装されていたが、記念のピカチュウ程度であった

この年からいろんな種類のポケモンに色んなコスチュームをつけだした

これらは当然、本家には送れない

ポケモン原作ファンで、日々どんなポケモンとの出会いがあるか楽しみにしている者は、明らかに価値見出していないものを前面に押し出してきたポケモンGOに不信感を持ち始める

2020年 リモートレイパス実装

ついに位置ゲーポケモンGOの終わりの始まりリモートレイパス販売が始まった

位置ゲームのポケモンGO伝説ポケモンレイドまで出向き、そこで戦わなければならなかった

しかし、コロナの影響で、家に居ながらレイドに挑める禁断のリモートパス実装された

これにより、こなせるレイド数が跳ね上がり、旬の伝説個体値100%を引くまでやるもの、というのがガチ勢の当然の姿勢となった

これはつまり、ポケGOガチャゲーへと変貌した瞬間である

ポケGOポケモンを捕まえるゲームで、ポケモンには個体値がある以上、一番強い個体値100%ポケモン出会うことを夢見て日々さ迷い歩くものだった

が、リモートレイパスを使えば一歩も歩かず個体値抽選ができる

レックウザレイドならレックウザ出会えることは確定しているが、個体値は分からないというだけなので、ガチャという意識がない人もいるが、要は個体値ガチャなだけである

歩いてガチャ引く以外に金でガチャ引く仕組みができてしまった

そしてこの年からスポンサー撤退し始める

お客を店に誘導してくれるからスポンサー料払ってたのに、人が外に出なくなったらもう払えませんよ、ということ

そもそも複垢で水増しされとるし!

これ以降にスポンサーになった企業は大体2年で撤退するようになる

2021年-2023年 リモパス功罪

みんなが欲しいのは100%個体であるが、リモパスのせいで100%は持ってて当たり前になった

歩かねばならないなら、試行数にどうしても限界があるため100%取れる人は限られていたが、リモパスがあるなら金さえつぎ込めばいくらでも可能

これによりポケGOものすごい収益をあげることになるが、逆にこれが決定的にポケGO寿命を縮めた

要は利益を先食いしたのである

2023年にリモパスの1日使用可能上限を設定

が、時すでに遅し

リモパスに甘え切った声の大きいガチ勢がこれに反発

そして上限があるので当然ガチ廃課金消滅

スポンサーも戻らず

そして実装済みポケモンの厳選は多くの人が終了済みという状況になった

要するに、この3年間で、みんなが欲しいポケモンというのがなくなったわけである


2024年 独自路線ごり押し

みんなが欲しいなと思えるポケモンがなくなったため、限定コスチューム限定技、シャドウライト、みたいなポケGO独自限定要素をごりごり進めたいった

いや、正直興味ないしいらんねん…

そしてリモパス制限する代わり、その独自路線ポケモン得るためにはイベント参加代の課金要求するようになった

何かあれば1000円払ってねと言いだす

そしてダイマックスレイドが実装された

これまでのジムでのレイドとは別にダイマックスのジムが設定され、ここでは時間制限なくやられるまで戦うことができる

が、ここで戦えるのはダイマックスが可能ポケモンのみ

要はこれまで捕まえてきたポケモンは使えず、この仕組みで捕まえたポケモンしか出せないよ、という究極のリセットをやろうとしてきた

そしてダイマックスポケモン最高峰はキョダイマックスポケモン

キョダイマックスのレイドはかなり難易度が高く、通常のレイドと異なりレイド開始時期が明示されず常時オープンである

なので、決まった時間にせーので人が集まることはない、つまり人が揃うまでずーっと待ってた人だけが挑める

また、難易度が高く時間制限がないということは一戦終わるまでの時間が長い

これ、総合すると繁華街で1時間くらい粘った人だけが勝てるという仕組みだった

普通の人はそんな馬鹿なことやらない

というわけで、意気込んで大きな新仕様をぶっこんだ割に、ダイマックスは大こけにこけたわけだ

本家にある価値設定ならみんなが受け入れるのに、ポケGO独自に決めた価値設定に付き合いたい人はそんなにいない

2025年 身売り騒動

ポケGOは別の会社販売されるという話になっている

ポケGOあくまポケモン好きな人がお散歩ついでに気軽にガチャできるのが受けたゲームである

そこに独自価値設定で課金煽りをどんどんやっても、客はもう踊らない

今までgoogle傘下の会社運営していたため、位置情報提供にも一応の信頼は置いていたけど、今度は中東に売るらしい

サ終の臭いがプンプンしだした

ビジネスモデル

当初はスポンサーのみで運営していた

レイパスが出たことにより課金者とスポンサーがいいバランス運営できていた

リモパスが出たことに廃課金者が誕生し、スポンサー撤退し始める

リモパス使用上限が設定され、廃課金者が消えたことにより広く浅く課金を求めるようになる

課金に見合った報酬提示できなくなってくる

廃課金者に強烈な報酬を与えれば回るというのが他のガチャゲーだけど、廃課金者がいない中一般ユーザーへの課金煽りが度を越してくる

一般ユーザー離脱

これが現状だね

2025-02-17

恨みつらみを書かないと爆発しそうなので、匿名のこの場所を利用させていただく。

昨日、ジュニアの3グループが新しく結成されることが発表された。

明言はされていないが、これに伴い既存の3グループ解体されるらしい。

グループ結成のおめでたい日だと言うのに、所属タレントの中には既存グループデビュー出来なかったことを謝罪する者もいる。ごめんなさいから始まるグループが本当に健全か?そのあたり事務所はどう思ってる?

なぜごめんなさいなのか。既存グループ最後のお別れの場も何も持たせてもらえなかったからだろう。

デビューしてないんだからジュニアグループ解体自然消滅は当たり前だと思うだろうか。

かにかつてはそのような時代もあった。でもそれは昔の話。この度解体される3グループグループとして10年近く活動してきたし、地方アリーナを埋められるし、冠番組もあるし、映画の主演もできる、ドラマにも出演する。はっきり言って暇なデビュー組よりずっと忙しかった。

既存グループ解体されて新しくできたのは、既存グループメンバーを軽くシャッフル(1部他のグループからの引き抜きもあり)で、どこかで見たようなコンセプトのなんの目新しさも無いグループだ。既存グループを壊してまで作るものだったのか?

既存グループはどれも結成当初から比べると見違えるほど良くなった。メンバー個人スキルが向上したのは勿論のこと、グループとしてのまとまりも出た。どのグループも、そのグループしか出せない唯一無二の魅力があった。

それを壊してまで作る新グループにどんな勝算がある?

タレントの中には20代半ばに差し掛かる者も多いがそれでも一からグループを作らせるというのか。彼らに残された時間有効に使えるのか?

ぜひ責任ある立場のもの説明していただきたい。

さらに腹立つの情報漏洩だ。今回の新グループ結成は公式発表の数日前にXで噂が出回っていた。その噂通りのグループが発表された。

この事務所はいつもこうだ。大事なことは公式発表より前に絶対漏れる。内部統制はどうなっている?

こんなに腹が立って仕方ないが所属タレントのことは好きだ。顔がかっこいいだけじゃなくて、コンサートテレビ舞台で、いつも楽しませてくれる。彼らを応援することは生きがいだ。事務所対応にはどうにも腹が立って仕方ないけど、不買運動はできない。推してるタレントの売上が悪化して、タレント未来が閉ざされたら困るからだ。多くのオタクが多分同じ気持ちで、突然のグループ解体に腹が立っているし納得いかないし悲しいのにこれまでと変わらずお金を落とすだろう。

事務所としては売上が変わらないから満足か?

社名にentertainmentと入れて人々を幸せにすることを標榜している会社として今一度考えて欲しい事ばかりだ。

2025-02-08

anond:20250208110558

普通の人は、そもそも時系列シャッフルが好きとか嫌いとか考えないよ。

ただ、そういうもんなのね、と思って見るんだよ。

物語の要素にいちいち好き嫌い言い出すのは、自分を賢いと思ってる馬鹿だけ。

anond:20250208105807

じゃあ、映画オッペンハイマー

  1. 時系列シャッフル意味
  2. 白黒になる演出意味基準

を、きっちり説明してくださいね

できなかったらバカ確定な。

anond:20250208100509

元増田は単にミステリ読めないバカなんだろうけど、たまに、

そのシャッフル意味ある?

と思うようなシャッフルはあるわ。

時系列シャッフルしてくる作品が嫌い

俺は物語、ひいてはその中で描き出される感情機微を味わいんであってクイズを解きたいわけじゃねーんだよ。

1ページ分の頭の体操に500ページの贅肉をつけたすのを生業とするミステリー業界とかならそういうのも面白い試みって扱いなんだろうけどさ。

俺はそういうのを見に来てないわけ。

2025-02-07

私はヤマシタトモコ死神」をどう読んだか

https://ourfeel.jp/episode/2550912965170865451

この話を「よくわからない」と言っている人が多いように見受けられ、なんならチェンソーマンとかも「よくわからない」という人も多く、普通に楽しんだ身としては「なんで楽しめないんだろう?」と困惑している。が、じゃあ自分はどう楽しんでるんだ?ということはあんまり言語化したことなかったなと思ったので、せっかくだしN=1のサンプルを書き散らしておこうと思う。

インストリー意図的な欠落

そもそもとして、こういう明確なストーリー提示しない漫画は、多少なりとも「ストーリーがない」ことに対して慣れが必要だとは思う。一定以上は断片的な要素そのもの(雑な単語を使うなら「雰囲気」)を楽しむものになる……ということだ。単に会話のテンポ楽しいとか、漫画雰囲気を楽しむとかでも全然いいと思う。タイトルの見開きかっこいいよね。たばこの煙があんなにでかく漂うわけないのに大きく広がっているという漫画的なウソ効果的に演出してる。

とはいえ、本当にストーリーゼロというわけじゃない。作中で提示されるストーリーは、シンプルに言えばこうだ。

この中で、ある種の「前振り→オチ」の流れが用意されている物語は、ヤクザの死だけだと思う。「①冒頭で殺人事件提示される。②被害者過去日常が描かれる。③ヤクザ死ぬ/殺される。」この①~③の隙間隙間に、他のエピソード群が挿入されるわけだ。

で、本作を読み解く上でのポイントは、「別々のエピソードを並列することで、テーマストーリーライン抽象的に構築する」という技法を本作が取っている点にある。具体的にはこうだ。

こういったテーマ的なものを5つ盛り込んだ上で70-80ページくらいの話にまとめているのはすごいと思う。

一応言っておくと、こういう風にテーマ的なもの言語化するのは極めて無粋だし、どちらかというと読み味のスポイルにつながると思う。「死神」は、そういった内容を群像劇時系列シャッフルによって抽象化しているからこそ、独特な味わいが出ているのだから

本作は、意図的ストーリー抽象化することで、「かたちのない不安」そのものを描くことに成功している(希死念慮に関する「抽象的なほの暗さ」とか)。こういうのは、あんまり言葉にせずに雰囲気を楽しむのでいいんじゃないかと思う。

あと、すごい細かいことだけど、探偵女性が「死神」と呼ばれていることに関する補強を、謎の男性で補うのはおもしろいなと思った。謎の男性に関しては明らかに答えを出す気がない。私が本作を「ストーリー性の薄いもの」と判断したのはあのエピソードがあることによる。

2025-02-06

13歳の息子へのメッセージ

本稿は、13歳になった君にこれから人生を生きる上での考え方の土台や心の支えとなる思考的枠組みを網羅的に記したものである

観念的でメタな内容が多く具体的なことについてはあまり書いていないが、それは君の人生選択肢を狭めないためである

具体的なことについてはその時々に応じて人に教わったり、自分で文献に当たったりしながら方策模索して欲しい。

もちろんお父さんも協力は惜しまない。

目標の話

人生を過ごすとは「何か」を成し遂げることである。まずは「目標」を持つこと。目標があれば「何をすべきか」=「手段道筋」は自然と定まる。

歴史上、偉人と呼ばれる人々は皆、高い理想と大きな目標を抱き、それを目指して全力で努力をした。目標は、その時点で可能な限り高く大きく設定すること。最初は、例えば「貧困をなくす」「世界平和を実現する」「地球温暖化を防ぐ」「子どもたちを笑顔にする」などの抽象的なもの漠然としたもの、夢のような目標で良い。後から変わっても構わない。というより、人生において目標はどんどん上書きされるものからである

ポイントは、まず「自分想像する理想未来目標ビジョン」を思い描き、そこからそのための「手段ミッション」を考えることである。(これを上から下への思考法という)

ビジョン」は感覚的、直感的、創造的なものなので右脳で捉えるものと言える。一方で「ミッション」は、抽象的でぼんやりとしたビジョンを具現化するための方法を、左脳を使って計算分析論理的思考精緻に組み立てていくものである

多くの人は与えられた「手段から始めてしまう。とりあえず言われたから「勉強」する。とにかく「お金」が必要から働く。なんとなく環境に悪そうだからビニール袋」を使うのをやめてみる。などである勉強も、お金も、ビニール袋をやめることもすべて「手段」であり、それ自体が「目標」ではない。

電気自動車があれば地球環境が良くなるかも?」ではなく、「地球温暖化を止める、そのためには何をすべきか?」という問い(イシューから入る習慣を身につけること。これはすべての課題解決のための基本的姿勢である

そのためには、視野を広く大きく持たなければならない。物質(モノ)、出来事(コト)、人間(ヒト)などはすべて、「多面的」、「俯瞰的(ふかんてき)」、「時間的」にとらえるクセを付けること。その裏側や側面はどうなっているのか、他のモノやヒトとの関係は? 昔はどうだったのか、10年後にはどうなっているだろうか? 世の中の多くの物事は複雑で、いろんなものと影響し合っており、時間とともに変化する。一義的一面的一時的見方で正しい評価はできないと常に肝に銘じること。

受験就職、大きな買い物、仕事恋愛結婚など人生重要決断をする時は、一歩引いて、客観的に、様々な立場や状況からモノ・コト・ヒトをとらえ、十分に考えること。

その際、ひとつ注意すべきなのは人間物理感覚時間的感覚記憶はとにかくあいまいでいい加減なものだということである。『10cm』は自分が思ったより短かく、『10分間』は長い。その逆もある。人の『過去記憶』は都合よく修正される。正しい判断のためには科学的、客観的な「根拠」に立脚することが求められる。日記をつける、ちょっとしたメモを残す、時間度量衡(どりょうこう)は道具を使って正確に測る、何かを分析する際は統計データに当たるなど、簡単なクセをつけるだけで結果は大きく変わる。

先に述べたように、目標は変化してもいい。というよりも変化すべきである。13歳の時にしか見えない、感じられないことがある一方、20歳になれば見えてくることも、40歳、60歳でしかできないこともたくさんある。重要なのはいつも目標を設定し前進し続ける、上を目指すという「姿勢である

人生は長い。5〜6歳で天才的な才能を発揮する子どもも、20代、30代で活躍するスポーツ選手も、70歳で功績が認められる科学者もいる。良いことだけではない。人生のどこでどんな不幸やトラブルに見舞われるかは予測できない。人生には浮き沈み、山も谷もある。どんな天才にも挫折はある。災害戦争など自分では回避制御できないことも起きる。

『良いことばかりは続かない』という覚悟必要だ。しかし『悪いことばかり起こるわけでもない』。現状を悲観してばかりではダメだし、現状が順調であってもそれに安穏(あんのん)としていてはならない。常にトラブルに備えつつ、そして決して希望は捨てないこと。

おそらく、君の人生はお父さんやお母さんが生きてきたそれより厳しい時代を生きることになる。しかし、目標を一段高いところに置けば、現状に迷い悩んだ時にもぶれることはない。未来を信じて、希望を持って進むことができる。

人間関係の話

成功」への最大の近道は「人間関係(人脈)」だと断言できる。「実力」でも「運」でも「お金」でもなく「人脈」である。いい学校に行く、いい会社に勤めるのもすべていい人に出会うためであると言って良い。

成功の最大の秘訣は「人脈=人の縁」であり、人と人が出会って起きる化学反応「奇跡」を起こす。

重要なのは奇跡自分で起こすことはできないが、奇跡が起きる「確率」を上げることはできるということである。単純な話、「機会」が増えれば「確率」は上がる。サイコロで六の目を出すのに一回振るのと六回振るのとではどちらの可能性が高いかは考えるまでもない。

人との良いつながりを広げるための小さな可能性を積み上げることがチャンスを引き寄せる。良い人には出向いてでも会いに行くこと。無駄かもしれないと思うような「小さな機会」を大切にすること。

『人は環境によって作られる』これは絶対的な真理である。高尚で、得るものが多く、社会的に正しい環境や居場所に自らを置くよう意識して行動しなさい。善良な人間と付き合えば善良になるし、朱に交われば赤くなる学校には「校風」、会社には「社風」がある。

自身意図しないこと、コントロールできないことで大きく運命が変わることもある。それを完璧に防ぐことは難しいが、「確率を下げることはできる」。

気をつけなければならないのは、「人としての善悪」は頭の良さや肩書金持ちかどうかとは関係がないという点である会社社長にも教師にも医者にも政治家にも科学者にも宗教家にも、悪人変人はいる。それを見抜く眼力は、多くの人間を実際に見ることで養われる。つまり「機会」が重要だ。おそらく君が想像する以上に人間は「多様」である。良い方にも悪い方にも突き抜けたとんでもない人間存在するという現実認識しておいた方が良い。

出会人間を自ら選ぶことは難しいが、付き合う「距離感」は自分コントロールできる。付き合う人や、身を置く場所環境自分で決められる。できるだけ「良い環境」で時間を過ごし、おかし場所コミュニティには近づかないこと。

たった一滴の赤いインクが落ちてピンク色に染まった水を元に戻すことはできない。大切なのは自分のコップにインクを落とさないように気をつけることだ。

エントロピー増大の法則熱力学の第二法則)」というものがある。エントロピーとは「無秩序さの度合い」を示す尺度である。放っておくとエントロピーはどんどん増大し元に戻らなくなる。これは物理空間森羅万象すべてに当てはまる普遍法則とされる。水に拡散したインク自然に水とインクに分離されることは絶対にない。トランプシャッフルするのは容易だが、偶然きれいカードが揃うなどということはまず起こり得ない。机の上や部屋はどんどん散らかるが、自動的に整理されることはない。社会的な混乱の広がりもエントロピーの増大であるエントロピーの増大を制御し「秩序」を保つためには人の意志と行動と力が必要である

人と人との関係も同様で、意識して制御する必要がある。良い人と出会うことが良い環境への扉を開く鍵であり、良い環境に身を置くことがより良い人に出会う条件である。この好循環を自ら意識して作り出すこと。

井の中の蛙は池を知らず、池の小ブナ大海を知らない。大海原や大空に出て様々な出会いを経験することは君を大きく成長させる。

もう一度言う。『人は環境によって作られる』

お金仕事の話

お金がある事は必ずしも人を幸せにしないが、お金がない事は確実に人を不幸にする。そういう意味お金重要である

その日その日の生活がやっとという状態では先のことが考えられなくなり目標を見失なう。そうするとどんどん人生選択肢が狭まっていく悪循環に陥る。

金はどん欲に稼ぐ必要がある。ただし「正しい心」は忘れずに。

お金を稼ぐときには、ギャンブル宝くじのような一攫千金は「まず起こり得ない」と肝に銘じること。0%ではないがあまりにも期待値確率が低く、選択肢に含めて物事を考えるには無理がある。確率論に基づいて冷静に考えれば理解できることである。一攫千金を前提に物事計画を立ててはいけない。

怪しげな儲け話も同様である。誰かからうまい話」を持ちかけられた時は、それは「あなたのことを思って」の話ではなく、相手が「自分のために考えた」話だと受け止めること。うまい話の裏には必ず別の悪い話、ヤバい話、落とし穴がある。

かに成功し、大金を手にした」という人は世の中に多数存在する。だがそれはほとんどの場合「塵(チリ)が積もって山になった『結果』」である。着実に金を稼ぐには「塵のような稼ぎをどん欲にかき集める」ことが必要だ。1円、10円のような「塵のような稼ぎ」を生み出すことはそれほど難しくはない。ただしそれを「どん欲にかき集める」ためには知恵と努力必要になる。

100万円の商品を1個売る』より、『100円の商品を1万個売る』方がビジネスとしては堅実である100万円の商品が1個売れなかったらそこで終わりだが、100円の商品が9,999個しか売れなくてもあまり影響はない。『100円の商品を1万個売る』より『100万円を一発で当てる』ことの方が何倍も難しいが、多くの人はそれを逆に考えてしまう。『一発当てる』ためには運が必要で不確実性が極めて高い。しかし「塵をかき集める」ことは自分努力でなんとかなるということを理解すること。

近い将来、君は世の中に無数にある仕事事業の中から何かを選んで生活の糧を得ることになる。何をすべきか迷ったら「人から感謝」を対価として得る仕事を選ぶと良い。

野菜が欲しいと思っている人に野菜を作ってあげることは素晴らしいことである。困っている人を助けてあげれば感謝されるだろう。スポーツ芸術で人々に感動を与えることも意義のある仕事だ。それが「世の中の役に立つということ」である。『いい世の中』はそうやってできている。

しかし、投資ギャンブルで稼いでも誰から感謝されることはない。つまりそれらは「仕事」にはならない。ギャンブルは論外としても、投資は今の時代には資産形成のために必要(そういう仕組みが前提の社会になってしまっている)なので否定はしないが、少なくとも「生業(なりわい)」にすべき仕事ではないことは知っておいて欲しい。

お金を「貯める」ことも同様に大切である

人間欲求には際限がない。1万円あれば1万円使うし、1億円あれば1億円使いたくなるのが人間である。これは抑えることが難しいし、無理に抑えこむと精神的にも疲弊QOL(Quality of Life生活の質)が低下する。

この課題に対する古来より解決策はただひとつ収入から天引き」することである給料であれ何らかの収益であれ、収入があったらその10~25%くらいをすぐに使えないような形で貯蓄に回しておく。

天引き」が蓄財のための最も効果的な方法であることは、ユダヤ人イスラムメソポタミア文明華僑日本本多静六という人物明治造園家であり東大教授)も提唱している「お金を貯めるための基本中の基本」である。(逆説的だが、租税公課組織必要費用の類はだいたい給料から天引きされる。その理由をよく考えるべきである

人間は9000円しかなければ9000円しか使わないし、1万円あれば1万円使ってしまう。その理由消費社会の仕組みがそうなっているからだ。時計には1000円から1000万円以上するものである自動車も同じ。毎日飲むお茶毎日使う紙にもいくつもの価格が設定されているように、世の中のありとあらゆるものには価格の上中下(日本では松竹梅)が存在する。お金があるからといってその分高いものを買っていると際限がなくなる。この欲求お金がある限り続く。それが人間本質なので努力気合いで抑制するのは難しいし、何より楽しくない。だから欲求」を抑え込むのではなく、「お金」の方を制限しなければならない。

そのために最も有効方法が「天引きである人間は9000円しかなければその内でやりくりをするのである。それで困ることはほとんどない。資本主義とはよくできたもので、モノ・コトの価格には上には上があるように下には下もあるからである

天引き」のための具体的な方法は色々ある。最も簡単方法は「定期預金」や「財形貯蓄」を銀行に申し込んでおくことである。今の時代なら「(安定した)投資信託」も選択肢に入るだろう。初任給をもらうと同時に始めることを勧める。

次に、天引きした後のお金で「やりくり」をするための基本的な「生活の知恵」を記しておく。

高額のものを買う時は、その価格に「本質的な価値」があるかどうかを見極めること。

高級車も普通車も、飛行機エコノミークラスビジネスクラスも、「移動する」ための時間は変わらない。どんな時計も「時刻を知る」という性能はほとんど同じである。どんなカバンでも「物を運ぶ」という役割は変わらない。もちろん機能以外に別の価値デザインなど)を認めることは人間文化的な営みを行うために必要なことだが、消費社会においては高価な価格価値の大部分は「欲望」=「欲しいと思う気持ち」を揺さぶるために人為的に生み出されたものだ。

その価格差は、機能や性能によって生じているものなのか? 人間心理的欲望を巧みに刺激するために付けられたものなのか。物を買うときは「本来機能目的」を基準にして価値判断するとぶれない。

基本的日常生活品を買うときは「今ある物を使い切ってから買う」こと。流通が高度に発展した現代日本においては(災害などの例外的事象別にして)無くなってから買っても不自由することはない。

経営学における重要概念として、「在庫」と「廃棄」には「維持」と「損失」という大きなコストがかかっているという考え方がある。物は「置いておくだけ」でお金がかかっているという感覚を徹底して身につけることが重要である

特売だからとか念のためにとかい理由安易に「在庫」を増やしてはいけない。「無くなってから買う」が原則である。1日程度のブランク(空白)が生じたとしても、ほとんどの場合なんとかなる。文房具も、食料品も、日用品も、服も、本も、ゲームも、前のものを使い切り、無くなってからのものを買う。これで無駄遣いは随分と減るはずだ。(繰り返すが非常時への備えは別である

それからこれは私の経験則だが、衝動的に「欲しい!」と思ったけど買うかどうか迷ったものは、1週間〜一か月程度我慢してみる。ほとんどのものは熱が冷めたように関心がなくなる。ただし「売る側」もしたたかで、「期間限定」や「数量限定」といった手法こちらに考える隙を与えない。冷静な判断のためには、やはり「それをいつ、どこで、どのくらい使うか」という「在庫管理」を常に正確に行うことが肝要だ。

あらゆる在庫管理するためには「整理整頓」が重要である身の回りのもの整理整頓に努め、いつでも数量や状態を把握できるようにしておくこと。

整理整頓には各分野に体系化された「技法」がある(代表的ものとして図書館の本の分類法である日本十進分類法(NDC)や日本工業規格(JIS)、ISO公文書管理規則生物の分類と同定法、見える化など)。早いうちに機会を作り、習得しておくことを勧める。

ちなみに、このような「一生使える知識技能」は習得が早ければ早いほど人生において得られる利益が大きくなる。大人になってから「こんな便利なもの方法知識があるとは知らなかった」と後悔することは多い。

金銭出納帳を付けることも重要である。帳簿をつけない企業組織など存在しないことを考えれば、出納管理必須Permalink | 記事への反応(0) | 21:00

2025-01-30

Amazon Musicは使わないほうがいい

サブスク音楽サービス複数あるが、Amazon Music Unlimitedは不具合が多すぎたので全くおすすめ出来ない。

注∶他に使った事があるサービスSpotifyぐらいなので、音楽サブスクに詳しいわけじゃないです。あくまAmazon Musicへの不満が溜まった、n=1の感想と捉えてください。

●起きた現象

自作プレイリストの曲数が1000を超えたあたりから動作が重くなり、不具合が頻発する。2〜3年使っていたが、常用していたプレイリストの中身が消えたことが2回ほどあった。

自分に起きた現象としては、

androidAmazon Musicアプリで、プレイリストから曲を削除しようとするとエラーが発生し、曲が残ったまま

・もう一度同じ曲を消そうとすると、再度エラー

・怪しいと思い、プレイリストを開き直すと、曲数がバグって、同じ曲が複数表示され、大半の楽曲が消えている。

カスタマーサポートに問い合わせるも、プレイリストの復旧は不可。

一年契約だったので、途中で解約して残りの月数分返金できないか相談するも、それも不可。

今思うと、1回目のプレイリスト消失バグで乗り換えるべきだったが、年間契約が残っていたのでお金も勿体ないし、大丈夫だろうと使い続けてしまった。正常性バイアスって怖いね

何ヶ月も掛けて集めたお気に入りの曲ばかりのプレイリストが消えたのは、自室のCDの棚が消えたかのような喪失感だった。

ちなみに、Amazon Music内のフォーラムにも、同様のプレイリスト内の曲が消える報告は多数あった。

解約して他のサービスに乗り換える予定だけど、同じような目に遭う人を減らしたいと思ってこのポストを書いている。

●考えられる対策

プレイリストを複製してバックアップ代わりに→Amazon Musicサービス内では複製できない(はず)なので、バックアップは取得不可。

・外部のプレイリスト移行サービスなどを使ってSpotifyなどに書き出す→バックアップは取れるだろうけど、500曲以上は課金必須なのでハードルが高い。

●まとめ

・大量の曲を一つのプレイリストに入れてシャッフル再生といった運用をするなら、AmazonMusicは非推奨。プレイリストが壊れる危険性がある。

公式プレイリストBGM代わりに流しておくぐらいであれば、特に問題はないと思う。何だかんだで音質は良かった。Alexaとの連携もある。

・みんなSpotifyを使おう!

2025-01-17

anond:20250117124745

では新しいiPhoneと古いiPhoneこちらの貸金庫に入れてください

貸金庫をシャッフルしま

さて、どちらが新しいiPhoneか、金庫を開けずに当ててください

2025-01-15

石板を先にしてモンボを後にしたら石板外したときデッキ順序操作シャッフルでなくなっちゃうじゃん

2025-01-02

理系池澤夏樹世界文学全集をほぼ全部読んだから五段階評価する②

【前】anond:20250102171528

1-07「ハワーズ・エンド」E・M・フォースター 吉田健一訳★★★★

人をたくさん知れば知るほど、代わりを見つけるのがやさしくなって、それがロンドンのような所に住んでいることの不幸なんじゃないかと思う。わたししまいには、どこかの場所わたしにとって一番大事になって死ぬんじゃないかという気がする。

続く三冊は二〇二一年頃の別のエントリで一度褒めている(anond:20210301080105 とか)。

この本は場所への執着や記憶をもとに二つの家族の話を物語っている。一時期なぜか「インドへの道」や「眺めのいい部屋」、それから天使も踏むを恐れるところ」を立て続けに読んだのだが、今になって振り返ると、なぜそんなに良いと感じたのかが、記憶からすっかり抜け落ちている。土地や家に対する執着やそれにまつわる因縁がどぎつくはないがちゃん表現されていたからかもしれない。漱石っぽいと日記に書いていたのだが、では漱石っぽさとは何なのかがよくわかっておらず、逆に漱石英文学っぽいのかもしれない(関係ないけど、夏目漱石を久し振りに読もうと思ってパラパラとめくっていたら、当時の知識人のひけらかしが今の大学生っぽくてなんだか恥ずかしくなってきた。あと、漱石長編って貨幣経済というか金の話ばっかりだけど、その萌芽って「坊ちゃん」で山嵐と金を受け取るか受け取らないかで意地の張り合いをしているところにある気がする)。

このエントリにしたって、自分過去の好みや性癖について書いてはいものの、ではなぜそんなに当時は好きだったのかが、いま一つ理解できなくなっていて、過去日記を読み返しても想起できないことが多々ある。もっときちんと日記感想文を記しておけばよかったかしかし、ある時期はまるで依存するかのように活字に触れていた。落ち着いて感想を書きとめる間もなく、浴びるように濫読していた。現実から目を背けるかのように書物に埋没していた。フィクションだったら何でもよかったのだろうか。そう思うと少し悲しいが、その濫読が今の感受性を作っているのかもしれない。

1-08「アフリカの日々/やし酒飲み」イサク・ディネセン 横山貞子訳/エイモス・チュツオーラ 土屋哲訳★★★★★/★★★★

イサク・ディネセン「アフリカの日々」は最高だった。とかく植民地としてのアフリカ収奪貧困という文脈から語られやすく、確かにそうなのだけれど、でも場所によってはコンゴ自由国ほど滅茶苦茶ではなかったし、では具体的にはどんな感じだったのかをこの本は見せてくれる。中にはこの著者のように、当時の人種的偏見という制約はあるにせよ、相手文化を知ろう、誠実であろうとしている人もいたのだろう。「ライ麦畑」でホールデン少年が褒めていたのもうなずける。

からと言って歴史正当化できるわけではないのだが、感情だけで歴史議論をしてはいけないし、知識がないのに印象だけで語るのはきっと同じくらい罪深い。当時生きてきた人たちの存在無視するわけだからね。黒人白人って軸も実はけっこう解像度が荒く、事物単純化を含んでおり、特定の側面はアメリカ合衆国特有だ。この著者はデンマーク人で直接の宗主国人間ではないし、アフリカにはインド系など様々な人々が暮らしている。

エイモス・チュツオーラ「やし酒飲み」は神話なのでツッコミ不要だしツッコミ不在だ。

世界神話を読んでいると、なぜか人類創造前なのにその辺におじいさんとおばあさんが住むんでいたりするし、天地開闢以前なのに山や川があるし、神様人間の違いがいい加減だったり、普通に変身能力があったりするし、この小説にも日本神話にもそうした側面がある。とはいえ神話ゴリゴリしたロジックを求めてもしょうがないのであり、「こうして今ある通りの世界社会が成り立っているのです」と語ることに意味があるのだろう。なお、アフリカ文学と聞くと個人的アチェベが最初に出てくるんだが、それとは別に祖父本棚から貰って来たアレックスヘイリールーツ」はまだ積んである

1-09「アブサロム、アブサロム!ウィリアム・フォークナー 篠田一士訳★★★★★

これは別の友人が薦めてくれた本。彼は「おっさんになると文学が読めなくなり、生物学歴史の本ばかり読むようになる」と言っていたが、本当にそう思う。和訳で二十巻くらいある「ファーブル昆虫記」とか数年前に読んだし。なお、熱量ヤバいのでこれ以外のフォークナーの本は読めていない。

語り手が複数おり、時系列バラバラなので(クンデラも星を五つ付けてた。自覚してなかったけど、僕ってこういう時系列シャッフルが好きなのかね?)、一見とっつきにくいのだが、情報を整理しながら読んでいくうちに、これはサトペンという男の一代記であるとわかる。肉体を鍛えてひたすらタフになり、若いころの屈辱に対して復讐するかのように、妄念によって偉大なる一族の祖になろうとした男だ。ひがみ、妬み、怒り、そうした感情を持った物語に僕はついつい引き込まれしまう。最初の妻に黒人の血が混じっていたと言って離縁し、別の妻と結婚した結果、それぞれの家系に不幸な子孫が生まれ続けていき、とうとう滅んでしまうのだが、それはサトペン貧困ゆえに受けた一つの屈辱からまれたのだと思うと、まったく救いがない。しかし、この熱量に負けて読んでしまった。

ただタフになりたいと言っている人間は、どこかで涙を流さないとマシーンになってしまう。村上春樹海辺のカフカ」を読むとわかる。

ところで、フォークナー日本を訪れて「私も敗戦国人間です」と言ったそうだ。胸を張って祖国を自慢するのにためらうような、この南部アイデンティティのことを、BLM運動燃え盛っている時に、思い出していた。

世代にわたる大河小説と言えば、最近学生時代から積んでいた北杜夫「楡家の人びと」を読み終えた。今になって読むと、これは経済的には恵まれているが機能不全を起こした家庭が崩壊していく話で、北杜夫尊敬していたトーマス・マンの「ブッデンブローク家の人びと」とはまた別の嫌な没落ものだった。どちらも、最後世代の一番情けのない甘えん坊で覇気のないやつに自分を重ねて読んだのである

全くの余談ではあるが、どうも自分は影響を受けやすいらしく、明治から昭和舞台にした小説を読むと、いつの間にか米国憎しみたいな気持ちがうっすらと育っていくので、無意識に影響を与える点ではSNSの悪意を持ったアルゴリズムは同じくらい怖い。

1-10アデンアラビア/名誉戦場ポール・ニザン 小野正嗣訳/ジャン・ルオー 北代美和子訳★★/★★

実はどちらも内容をほとんど覚えていない。

とはいえポール・ニザンアデンアラビアのように若い人間が、抽象的な何かを抱えて異国をさまよう話というのはそれだけでいいものだ。そこからしか得られない心の栄養がある。自分が何者になるかがまだわからない頃にしか書けない/読めないものがある。池澤夏樹のこの全集にもそういう話がいくつか納められている。

ジャン・ルオー名誉戦場過去大戦の傷跡がうっすらと書き込まれているらしいのだが、当時の僕にはまだ読み取れなかった。おじいちゃんヌーディストビーチのぞき散歩しに行ったエピソードしか覚えていない。

手に取った小説がとても長かったり、プロットが入り組んでいたり、暗喩がわかりづらかったりと、読むのに訓練がいるものだったりして、結局理解しきれないことがあるけれども、そうした文学を読む力(あらすじや登場人物やその関係性を記憶する力)を養うには、結局そういう本を気合で読み進めなければいけなんじゃないか文学案内や文学の読み解き方を勉強せず、裸一貫でドン・キホーテよろしく風車突撃していった僕なんかは、そう思うのである

1-11「鉄の時代J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳★★

アパルトヘイト真っ盛りの南アフリカで、一人暮らしのおばあちゃんが(調べたらがん患者だった。記憶からすっかり抜け落ちていた)、黒人スラム街に紛れ込み、こうなったのは誰のせいだ、お前らのせいじゃないかイエスかノーかで答えろ、みたいに言われる話だ。大体クッツェーはこういう政治的な話が多い。

二分法はそもそもきじゃない。もともと自分は口下手で、話をしっかり聞いてもらいたい方であり、こちらの話を聞かずに一方的に話をされるのが嫌いだ(その場でうまく言い返せないからこうして延々と文章を書き綴っている癖がついてしまっている。とにかく僕は延々と気が済むまで言い訳を聞いてほしいし同情してほしい)。

正義である我々に味方しなければ、お前は悪に加担したことになる。似たようなことを米国SF大会で述べた人がいたね。個人的には、社会正義理屈としては正しいと思うけれども、好きか嫌いかと言われれば嫌いだ。この二つは全く異なる軸だ。お前は明日死ぬかもしれないというのは論理的には正しいが好きではない、というのにちょっとだけ似ている。まったく別の評価軸で、両者は重ならない。

うっすらした類似でいえば戦争責任にも似ている。「なぜ生まれる前のことに取りようがない責任を取らねばいかんのか?」ということでもある。あるいは、メンタルが弱っているのに、「あなた人生あなたしか責任が取れない」と言われ、ますますしんどくなるのにも似ている。どちらも「責任」が絡んでくる。誠意ってなんだろうね?

やっと納得できたのは、アイヌ民族議員である萱野茂がある本で書いていた「こうなったのはあなたのせいではないが、この状況をただす力をあなたは持っている」という趣旨言葉で、これは「責任」を「重荷」や「義務」や「罰」ではなく、「現状を少しでも良くするためのパワー」という肯定的言葉で語りなおしている。責任という言葉は、人によって使い方に若干のずれがあり、だから違和感があったのかもしれない。。

とはいえ、そこまで考えている人は少なく、九割の人は自分立場の都合しか主張しないし(ただし、そのパワーバランス民主主義機能している可能性はある)、それどころか自分とは違う属性を平気で差別している例も多々ある。被差別民女性を、女性障害者を、障害者外国人を、自己正当化する理屈と共に平気で見くだし、差別する例をすべて見て来たし、アラフォーになってしまった今でも、サリンジャーライ麦畑で捕まえて/キャッチャー・イン・ザ・ライ」のホールデン少年みたいに、多くの活動家安易SNSで「いいね」を押す人々を「あいつらはインチキだ!」と独善的糾弾してやりたい思いは消えない。他人言葉は信じられない。納得できるまで自分で考えるしかない。とはいえ、あらゆる憎悪も究極的には自分や身内が安全でいたいという素朴な願いから来ているので、相手批判しても全然解決しないんだろうな。

1-12アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家 」エルサ・モラン中山エツコ訳/ナタリア・ギンズブルグ 須賀敦子訳★★★/★★★★★

この作品も一度褒めた。

エルサ・モランテ「アルトゥーロの島」は息子を放置して放浪を続ける主人公の父が、同じくらいの年頃の義母を連れて帰ってくるんだけど、主人公がその義母に対して屈折した気持ちを持ち続ける話だった。確か恋愛感情にはならなかった気がする。完全にネグレクトだし、主人公愛情というか思慕は義母ではなく実の父に向かっている。この父親のように感情表現できない、義務だけで動く男性キャラにひかれていた時期があったのだけれども(1/12追記:この父親義務で動いているわけじゃなくて、一般的義務で動くキャラって意味感情表現しないという部分だけが共通)、それは何でだったかはよくわからない。当時の自分がやらねばならないことで動いていたからかもしれないが、その結果として案の定心身の調子を崩した。父に対する巨大感情という意味ではエヴァンゲリオンじゃんという気もしないではない。あれにも同い年の「母」が出てくるし。シン・エヴァンゲリオンではちゃん父親内面が出てきたけど、この作品では記憶にある限りでは出てこない(何となくだが庵野秀明といい村上春樹といい、多くのクリエイターは親が世を去る頃になってやっと親を直接扱うようになる気がする)。

閑話休題、大体、やらなければならない義務を果たすのだけが行動原理になると、晩年に「この人生は一体何だったんだ」とカズオ・イシグロ日の名残り」のように嘆くことになる。カズオ・イシグロは長篇を全部読んで、「この作家別にそこまで好きじゃないな」って気づいたんだが、「日の名残り」は別格だ。

ナタリア・ギンズブルグ「モンテ・フェルモの丘の家」書簡体小説で、親しい友人のSNSでいうクラスタというか、友人の輪とその周辺のやり取りをずっと追い続けていて、近づいたり離れたりという感じが、人生のある側面を忠実に表現しているみたいで好きだった。ちょうど周囲で結婚ラッシュが起きたり、ちょっとした行き違いで不仲になる友人を見て来たころだったと記憶している。この人の作品は良くて、ずっと不機嫌なお父さんが出てくる「ある家族の会話」など何作か読んだ。

あと、須賀敦子いいよね。誠実な翻訳をする人の書く文章は、そもそも美しい。

続く。

カードが揃ったら戻してシャッフルする永劫神経衰弱地獄を延々と味わっている

いつ終わるんだ?オジの寿命が尽きちゃう

2024-12-21

もうすぐ命日

12月24日は、フジファブリック志村正彦の命日。

音楽聴きながら電車に乗ってて、ふと思い出した。もうすぐだなあ~って。

そのあとすぐヘッドフォンから若者のすべて」が流れてきて(シャッフル再生中だった)

すごい偶然じゃんってしみじみ聞き入ってたら

「何年たっても思い出してしまうな」って言われて

まじそうだよ毎年思い出しているんだぞっとか頭の中で言ってたら

急に涙が出てきて止まらなくなった。

まぶた閉じて思い出しているよ。

2024-12-19

1曲の中で曲の雰囲気がガラッと変わる曲

Bohemian RhapsodyQUEEN

1975年発売、バンド代表する曲であり、時代代表する曲でもある。

ハードロックプログレッシブロックオペラを融合させたような組曲となっている。

ミュージックビデオ重要性を世間に知らしめた最初期の曲でもある。

https://www.youtube.com/watch?v=fJ9rUzIMcZQ

Fool in the RainLed Zeppelin

1979年に発売されたアルバム『In Through the Out Door』に収録されている曲。

バンド自体ロックバンド歴史の中でもハードロック代表しているのだが、この曲はハードロックとはかけ離れている。

シャッフルビート風で始まり中間部で突如サンバリズムが始まるという斬新な曲となっている。聞いてみるのが良いだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=I57nIP0vc44

季物語/寺尾聰

1981年に発売されたアルバム『Reflections』に収録されている。このアルバムは大ヒットしてミリオンセラーになった(それまでにミリオンセラーとなったアルバムは3枚しかなかった)。

「二季」という表題単語の通り、この曲の前半部分は冬、後半部分は夏のことを言及した歌詞となっており、曲風も歌詞の内容も対照的となっている。

前半部分は遠くにいる別れた恋人のことを想うようなメロウな曲風であり、後半部分は官能的であけすけな逢瀬を描いていてレゲエ風となっている。

https://www.youtube.com/watch?v=jmquxRbIM20

結詞/井上陽水

1976年に発売されたアルバム『招待状のないショー』の最後に収録されている。「むすびことば」と読む。

こちらもメロウアンニュイな曲調からまり、途中でアップテンポのカッティングギターを織り交ぜた中間部があり、最後の元の曲調に戻る、という複雑な構成をしている。

初期の井上陽水氏のストレートな歌い方がまだ残っている時期である

https://www.youtube.com/watch?v=0yHlPAY5HzE

Paranoid AndroidRadiohead

1997年に発売されたアルバムOK Computer』の2曲目に収録されている。

メンバーは、ザ・ビートルズHappiness is a Warm Gunのような組曲を目指して作成したようであり、極めてプログレッシブな曲である

当時のアルバムの曲には厭世的かつ攻撃的な歌詞が多く、この曲にも皮肉や投げやりな内容が見受けられ、不吉でネガティブな印象の曲となっている。

https://www.youtube.com/watch?v=fHiGbolFFGw

 

他にもあればぜひ紹介してほしい。

普段戦ってないような著名人を戦わせるTCGってまだないのかな?

プロレスラー野球選手が戦うカードゲームっていくつかあるじゃん

あいうノリで普通は戦わないようなバンドマンとか作家とか政治家とかを戦わせるカードゲームってないのかな?

実際に俺がイメージしてる「著名人カード化」はこんな感じ↓

京極夏彦 (闇)(闇)(3) クリーチャー

X/3

このカード攻撃力は自分デッキの枚数の10分の1になる。(端数切り捨て)

スキル (闇)(1)

自分デッキに「魍魎の匣」を5枚加えシャッフルする。

魍魎の匣」 (2) オブジェクト

このカードを場に出す時、自分デッキの上から5枚を見て1枚を自分の手札に加え残りを自分デッキの下に好きな順番で置く。

このカードが場にあるとき自分デッキの枚数を参照する効果は枚数を+5枚して計算される(重複可)。

とにかくいろんな著名人適当に並べて滅茶苦茶な組み合わせでバトルさせたいんだよね。

「今度のパックのレアまじでヤバくないか?」「分かるわ。さすが◯◯って感じ」「リアルでも強いからなー」みたいなトークもしたい。

2024-11-21

機会の平等を与えるんならさ

赤ちゃんまれたら親をシャッフルしろ

誰でも金持ち親や毒親に公平に育てられる権利があるはずではないか

2024-11-04

anond:20241104173815

認知シャッフル睡眠法 は試しました?

脳の思考をほどよく睡眠モードに移行させるには、ベスト方法だと思う。

youtube適当に聞きやすい声の人を探してみて。

2024-11-01

みんなのSpotifyの使い方を教えて

ほぼ毎日使うサービスなのに、考えてみたら数年単位で同じ使い方しかしていない。みんなどう使ってる?

こうすれば新しい音楽出会えるよとか、おすすめの使い方があれば教えてほしい。

以下は自分の主な使い方で契約プランは月額980円のプレミアムスタンダード


作品聴取

基本的な利用目的。これはSpotifyじゃなくても大手サービスなら作品数に大差ないのかな。他社のものを試したことがないから分からない。

音質については自分環境と耳では256kbps以上の違いが感じられないので割愛

ちなみにいま試しにスマホから有料契約していないAmazon Musicトップ画面のプレイリストシャッフル再生したらエンドレス広告しか流れなかった。何だこれ?


お気に入り

ちょっと気になった曲があれば気軽に突っ込む。

自分比較的曲数を聴く方だと思うので、ちょっと興味に引っかかったら流れないようとりあえずお気に入りに入れる。

あとでプレイリストに整理することもあるけど、基本的に入れっぱなしな事が多い。登録した日付順でソートする機能が欲しい。


・Discover Weekly(とソングラジオ

自分Spotifyを使う理由がこれ。

週に一度、自分聴取行動に基づく30曲のパーソナライズプレイリスト作成されるのだけど、これが年に数発、抜群にぶっ刺さるホームランを放ってくる。

精度はそれほど高いわけではないが、自分一人のディグでは到底辿り着けなかったであろう一曲出会えた時の喜びはちょっと代えがたい。

アルゴリズムの先には確実にどこかの国の耳の肥えた貪欲リスナーがいて、そいつらのとっておきを聴かせてもらえる感動。

同じようなディグ目的としてソングラジオもあるけど、これはDiscover Weeklyほど複雑かつ雑多なセレクションではなく、既にお気に入りに入れた曲も散りばめられていたりして打率は下がる印象。


プレイリスト

Spotify公式エディターが運営するプレイリストの持つ影響力については知ってはいものの、そこまで刺さるリスト出会えていないのであまり聴いていない。

でも個人的にチェックしているプレイリストはあるし、自分自身もフォロワーがついて更新を続けているプレイリストが数個ある。

フォローといってもインタラクティブコミュニケーションは無いけど、自分セレクションを楽しんでくれる人がいることは嬉しいしDJ的な楽しみ方ができる。

あとは純粋実用的な非公開プレイリスト料理の時のやつとか深夜に運転する用とか。

趣味ピアノを弾くので耳コピリストだったり。


ポッドキャスト

これはどのプラットフォームも大差ないのかな。時事、語学映画の話とかお笑いラジオとか。


追記(と宣伝)〜

沢山の反応ありがとうとても面白かった!

新しい音楽との出会いを求めている人が多いのだなと改めて思った。

せっかくバズったので、この場を借りて前から温めていた試みを宣伝させてほしい。

Online B2B on SpotifyLineのオプチャに飛びます

Spotifyプレイリストを知人と共有して交換日記のように作った経験のある人はどれくらいいるだろう。これすごく楽しいんです。

それを拡大して、不特定多数音楽好きで集まってB2B(バック・トゥ・バック)形式プレイリスト作ってみたいと思ってます。誰かが一曲投げたら返歌のようにセレクトして数珠繫ぎにしていく。

ジャンル限定せず、流れに身を任せて一筆書きプレイリストをみんなで作りませんか?

もし興味を持ったらオプチャに来てねー!

2024-10-31

増田~ポケポケやろうぜー

カードゲームって機械しかやりたくないんだよね。

シャッフルとかコイントスとかちょろまかす変なヤツ湧いてくるし。

何か中学生みたいな騒ぎ方するオタクも湧くし。

2024-10-26

anond:20241026083345

社会問題とか経済政策とか政治不信とか、そんなこと考えて投票してる奴おらん

根底では、他人人生人間関係や思惑がシャッフルされるのを見られて楽しいだけ

世の中野次馬や

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん