マッドハウス制作による日本のアニメ映画作品。2013年3月2日に『アニメミライ2013』の1作として公開された。2015年1月から3月まで『デス・パレード』のタイトルでテレビアニメが放送された。全12話。
死者の魂が客として訪れ、その後の行き先をゲームで裁定される謎のBARを舞台に、人間の生きざまを描く。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------人の魂を”裁定”する物語。
”裁定者”という冷酷非情な立場から、人間の死に様とか為人(ひととなり)を間近で体感していくというお話。
他作品を引き合いに出して申し訳ないが、『地獄少女』の上位互換といった印象。
この手のジャンル、非常に好みです。
生き様・死に様を見るというスタンス。人間性を題材としたストーリー。
期待を裏切らぬ出来でした。
人の死にはそれ相応のエピソードがある、かと言って過剰な演出をせず、ただ裁定され、通り過ぎていく感じ。儚いですねぇ。
キャラの笑顔や怒り・泣き顔に価値を置いた作画。グッドです。しかも終始、手抜き箇所や中割りの劣化は見受けられませんでした。人の表情なんて難しいでしょうに。
若干ネタバレですが、
クイーンデキムの客”知幸”と、ウィーギンティの客”マユ”。登場人物の中で最も印象的な二人ですが、彼女たちの最後の決断(見知らぬ人間を犠牲に出来るか、否か)が真逆となった点も興味深いですねー。
こういったお話はエンドレスで続けてほしいものです。
全12話だなんて、寂しいこと言うなよ。もっとやってくれー
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
7 | 6 | 8 | 7 | 7 | 7 |
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