≪下記の作品を評価対象に含めます≫ TV放送:2016年03月 |
◆彼女と彼女の猫 Their standing points (自主制作アニメーション作品) ◆彼女と彼女の猫 -Everything Flows- (TVアニメ) |
『彼女と彼女の猫』は、新海誠による自主制作アニメーション作品、およびそれを原作とした日本のテレビアニメ。自主制作版『彼女と彼女の猫 Their standing points』は、1999年の初夏から初冬にかけて新海が日本ファルコムに勤めながら作った作品であり、完全に個人で制作された5分弱のモノクロアニメーション作品である。第12回CGアニメコンテストグランプリ受賞。
生活していくことの漠然とした寂しさ・微かな痛み・ささやかな温もりなど、言葉では伝えにくい感情を映像と音に託した作品で、心の琴線に触れるそのプロット構成や、全編モノトーンながらも緻密に描かれた作画やカット割の良い演出などは、従来の自主制作アニメーションのクオリティーを遥かに超え、高く評価されている。また、音楽は天門が手がけており、これが新海のアニメーションの魅力を引き出すことに成功している。これらの画面描写や演出技法、天門との音楽性の一致などは、後の新海作品のまさに原点となっている。
尚、TVアニメ版のの制作は新海誠ではない。ライデンフィルム京都スタジオが担当。1話8分構成。全4話。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------▶ 原作
”この世界のことを、好きだと思う。”
新海誠の自主制作アニメ処女作ということで、概要にもある通り、途轍もないクオリティーですね・・・。モノクロなのも荒削りっぽくて雰囲気出てます。深いストーリーは無いものの、世界観が魅力の映像作品。にゃんこだけシンプルで可愛いwww
▶ テレビアニメ版
”不完全な世界で交わした 彼女と僕の優しい約束”
テレビアニメ版は優しい気持ちになれる良いお話でしたね。『明日も頑張ろう』ってなる。何気なくテレビを点けて、このアニメがやっていたら最高だと思います。固定電話や電車など、原作から引き継いだ材料をキチンと調理している点が好印象でした。キャストも最高。
野暮な事を言ってしまうと・・・・少々安直な味付けだった様にも思えます。彼女の憂いを具体的にして・・・・猫のモノローグを壮大にして・・・・猫の死でお涙頂戴。挙げ句には輪廻転生までやってのけました。もっと抽象的な内容でもよかったのでは?そもそも原作を全部壊して作り直した意味はあったのか?などなど思う事はあります。
でも、”猫と暮らすこと”を酸いも甘いも描いているのは素晴らしい。私も猫飼ってたので、ジ~ンとくるものがありました。(間接的に)猫のおかげで不思議と友達ができたり、親子関係が修復したり。猫という存在が、色んなものを包んでくれているような気がして。猫にありがとうって言いたくなりますね。
猫を飼うって、切なくて、温かい。
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
2 | 6 | 5 | 2 | 3 | 2 |
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