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【総評】 ブギーポップは笑わない

該当作品放送期間話数
▶ ブギーポップは笑わない'19年1-3月全18話

▼ 概要

「ブギーポップシリーズ」は、上遠野浩平による日本のライトノベルシリーズ。第1作『ブギーポップは笑わない』は第4回電撃ゲーム小説大賞受賞作品で、著者のデビュー作でもある。この作品のヒットが『ブラックロッド』(古橋秀之著)によって源流が作られた電撃文庫の個性を形作る流れをより強め、ライトノベルのレーベルの中での電撃文庫の位置づけをより確定的なものにすると共に、ライトノベル界に大きな影響を与え、「ブギーポップ以降・ブギーポップ以前」という言葉を生み出した。
テレビアニメは2000年にオリジナルストーリーの『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』が放送。2019年に19年ぶり2度目のテレビアニメ化となる新作『ブギーポップは笑わない』が放送。
(wikipediaより引用)
▼ 感想

ぼくは自動的なんだよ。
名を不気味な泡ブギーポップという――。



ラノベ創世期の名作ということで、原作未読ながらアニメ視聴に踏み切りました。所謂“セカイ系”の部類なのでしょう。思春期に思い描く精神世界を具現化した様な、小気味好く、歪な世界観が魅力的な作品ですね。心酔するファンが多いのも頷けます。ただ、正直なところアニメを見ただけの私にはハッキリ言って意味不明。外連味たっぷりの台詞が災いして、全体の2割程度も理解できていない気がします(笑)。



全18話の内訳は、
第1~3話 『ブギーポップは笑わない』
第4~9話 『VSイマジネーター』
第10~13話 『夜明けのブギーポップ』
第14~18話 『オーバードライブ 歪曲王』
比較的解り易く面白かったのは 『VSイマジネーター』と『夜明けのブギーポップ』でしょうか。恐怖を麻痺させられた偽ブギーポップや、他人の“恐怖”を喰らう精神科医が登場して、各人物の目的が明確な点が没入し易かった。



深い話なのか単純な話なのかも曖昧なくらい理解度が低いのが申し訳ないのですが、ブギーポップの語り調が不思議と痛快で、垢抜けた印象すら持てました。もっと理解を深めたいなと思わせてくれるところに人気の秘密が有るのでは。ただ、作品を通してのメッセージ性の様なものはあまり感じなかったので、飽くまで世界観に酔う為の作品なのかな、と認識しております。
麻薬の様な世界観を紐解くも良し、ひとつひとつの言葉に想いを寄せるのも良し。古き良き本来の“ライトノベル”の本性を垣間見ることが出来る味わい深い作品だった様に思います。

脚本演出作画人物音楽構成
755666


満足度ランク【B】!!

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