該当作品 | 放送期間 | 話数 |
▶ 巌窟王 | '04年10-3月 | 全24話 |
▼ 概要
アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『モンテ・クリスト伯』を原作とするアニメ作品。2005年の東京国際アニメフェアでテレビ部門の優秀作品賞を受賞。
キャッチコピーは『復讐のパンクオペラ』
パリの青年貴族・アルベールは退屈な日常に飽き、刺激を求めて、親友のフランツとともに、月面都市・ルナのカーニバルに参加する。そのころ、ルナの社交界では東方宇宙からやって来た謎の紳士、モンテ・クリスト伯爵の話題でもちきりだった。オペラ座でモンテ・クリスト伯爵の姿を見たアルベールはその存在感に圧倒される。やがて、モンテ・クリスト伯爵との交流を深めていったアルベールは、伯爵の妖しい魅力の虜となっていく・・・。
(wikipediaより引用)
▼ 感想
脚本 | 古典小説を原作としているだけあり、巧妙且つスリリング。 また、原作とは異なる人物設定により、複数の角度から人間模様を楽しめる点が魅力 |
演出 | どこかサイケデリックな印象を受けるこの作品。そういった要素が作中に散りばめられているのかなぁ そして忘れがちなSF設定。ロボ戦闘も迫力ありました |
作画 | テクスチャを多用した斬新な映像表現。貴族の煌びやかな生活を上手く表わしています。美しくて見応えアリ! |
人物 | ひとりひとりの想いが交錯している様が非常に面白い。 特に、破滅するキャラクターの悲しくも滑稽な姿はどれも考えさせられる |
音楽 | OP,ED共にインパクトの強い曲ですね。引き込まれます。 OP曲は作中にも使われ、全話視聴後に真価を発揮します! EDは映像も曲も力強い!水面下で進行する復讐劇の興奮度が増しますね。さぁ次いこう!って感じ |
構成 | 前半1クールは下ごしらえといった感じで、ハラハラウズウズさせられました(笑) 全体的に見ても、よく出来た作品だなぁというのが率直な感想。話運びが上手いよね |
まるで舞台を見ているような感覚でした。(復讐劇というジャンル、群像劇めいた切り替わり、各人物に満遍無くスポットが当たる等、舞台の構成と似ている点が多いのかなぁと)
はじめは伯爵の魅力に惹かれっぱなしだったのですが(笑)。最終的に全てのキャラの魅力に気付くことができて気持ち良かったですわ。バランスの良さは常に感じていましたね。
貴族社会での友情や愛情・・・なかなか触れたことのないジャンルでしたので、新鮮な気持ちで楽しめました。
満足度ランク【A】!!
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