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【総評】 灰と幻想のグリムガル

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---{▼概要}-------
『灰と幻想のグリムガル』は、十文字青による日本のライトノベル。アニメ版はA-1 Picturesが制作、全12話。
---{▼あらすじ}-------
『生きるって、簡単じゃない。』
気が付くと暗闇の中にいたハルヒロは、自分の名前以外を思い出せないことに気がつく。自分と同じ境遇の男女十二人と一緒に暗闇から外へ出ると、そこは全く未知の世界が広がっていた。
---{▼感想}-------

現実と地続きのファンタジー世界で。
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突如として見知らぬ世界「グリムガル」に放り出された主人公たちが、パーティを組んで魔物たちと戦い、日々を生き抜いていくファンタジー冒険譚。本作の肝となるのが、戦闘が泥臭く、主人公たちは雑魚モンスターと戦うだけで精一杯だということ。ファンタジーでありながら非常に現実味のある作品です。

”生きる”を感じ取る
よく揶揄して使われる言葉ではあるが、本作は”雰囲気アニメ”と言える。生活感や緊張感に触れながら、主人公達が自身で決めた道を歩む様を見届ける事が本作の主軸となります。息遣いすら聞こえてきそうな魔物との戦闘シーンや、言葉にしたら薄れてしまう沈痛な気持ちを挿入歌のみで表現した情感たっぷりのシーンなど、琴線を刺激する場面には事欠きません。エネルギーを注いで観たいアニメ、ですね!

・・・余談ですが、挿入歌のみのシーンは非難の的でもありました。残念な事です。無駄を削ぎ落とした”侘寂”に近い演出表現だと私はむしろ称賛したい。”物の哀れ”を美とした日本人なら・・・・解釈を汲み取る力に長けている人なら、この良さがきっとわかると信じたいです。
SNSで実況しながら見ていたり、コメント付きの動画で見ている現代人も多いので、良さに気付けないのは当然と言えば当然か。と、大人げない事を言ってみる(笑)

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”憂い”を帯びた物語
『こんな風景に溶け込みたい』と思わせるような美しい世界観である反面、切ない話運びで、そこがまた愛おしいです。水彩画のような背景美術との相性が凄く良かったですね。
物語と並行して、キャラの成長や関係性の変化がよく描かれてたと思います。個人の活躍よりも、仲間で支えあっている感じが強くて、ヒューマンドラマっぽいファンタジー、と言うと洗練されて聞こえますね。

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メリイもいいけど、ユメが好きでした(*´д`*)
「あんなぁ~、ユメなぁ~・・・」って話がいつまでも終わらない感じ、好き。距離感近いところ、好き。意外としっかりしてて、慰めてくれるとこも、好き。お尻とか太ももがエロい子でした(笑)


とても味のあるアニメでしたー。
最近は、忙しないアニメが多いからさ、もっとこういう落ち着いたアニメが増えればいいよね。

--▼【総評*1行表】----
脚本演出作画人物音楽構成
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満足度ランク【A】!!
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