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【総評】 神霊狩/GHOST HOUND

該当作品放送期間話数
▶ 神霊狩/GHOST HOUND'07年10-4月全22話

▼ 概要

精神医療や脳科学、シャーマニズム等を題材としたProduction I.Gの20周年記念作品。
▼ あらすじ

遥か古来より、この世界“現世”は、別の世界“幽世”と重なり合っていた。
O.B.E.、“体外離脱体験”とも呼ばれる“魂抜け”を行えるようになった少年たちは、“幽世”を彷徨うことで不可思議な現象へと誘われ、常識を超えたものへと触れてゆく。
(wikipediaより引用)
▼ 感想

脚本
(7)
科学とオカルトが混合しており知的好奇心をくすぐられます。
疑問点は残るが、大団円に近い状態で完結するのが好印象。
精神学を扱っているので”ソフトSF”の部類に入るのかな?
演出
(7)
専門用語を多用する一方で、内容自体はとても分かり易い。
心象世界や効果音が良いので退屈しませんでした。
作画
(6)
安定して高い水準を保っています。流石Production I.G。
ただ、いまいちぱっとしないですね。表情も硬い。
人物
(7)
過去にトラウマを持った少年達を精神医学的観点から覗いていく…心理描写はバッチリですね。
方言交じりの会話も含め、声優の演技はお見事。
音楽
(9)
ヘッドホンを着用しての視聴をオススメします。
BGM代わりに様々な効果音・・・というか音響?を巧みに用いた神妙な演出が味わえます。ベースギターやアンプの音も多用してますね。面白いです
構成
(7)
ラストは急な展開で幕を閉じる。また、主人公の姉が死ぬ間際に何を言いたかったのかは謎のまま。
それらのことを除けば、各回の構成は安定しており作品として引き締まっていると思います(^^)

魂抜け、神霊、幽世・・・。娯楽性を排して、ここまで”オカルト”に焦点を当てた作品は稀有ですね。
タイトルは『神霊狩』だけど、ちっとも狩っていないですね(笑)
満足度ランク【BB】!!
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