ここはとある町の小さな稲荷神社。主人公まことは十五代目にあたる跡取りの女の子。現在の神主はお父さんですが、神さまの使いである“神使”の狐・銀太郎の姿が見えるのは、正式な跡取りのまことだけなのです。 ちょっとだけ未来が見えたり、失くしたものを探せたりする不思議な能力を持つ銀太郎ですが、やる気はないし口も悪いです。でも、まこととは気があうのか、まあ仲良くやってるようです。そんな稲荷神社を舞台に、いろんな人たちがふれあう物語。 神さまの杜へ、ようこそ――。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------稲荷神社の跡取り・冴木まこととその家族や友人、周囲の人々。そして神様の使い"神使"(しんし)が暮らすちょっと不思議な日常を描いた物語。
神道の思考概念や作法・慣習について柔らかく描いており、勉強になるのも美点のひとつ。
銀太郎をはじめとする”神使”が数多く登場するが、物語上彼らは人間達を見守っているに過ぎず、露骨に人助けはしない。”ハートフル”と呼ぶ程の物語性は無い。
本作が重点を置いているのは、お涙頂戴的なストーリーよりも、神使が見守るなかでのキャラ間のスキンシップなのでしょう。ゆっくりと時が流れるような、ほんわかとした空気感。安心感というか、平穏の幸せを感じるというか、なんかいいですねぇこういうのも。
家族や友人との交流を描く作品は多々あれど、親戚間までひっくるめたコンテクストまでさり気なく含めている辺り、私が感じた空気感は全くの錯覚という訳でもなさそうだ。
俗っぽい個性が面白がられる昨今のコミック・アニメ業界だが、こういった作品が評価されるのであればそれはそれで面白いですね。
単なるケモナーにも嬉しいアニメ作品でした(笑)
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
4 | 6 | 7 | 5 | 5 | 6 |
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