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【総評】 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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---{▼概要}-------
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、暁佳奈による日本のライトノベル。イラストは高瀬亜貴子が手掛けている。 KAエスマ文庫(京都アニメーション)より2015年12月から刊行された。本編全2巻、外伝1巻。2018年1月、同じく京都アニメーション制作でアニメ化された。全13話。
---{▼あらすじ}-------
4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、自動手記人形(ドール)としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットには、かつて戦場で誰よりも大切な人から聞かされた忘れられない言葉があったが、それを理解できなかった彼女は仕事を通じて人と触れ合いながら、言葉の意味を探す。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------
『“愛してる”を……知りたいのです』

作画の殿堂・京都アニメーションの渾身作。
戦争の道具として育てられた元軍人が、感情を取り戻すまでの成長物語。少しベタなお話ですが、手紙代筆業に携わる、想い人が故人、等の設定が切なくて心温まる良作でした。


『良きドールとは、言葉の中から伝えたい本当の心を掬い上げるもの』

基本的には毎話異なる人物の手紙を代筆していく一話完結方式。徐々にヴァイオレットの感情が豊かになっていく様に、親心にも似た感動を覚えます。
また、瞬間風速が強力な回がいくつかありましたね。個人的に好きな話は、第5話(王女の公開恋文)、第7話(戯曲家の補佐)、第10話(病気の母と娘)。特に第10話は、アニメを見てこんなに涙した事は他に無いんじゃないかと思える程でした。


『――届かなくて良い手紙なんて、ないのですよ』

本作のこだわり抜かれた映像美は最早限界突破しており、どのシーンを切り取っても一枚の絵として完成している。その上、キャラの表情や四肢の動きで感情を表現したり、カメラを絞る&揺らす等の撮影的な演出も加わって、視覚から得られる情報量は非常に多い。
それ故に、BBSやSNSでは「映像が凄すぎて内容が頭に入ってこない」「作画だけカロリーが高過ぎて演出と噛み合わない」「美術ばかり凝ってて話の面白くない映画を観てるような感覚」などと揶揄されていましたね(^^;)
まぁ、鼻につく感じはわからないでもないですが……。でも事実、私は毎回感動して見てました。

『私は今……“愛してる”を、少しは分かるのです』

どちらかと言うと、気になったのは演出かな~。
切ないお話ですので、心の機微を意識したさりげなさも必要だった様に思います。濃い味というか……常に強めにグイグイ攻めてくる演出だったので少しクドかった。エンタメ性を磨き続けてきた京アニならではの代価、といったところでしょうか。単純に私の好みに合わなかっただけかも。

好み、で思い出したのですが……京アニ作品の主題歌・挿入歌は毎回趣味が合わないんだよなぁ~。と、ま~た余計な事を言っていくゥ~!(^A^;)

新作ってのはお馴染みの映画化ですかね??

--▼【総評*1行表】----
脚本演出作画人物音楽構成
8610666
満足度ランク【AA】!!
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