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【総評】 中間管理録トネガワ

該当作品放送期間話数
▶ 中間管理録トネガワ'18年7-12月全24話

▼ 概要

『中間管理録トネガワ』は、原作:萩原天晴・漫画:橋本智広、三好智樹・協力:福本伸行による日本の漫画。福本伸行の作品『賭博黙示録カイジ』の登場人物の1人・利根川幸雄を主人公としたスピンオフ作品。アニメ版のナレーションは川平慈英。原典『逆境無頼カイジ』から利根川をはじめとするキャラクターの一部は声優が変更されている。第14話からは『1日外出録ハンチョウ』がテレビアニメ化され、一部話数に挿入される形式で放送された。

▼ あらすじ

消費者金融を主体とする日本最大級のコンツェルン、帝愛グループの兵藤会長の退屈を紛らわす余興を企画するため、最高幹部の利根川は部下の11人の黒服を集め「チーム利根川」を結成。会長の横やり、部下からの信用失墜の危機、病気、部下の失態、計算外のアクシデントに悩みながらも、プロジェクト遂行へ向け奮闘してゆく。
(wikipediaより引用)
▼ 感想

悪魔的スピンオフ、アニメ化…!!


カイジ・トネガワ・ハンチョウ、どれも原作大好きです。
『中間管理録トネガワ』では、カイジ本編では敵対する帝愛のトップエリートとして登場する利根川先生を主役に置き、上司と部下に挟まれて苦悩する中間管理職の悲哀をコミカルに描いている。真面目で重量感のあるナレーションとスリルのある作風をそのまま維持している……にも拘わらず、間の抜けた展開となるシュールさがクスリと笑える、そんなギャグ作品ですね。
一方このアニメでは、漫画ともカイジアニメとも異なる方向性の演出が施されており、まさに“ズレた大砲”……!! ナレーターは従来の立木文彦ではなく川平慈英を起用し、アホっぽさを強調。POPなテロップやHOPな音響でライトな作風に。その軽すぎるテンションは“悪ノリ”と形容するに相応しく、一話につき3・4回は真顔にさせられる度合いで鼻に付きました。が、それを踏まえてもクッソ面白い!! と思えるのは、原作の脚本力たるや素晴らしいです。当たり前ですが、カイジの世界観を知っていて、会社勤めの経験があればなおさら面白く感じるはず。



同枠と謂えどハンチョウもアニメ化した事が本当に嬉しかった。原作ではハンチョウ=大槻は利根川と比べると足元にも及ばない小悪党なのですが、本作ではグルメや小旅行を心置きなく楽しむ手練者として描かれています。そんな彼の言動には目を見張るものが多く、笑いと共に便益をもたらしてくれる。スピンオフという枠組みに捉えるならトネガワの方が正統派ではありますが、単純な面白さならばハンチョウの方が抜きん出ている気がします(個人的意見)。



2クール、退屈せずに見れるアニメでした。
漫画の続きも面白いのでおすすめ。
あとは、そろそろカイジアニメの続編も待ち遠しいところ。

脚本演出作画人物音楽構成
837856


満足度ランク【A】!!
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