『宝石の国』は、市川春子による日本の漫画。講談社『月刊アフタヌーン』より連載。2013年に単行本第1巻発売され、同年末発表の「このマンガがすごい! 2014年」オトコ編第10位に入っている。アニメ版は2017年、オレンジより制作。全12話。
---{▼あらすじ}-------
「古代」といわれるほどの過去に「にんげん」が存在したと伝えられる遠い未来の世界。遠い昔に6度の流星飛来のために海中に没した地上の生物の中から、「微小生物」に食われて無機物となり、長い年月を経て、宝石の体を持つ人型の生物が生まれていた。28人の宝石たちは、自身を装飾品にしようと来襲する月人との戦いを繰り返しながら、長い時間を寄り添って暮らしていた。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------遠い未来、僕らは「宝石」になった──
▶ 風変わりな世界観が◎
主人公たちが人型の宝石生物……!?もうそれだけで興味を掻き立てられるファンタジー作品だ。身体が脆いために弊害が伴ったり、性別が無いため中性的な立ち振る舞いだったりと、日々の営みを見ているだけでも面白い。
そして、対立する月人とは一体何者なのか……という謎に真価を見出すも良し、バトルに熱くなるも良し、主人公の成長を楽しむも良し、仲間たちとの友情物語に心動かされるも良し。実に、至れり尽くせりな作品です。
▶ 無機物だから3DCGで最適!
輝く体や波打つ液体など、3DCGの恩恵を受けやすい要素が多く、そもそも無機質感は大いにウェルカムな設定なだけに、理想的なアニメ化と言えます。……実際アニメを見た後に原作を買って読んでみると、アニメの演出の良さに気付かされます。原作の方もサクサク読めるようになったので、アニメ作品としても原作の販促としても大成功なのでは。
▶ 台詞回しもいちいち面白いw
舞台劇の様なテンポの良い会話が特徴的な作品だと思います。声優さんのキャラ作りというか喋り方も色々味付けされていて面白すぎます。中でも主人公・フォス(CV:黒沢ともよ)はキャラが立ってましたねー、最高!
第2期もそのうち発表されそうですが、待てないので原作読みますヽ(´▽`)/
< --- ▽ここから下はネタバレあり▽ --- >
▶ シンシャに新しい(楽しい)仕事を探してあげたいフォス。二人の関係がものすご~くハートフルで、いいなぁと(´▽`)。
▶ ニンゲンは魂(月人)と肉(アドミラビリス)と骨(宝石)に分かれたという裏設定。SF好きには堪らない!
▶ “先生”が月人と通じている?深まる謎。今後の展開が気になります。宝石たちの平穏が崩れる方向に向かう気がしてなりません。
▶ 最大の見所=フォスの変わり様、ですよね。覚醒して強くなったけれど、手放しでは喜べない悲しい事情がありました。第12話のエピローグ「根拠なく明るい予感に甘えられてたのが不思議で、あの頃の自分が羨ましい」。フォスの切なくて辛い成長が、ただただ尾を引きます。
(評価は暫定です。続編の有無で変化すると思われます)
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 7 |
Comment
こんばんは、コピペで失礼いたします
年末年始の企画をまた今回も開催しましたのでお誘いに伺いました
お忙しい時期に申し訳ありませんがお時間がありましたらぜひご参加ください!
よろしくお願いいたします