該当作品 | 放送期間 | 話数 |
▶ やがて君になる | '18年10-12月 | 全13話 |
『やがて君になる』(やがてきみになる)は、仲谷鳰による日本の漫画。略称は『やが君』。誰のことも特別に思えない少女と、自分自身のことが嫌いなために他人からの好意を受け入れられない少女の2人を軸とした百合漫画である。
遠見東高校の1年生・小糸侑は、誰かを特別に思う気持ちが理解できない、という悩みを抱えていた。1学期のある日、侑は生徒会役員の七海燈子と知り合う。侑は、燈子が多くの生徒から告白され、そのいずれにも心を動かされたことがないと知り、彼女に悩みを打ち明ける。しかし、直後、侑は燈子から告白される。侑は燈子の告白に戸惑うが、その後、燈子を助けたいという思いを抱くようになり、生徒会に加わる。
少女漫画もラブソングの歌詞も私にはキラキラと眩しくて
でもどうしても届かなくて
意味なら辞書を引かなくても分かるけど
私のものになってはくれない
好きを知らない少女が出会う、一筋縄ではいかない…女子同士の恋愛。
甘美な百合作品ではありますがそれだけでなく、文学的なモノローグも多く、心の機微を繊細に描いていて非常に素晴らしい作品でした。
作中で何度も使われる“特別”というキーワード。特別な気持ちを知りたい……特別な誰かになりたい……そんな“特別”を追い求める心情が実に高校生らしく、物語全体を引き締める良いアクセントになっています。
登場人物たちの瑞々しい想いをただただなぞる様なアニメ演出で、視聴しながら彼女たちの心を汲み取ることが出来ます。恋をする理由と、心を押し殺す理由付けがしっかりされており、恋愛の疑似体験として捉える事も容易。外野から眺めてニヤニヤできる“百合”も良いものですが、本作のような切なくて不如意な恋愛模様を真っ直ぐに描く事が出来るのも“百合”の良いところですね。
気持ちの整理を繰り返し、ようやく心の解放へと走り出した第12話でしたが、第13話(最終話)で肝心の結末には辿り着かずに閉幕。原作との都合があったのでしょうか? 続きは漫画で楽しみたいと思います。
全体的に脚本構成も良く、“生徒会劇”まで描くものだと思い込んでいただけに少々残念。完全燃焼していたならばSSランク級の名作だと思います。それ程に素晴らしかった。
#やが君 第2話。一応進展はしつつも、主人公側が関係を拒絶する展開に。「(ズルい……七海先輩は私と同じだと思ったのに…)」。モノローグ多めで機微がかなり解り易いですね。小糸の心が揺れ動かない&筋が通っている点がリアル且つ鮮烈。やはり 即落ちレズ<<<百合 だなぁ。 pic.twitter.com/qwciyrRfS8
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年10月19日
#やが君 第3話。小糸さん男前ェ…(*´Д`) 特別を演じている七海。知らずのうちに素顔を許容していた小糸。開始から一貫して“特別”がキーワードになっている点が、物語の良いアクセントになっていますね。今更ですが「特別とは何か」というテーマは年相応でよく出来ていると思った。百合とか関係なく。 pic.twitter.com/xzI83OMBgO
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年10月23日
#やが君 第4話。槙くんのナチュラルにやべーやつ感ww 傍観者スタイルの男子に関係がバレる百合作品……切り口が凄いなあ! いつも見る前は真剣に見なきゃって身構えるんだけど、毎回グイグイ引き込んでくれるから本当楽しいなこのアニメ。 pic.twitter.com/0yqe13kU1W
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年10月27日
#やが君 6話。七海「皆の前で特別でいることはやめられない」。好きになりたい(特別を知りたい)と、好きにならないで(特別を知らない貴女が特別)。好意の矢印は七海→小糸なんだけど、進展を求める矢印は小糸→七海なんですよね。歪な関係性、百合の真骨頂ですね。 pic.twitter.com/EnIGaEyZaf
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年11月10日
#やが君 第7話。「そのままでいてほしい」という気持ちを、6話では残酷に、7話では善策として描く構成に思わず唸らされる。気持ちのすれ違いがある小糸🔁燈子とは違い、不変を求める燈子↔️沙弥香はその点両想いであり、成熟した関係性だ。この回は起承転結の“承”。後の展開を際立たせてくれそうです。 pic.twitter.com/qGOrTHgSKX
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年11月18日
#やが君 8話。自ら踏み込んだら即アウトな小糸&沙弥香。劇をやり遂げたら燈子は演技することから解放されるのか、そんな日が来たらどうなるのか。雁字搦めな3人が行き着く先は……?助走がつき始めた物語。マリみて級に手が届きそうな予感……(個人的予測) pic.twitter.com/ReMKSTnQoy
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年11月24日
#やが君 9話。『心臓の音がする。私のじゃない、先輩の音だ。だってこれじゃ速すぎるから…』。恋に落ちる音と心を押し殺す音が聞こえてくる様な回でした。寂しくない、特別なんかじゃないと自分に言い聞かせる侑は、キスの合間に燈子の袖下へ手を伸ばした事に気付いていないのでしょうか……切ない。 pic.twitter.com/ozGL4FhghW
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年12月2日
#やが君 10話。願い事はあるはずだけど…言えるわけがない。侑は恋心に自覚はある様子。“特別”を知るよりも、燈子との関係を優先したのですね…執着の矛先がゆらりと変わっていく描写が自然で溜息が出ます。劇の脚本が凄い?凄いのはお前(本編)の脚本じゃい!そしてCパート…やっぱりそっちかー! pic.twitter.com/bPhxPuEsKR
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年12月8日
#やが君 11話。「君の方が立派に生徒会長してるよ」。姉の代わりを演じれば特別になれる……はずが、姉は完璧な生徒会長ではなかった。特別を見失った燈子は完璧を演じ続けるのでしょうか。三人の関係はどうなるのでしょうか。特別って何なのでしょうか。残り2話……見届けずにはいられませんッ。 pic.twitter.com/FiboCf5PZ3
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年12月15日
#やがて君になる 12話。<先輩だって私の××なもののこと嫌いって言わないでよ><傲慢でも我儘でも、それでもあの人を変えたい>過去を基準にした結末でなく、今の意志で答えを出さなきゃいけない。劇を、そして燈子を変えるべく走り出す侑。夏の夜の青春爆走!そうだ!それが“特別”だァアアア!! pic.twitter.com/KSRL7ChAHO
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年12月28日
#やが君 13話(終)。<先輩…そろそろ乗り換えですよ…> まさかのデート回!まさかの寸止め…!こここここれ原作ではどう続くの?あと1話で綺麗に終わらないの?うぐぐ…… 続きは漫画で楽しみたいと思いますッ!…ッ!……ッ……ッッ!!!不完全燃焼だけど最高の百合アニメだったッ!!! pic.twitter.com/IfzfzQ813P
— ぶっきら (@bukki_ra) 2018年12月29日
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
10 | 8 | 8 | 9 | 6 | 8 |
満足度ランク【S】!!
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