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この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 感想

おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆
タイトルこの世の果てで恋を唄う少女YU-NO
公式ジャンルSF AVG
フィーリング感動 知的
メーカーelf
脚本家菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ)
発売日1996年12月26日
主人公素行の悪い、歴史学者の息子
ストーリー
★★★★★★★★★☆
文章表現
★★★★★★★☆☆☆
キャラクター
★★★★★★★☆☆☆
読み易さ
★★★★★☆☆☆☆☆
CG
★★★★★★☆☆☆☆
サウンド
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ゲーム性
★★★★★★★★☆☆
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆

---{▼概要}-------
菅野ひろゆき(当時のペンネームは剣乃ゆきひろ)が企画・脚本・ゲームデザイン・総合プロデュースを担当し、エルフにて開発販売したSFアドベンチャーゲームである。
無数に存在すると言われる並列世界を渡り歩き、隠された謎を解くことがゲームの目的である。発売から20年近くが経った今日でも、しばしば「アダルトゲームの最高傑作」として名前が挙がる。特に名高いのがA.D.M.S(アダムス、オート分岐マッピング・システム)と呼ばれる、分岐した並列世界をマップにして視覚的にわかりやすくし、探索を助けるためのシステムである。

PC-98版(18禁)、セガサターン版(推奨年齢18歳以上)、Windows版(18禁)がある。アダルトアニメ化、漫画化、小説化もなされた。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------
エロゲ最高峰との評価に惹かれ、セガサターン版をプレイしました。
並列世界を渡り歩き、隠された謎を解くという今でこそ使い古されたSF設定ですが、何と言っても本作の魅力は物理・数学・哲学・歴史・宗教の知識を元に作られた独特の世界観でした。探究心を掻き立てるシステムとシナリオは、100%クリアを目指したがる当時のゲーマーにとって、おあつらえ向きのゲームだったのでしょう。

内容的にも、月並みなループ系作品とは文字通り次元が違う。
まずタイム・パラドックスの概念からして違う。
本作は『時は可逆、歴史は不可逆』なのだ。まさにSFの世界に一石を投じた作品・・・と言うと大袈裟ですね(^_^;)しかし、この手の話が好きな人でも目からウロコな内容かも知れませんよ。

概要にも記載しましたが『A.D.M.S』と呼ばれる分岐補助システムが特徴的。
A.D.M.Sは、自分がどう分岐して進んできたかをマップで表示できるシステム。分岐の前にアイテムを置いてくる事で、後でその時間軸に戻ることが出来るのです。
(他エロゲの様にセーブデータを量産出来ないし、する必要がない)

実はこのシステムこそが物語の要。
システムとシナリオが互いに補完し合っている点がいいんだよなぁ。プレイヤーがゲームとの一体感を感じるであろう夢のある斬新な手法!!素晴らしいです。
yu-no448
また、プレイする上で基本となる探索システムも特徴的。
これは、マウスポインタで画面をクリックし探索や移動先を行うもので、いちいち謎解きをするハメになる。少々面倒だが、これもプレイする醍醐味の一つ。ピンポイントでクリックしないと先に進めなかったり、女性キャラとの会話中におっぱいを凝視して怒られることも可能だ(笑)

途中で飽きる内容ではないのですが、最終ルートまで辿り着けずに積む恐れがあります(パズルが難解、分岐条件がシビア等から)。
攻略本・攻略サイト必至です。

感想というより、解説チックな記事になってしまった。
余談ですが、澪ルートが一番面白くて達成感があったなぁ。
mio160
あ^ー 澪ちゃん可愛いんじゃ^ー

様々な学問の見地から分析した”世界”についての論文、の様なエロゲ。
成程、「アダルトゲームの最高傑作」・・・か。
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