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【総評】 十二国記

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該当作品放送期間話数
▶ 十二国記'02年4月-全45話

▼ 概要

『十二国記』(じゅうにこくき)は、1991年から刊行された小野不由美の一連の小説作品群の呼称。古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー作品である。文庫本の売り上げは、シリーズ累計750万部以上。尚、2013年現時点でも未だ完結していない。
2002年にNHKでテレビアニメ化されている。
▼ あらすじ

日本で生まれ育った普通の女子高生・中嶋陽子は、ただ日ごとに進んでいく『夢』を見続けどこか不安な毎日を送っていた。そんな陽子の前に突然「ケイキ」と名のる金髪の青年が現れる。ケイキは陽子を、「主」と呼び、どこかに連れて行こうとする。抵抗することもできず、海にできた巨大な光の渦をくぐりぬけ、陽子が辿りついたのは見たこともない世界であった―――
(wikipediaより引用)
▼ 感想

異世界で見つめる己の姿。
作者の小野不由美さんは『屍鬼』等も執筆されている方ですね。俄然人気はこちらの作品の方が上の様です。

絶対王政が確立した古代中国を思わせるハイファンタジーな世界観。
差別を受けながら国を知り、己を見つめ、王へと成長していく主人公・中嶋陽子が魅力的!!(タイトルの通り、複数の舞台(国)が切り替わるため陽子だけが主人公ではありませんが。)
"国"の流れに合わせたストーリー構成からNHKらしい丁寧な印象を受けました。

陽子の同級生である杉本や浅野の心理描写も良かった。
この二人が異世界に連れてこられる展開はアニメオリジナルだそうです。お見事。

残念な点を挙げるなら、
・描いている国数が少なく、タイトル負けしている点
・各国の話が然程絡み合っていない点
・原作同様未完であり、尻切れ蜻蛉状態な点
脚本演出作画人物音楽構成
775787
一話一話の内容が濃く、世界観が美しく、落ち着いたアニメであることから、飽きる事無く完走できました!!
満足度ランク【AA】!!
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