『けものフレンズ』は、けものフレンズプロジェクトによる日本のメディアミックス作品。萌え擬人化された野生動物たちが集まる架空の動物園・「ジャパリパーク」を舞台にしており、「人間が動物の外見をしている」のではなく一貫して「動物が人間の外見をしているもの」として描かれている。
2015年3月にスマホゲーム化、同年7月にコミック化されるも、テレビアニメ化する2017年1月までにどちらも終了している。
アニメ版は3DCGアニメーション作品として制作され、オリジナルストーリーに加えキャスティングもゲーム版からほぼ一新されている。ヤオヨロズ制作、全12話。
---{▼あらすじ}-------
「ジャパリパーク」の「さばんなちほー」に暮らすサーバルは、突然彼女の縄張りに現れた迷子と出会う。しかし迷子が記憶もなく自分が何者かも判らない状態であることから、サーバルは前日の噴火で発生したサンドスターにより生まれた「フレンズ」かもしれないと言い、迷子の持ち物からかばんと名付ける。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------ようこそ ジャパリパークへ!
放送開始直後は閑古鳥が鳴き、それどころか第1話の開始2分で見限った人は数知れず・・・何を隠そう、私もその内の一人でした。何時しか「これは面白い」と評判になり、私が視聴に戻った時には既に千客万来!滅多にない爆発的人気を博した『けものフレンズ』。これ程までに面白くハマるアニメだったとは予想出来ませんでした。
明らかに低予算で雑なCG、お子様向けとも思える易しすぎる会話・・・。しかし視聴を続けるに連れて、その魅力的な“二つの世界観”に心を奪われる事になると思います。
▶ 童心に返れる優しい世界観
すごーい!たーのしー!等の易しい会話で紡ぐ“フレンズ”との絆。出会いと別れを繰り返すその旅路は、何処に行っても心温まる・・・そんな安心感が付き添います。『かばんちゃんとサーバルちゃんの冒険がいつまでも続けばいいのに』、そんな風に思えた時は貴方もフレンズの一員です。
▶ 深読みしたくなる世界観
もう一方で、セルリアンという敵の存在や『異変』『全滅』等の不穏なワード、廃墟と解釈できるジャパリパークの様子等々、見え隠れするディストピアな雰囲気が漂います。これが続きが気になる良いアクセントになっていて、考察も捗るしクセになる、という塩梅なんですね。実際に考察スレも盛り上がっていました。
< --- ▽ここから下はネタバレあり▽ --- >
うみゃー!熱狂的に楽しめる良いアニメでした!
かばんちゃんとサーバルちゃんの仲が凄く眩しくて、なんだか素敵なお話だった様にも感じてしまいます。
終盤は中々鬼気迫る展開でした。かばんちゃんが身を呈してサーバルちゃんを助ける一連のシーンは鳥肌モノでしたねぇ・・・。そしてやはり、冒険の途中で助けた仲間たちが主人公の危機に駆けつける展開というのは燃えます!
最後も、かばんちゃんとサーバルちゃんがお別れしなくて良かった~と安堵しました。ジャパリパークで暮らしていくENDも匂わせつつ、やっぱり旅は終わらない!う~ん・・・王道と言えば王道ですが「よく大団円にしてくれた」という気持ちの方が大きいですね!
一見雑に思えるCGでしたが、もうサーバルちゃんの顔が見れないとなると名残惜しいですねぇ。目が近いあの絶妙なアホ面が可愛すぎる。ゲームアプリ版より愛着が湧いてしまった。
それにしても、ミライさんと一緒にいたもう一人のサーバルちゃんは一体何者だったのでしょうね。過去のサーバルちゃんなのだとしたら、何故記憶を失っているのか。結局明かされずじまいでした。
最終話のかばんちゃんの指が黒く変色していたのも???。
たつき監督は謎を残すのが得意なフレンズなんだね!
早くおかわりをよこすのです
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
7 | 5 | 3 | 8 | 7 | 8 |
Comment