『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』は、太田紫織による日本のミステリ小説。アニメ版はTROYCAが制作、全12話。
---{▼あらすじ}-------
北海道・旭川市に住む高校生・館脇正太郎は、良家のお嬢様にして『骨』を愛してやまない標本士の女性・九条櫻子とある切っ掛けで交流を持つようになる。その先々で様々な人の死に絡む事件に遭遇する事となり、検視官としての技能を持つ櫻子の推理に付き合う事となるが、やがて不可解な殺人事件の背後に潜む教唆犯・花房の影が見え隠れしてゆく。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------「さあ、謎を解こうじゃないか」
ミステリーではありますが、推理ではなく鑑識に価値を置いた作品ですね。また、骨(死体)を題材にしている点から”死”に因んだエピソードが多いです。何故死んだのか、死ぬ直前はどのような状況・心情だったのか。単に事件を映すのではなく、人となりを見る作風。題材が好みで、中々見応えがありました。
演出や音楽・音響、作画がお見事。贅沢を言うならもう少しお話に骨が欲しかったか。どのエピソードも登場人物の思考回路が色々面倒くさい傾向にあり、ヒステリーを起こす事もしばしば。感情移入出来ない点も物足りなさの一因に思えます。
ただそれを補うだけの魅力的な雰囲気がこのアニメにはありました。やはり演出・音響・作画が外骨格となって作品全体を支えていたのが大きいですよね。
正直、第2話の迷子幼女の回&第3話の山登りおばあちゃんの回がピークで、それ以降は「うーん・・・?」という感じでした。勿論個人的な見解です。
それにしても櫻子さんはクール&ミステリアスでたまらないですねー。少年相手にときどき手綱を握られるのもまた良い・・・。おねショタですか?おねショタですね?
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
6 | 7 | 8 | 5 | 7 | 5 |
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