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【総評】 機動戦艦ナデシコ

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該当作品放送期間話数
▶ 機動戦艦ナデシコ'96年10月-全26話

▼ 概要

宇宙及び宇宙戦艦を主要な舞台としてリアルロボットが活躍するSFアニメでありながら、ラブコメディー要素も取り入れた作品。作品の起点としては、「ある意味ベタな、普通にマニアックな作品」となっている。2006年には文化庁メディア芸術祭10周年を記念して行われた「日本のメディア芸術100選」のアニメ部門で46位に選出された。
(wikipediaより引用)
▼ 感想

脚本
(7)
突き抜けた明るいテンション
布石の打ち方も見事で、設定も少々難解。さり気なく重いテーマが込められていたりするのだが、持ち味である軽すぎるノリで緩和され、不快指数は低い。
『ゲキガンガー』を通して、正義とは何かと苦悩する点が◎。
従来のロボット作品へのアンチテーゼ的なものも感じます。

物語自体は謎を詳しく描かぬままに終了。
心情描写の掘り下げがイマイチ。インパクト重視。

劇場版は至ってシリアス。ルリルリの成長が眩しい(笑)
演出
(8)
・90年代独特の軽すぎるノリがクセになる。
・『ゲキガンガー』を通して熱血アニメの良さもわかる。
・コミカル故に漂うB級感がまた心地良い。
作画
(6)
時代を感じてしまいがちだが、当時としては上質。
美しさより熱さが前面に出たデザイン。
人物
(7)
特別な見せ場が無くとも愛着が沸く「バカばっか」。
個人的に、ユリカやルリルリよりスバルが好きでした(笑)
ガイを神聖視するアキトの心情が胸に刺さる。
音楽
(6)
OP曲「YOU GET TO BURNING」が◎。
構成
(5)
一作品として纏まっていたかは微妙だが、
独自のテンポと一貫性があり、賑やかで楽しかった。

脂っこい勢いがたまらない作品でした。
満足度ランク【BB】!!
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