21世紀初頭、人類は温暖化の影響により地上での版図を大きく失った。そこへ突然、世界各地へ霧と共に謎の超兵器を搭載した第二次世界大戦時の軍艦群が出現。意思を持ち、“霧の艦隊”と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失って海上に出られなくなった。17年後、士官候補生の千早群像とその仲間達は、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗り込んで、その艦のメンタルモデルであるイオナと共に“霧の艦隊”と戦う。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------戦艦 vs 戦艦 !! SF海洋戦記!!
艦艇は第二次世界大戦期までに製造された戦闘艦を模した物が多い。そしてそれぞれに人体を模したユニット”メンタルモデル”がある。いわゆる擬人化ですね。
全編フル3DCGという意欲作!!
3DCGもここまで来たか・・・!動きも質感も柔らかく、”アニメ”としてしっかりと成立している点がグッド。
ストーリー性、世界観・設定、戦闘の目的・ロマン等の肉付けが物足りず、イマイチ感情移入しにくい。
ただ、演出の良さが際立っており、見所が多々あります。
例えば・・・
①戦艦同士の対話・・・戦闘最中でも対話を行うシーンがある。
口論する場ではなく、複数の角度から
各キャラの”顔”を垣間見る事が出来る。
②戦闘描写の起伏・・・単なる映像美を魅せるだけのシーンを長々と
映したりはせず、テンポが丁寧です。
私は3DCGに関して、えも言われぬ早送り感を
感じるケースが多かったのですが、本作は
それがありませんでした。見やすい!
③戦闘後の小休止・・・バトル後はギャグや萌えを挟む訳ですが、
3DCGだけあって動きで楽しませてくれます。
ふざけて雑味を出すところが好印象。
戦艦オタクじゃなくても面白かったです。
『3DCGアニメの魅力』を示した良作だ。
キリシマさん好きやったが最後までキリクマさんやった(゚д゚)
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
3 | 7 | 8 | 6 | 6 | 6 |
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