『甘々と稲妻』(あまあまといなづま)は、雨隠ギドによる日本の漫画作品。『good!アフタヌーン』(講談社)にて2013年3月号より連載中。『このマンガがすごい!2014』オトコ編で8位を獲得。アニメ版はTMS/3xCube制作。全12話。
---{▼あらすじ}-------
半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼稚園に通っている幼い娘つむぎを育てていたが、料理がほとんどできないため、出来合いの食事や外食ばかりの日々を送っていた。ある日、つむぎと出かけたお花見で、母にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う。
(wikipediaより)
---{▼感想 ※批判注意}-------『たべるとこ みてて!』
父娘と女子高生が紡ぐ料理と育児のハートフルストーリー。食育の大切さ・父子家庭が抱える問題・親子愛 等を主軸に置いた切なくて優しい物語、といったところでしょうか。つむぎちゃんの可愛さが目立つ作品ですよね。
親子愛を描く作品は本来大好物なのですが・・・
ごめんなさい、色々と不満な点がありました。
▶ 全体的に不自然さが目立つ
荒唐無稽とまでは言いませんが、ストーリーに脈絡が無い様に思います。描きたい場面の為に整合性を蔑ろにしている、そんな気がしてなりません。育児や料理という繊細な題材に於いてリアリティが無いのは致命的なのでは・・・?
▶ キャラが好きになれませんでした
心理描写が不足気味なのか、”思慮の足りない父親と手に負えない子供”という図式が出来上がってしまって、可愛さよりも不快感が勝ってしまいました。子供は憎たらしいくらいが良いのかも知れませんが、主人公は良い父親ではないでしょう。教師としてもどうだろうか。
▶ アニメは やや改悪気味
原作の細かい描写をカットしていて、非現実味が増してます。
(白米を食べるシーンで、漬物もあるという描写をカット。
ドーナツを揚げるシーンで、油で火傷しないように避難する描写をカット 等)
原作知らずとも違和感を覚えるほどですから、それはやっぱり”おかしい”のですよ。
▶ 料理が然程美味しそうじゃない…
グルメを主題にしたアニメとは思えない料理作画・・・。作画崩壊してるわけではないですが、飯テロとは言い難い。画力も足りないですが、料理を美味しく魅せるアングル等も意識されていない様で残念。
揚げ足を取る様な感想になってしまい申し訳ないです。
助け舟を出す訳ではないですが、BGMはハートフルなものが多くて良かった印象。目くじらを立てずに視聴すれば感動するシーンもあったのかな。私の見方も一律とは言い難いですので、今回は厳しく見過ぎたかも。反省します。
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
3 | 4 | 4 | 4 | 6 | 4 |
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