該当作品 | 放送期間 | 話数 |
▶ 灰羽連盟 | '02年10-12月 | 全13話 |
---▼(あらすじ)-------
背中に飛べない灰色の羽を持つ「灰羽」。彼女達はそれぞれ"夢"を見て目覚める。空を落ちる夢を見た少女は「ラッカ」と名付けられた。
円形の壁に囲まれたグリの街、灰羽の暮らすオールドホーム、そこでの仲間たちとの穏やかな日々。戸惑いながらも少しずつその生活に馴染んでいくラッカ。しかしやがて、短い夏の終わりに1つの別れが訪れる。
---▼(概要)---------
登場人物たちの深い心理描写、独特の不思議な世界観、セピア調の抑えた色彩、美しく雰囲気のある背景、透明感あふれる音楽などのほか、精神的なテーマを扱い、悲しく重い内容を含みながらも、これらのバランスが良質な作品となっている。
(wikipediaより)
---▼(感想)-----
設定や世界観が謎めいた作品ですね。その謎は解明されぬまま終わるのですが、それは特に問題ではない。描いているのは、そんな世界観の中で 自分や仲間を見つめながら穏やかに暮らす灰羽達の姿。どこか淋しくも優しい雰囲気。「こんな世界があるんだなぁ」と思うことが実は一番大事なこと。
さて、この物語の設定について私なりの考察を書いていきます。
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通説となっていますが、恐らく"煉獄"を描いた話なんでしょうね。
挿入歌等もキリスト教関連ですし、間違いないでしょう。
つまり、灰羽達は死んでしまった人間で、天国に行くには浄化される必要のある者たち。
壁を越える=天国へ行く
夢=死因
罪憑きの灰羽=自殺者 という説が正しいと私は思います。
気にかかる点は、ラッカを救い導いた"カラス"の存在。親だとか恋人という説が多いですが、個人的には同性の友人かなぁと勝手に想像しています。その友人は命を張るような思いで、ラッカが天国に行けるように祈ってくれたのでしょう。
良い話ですねー。墓まで持っていきたくなるアニメだ。
思ったことはwikiの文と同様です。芸術作品に近い作品だった。
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
7 | 7 | 5 | 6 | 6 | 7 |
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